ひぐらしのなく頃にシリーズの主人公と言えば前原圭一ですが、実は圭一よりも、物語の重要人物であり鍵を握っているのが、古手梨花です。
前シリーズでの古手梨花の立ち位置を始め、羽入との関係や、古手梨花の正体に関して解説&今回の業シリーズでの古手梨花について考察していきます。
ここから先はネタバレ注意です!!
目次
古手梨花の正体は?
まずは過去のひぐらしシリーズにおいて判明している、古手梨花の正体について見ていきましょう。
オヤシロ様の生まれ変り
雛見沢の守り神として崇められているオヤシロ様の生まれ変りだと信じられている少女で、友人達だけではなく村人達からも大切にされています。
見た目の可愛らしさだけではなく、「みぃ」「にぱ~☆」「~なのです」など、話し方からして可愛いのですが、実はそれはキャラ付けで、本来はかなり大人びたクールな性格をしているのですが、こうなってしまったのにはもちろん訳があります。
雰囲気可愛い!
100年もの時間をループしている
古手梨花はとある能力を使って、昭和58年6月に必ず巻き起こる悲劇を食い止めるべく、一人時間をループし続けています。
ですがどんなに頑張っても、どんなに自分が苦しんでも同じ事の繰り返しで、絶望の末にやさぐれてしまったのが、クールな梨花を作り挙げる要因となっているんですね。
それは大切な人達が殺し合いをするわけですし、どのタイミングで誰がいつ惨劇のきっかけとなるか分からない上、自分は必ず惨殺される事が決まっているわけですから、やさぐれたくもなります。
ですが元々は心優しく仲間思いで、仲間達が誰一人欠けることなく昭和58年6月を過ごせるように頑張っている姿が泣けます…。
タイムリープと言っても全ての記憶を引き継いでスタート出来るわけでは無いのが難点。
殺害される直前の記憶は失ってしまうため、毎回黒幕が誰か分からず苦労をさせられていました。
皆殺し編でようやく事件の黒幕である三四の存在を認識し、生きたまま腸をえぐり出される苦痛に耐えながらも敵の顔を覚えておこうと、死ぬ直前まで三四を睨み付けていたにも関わらず、祭囃し編では最初から記憶が戻っていたわけではなかったので、万能な能力ではないのがわかりますね汗
雛見沢症候群の女王感染者
物語の鍵となる雛見沢症候群には、一般的な感染者だけではなく、女王感染者と呼ばれる感染者がいます。
その女王感染者が何を隠そう梨花です。
女王感染者が死亡した際には雛見沢症候群を患っている患者はもれなく48時間以内に暴走するという研究結果が出ており、入江診療所に定期的に通って検査をしているのですが…
三四はその性質を利用するべく、祭囃し以外の全てのカケラで梨花を惨殺されています。
梨花が死亡後、どの話でも必ず雛見沢大災害が巻き起こり村人全員が死亡しますが、これは人為的な物です。
表向きは、火山ガスが吹き出したことが村人が大量死した雛見沢大災害と呼ばれる事故として片付けられることになりましたが、実際は三四による村人大量虐殺。
梨花が死んだことで雛見沢症候群感染者が暴徒化してしまうことを恐れた政府の対応策として、滅菌作戦という計画が始動する訳ですが、この滅菌作戦、村人全員を集め毒ガスを散布し皆殺しにするという恐ろしい計画です。
というわけで、梨花が死ぬことで二重にも三重にも悲劇が巻き起こっているんですが、梨花も最後の方でこの事を始めて知ったみたいですね。
三四、やはり恐ろしい女です…汗
因縁の対決だったね!
趣味はワイン
古手梨花は100年もの間をループしており、精神年齢的には大人どころかおばあちゃんなため、趣味もかなり成熟しています。
何と趣味はワインで、沙都子に隠れてこっそりと嗜んでいることも。
ただ、肉体的には未成年ということもあり、未成年飲酒が問題になった結果、ワインではなくブドウジュースを飲んでいる設定に切り替わったという過去があります。笑
お酒は20歳になってから!汗
羽入との関係は?
