ライトノベルやコミカライズで長年に渡って多くのファンを獲得し続けている「俺だけ入れる隠しダンジョン」テレビアニメも、いよいよ後半に突入ですね!
本記事では、第8話で初登場を果たしたドリアードのキャラクター性や能力を紹介。
さらに記事の後半では、彼女からの依頼を果たした後に獲得できた”貴重なアイテム”についても迫ります。
ドリアードとは?
まずはドリアードのキャラクター性から紹介していきます。
幼少期のエマにソックリな少女
第7話から始まったローラとサラによる”受付嬢バトル”でローラを勝たせるために奮闘するノル達ですが、「ドラゴン討伐」などの過酷なクエストをこなしても中間発表の段階で大差をつけられてしまいます!
サラの詳細は以下の記事をご覧ください。
そこでオリヴィアからのアドバイスや新たなスキルを習得させてもらったノルが入った隠しダンジョンの7層で出会う少女がドリアードです。
ドリアード「そこの貴方!その強さを見込んで”頼み”があります!」
ノル「嘘でしょ?なんで、ここに”子供の頃のエマ”がいるの?」
ノルが驚くのも無理はなく、彼に話しかけてきたドリアードは紛れもなく「エマ(幼少期)にソックリ」なのです!
エマの詳細は以下の記事をご覧ください。
愛称は「ドリちゃん」
頼み事を説明する中でもノルを使って遊ぶことも多いドリアードですが、それは本人が人見知りせず“かなり人懐っこい性格“であることも表しています。
ドリアード「私はドリアードだから・・・『ドリちゃん』って呼んでください!」
そして自身も出会ったばかりのノルに対して「ノルちゃん」と呼んできますが、その呼び方もまた、幼い頃のエマと共通していました。
悩みながらも、ノルで遊ぶ子供らしい性格をしている
ドリアードがノルの強さを見込んで“頼み事”をしますが・・・
ドリアード「私、吸われています!」
ノル「はい?」
ドリアード「いやらしい者に、全身を吸いまわされているのです!いやん!」
いきなり魅惑的なポーズを取りながら、色目を向けてきますが・・・悩んでいるはずなのに、ノルを使って遊ぶ余裕がまだあると言うことですね。
ドリアードの悩み事については、次の章で説明しますね。
ドリアードの正体
ここからは、ドリアードの”正体”に迫ります。
正体は”森の大樹”であることが判明!
エマと似た姿をしたドリアードですが、その正体はこの7層に広がる「森の大樹」であることを告げられます。
これだけではまだ完全に信じきれない視聴者も多かったと思いますが、6層までの”見るからにダンジョン”のような造りとは大きく違い、この7層だけが“大自然に溢れた森の光景”です。
この”大自然に溢れた光景”を維持できているのも、ドリアードが森じゅうに根っこを張っているためです。
本当の姿では動けないことが悩み!
「森の大樹」として地面と密接につながっているため、ドリアード自身は”本当の姿”では動くことが出来ません。
それが彼女の最大の弱点にもなりますが、姿を変えることで”大樹”が聳え立つ位置からの移動は可能です。
しかし、7層から出ることは出来ないようです。
ドリアードの能力と所持スキル
ここからはドリアードの能力や所持スキルを紹介していきます。
ドリアードのレベルと所持スキルは?
まずはノルと同じように”鑑定眼”スキルを使った気持ちになりながら、ドリアードのレベルや所持スキルを見ていきましょう。
レベル | 55 |
所持スキル | ・森林感知 |
レベル自体は決して低くないものの、剣術や魔術のスキルは所持していないため、戦闘には極めて”不向き”なキャラクターと言えるでしょう。
スキル「森林感知」でノルに助けを求めた
ドリアードにある唯一の所持スキルが「森林感知」となります。
彼女はこのスキルを使うことで、ノルの“理性”や“戦闘力”を見ていました。
しかし、彼女自身がまだ出会っていないエマの方の存在は全く知らなかったため、ノルからの質問に対して否定したように「記憶まで読むことはできない」こともまた事実です。
森の出来事を全て把握できる
「森の大樹」であるドリアードは、7層での森で起きた出来事を全て把握できてしまうのです!
しかし逆に言えば、その能力がなかったらノルの強さや存在すら知ることも出来ずに終わっていたでしょうからね。
この2人の出会いは完全に、この能力のおかげだったのでしょう。
ドリアード救出作戦とは?
ここからはドリアードの魔力を不当に吸い続けているゴールデンビー討伐のため、ドリアードとノル、そしてオリヴィアの3人による“トリプルプレイ”について迫りたいと思います。
作戦自体はオリヴィア直伝!
