俺ガイルは原作小説が14巻で完結しており、2020年7月から始まる俺ガイル3期でアニメも完結します。
※ 追記 2020年9月25日
俺ガイル完(3期)も最終回を迎えてアニメ俺ガイルも完結しました!
筆者は原作読破したので、最終回を見た感想を交えつつ、俺ガイル感動のラスト(結末)をまとめていってみます。
この記事は俺ガイルのラストのネタバレ記事になっていますのでまだアニメ3期を見終わっていない方は注意してください。
俺ガイルの伏線や考察についてまとめた記事もありますので興味がある方は俺ガイルの伏線考察まとめを合わせて読んでみてください。
俺ガイルの最後は雪ノ下エンドだった!結末のネタバレまとめ
#俺ガイル発売おめでとう
先の事だけど、ラストは雪ノ下エンドでも由比ヶ浜エンドでもなくてよいのだ
俺ガイルはラブコメと言うより八幡の生き様、人間関係のすれ違いなどから、人生において大切なこと、新しい価値観を教えてくれる作品だし
何よりこの3人が笑って終わってほしいです pic.twitter.com/wVwdBP57h0— なるかみ🍤 (@narukami2) September 19, 2017
物語後半では、主に陽乃の言葉から、奉仕部3人の関係が偽物に過ぎないのではないか・・・という疑念が浮き上がります。
3人で活動しながらもお互いの本当の気持ち(恋心とか)をひた隠しにして、現状維持を選んでいたからです。
ギクシャクしていった3人でしたが、最後には本音を打ち明けることができ、物語は完結しました。
そして比企谷が選んだのは、雪ノ下でした。
それぞれの人物に焦点を当てて、結末を解説していきます。
登場人物に関しては俺ガイルの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説にて詳しくまとめています。

俺ガイル3期の最終回の感想記事はこちら↓
【比企谷&雪ノ下】八幡は雪乃を選んだ!関係性はパートナー?

出典:youtube
俺ガイルは何人もヒロインが登場しますが、最終的に比企谷が選んだのは雪ノ下でした。
雪ノ下と由比ヶ浜はお互いの恋心は察しているようで、気を使いあうようになります。そして3人の仲がギクシャクした結果、だんだんと雪ノ下が疎遠になっていってしまいます。
作中で雪ノ下は由比ヶ浜のお願いを叶えるように比企谷にお願いしたのですが、それに対して由比ヶ浜が比企谷に願ったのは「なんでもない放課後に雪乃にも一緒にいて欲しい」というもの。
俺ガイルが雪ノ下エンドなのは当たり前なんだよなぁ…
— 黒板消し (@0mJgr) November 20, 2019
このまま奉仕部が解散したら、性格的に雪乃とは絶対に疎遠になり絶縁になる・・・そう思った比企谷は、ついに雪乃に本当の気持ちを告白します。
しかしその表現も「お前の人生歪める権利を俺にくれ」というもので・・・なんとも比企谷らしい歪んだ表現(笑)
これに対して雪乃はその言葉の意味を尋ね返し、私にそんな価値はないなどと返すのですが、最終的には「あなたの人生、私に下さい」と応えます。
正直このやり取りを聞いた時は言葉が大胆なようでいて抽象的すぎて・・・付き合ったのかどうか分からないと思いました。
でもその後デートをしたりと実質的に2人は付き合っているような関係になります。
そしてその後2人は周囲から付き合っているのかと尋ねられ、照れ隠しながらも「パートナー」だ、と言いました。
パートナーといえば思い浮かぶのは伴侶という意味でのパートナーですが、この時は照れ隠しで口を着いて出たという感じだったので、ビジネスパートナー的な意味もありつつの複雑な関係をパートナーとして表現したのだと思います。
しかし最後の奉仕部の活動が終わった後に雪乃はハッキリ、あなたが好きよと告げます。
こうして最終的には、比企谷と雪ノ下が結ばれることとなりました。
ちなみに、俺ガイルのゲーム版では雪ノ下雪乃との夫婦エンディングを観る事ができます。

【由比ヶ浜結衣】八幡のことを好きなまま

出典:youtube
由比ヶ浜は選ばれませんでした。
なぜ由比ヶ浜でなく雪乃だったのかは全く描かれません。
明確な理由は描かれずに雪乃を選びます。
(心理描写の端々から推測することはできますが・・・これについては俺ガイルの伏線考察で見解をまとめてみました。)

