「俺だけ入れる隠しダンジョン」は、ライトノベルやコミカライズで長年に渡って多くのファンを獲得し続けているアニメです。
本記事では、第3話で英雄学校の女教師として初登場したエルナ先生のキャラクター性や正体・強さを紹介。
さらに記事の後半では、彼女の過去・ノルとの関係も交えた形で今後の展開についても解説しています。
エルナ・ストーングスとは
まずはエルナ・ストーングス(以下は「エルナ先生」と表記)のキャラクター性から紹介していきます。
エルナ先生のプロフィール
まずはエルナ先生の簡単なプロフィールから見ていきましょう。
種族 | 人間 |
年齢 | 24歳 |
クラス | 剣士 |
職業 | ・傭兵 ・英雄学校の教師 |
これだけ見ただけでも”生粋の剣士”というイメージが強いエルナ先生ですが、実は剣術以外の能力も幅広く持っているのです!
ノルが通っている学校の教師
“元・傭兵”であることもあり、黒髪ショートかつ身動きの取りやすい服装に包んだ、ボーイッシュな外見をした女性です。
まだ7歳だった頃から傭兵の組織に入って活動を続けてきましたが、本編の1年程前から英雄学校の教師に転職しています。
そして本編中では、ノル達が在籍するSクラスの担任教師を務めます。
鍛え抜かれた”お尻”
初めての授業は「バックステップ」の訓練でした。
一度目はエルナ先生からの高速かつ強烈な一閃を見事に喰らってしまい、倒れてしまうノルですが、そんな彼女から“ご褒美”という思いがけない言葉を聞かされます。
エルナ先生「アタシの攻撃を一度でも避けた男子には全員、先生が“いいこと”してあげる!」
シャツを開いて”豊満な胸元”をチラ見せしながら、男子生徒たちをやる気にさせますが、またしてもノルを指名してきます。
彼もまた痛い思いをしたくないために”創作”スキルを駆使して「バックステップ強化」スキルを新たに作って習得します。
その結果、今度はエルナ先生の高速な太刀が、ノルの「バックステップ」により見事に避けられました!
ノル「”バックステップ”で避けたら、もらえるんでしたよね。エルナ先生からの”ご褒美”を!」
少し驚くエルナ先生ですが、自分から告げた”ご褒美”を他の生徒たちも見ている中で、さっそくノルに与えます。
傭兵として鍛え抜かれた、美しい肉体から出される”ご褒美”とは…
ノル「“美しいお尻”が、僕のお腹をすり潰してる…」
エルナ先生は”ご褒美”として、自分の“お尻”をノルのお腹の上に乗せて、グリグリ動かします!
エルナ先生「どうだ?傭兵時代にも、男たちから褒められた尻だぞ!」
いやいや、豊満な胸元でアピールしておいて、お尻で”ご褒美”をくださるとは…なかなか侮れない女性ですね!
そして最後には自分のお尻をノルの顔面に乗せて“フィニッシュ”です。
この”ご褒美”のおかげでノルのLPは大きく上昇した上、入学時には彼を”準男爵”と見下してきた男子生徒達からも大いに羨ましがられます…。
本作品の「人物相関図」に関しては以下の記事をご覧ください。
怒ると怖い!
ノルへの”ご褒美”が終わってからもエルナ先生からの授業は続きます。
今度は「2人1組のペアを作るように」と指示を出しますが、”ノルとエマ“や”マリアとアマネ”のような親しい者同士の組み合わせを禁止してきます。
それにより、ノルはマリアとペアを組んでから「受け身」の練習に入りますが、その途端にマリアの方が”呪いの発作”による影響で倒れてしまいます。
ノルもまた、マリアが「十六の死因」にかけられていることを知っており、ここで大賢者を呼び出しては解呪の方法を質問します。
その直後には副作用の“頭痛”がまた起きてしまい、それを治めるために皆の前でエマとの“熱い口づけ”を交わしますが、それが引き金となって今度はエルナ先生の怒りを買ってしまいます!
エルナ先生「何をしてる?校庭15周!全力ダッシュで!!」
ノル「はいいいっ!」
エマへの口づけを見た瞬間に“鬼のような形相”に変わり、ノルを強く叱りつけます!
