リメイクかと思いきや完全新作でファンを沸かせた『ひぐらしのなく頃に業』。
その展開は、視聴者たちをいい意味で裏切るもので目が離せません。そしてやはり『ひぐらし』の醍醐味といえば考察!
旧作である『ひぐらしのなく頃に』と『ひぐらしのなく頃に解』の大まかな解説、何より旧とは異なる黒幕やこれからの展開を徹底考察します!

ひぐらしのなく頃にの一連の流れがすごい
また、過去のひぐらしのなく頃にシリーズの伏線・考察に関してはひぐらしのなく頃にシリーズの謎・伏線・考察ネタバレで詳しくまとめているので、こちらも合わせて読んでみて下さい。
▶︎ ひぐらしのなく頃にシリーズの謎・伏線・考察ネタバレまとめ
これまでのひぐらしのなく頃に業

出典:「ひぐらしのなく頃に 業」公式HP
筆者が書いている時点(11月22日)で「鬼騙し編」と「綿騙し編」が完結しました。
その内容は「騙し」にふさわしく視聴者を驚かせる展開。つまり「鬼隠し編と思いきや」、「綿流し編と思いきや」という構成のシナリオになっているわけです。そして騙されるのは視聴者だけではありません。
そう、この『ひぐらしのなく頃に』という物語の真の主人公である古手梨花も騙される対象です。実際、「鬼騙し編」では梨花はこの世界を鬼隠しのカケラと解釈し圭一をフォロー。「綿騙し編」では従来の綿流しのカケラと違うことは理解していたものの、すでに惨劇は始まったと認識し半ば投げやりな態度を圭一に見せました。視聴者のみならず物語の登場人物である梨花をも騙す『業』の世界、これからどのように展開するのでしょう。

騙しに騙しを重ねて余計に物語がややこしくなっているね
ひぐらしのなく頃にネタバレおさらい
では本来のひぐらしの世界についておさらいしてみましょう。
まず必須知識となるのは「雛見沢症候群」というワード。「雛見沢症候群」とはその名の通り、雛見沢村の住人のみに確認される風土病。その病状とは、「雛見沢を離れる、あるいは過度のストレスにより発症し、疑心暗鬼に囚われ被害妄想を生み出し、攻撃的になった上に末期になると首を掻きむしって自死する」というものです。
お察しの通り、無印でも業でも、キャラクターの誰かがこの病を発症し、惨劇を引き起こすのです。そしてひぐらしの真の主人公とされる古手梨花について。
彼女は昭和58年の6月に必ず死ぬという運命を背負っており、その死を回避するために己の先祖であり「オヤシロ様」である羽入の力を借りて昭和58年6月を繰り返していました。
そんな梨花の努力は実り、「祭囃し編」で死を回避したはずだったのですが……。

雛見沢症候群という風土病がキーポイントになっているんだね
雛見沢症候群について詳しく知りたい方はひぐらしのなく頃にシリーズの雛見沢症候群はどういう病気?をご覧ください。
無印版の黒幕、鷹野と「入江機関」について
梨花を無限の死のループに閉じ込めていた黒幕の正体は、『業』にも登場した村唯一の診療所に看護師として勤める女性、鷹野三四。実は彼女の勤める診療所とは、雛見沢症候群を研究する組織、「入江機関」でした。
入江機関の関係者についておさらいしましょう。

もしかしたら入江機関が風土病を研究のために広めた可能性が高いね
入江京介

出典:「ひぐらしのなく頃に 業」公式HP
表向きは入江診療所の所長、その正体は「入江機関」のトップ。雛見沢症候群の解明、よりかは治療方法を模索している。村で迫害されている北条悟史、北条沙都子兄妹を気にかけている。
鷹野三四

出典:「ひぐらしのなく頃に 業」公式HP
本名、田無美代子。無印版の黒幕であり、「オヤシロ様の祟り」にもいくつか関与している。国に雛見沢症候群の存在を知らしめるため梨花の殺害を目論み、その過程で監視役である富竹を暗殺し、自身の死を偽装した。「野良犬」と呼ばれる武装部隊を所有している。雛見沢症候群を解明する一方で、雛見沢村の暗い歴史にも興味を示す。
富竹ジロウ

出典:「ひぐらしのなく頃に 業」公式HP
村にはフリーのカメラマンとして出入りしているが、その正体は入江機関の監査役。無印版では、どの世界でも必ず綿流しの祭りが行われた晩に首を掻きむしって死ぬ運命にある。この通り、無印版における出題編と解答編において、かなりの主要人物である彼らですが、『業』においてはあまり姿を見せません。
おそらくすでに「黒幕は鷹野」という記憶を持った梨花によって、本編の裏でなんらかの対応がされているのではないでしょうか。現に『業』において富竹は、死体は発見されず、鷹野ともども行方不明になっています。富竹は鷹野の行動で行方不明になったのではなく、梨花の暗躍で監査役として動き、村から姿を消した可能性があります。
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