俺ガイルの伏線考察まとめ!本物とは何?全部欲しいの意味も

俺ガイルの伏線考察まとめ!本物とは何?全部欲しいの意味も やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
この記事は約25分で読めます。
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アメリア
アメリア

俺ガイルを全巻読み終わった〜

クリス
クリス

俺ガイル面白いね

読み終わった後に、色々を考察したいテーマが出てきました。

 

  • 比企谷の言う本物とは何だったのか
  • 由比ヶ浜の言う全部欲しいの意味は?
  • 比企谷はなぜ雪ノ下を選んだのか

などなど。

今回の記事では、

俺ガイルという物語のテーマの答えはどういうものだったのか、改めて考察してみました。

アメリア
アメリア

壮大にネタバレを含む内容だから注意してね!

クリス
クリス

楽しみ♪

 

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俺ガイルの伏線の考察まとめ(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

 

俺ガイルを見終わって浮かぶ大きな疑問というのは、以下のようなテーマなのではないでしょうか。

  • 比企谷の言う本物とは何だったのか
  • 由比ヶ浜の言う全部欲しいの意味は?
  • 比企谷はなぜ雪ノ下を選んだのか

これらについて順に考察してみました。

 

比企谷八幡の言う『本物』とは何だったのか?

俺ガイルのテーマとも言える、「本物」とは一体なんのことだったのでしょうか?
比企谷のこのセリフが最も印象的でした。


比企谷「言ったからわかるってのは傲慢なんだよ。言った本人の自己満足、言われた奴の思い上がり……、いろいろあって、話せば必ず理解し合えるってわけじゃない。だから、言葉が欲しいんじゃないんだ」

由比ヶ浜「だけど、言わなかったらずっとわかんないままだよ……」
比企谷「そうだな……。言わなくてもわかるっていうのは、幻想だ。でも……。でも、俺は……。俺は……。」

俺は言葉が欲しいんじゃない。俺が欲しかったものは確かにあった。それはきっと分かり合いたいとか、仲良くしたいとか、一緒にいたいとか、そういうことじゃない。おれは分かってもらいたいんじゃない。俺はわかりたいのだ。わかりたい。知っていたい。知って安心したい。安らぎを得ていたい。わからないことはひどく怖いことだから。完全に理解したいだなんて、ひどく独善的で、独裁的で、傲慢な願いだ。本当に浅ましくておぞましい。そんな願望を抱いている自分が気持ち悪くて仕方がない。
だけど、もしも、もしもお互いがそう思えるのなら。
その醜い自己満足を押しつけ合い、許容できる関係性が存在するのなら。
そんなこと絶対にできないのは知っている。そんなものに手が届かないのもわかっている。
それでも……。

比企谷「それでも、俺は……。俺は、本物が欲しい

出典:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2期8話

このシーンは本当に心が動かされましたよね。

 

『本物』とは本当の気持ちで通じ合える関係性

ここで言う”本物”とはなんだったのか?
あえて言葉にするなら

  • 「言葉になる前の”相手の本当の気持ち”、それを感じ合える関係」
  • 「相手の心と自分の心そのもので通じ合える存在」
アメリア
アメリア

だったのではないかと私は思います

 

比企谷は自分のことを分かってもらいたいんじゃない。
なぜなら自分の心は自分が知っているから。
でも相手の心はわからない。
比企谷は、人の言葉を聞いても、それが本当の気持ちなのかなんてわからないから、それが怖い、だから相手の心を直に知って安心したい。
だから欲しいのは上辺の言葉じゃない、その奥にある本当の心だ。
相手の心なんて分かるわけないってわかってる、でもそれでも知りたい。

こんな風な内面があって、それが「本物」がほしいというセリフにつながった。

 