その辺りも”元・傭兵”ならではの気質なのでしょうが、生徒たちが自分の授業中に口づけなど交わしていたら、怒りたくなるのも仕方ありませんよね…。
ノルの「肩揉み」スキルに病みつきに
初めての授業では、良し悪しの結果で終わったものの、その後もノルとの“特別な関係”は続きます。
歴戦の勇士でありながらも、授業が終わると何気に”肩こり”に悩まされているところをノルから目撃されて、そのことを聞かれると「”肩揉み紳士”がほしい」と訴えます。
そこでノルから”ある交換条件”を出されて、それをのんだことで彼の方から“肩揉み”を始めます。
エルナ先生「はうあ?今の…最高だった!」
ノルを”肩揉みでは素人”と思い侮ってましたが、ノルの方も”創作”で習得した「肩揉み」スキルを駆使したことで大満足させたのです!
ちなみにノルから出された”条件”とは…
「初めての授業と同じ”お尻グリグリ”」でした。
このエピソードはアニメ版では第3話の本編中に流れましたが、コミック版では”おまけページ”に描かれていました。
このおまけ漫画は、本編とはかなりテイストが異なっており、まるで”鉛筆描きそのまま”のような表現で描写されております。
この”おまけ漫画”は、コミック版の第2巻に収録されています。
エルナ・ストーングスの正体
ここからは、エルナ先生の”正体”に触れていきます。
先の項目でも少し触れた通り、彼女は「元・傭兵」です!
“傭兵”として活動していた時期と期間は?
初めての授業で、ノルやエマを始めとした生徒たちに自分の身軽さをさりげなくアピールしながら軽く自己紹介してきます。
エルナ先生「教師の前は“傭兵”やってた。7歳から24歳までね!」
まだ7歳だった頃から傭兵の組織に入っただけでも驚きですが、それから17年間にも渡って”傭兵”として戦い続けてきたわけです!
そう考えると、生徒のノル達の年齢だった頃には既に多くのキャリアや戦闘経験も積んできたことになりますね。
エルナ先生「アタシにしごかれたい勤勉な生徒は言ってくれ。アンタ達の気の済むまで付き合ってあげる!
エルナ先生「まあ、逆にアタシの気が済むまでは、帰さないんだけどねぇ!」
一見生徒想いで熱心な先生と思いがちですが…途中からは、まるで獲物を狙うような目つきに変わりながら話します。
ノル「この人が教師?大丈夫かな…」
ノルが少し心配になってしまう気持ちも分かります。ただこの辺は「傭兵としての生活や性質」がまだ完全には抜けきれていないことによるものだと思います。
エマの詳細は以下の記事をご覧ください。
エルナ先生の強さ
ここからはエルナ先生の戦闘能力や所持スキルに迫りたいと思います。
エルナ先生のステータスを鑑定
まずはノルの”鑑定”スキルを使った気分に浸りながら、エルナ先生のステータスや所持スキルを見ていきましょう。
レベル | 232 |
所持スキル | ・体力UP ・体術A ・片手剣術A ・一穿 ・土壁 ・土弾 ・ヒール |
やはり歴戦の勇士だけあり、ノルを始めとした生徒たちとは桁違いの高いレベルを誇ります!
ノル「さ、さすが…元・傭兵!」
ちなみに、この時のノルのレベルは、やっと35に上がったばかりでした。
しかし、ここまで高いレベルに関わらず、剣術関係の所持スキルが1つだけなのは、少し意外に感じた人も多いのではないでしょうか?
高い体力と体術レベルで軽快な動きができる
エルナ先生が授業中で”身を守る動きの訓練”と称して、ノル達に初めて教えたのが「バックステップ」になります。
そして彼女が最初に指名した生徒がノルであり、彼に対して教師とは思えないような内容の指示を出してきます。
エルナ先生「剣で斬りかかってきてみ!殺すつもりで!」
いきなり言われたノルは強く動揺しますが、エルナ先生の方は「自分には”擦りさえしない”から大丈夫」と冷静な表情で自陣満々に語ります。
しかし、それが本当に過信などでないことが、すぐに証明されます。
ノル「全力でいかなきゃ失礼だ!全身全霊で振り抜…」
確かにノルは全身全霊で突っ込みながら斬りかかりますが、エルナ先生の方はまるで風や空気と一体化したように、滑らか且つ高スピードで後方へと下がりながら軽く避けてしまいます!
エルナ先生「“バックステップ”これを今から習得してもらう」
ちなみに「バックステップ」とは、その名の通り、後方に下がりながら敵の攻撃を避けるためのスキルです。
あくまでも”避け技”のため、一見では地味に見えてしまう「バックステップ」ですが、斬りかかって避けられたノルや2人を見ていた生徒からは「まるでエルナ先生が瞬間移動でもしたかのような速さ」に見えていたのです!