しかし由比ヶ浜はなんとなく比企谷が好きなのは雪乃なのだと、察していたようでした。
それも分かっていて、比企谷にお願いをした。
本当にいじらしすぎます。
本当に本当に読んでいて、一番切なかったです・・・。
ただ、それでも由比ヶ浜は最後の最後に自分の気持ちをちゃんと伝えました。
まだ諦めていないいろはに「諦めないでいいのは女の子の特権」と励まされたからです。
そしてその後由比ヶ浜は駆け出し、雪ノ下と比企谷が2人でいる奉仕部の部室に尋ねます。
そして依頼者として「好きな人に彼女みたいな人がいるんだけど、その人のことも大切で、どうすればよいか」と依頼をするんです。空気を読んで周りに合わせるなんてことはせず、自分の気持ちを正直に話す。
由比ヶ浜が物語当初はできなかったことです。
それが最後にはできるようになった。
由比ヶ浜が「本物」になれた1つの証なのかなと思います。

由比ヶ浜派だった私のこの気持ちはどうすれば…

詳しくは俺ガイルはゲーム化されている!アニメとゲームの違いは?をご覧ください。

【一色いろは】八幡のことを諦めていない

出典:youtube
一色いろはは最後にはどうしたのか。
いろはすもまた、由比ヶ浜と同様に、比企谷が好きなのは雪乃なのだと察していたようでした。
それでも諦めていないようです。
あと3年経ったらお酒が飲めるようになるから、酔ったふりして既成事実作ればOKと結衣にアドバイスするんですね。
そして「3年経ったらお酒飲めるようになるのは、結衣じゃなく自分のことでは?」と小町に突っ込まれ、うるさいと返します(笑)
さすがいろはす・・・手口が強引(笑)
最強の後輩ですね。
それにあのめんどくさい2人のことだから続くかどうかも怪しいとも言ってたんですが、確かにそれは想像できちゃいますね・・・(笑)
いろはすは、なんだかんだと「本命は葉山」と口では言うんですが、上記の会話の端々に自分はまだ比企谷を全然諦めていないという気持ちが表れていました。
こういう選ばれなくとも前向きな女の子っていいですよね。
物語全体を確実に明るくしてくれるキャラクターだなあ、と改めて感じました。

↓一色いろはエンド
詳しくは俺ガイルはゲーム化されている!アニメとゲームの違いは?をご覧ください。

【雪乃下陽乃】本物を見せてもらえて満足?
物語後半で陽乃もまた自身の弱い部分を垣間見せてくれました。
それは、陽乃もまた「本物」が存在するのか知りたがっていたこと。
自分も偽物のような人生を送ってきたと比企谷に告げるんです。
これは雪ノ下家の跡取りとして言いなりの人生を送ってきたことを言っているのでしょう。
そして陽乃もまた、本物を求めて迷い続けていたんですね。
自分じゃない誰かにでもいいから、本物はあると証明して欲しい。
それを比企谷に期待しているように見えました。
だから比企ヶ谷が逃げの選択肢をとろうとすると、あんなに意地の悪い物言いをしていたわけです。
そして最終的に比企谷は雪乃に向き合い、本物を見せてくれた。
100パーセントの納得ではないのかもしれませんが、陽乃も救われたのではないかと思います。
【葉山隼人】幼い頃の後悔を八幡に託すことができた
葉山隼人もまた、闇を抱えていました。
それは、小学生時代の雪乃の孤立を救えず、中途半端な手出しでよけいに禍根を残してしまった後悔でした。
そしてその結果、陽乃に恨まれる結果になってしまったことを悔いていました。
葉山の心の中にいたのは陽乃だったんですね。
そして比企谷には自分のように中途半端ではなく、全力で向き合うべきだと告げます。
結果として比企谷は雪乃と全力で向き合い、救うことになったのですから、葉山の抱えていた闇も解消することになったのだと思います。
その証拠に、比企谷と雪乃が付き合ってからの葉山はどこか清々しい様子でした。
【平塚静先生】離任することになり比企谷とダンスを踊る
比企ヶ谷の恩師、平塚先生はというと離任することになります。
そして離任式後のプロムにて、比企ヶ谷と平塚先生は誰もいない会場にて最後のダンスを踊りました。
そしてひとしきり踊った後、2人は別れの挨拶を交わします。
比企ヶ谷は散々迷っていた雪ノ下との関係を、平塚先生の熱い教えで迷路から抜け出すことができました。
平塚先生も比企ヶ谷のことは特別な想いのある生徒ではあったようで、先生と生徒の関係こそ超えることはなかったですが非常に2人らしい別れ方でした。
ちなみに平塚先生は比企ヶ谷が成人したらお酒が一緒に飲みたいとも言っていました(笑)
【ラスト】奉仕部は無事存続
奉仕部は結局どうなったのかというと、無事に存続することになりました。
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