比企谷は中学時代の折本の件から相手の気持ちが分からないのが怖い

これは作中でも示された、女の子に振られた経験などから来ているトラウマでもあると考えられます。

俺は優しい女の子は嫌いだ。
ほんの一言挨拶を交わせば気になるし、メールが行き交えば心がざわつく。
電話なんかかかってきた日には、着信履歴を見てつい頬が緩む。
だが知っている。それが優しさだということを。
俺に優しい人間は他の人にも優しくて、そのことをつい忘れてしまいそうになる。
真実は残酷だというのなら、きっと嘘は優しいのだろう。
だから優しさは嘘だ。
いつだって期待して、いつも勘違いして、いつからか希望を持つのはやめた。
訓練されたボッチは二度も同じ手にひっかかったりしない。
百戦錬磨のツワモノ。
負けることに関しては俺が最強。
だから、いつまでも、優しい女の子は・・・嫌いだ。

折本のエピソードが何の意味もなく描かれているとは考えられませんし、これが比企谷の本物が欲しいという願望に繋がっていると考えるのが自然です。

 

平塚先生との会話で『本物』の答えを知った比企谷

作中のいくつかのセリフから類推してもこの仮説はしっくりきます。
特に平塚先生との会話は、基本的に俺ガイルの中での「答え」を示すものとして使われています。

 

 

平塚先生「君の気持ちは、言葉一つで済むようなものか?」
比企谷「・・・まさか。たった一言で、済まされちゃたまんないですよ。だいたい言葉なんかじゃ、うまく伝わらない。」
今だって、思考も思想も感情も、何も表しきれていない。そこに意味を作っていないのなら、こんなのは鳴き声と同じだ。一つの感情に当てはめてくれるなと吠え立てて、伝わるわけがないと牙を剥き、そのくせ伝わらなくてもいいのだと尻尾を丸めているだけだ。
歯がゆさに知らず、手の中の缶コーヒーを強く握る。

出典:『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』14巻

比企谷は言わなくても分かるなんて幻想、言ったら分かるなんてのは傲慢、そう言いつつも・・・そんなのは言い訳にすぎず”逃げ”であると分かっているんですね。
それがこの場面の比企谷の心情に表現されています。
でもだからといってどうすればいいかなんて分からない。
だから歯がゆい。

 

それに答えを示してくれたのが平塚先生でした。

平塚先生「問題の根っこは1つなんだよ。心だ」
比企谷「けど、それって考えて分かるものじゃないじゃないですか。」
平塚先生「わからないか?なら、もっと考えろ。計算しかできないなら計算しつくせ。全部の答えを出して消去法で一つずつ潰せ。残ったものが・・・君の答えだ。」
比企谷「それでも・・・分かるものじゃないんじゃないですかね・・・。」
平塚先生「なら、計算が間違っているか、見落としがあるんだろう。また計算のやり直しだな。」
比企谷「あんた無茶苦茶だ・・・。」
平塚先生「馬鹿者。感情が計算できるならとっくに電脳化されてる。計算できずに残った答え・・・それが人の気持ちというものだよ。」
(中略)
平塚先生「考えてもがき苦しみ、足掻いて悩め。そうでなくては”本物”じゃない。」
出典:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2期8話

 

アメリア
アメリア

そしてこの会話をさらに補足したものが、最終巻での平塚先生とのバッティングセンターでのやり取り

 

平塚先生「自分の中で答えはあるのに、それを出す術を君は知らないだけさ。だから、わかりやすい言葉で納得しようとする。そこにあてはめて済ませてしまおうとしている」
確かにそうかもしれない。(中略)それは思考停止であり現実逃避に他ならない。
平塚先生「けどね、やり方はひとつじゃないよ。言葉一つとっても、表し方は無限にある。例えば、私も君に対して思うことはたくさんある。面倒くさいとか、ヘタレとか、拗らせすぎとか、将来が心配とか・・・まだまだこんなもんじゃない。もっともっと思うことはたくさんあるんだ。わざわざ言葉にするのも面倒なくらいにね。けど、そういうのを全部ひっくるめて・・・君が好きだよ」
(中略)
平塚先生「一言で済まないならいくらでも言葉を尽くせ。言葉さえ信頼ならないなら、行動も合わせればいい。どんな言葉でもどんな行動でもいいんだ。その1つ1つをドットみたいに集めて、君なりの答えを紡げばいい。キャンパスの全部を埋めて、残った空白が言葉の形をとるかもしれない」
もやもやと滞留していた煙はやがて掻き消える。