ちなみに、あのマリアでさえも彼女の「バックステップ」を見ただけで全身に震えが走り、今にも倒れてしまいそうな様子で驚愕していました・・・。
【エルナ先生の所持スキル①】片手剣術A
やはり”元・傭兵”である以上、剣術系スキルも持っていますが、エルナ先生の場合はこの「片手剣術A」だけなんですよね…。
しかし、その威力は絶大であり、ノルからの斬撃を余裕で避けた後はエルナ先生からの攻撃に切り替わります。
エルナ先生「じゃあ攻守交代!さっきの動きを真似して」
今後はノルに対して、自分からの攻撃を「バックステップで避けるように」と指示します。
しかしノルの方からは目にも止まらぬ速さで突進すると共に、避ける間も与えずに強烈な一閃を浴びせて倒れさせてしまいます。
この時は英雄学校での授業のため、木刀だったから死なせずに済んだものの…もしも実戦と同じように”真剣”など使っていたとしたら、ノルにの胴体はほぼ確実に真っ二つにされていたと思います。
ちなみに、この時は”両手持ち”の状態でノルを攻撃したわけですが、これもまたエルナ先生にとっては自分の「片手剣術A」の一環に入るのでしょう。
普通なら剣術系スキルを多めに習得している印象を受けやすいエルナ先生ですが、この“1つだけ”というのが意外と重要だったりします。
“傭兵”として活動する以上、一度狙った標的はその場で仕留めなければなりません。
そのため、チマチマと攻める小技や戦法はあまり利便性がなく、確実にほぼ一撃で敵を倒せてしまう程の“大技”の方が重宝されます。
(日本の剣士でも”新撰組”がそういうタイプでしたね)
【エルナ先生の所持スキル②】土系の魔術
“元・傭兵”ということもあり、初めて見た時は魔術など使わない”生粋の剣士タイプ”な印象の強いエルナ先生ですが、実は“土系”の魔術も使用可能です。
それが所持スキルの中にも入っている「土壁」と「土弾」です。
残念ながら、この2つのスキルを実際に披露してくれるのは、少し後の展開となる「温泉旅行編」になります。
それでも、せっかくなので、この2つの”土系スキル”も簡単に紹介していきましょう。
土壁 | ・その文字通り、地面から”土製の壁”を作り上げる。 ・本来は敵からの弓や魔術による遠距離攻撃を防ぐためのスキルと思われるが、エルナ先生の場合は温泉旅行中に不正行為を働こうとする男子生徒たちを止めるために使用した。 |
土弾 | ・これも文字通りに”土製の弾丸”を作って、敵めがけて放つ。 ・これもまた、温泉旅行中に男子生徒たちに向けて放っていた。 |
エマが”風系”に特化しているタイプとすれば、エルナ先生の魔術は“土系”に特化しているタイプですね。
【エルナ先生の所持スキル③】ヒール
エルナ先生の場合、”土系”だけでなく、回復スキルも使用可能です。
自身の授業中にノルに大ダメージを与えてしまいますが、倒れて起き上がれない彼に対して、すかさず「回復魔法(ヒール)」をかけてくれます。
エルナ「これで、もう1回遊べるよ!」
生徒一同「鬼教師じゃない…“ただの鬼”だ!」
エルナ先生の方は楽しげに話しますが、生徒たちからは真逆の反応をされてしまいます。
“傭兵”や”剣士”なのに「回復魔法(ヒール)」まで使えてしまうことに違和感を抱く人も多いかと思いますが…まだ傭兵時代だった頃は、標的によっては自分以上に強い敵や魔物と出くわして、思わぬダメージを負わされることもあったことでしょう。
そうした緊急時の回復もまた、時には必要とされることもあります。
実戦中では”自分や仲間の回復”を、そして教師に転職してからの授業中では“生徒の回復や治療”として役立っています。
しかしマリアにかけられている「十六の死印」程の強すぎる呪いに対しては「回復魔法(ヒール)」だけで対処できません。
授業中に呪いによる発作で倒れてしまったマリアを発見した時には、付き人のアマネに対して、すぐ休ませるように指示します。
マリアの詳細は以下の記事をご覧ください。
今後のノルやエマと一緒に迎える展開とは?
ここからは、ノルやエマとの関係も交える形でエルナ先生が迎えることになる、今後の展開に迫りたいと思います。
温泉旅行ではノルと共闘することに!