ドリアードから討伐を頼まれた「ゴールデンビー」ですが、レベル254もの強敵であり、今のノルが正攻法で戦っても勝てない相手です。
(ちなみに、この時点のノルはレベル63です)
これには作戦が必要であることを悟ったノルが一度2層まで戻り、オリヴィアに相談します。
しかし、彼女からも始めは「今回の攻略はスルーしてほしい」と言われてしまいます。
いつも得意気かつ自信満々な口調で、悩めるノルに優しくアドバイスしてくれるオリヴィアから「スルー」を言い渡されたのは、これが初めてですが、ゴールデンビーとはそれ程の強敵なのです。
それはただ単に、ノルとの”大きいレベル差”や”強さ”だけではありません。
ゴールデンビーには“2つの脅威”が存在します。
①高速飛行 | ・同系統のスキルでは1番ランクが低いものの、それでも並の冒険者では目で追うことすら困難である |
②激毒針 | ・「毒針」スキルの強化版! ・刺されてから死んで動けなくなる程の”6分間”は、指1つ動かせなくなってしまう。 |
本来ならば、ノルもそこまで脅威的な魔物からは逃げたいものの、ドリアードの事情を知ったため、このまま放っておくことも出来ません。
しかし彼を大きく動かしたのは、やはり「エマ(幼少期)そっくりなドリアードを、このまま見殺しにしてしまっては、本物のエマにも”合わせる顔がない”」という気持ちでした。
そんな彼の気持ちを聞かされたオリヴィアも、とうとう折れて、ドリアードやゴールデンビーと同じ7層に滞在している”魔物同士の仲”を聞きます。
質問されたノルも、先ほどまで見た7層での“魔物同士の仲”を答えると・・・
オリヴィア「それ、使えるねー!」
それを聞いただけで、ゴールデンビー討伐の作戦および名案がすぐ浮かびます!
オリヴィア「もし死んだら、地獄まで殴りに行くからね!」
オリヴィアからの遠回しなエールも受けたノルが、再び7層に潜入します。
オリヴィアの詳細は以下の記事をご覧ください。
ドリアードの「森林感知」で魔物たちの居場所をキャッチ!
再び7層に入ったノルと再会したドリアードは、すぐに彼と一緒に作戦を開始します。
まずはノルが新たに創作した「標的」スキルをゴールデンビーに付与します。
その後はドリアードの「森林感知」を使い、いつも群れている”白銀狼”の群れを見つけては、ノルが自分に注意を引きつけて、わざと追いかけられ始めます。
最後はノルの新スキルで討伐!
“白銀狼”に追われ続けているノルが向かう先は、もちろんゴールデンビーがいるドリアードの”大樹”です。
かなり命懸けな追いかけっこでしたが、ゴールデンビーを肉眼で確認すると同時に、先に付与した「標的」スキルを編集します。
ここで新たに習得した「標的」スキルの効果を”変更前”と”変更後”に分けて、見てみましょう。
変更前 | ・敵意を抱く者から狙われ易くなる。 |
変更後 | ・特に”白銀狼”から「天敵」だと判断される。 |
変更後は今までノルに攻撃していた”白銀狼”たちが、ゴールデンビーに向かって一斉に攻撃を仕掛けていきます。
攻撃を受けたゴールデンビーの方も迎え撃ちますが、これこそがオリヴィアから出されたアドバイスによる「魔物同士の“同士撃ち”作戦」でした!
それでも自分1匹だけで全ての”白銀狼”を倒してしまったゴールデンビーですが、彼の方もかなりのダメージを受けている状態です。
そこでノルが同じく新たに習得した「水玉」と「紫電」を作り、この2つを合成させた“電撃強化スキル”をゴールデンビーに向かって放ちます!
普段ならば避けられていましたが、ゴールデンビーの方も”白銀狼”たちとの戦いで重傷を負っていたため、上手く動けなくなったために避けられず、見事に命中です。
ここまでの作戦や新スキルを駆使した結果、見事にゴールデンビーを討伐しました!
ここまでの流れにおいて、7層の中で実際に戦ったのはノルとドリアードの2人である故に”コンビプレイ”と解釈された視聴者も多かったと思いますが・・・ノルが実行した作戦内容はオリヴィアが教えてくれたものであり、ゴールデンビーとの戦闘中に新たに披露した新スキルもまた、オリヴィアから伝授されたものです。
そのため、この戦いはノルとドリアードに加えてオリヴィアも加えた形による“トリプルプレイ”と解釈するべきでしょう。
この見事なトリプルプレイを自分のペースでジックリとリピしたい人には、コミック版の第3巻に掲載されているため、こちらも読んでみることをお勧めします。
ドリアードがノル達に与えた物とは?