出典:『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』14巻

この「もやもやと滞留していた煙」とは平塚先生のタバコの煙のことなんですが、これは比企谷の心の中の煙も掻き消えたことを2重で比喩しているのだと思います。
つまり平塚先生のこのセリフの中にこそ、比企谷の求めていた「本物」の答えがあったということです。

この時、比企谷は無理だと思っていた「本物」に近づく方法を理解したんだと思います。

相手が言葉にする前の気持ちそのものなんて、一生分からないのかもしれません。
この世にテレパシーはないのですから。

心に抱いたその気持ちも、言葉にしてしまったら途端に色褪せてしまう。
平塚先生が比企谷が好きだと言った言葉にも、”好きだ”という一言では伝えきれないくらいに色んな感情が詰まっているのでしょう。
ここからも「言葉というツール」は不完全なことが分かります。

でもそれでも伝えようと言葉を尽くすこと。
言葉で足りなければ行動を尽くすこと。
その”姿勢自体”にこそ「相手の心の中そのもの」の片鱗を感じることができるんじゃないか?
平塚先生はそう言っていて、比企谷が言語化できなかった「本物」がなんなのかを理解している。

 

 

由比ヶ浜結衣は『本物』を理解していた

そしてこの「本物」の答えを、実は由比ヶ浜だけは誰に聞かずとも感覚として理解していたように思います。

由比ヶ浜「ゆきのん、大丈夫だよ。あたしも実はよくわかんなかったから。だから、話せばもっとわかるんだって思う。でも、たぶんそれでもわかんないんだよね。それで、たぶんずっとわかんないままで、だけど、なんかそういうのがわかるっていうか」
どれだけ考えても、あんな答えしか、あんな言葉しか出てこなかった。それを、どうしてこいつは、由比ヶ浜はこんなふうに言えるんだろう。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』9巻

由比ヶ浜「話すだけじゃ伝わらないって、そうだなって思う。・・・けど、その分、あたしがわかろうとするからいいの。ゆきのんもたぶんそうだよ」
切々と紡がれる言葉、諭すように優しい声音、夕映えの眩しさに細められる潤んだ瞳。
ああ、そうか。由比ヶ浜の在り方そのすべてで理解した。
確かに今俺は彼女が言葉にしてくれたことをわかろうとしている。
けして論理的ではないけれど、理屈で説明がつく類いのものではないけれど、多分に主観や直感が入り混じっているけれど。
そうやって、俺達は互い違いに空白を埋めるのだ。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』14巻

 

由比ヶ浜は語彙力はないんですが、平塚先生の答えをなんとなく感覚で理解しているんですよね。
ちなみに”本物”とは言葉では表しようがなく、論理や思考を越えたもの、というニュアンスが何度も登場しますが、比企谷雪ノ下論理性思考こそを頼りにするタイプですよね。
それに対して由比ヶ浜感情感覚を頼りにするタイプ。
だからこそ3人の中では一番本物に対する理解が深かったのかも。

でも奉仕部も徐々に本当の気持ち(恋心)を隠す関係になっていた。
だからそれをなんとなく上辺で、欺瞞で、偽物だと感じるようになっていって、”本物”が欲しいと言ったんでしょう。

 

でも、最終的には

  1. 比企谷は雪ノ下への自分の本当の気持ちを、言葉と行動の限りで伝えた。
  2. 雪ノ下は自分の将来の夢を堂々と語り、比企谷への気持ちもハッキリと口にした。
  3. 由比ヶ浜も比企谷が好きだけど3人でいたいと告げることができた。

ちなみに、由比ヶ浜が作中で「本物なんて欲しくなかった」と言ったのは、本物、つまりお互いの本当の気持ちをわかり合ってしまったらそれは比企谷と雪ノ下が結ばれることを指し、引いては奉仕部3人の関係性が変わってしまうと感じていたからだったのだと思います。

 

「思考や論理を越えたもの」「人の感情や心」それを”本物”と呼び欲しがった。

 

アメリア
アメリア

これが俺ガイルのテーマだったのだと思います

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由比ヶ浜結衣の『全部欲しい』の意味とは何だったのか?

由比ヶ浜の言う「全部欲しい」とは結局なんだったのでしょうか?