業シリーズでもちょっとだけ登場した羽入。
そもそも羽入はオヤシロ様そのものであり神的存在で、古手家に8代連続で女の子が誕生した時にのみ現れる,奇跡的な存在として梨花の目の前に現れました。
そう、その8代目というのが梨花。梨花はこの羽入の能力を使って何度も時を戻しており、何とかして雛見沢の悲劇を食い止めようと協力し合いながら戦っているわけですね。
二人の関係性を見ていこう!
羽入とも良き仲間
羽入は梨花にとって良き理解者であり良きサポーターであり、良き相談相手であり、そして仲間であり…親のような存在であるとも言える、信頼の出来る相手です。
どんなに頑張っても惨劇を覆せず絶望をしている梨花を慰め励ましつつ、何とかやってきていました。
梨花の口癖の「~なのです」は実は羽入譲りで、羽入との仲の良さが伺えます。
祭囃し編ではタイムリープがラストチャンスということもあり、総力戦で臨もうと決意した結果、始めて羽入が実体化したのですが、最後の最後で黒幕の三四に羽入が狙撃されそうになって居る所を、梨花が奇蹟を引き起こして銃撃を阻止!
その際、「この世界に敗者なんかいらない!」と羽入に力強く言い放ち、長年苦しんでいた羽入の心をも救うことになりました。
いじわるすることも…
仲の良い証拠とも言えますが、羽入と梨花は味覚が繋がっているため、辛い物が苦手な羽入にあえていじわるで辛い物を与える事も!
お互い変な気を使いあって居ないからこそ、元々は梨花も沙都子と同じようにイタズラ好きで明るい性格だったからこそ、ちょっとしたタイミングで本来の性格が出てくる事があるんでしょうね。
意地悪されたときにあうあうしている羽入可愛い!
ひぐらしのなく頃に 業シリーズにおける古手梨花
過去シリーズで見事、黒幕の三四に打ち勝って昭和58年6月の悲劇から解放されることになった梨花。
順調に日々を過していた梨花でしたが、突如羽入が目の前に現れ、またもや昭和58年6月をやり直さないといけないことを告げられます。
あれだけ頑張ったのにまた繰り返すのかとショックを受ける梨花の気持ちが良く分かりますが、決まっちゃったものはしょうがないですね…。
黒幕も分かってるわけだし余裕だろうなんてタカをくくっていましたが、今回の黒幕は全く読めない、というか誰がいつ発症して惨劇を繰り広げるのか全くわからない!
鬼騙し編でも綿騙し編でも見事してやられた梨花、果たして無事に惨劇を回避して、元の時間軸へと帰ることが出来るのでしょうか…?
鬼騙し、綿流し編での梨花の状態をみてみよう!
梨花が怖い
過去作品と違って、梨花が雛見沢症候群マックスレベル発症してるんじゃないの?とつい思ってしまうような恐怖シーンもあったりします。
圭一にアドバイスをするのかと思いきや、圭一に対してヒントなのか説教なのかわからないような言葉を並べ、圭一が困惑してしまうほど。
ただ、元々梨花は女王感染者の筈ですし、女王感染者が凶行に走るなんて今までではなかったことですし、何より様子がおかしい梨花になった後、梨花は何者かの手によって殺されてたりしますから、梨花黒幕説は多分なさそうですが…。
過去作品で黒幕だった三四は、富竹と共に行方不明となっているため、現状真相が分からないままです汗
この顔怖すぎる…!
梨花の業でのゴールはまだ読めない
過去シリーズでは、昭和58年6月に巻き起こる惨劇を回避し、誰一人欠けることなく日常へと戻るというのが梨花の最大の目標でしたが、突然呼び戻されることになった業シリーズにおいて、梨花が目標とするべきものが読めないですね…。
今までと同じなようで全く違うカケラへと放り込まれてしまったみたいですし、何だったら梨花や羽入以外の強い力が働いて、今回の事件に繋がっているようですし…。
一体全体どうやって惨劇を回避すれば良いのやら、わからないことだらけです汗
更に、強い味方だった羽入が直接的にサポートをできないような状態になっているようですし、梨花は今度こそ一人で戦わないといけなくなりそう。
もしも羽入以外の神が今回の業に絡んでいるのだとしたら、梨花以外にも誰か神に関係している人物がいるのか、なんて勝手に考えているわけですが、皆さんはどう思われるでしょうか?
梨花の無事を祈りつつ、業シリーズの今後の展開にも期待しましょう!
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