ここからはゴールデンビー討伐後に、ドリアードがノルに与えてくれた物について迫ります。
貴重なアイテム
ドリアードからのお礼として、まずは宝箱に入っていた“貴重なアイテム”を譲られます。
①風の選別(ランクA) | ・”風の魔法”を覚えさせてくれる飴。 ・エマはこれで2つの新スキル「風足」と「風斬」を習得することができた。 |
②豊穣の雫(ランクAAA) | ・これを埋めた畑は100年にも渡り、豊作が約束される。 ・流通量が少なく、いつの時代でも1億リア以上で取り引きされてきた。 ・ノルがこれを持ち帰ったおかげで、ローラはサラとの”受付嬢バトル”に勝利できた。 |
しかし、このアイテムはノル自身でなく、それぞれのアイテムがローラとエマを助けてくれることになります。
ちなみにオリヴィアからは「ゴールデンビーとの戦い」は避けてほしいと忠告されたものの、それでもノルが頑張ったおかげでドリアードを助けられただけでなく、”エマのパワーアップ”や”ローラの勝利”への導いたんですよね!
ローラの詳細は以下の記事をご覧ください。
8層へ続く階段
ドリアードが滞在している7層は、これまでのフロアとは違い、大自然溢れる光景でした。
そのせいもあって、ノルも始めは次の8層につながる階段を見つけられず、大賢者に質問しても「分かりません」の一言で済ませられてしまいます。
それでも「ゴールデンビー討伐」の約束を果たしたお礼として、ドリアードの方から教えてくれます。
ノル「こんな所に階段が・・・僕1人じゃ辿り着かなかったかも!」
7層は森を再現したフロアのため、8層に繋がる階段もまた、地面から大量に生えている茂みの中に隠れてしまっていたのです。
今後のドリアードとの関係とは?
「森の大樹」であるドリアードは、7層から離れることが出来ません。
そのため、ゴールデンビーを倒して自分を救ってくれたノルが8層へ進むところで“お別れ”となります。
ドリアード「もう行ってしまうんですね」
ノル「僕らの世界の”美味しいもの”を持って、また来るよ」
そう言ってくれたノルと“誓いの握手”を交わした後に別れます。
確かに今後の展開ではノル達の行動範囲が大きく広がる影響もあり、しばらくの間は隠しダンジョンに入る機会も少しずつ減らされていきます。
そのため、ドリアード自身もなかなか再登場の機会に恵まれませんが、設定上では「その後もノルと“友達同士”となって時折り会っている」とされています。
ドリアードの再登場を強く願うファンには少し辛いかもしれませんが・・・たとえ出番に恵まれずとも、今後もノルと会っていることを知れただけでも”大きな福音”と言えるのではないでしょうか。
ドリアードの登場シーンや活躍ぶりを振り返りたい人はコミック版の第3巻を読んでみると良いでしょう。
まとめ
今回は7層で出会った少女ドリアードのキャラクター性や正体を紹介しました。
さらに記事の後半では、ドリアードを蝕んでいるゴールデンビー討伐のための見事な作戦や攻撃についても迫ってみました。
- エマ(幼少期)にソックリな少女として、登場した。
- エマにソックリな理由とは、単に彼女の”気まぐれ”でしかなかった。
- 悩んでいながらも、ノルを使って遊んでしまう一面も見られた。
- ドリアードの正体は「森の大樹」であると同時に、ゴールデンビーから不当に魔力を吸われ続けていることも判明した。
- 自身のスキルである「森林感知」のおかげでノルの強さを確認できていた。
- ノルに「ゴールデンビー討伐」をお願いした。
- ノルやオリヴィアとの見事な”トリプルプレイ”を駆使したことで、ゴールデンビーを討伐した。
- お礼としてノルに譲った”貴重なアイテム”が”エマのパワーアップ”や”ローラの勝利”をもたらしてくれた。
- さらにドリアードのおかげで、8層へ繋がる階段も見つけることが出来た。
- 今後は出番にはなかなか恵まれないものの、それでもノルとは隠しダンジョンの7層で時折り会っている。
エマ(幼少期)にソックリなら「それなりに深い理由や事情も抱えてほしかった」と言うのが、本心でもありますが・・・このドリアードとの出会いや共闘もまた、ノル自身の大きな成長につながったこともまた事実ですからね!
もしも今後の展開で再登場できる機会があるとしたら、その時には悩み事もなく平和に暮らせている姿を見たいものです。
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