 

 

由比ヶ浜「あたしは全部ほしい。今も。これからも。あたし、ずるいんだ。卑怯な子なんだ」
由比ヶ浜「あたしはもうちゃんと決めてる」
由比ヶ浜「もし、お互いの思ってることわかっちゃったら、このままっていうのもできないと思う・・・。だから、たぶんこれが最後の相談。あたしたちの最後の依頼はあたしたちのことだよ」

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』2期13話

全部欲しいというのが何を指すのか、この時にはわからなかったですが、原作を読破した後にはなんとなく分かるようになりました。

結論から言うと、ここでの「全部欲しい」=「ずっとこのままでいたいんだ」です。
セリフの意味を補完するとこんな感じ。

 

結衣「あたしは全部欲しい。

今も、これからも(ずっと3人でこのままいたい)。あたし、ずるいんだ。(自分の居場所を守ることを優先しちゃう)卑怯な子なんだ。あたしはもう、(3人の間での恋心は封印してこのままでいるって)ちゃんと決めてる。もしお互いの思ってること(恋心が)分かっちゃったら・・・このままっていうのもできないと思う。だから、これが最後の相談。あたしたちの最後の依頼はあたしたちのことだよ。

 

ゆきのんの今抱えてる(自分の意志がないっていう)問題。あたし答え分かってるの。たぶんそれが、あたしたちの答えだと思う。それで・・・あたしが勝ったら全部もらう(恋心は封印してもらってこのまま3人でいてもらうことになる)。ずるいかもしんないけど・・・それしか思いつかないんだ。ずっとこのままでいたいんだって思うの。どうかな・・・?」

この解釈を補足するために少し解説していきます。

 

嘘の関係でもいいから『ずっと3人でこのまま』いたかった

まずは、結衣のキャラソンでの以下のセリフ。

 

エブリデイワールド

真実より優しい嘘をプリーズ
デジャブだらけの未来で・・・ それでいいよね?

出典:エブリデイワールド

 

ここからも結衣にとって「優しい嘘=デジャヴだらけの未来」ということが読み取れます。

 

結衣にとっての全部欲しいとは、「雪乃の恋心を封印してもらってこのまま3人でいる」ことなんですよね。
結衣は本当の気持ちが分かりあったら2人が結ばれることを予感しているから、このままでいたいんです。
(例えば、2期12話ではボウルを取り合って赤面している2人を、浮かない顔で見つめている結衣が描かれています)

だから真実なんて欲しくない。

このまま3人で何も変わらない、デジャブだらけの未来が欲しい。

この考えについては、声優の結衣の声優の東山さんもインタビューでハッキリ肯定しています。

 

東山
結衣は、八幡と雪乃を見ていて、このままだと自分は去らないといけないのは目に見えていました。でも本当は自分が八幡と二人でいたい。それは叶わないとしても、せめて三人の関係は続けていきたい。
結衣の中には「私を置いていかないで」って泣き叫びたいくらいの気持ちはきっとあったと思うんですよ。それを自分なりに整理して、最終話で穏やかな言葉として発している。でもそこで雪乃と八幡の通じ合うようなやりとりを目の当たりにするんです。分かってはいたんだけど、やっぱり辛いですよね。

出典:https://animeanime.jp/

結衣にこのまま気持ちが分かりあったら自分が去らないといけないと思っていたのは確か。

さらに、東山さんの言う「雪乃と八幡の通じ合うようなやりとり」とは全部欲しいのセリフの後の以下の流れです。

 

 

逡巡して結衣の「優しい嘘」に同意しそうになる雪乃を、八幡が止めています。
これは結衣にとっては、「ああ・・・やっぱり」と悲しくなる場面です。

由比ヶ浜「あたしが勝ったら、全部もらう。ずるいかもしんないけど・・・。それしか思いつかないんだ・・・。ずっと、このままでいたいなって思うの。どうかな・・・?」
由比ヶ浜「ゆきのん。それでいい?」
雪ノ下「わた、しは・・・」
その姿を見た瞬間、直感してしまった。ああ、これは・・・違う、間違っている。
雪ノ下が、自身の未来を誰かに委ねるなんて、そんなことあっていいはずがない。
由比ヶ浜が、ずるい女の子だなんて、そんなこと言わせておいていいはずがない。
雪ノ下「私はそれでも・・・」
比企谷「いや、その提案には乗れない。雪ノ下の問題は、雪ノ下自身が解決すべきだ。」
(中略)
由比ヶ浜「・・・ヒッキーならそう言うと思った」
由比ヶ浜はにっこりと優しく微笑んだ。その瞬間つっと滴が頬を伝う。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』12巻(アニメ2期13話)