パーティー会場の中で怪盗ファントムにより拉致されてしまったエマを救い出してからは、英雄学校に在籍するSクラス生徒全員による「温泉旅行」へ行くことになります。
しかし男子生徒たちが一致団結して、「女湯を覗こう」などと悪企みしては実行に移し始めます。
他の男子たちにエマの裸を見られるのが嫌なノルは、1人で止めようとした途端に”裏切り者”扱いされては捕らえられそうになってしまいます。
そんな男子生徒たちから必死で走りながら逃げる最中に、エルナ先生が現れては「土壁」スキルで男子生徒たちの動きを妨げる形で助けてくれます。
ただ、彼女はノルのことも疑ってきます。
ノルの方も強く否定しますが、言葉だけでは完全に信じることもできません。
エルナ先生「言葉だけじゃ、信じるに値しないわ!」
ノル「分かっています!行動で証明します」
そう言い合いながらノルは「石弾」で、エルナ先生の方は「土弾」を同時に放って男子生徒たちに喰らわせて撃退します!
なお、この温泉旅行エピソードはアニメ版でも、第10話で放送されることが決定しました!
第10話の詳細は以下の記事をご覧ください。
しかし1人だけしぶとい生徒(ヨルト)もおり、彼はこの日のために全財産をはたいて”筋力アップ”の薬や道具を使っていました。
その効果により普段とは比べ物にならない程に筋肉質で強そうな姿に変わりますが、エルナ先生はビビるどころか呆れ果てます。
エルナ先生「アホね…アホもそこまで行くと立派よ!」
確かにエルナ先生の強さなら、変わり果てたヨルトでも余裕で倒してしまうのでしょうが、ノルの方が彼に立ち向かっていきます。
エルナ先生「今の奴(ヨルト)のパワーに対抗できるの?愚問ね…アンタは行動で証明してくれる男だったわ!」
自分では戦わず、この場はノルの男気を信じて任せてくれるのです。
この”温泉旅行編”はコミック版の第5巻に収録されています。
エマとの課外授業
本編とは少し離れた”番外編”の位置づけで描かれたものの「エマとの課外授業」も3本構成で行うことになります。
①スモーレスリング | ・”相撲”と”レスリング”を兼ねたスポーツ試合だが、内容は現実世界の”相撲”と変わらない。 ・エルナ先生が張り手で追い詰めるものの、2人の勝負を途中からノルが見ていたことに気づいたエマの”逆転勝ち”となる。 |
②プーノル | ・エルナ先生が持ってきた”プーノル”という名のプードル犬を使って、エマも「調教師の腕を磨く」とい訓練。 ・その訓練も勝負形式で進められるものの、またしてもノルが途中から来た形で”エマの逆転勝利”という結果で終わってしまう。 |
③白銀スライム | ・エルナ先生からの課外授業の締めくくりとして行われるものの・・・その内容は”水鉄砲バトル”だった。 ・しかし鉄砲の中にも入っていたのは普通の水でなく「白銀スライム」という”当たると衣服を溶かしてしまう効果”を及ぼす恐ろしい液体だった。 ・さらに水鉄砲での勝負中に予想外なアクシデント(スライムの突然変異)が発生したため、閉じ込められたエマをエルナ先生が助ける形で終わる。 |
エルナ先生の場合、本編中では確かにノルと絡む場面ばかり目立ってしまってますよね。
番外編といえども、ノル以外のキャラクターとここまで大きく絡むエピソードはある意味でかなり貴重かもしれませんね。
このエマとの”番外編”はコミック版の第6巻に収録されています。
あくまでも”番外編”であるため、現在放送中のアニメ版では放送されずに終わる可能性も大きいですね。
まとめ
今回はノル達の担任教師を務めるエルナ先生の正体やキャラクター性・強さを紹介しました。
また、記事の後半では、ノルやエマを交えた形による今後の展開にも迫ってみました。
- “元・傭兵”の女教師として登場し、ノル達Sクラスの担任を務める。
- “傭兵”として活動していたのは、7歳〜24歳の頃だった。
- ノルに与えたご褒美とは、鍛え抜かれた”お尻”だった。
- ノルの「肩揉み」スキルに病みつきになってしまう。
- 歴戦の勇士だけあり、ノルを始めとした生徒たちとは比べ物にならない程に高いレベルを誇る。
- 体力系や体術系、そして剣術スキルのレベルも高い。
- 直接的な戦闘だけでなく”土系スキル”を駆使した防御や関節攻撃もこなせる。
- 「ヒール(回復魔法)」も使用可能である。
- 今後は「温泉旅行」の中でノルと共闘する展開も待っている。
- 番外編では、エマとの「課外授業」も行われる。
少し癖が強い性質もあるものの、生徒達への教育にはとても熱心な先生であることは確かですよね!
初めての授業中に与えた”ご褒美”が縁で、ノルとの関係も少しずつ縮まっている感もありますね。
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