 

結衣は”本物”を求める八幡を望んでもいて、でもやっぱり3人の関係の終わる=自分が側にいられなくなる・・・という意味では悲しんでもいた。

 

しかしもう一つ注目すべきは、由比ヶ浜は自分の提案を否定されることを予想してもいたということです。

 

それがあの凄絶なほどキレイな泣き笑いの表情に込められていたのではないかと思います。

そして元からうっすらではあるけれど、結衣は奉仕部3人の関係の現状維持を諦めていたのだと思います。

 

その証拠に水族館デートの中でもこんなセリフを言っています。

(水槽を見ながら)
「3人で見れて・・・よかった」

出典:俺ガイル2期最終回

(観覧車に乗りながら)
「もうすぐ・・・終わりだね」

出典:俺ガイル2期最終回

まるで3人でいられるのがもう最後であるかのようですよね。
これは、結衣は3人でいることを一番大切にしていたけど、その関係が終わりに近づいていることを予感していたからなんですね。

 

以上から結衣のセリフは

  • ”本物の気持ち”で通じ合う関係を求める八幡
  • そうしたら八幡と雪乃が結ばれ、自分が去らないといけない
  • それだったらずっとこのまま3人で友達のままでいたい

そう考えていたことが分かります。

そしてこれに端を発して由比ヶ浜はついに、自分の恋と奉仕部3人の関係を諦めたのだと思います。

比企谷が「優しい嘘」の提案を断ったということは、きっと2人が通じ合う未来が訪れるであろう・・・と。

でも決めたはずなのに何度も心は揺れ動いた。

 

決めたはずなのに揺れ動く由比ヶ浜の気持ち

それが読み取れるのが、ネカフェで比企谷の肩に寄りかかって眠った振りをしている時の由比ヶ浜の心情描写。

ずっと見ない振りして、ずっと知らないふりして、ずっとわからないふりをしてきた。
本当は気付いているのに。
こんなことしたって、もう結末は決まってるって。
ただ一緒にいて、3人で過ごせる時間があって、3人でいられる場所があればそれでよくて、そのためにできることをしようって思って。
ずるいのも、言い訳なのも、嘘なのも、本当は全部分かってるけど。
けど、もう少しだけ、この時間を続けさせてください。
(中略)
だから、お願い。どうか彼女と一緒にこの関係をちゃんと終わらせてください。
だから、お願い。
終わらせないで。

出典:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13巻

この一連の描写の中身は本当にチグハグで、由比ヶ浜は明らかに矛盾したことを思っています。
「続いて欲しい。終わらせてください。終わらせないで。」

これは、幾つもの願いの中で揺れている由比ヶ浜を如実にあらわしているのだと思います。
彼女の中ではそもそも全ての願いが矛盾しているんですよね・・・。
ここは何度読んでも胸が苦しくなります。

 

そしてそれは由比ヶ浜のキャラソン「ハッピーエンドのそばで」の歌詞にも表れています。

ハッピーエンドのそばで

ハッピーエンドになりたい
ぜんぶ失いたくない
本当は一番近くにいたい

君がいて あたしと あたしたちがいるって
嬉しいけど やっぱり切なくもなる
ハッピーエンドのそばで 行ったり来たりしてる
この気持ち気付いて 連れ出してよ
変わり始めている 距離を越えて

出典:ハッピーエンドのそばで

由比ヶ浜は全部欲しいと望んでしまう自分をズルいと言っていましたが、それは彼女の優しさとも言えるんじゃないかと思います。

 

由比ヶ浜は自分の願いだけ叶えばいい、なんて思えないんですよね。
だから気持ちがハッピーエンドのそばで行ったり来たりしている。

 

由比ヶ浜が最後に選んだのは『全部諦めない』だった

でも自分自身の気持ちを封じこめてしまう由比ヶ浜は、それは「本物」なんでしょうか?
そこに気づかせてくれたのがいろはすなんだと思います。

いろは「諦めないでいいのは女の子の特権です!」
由比ヶ浜「そっか・・・」
(中略)
あたしは、うん、うんって、何度も頷く。そっか・・・って、噛みしめる。
(中略)
そして、あたしは。
あたしが居たいと思う場所へ、駆け出した。

出典:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14巻

由比ヶ浜「えっと・・・依頼っていうか、相談なんだけどね?」
由比ヶ浜「あたしの好きな人にね、彼女みたいな感じの人がいるんだけど、それがあたしの一番大事な友達で・・・。・・・でも、これからもずっと仲良くしたいの。どうしたらいいかな?」
由比ヶ浜から意味ありげに、ちらりと見られ、俺はこそっと視線を逸らす。

出典:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14巻

由比ヶ浜は自分の”本当の気持ち”に従って行動した。
これは由比ヶ浜が「本物」を手に入れる一歩を踏み出したということなのかな、と思います。

 

比企谷はなぜ雪ノ下を選んだのか?

そもそもなぜ比企谷は由比ヶ浜ではなく雪ノ下を選んだのでしょうか?

これについては明確な理由は描かれませんでした。
心理描写の端々から読み取るしかないです。

ラストのネタバレを詳しく見たい方は俺ガイルの最後は雪ノ下エンド?ラストの結末ネタバレまとめを合わせて読んでみて下さい。

俺ガイルの最後は雪ノ下エンド?ラストの結末ネタバレまとめ
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由比ヶ浜結衣は自分に釣り合っていない

比企谷の由比ヶ浜に対する気持ちが読み取れる最大のシーンが以下の描写だと思います。
比企谷と由比ヶ浜が公園で2人で会話するシーンです。

俺はこれまで彼女の優しさにずっと甘えていたのだ。心地良さに微睡んで、蓋をして見ないふりをして、ずっと助けられてきた。その日々はかけがえないくらいに大切で、掛け値なしに楽しくて、どこまでも都合のいい想像を抱いてしまうくらいに幸福じみていた。
比企谷「・・・面倒かけて、悪いな。」
由比ヶ浜「え?」
比企谷「いつかもっとうまくやれるようになる。こんな言葉や理屈をこねくり回さなくても、ちゃんと伝えられて、ちゃんと受け止められるように、たぶんそのうちなると思う」

(中略)いずれ、俺が少しはマシな大人の男になれば、こんなことだって躊躇わずに言えるようになるのかもしれない。もっと別の言葉を、違う気持ちをちゃんと伝えられるようになるのかもしれない。

比企谷「・・・けど、お前はそれを待たなくていい」
出展 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14巻

このシーンは結果的に、由比ヶ浜が振られたシーンでもあったのだと思います。
比企谷がそのつもりで言ったのかは定かではないですが、この後由比ヶ浜は家で号泣します。
少なくとも由比ヶ浜にとってこの言葉がとんでもなくショックだったことは確か。

しかし同時に比企谷が由比ヶ浜をどう思っているのか、一番心情描写があった部分かもしれません。
ここでの比企谷の描写を見ると、由比ヶ浜という女の子は一つ上のステージにいて未熟な自分を許してくれていると感じているんですよね。
つまりそれは「自分は由比ヶ浜に釣り合っていない」と感じているのだと思います。

「いずれ、俺が少しはマシな大人の男になれば~」の描写からもそれを匂わせています。
由比ヶ浜と同じステージに立つ自分であれば、好きだと伝えていたかもしれないということです。

比企谷は平塚先生に関しても、自分がもっと早く生まれていれば心底惚れていたに違いないと言っています。
これも比企谷が精神的に釣り合いが取れていない女性には引け目を感じてしまうという1つの証なのだと思います。

 

雪ノ下雪乃は自分が引き止めないといなくなってしまう

一方、雪ノ下に関しては、自分と同じステージにいる、または助けてやらないといけない人間だと感じているようなんですよね。
それは雪ノ下が比企谷に依存しているという指摘に納得していたことからも分かります。

さらに雪ノ下に関しては、自分が引き止めなかったらいなくなってしまうと感じています。

 

比企谷「しばらくは頑張ってみても、絶対疎遠になる自信がある。俺は関係を断つプロだからな」
由比ヶ浜「自慢気にされても・・・」
比企谷「ついでに言うと、雪ノ下もたぶんそうだ」
由比ヶ浜「それは・・・うん」
比企谷「だろ?だから、このまま関わることを諦めたら、たぶんそのまま。・・・それは、ちょっと納得いかなくてな」

出典:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14巻

 

由比ヶ浜はなんだかんだ離れないでいてくれるという安心感があるのかもしれません。
でも雪ノ下はこのままじゃ絶対に離れていく。

 

その違いこそが比企谷がどちらを選ぶかの境界を分けたのかも、と思いました。

出会った当初こそ由比ヶ浜が雪ノ下に憧れていたんですけどね。
今や奉仕部は完全に「由比ヶ浜→比企谷→雪ノ下」の順序で助ける構図が生まれています。

比企谷は、

  • 由比ヶ浜のところまで上がっていくのを待ってもらうのではなく
  • 雪ノ下のところまで下がっていって引っ張りあげる

そういう道を選んだ。

まあこういう2択を迫られたら、比企谷だったら助けなきゃダメになっちゃう方を助けるよなあ、と・・・。

個人的には、これが比企谷がこの選択をした心の内だったのかも、と思います。

 

ちなみにこれは余談なのですが、俺ガイルには限定特典のanotherバージョンの小説があります。

アニメ『続』の円盤第1巻に付属の『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(a)』から始まる、俺ガイルのもうひとつの物語。

アメリア
アメリア

そしてこのアナザー版ではいわゆる由比ヶ浜エンドに進む物語になっています

展開も少し本編とは異なっていて、雪乃母に合わず雪乃の問題が噴出しないんですね。
裏を返すと、雪乃を助けるべき存在と認識しなければ、比企谷は由比ヶ浜を選ぶと捉えることもできるのかもしれません。

  • oにて、初詣に結衣からの誘いを受ける(本編では小町を優先)
  • tにて、陽乃と買い物するはめになる(本編ではなかった)
  • eにて、マラソン大会で八幡がした怪我を治療するのは結衣(本編では雪乃)
  • rにて、雪乃が八幡との関係から手を引く(本編では結衣が手を引きぎみ?)
  • rにて、デートの場所がディズニーシーをパロディした名前の遊園地へ(本編では水族館)
  • rにて、八幡がクッキーを受け取る(本編では受け取らない)

出典:yahoo!知恵袋

に関しては下記記事で詳しく書かれているので興味がある方は覗いてみて下さい。

 

 

 

SNSでの俺ガイル考察を紹介

 

クリス
クリス

渡先生ありがとう

 

記事内容で取り上げた以外にも「こんなところが分からなかった」等あれば、考察の上、記事内容に盛り込んでいこうと思うので、コメントいただけると嬉しいです!

 

 

アメリア
アメリア

最後に、俺ガイル最高の作品でした・・・!

クリス
クリス

渡先生ありがとう

 

由比ヶ浜推しの筆者は由比ヶ浜を選んで欲しかった気持ちもありますが、そうしたら絶対に雪ノ下が離れていく未来しか見えないんですよね・・・

それはそれでバッドエンドにしかならない気がするし。

俺ガイルが辿り着く結末はこれしかなかったのかもしれません。俺ガイルの結末については俺ガイルの最後は雪ノ下エンド?ラストの結末ネタバレまとめにて詳しく詳細を書いています。

俺ガイルの最後は雪ノ下エンド?ラストの結末ネタバレまとめ
俺ガイルは原作小説が14巻で完結しており、2020年7月から始まる俺ガイル3期でアニメも完結します。 筆者は原作読破したので、最終回を見た感想を交えつつ、俺ガイル感動のラスト(結末)をまとめていってみます。 この記事は俺...

 

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