半妖の夜叉姫の半妖はどういう意味？「とわ」と「せつな」と「もろは」は完全な妖怪ではない

半妖の夜叉姫に主人公は「とわ」と「せつな」と「もろは」でそれぞれ犬夜叉と殺生丸の子供となっています。しかし、3人娘と言われる3人の女の子たちは完全な人間ではなく、半妖、もしくは4分の1という設定になっています。

妖怪の血が混じっている割合で、色々な影響が出てくるため、作品で重要な立ち位置にいる「とわ」と「せつな」と「もろは」を詳しく紹介したいと思います。

 

半妖とは人間にもなれない妖怪にもなれない存在

人間の血を継ぐ妖怪の総称。主に人間と妖怪の間に生まれた者を指すが、奈落のように人間の体と魂をつなぎに誕生した者も含まれる。妖怪でも人間でもない概念から、双方から蔑まれ迫害されている。七宝も当初は犬夜叉を蔑み、殺生丸も一族の恥さらしと蔑んでいた。人間に比べると寿命は非常に長く、力も妖怪に劣っていない。

出典:「犬夜叉」公式HP

半妖の夜叉姫では当たり前のように、「とわ」と「せつな」と「もろは」が半妖と認識されていますが、前作の犬夜叉の世界では人間界・妖怪界の両方から疎まれていて、そもそも居場所がないという設定になっていました。

そのため前作の主人公である犬夜叉はなかなか人間に心を開くことなく、悪さばかりしていた所を桔梗という女性と出会ったことで、人間として生きていくことを決めます。結果的に鬼蜘蛛(後の奈落)により関係はズタズタにされましたが…

 

ただ犬夜叉の場合特徴があり、人間の血と妖怪の血を半分ずつ受け継いでおり、朔の日に妖力が失われ、人間の姿になります。もし朔の日に他の妖怪に狙われたら、普通の人間なわけなので、命を狙われるという事になります。

半妖の方が実は強い！

犬夜叉と殺生丸は父が同じで母が違うという関係。ただ違うのは犬夜叉は人間の母から生まれ、殺生丸は妖怪の母から生まれていることです。しかし父が同じなので兄弟となるわけですが、殺生丸は腹違いの弟を妖怪一族の恥と認めてくれません。これは先に話した人間にもなれない、妖怪にもなれない半端者という差別の目で生まれた考えになります。

 

しかし、犬夜叉は完全な妖怪である殺生丸よりも強いという結果が、犬夜叉 完結編で語られています。では何故半妖が強いのかという事になるのですが以下が考えられます。

1. 人間の血が混ざっていることにより、人の強さを身につけていた
2. 孤独を愛することなく、人間と共に歩くことを決めた
3. 支えてくれる仲間がいる

殺生丸は3番はいるのですが、完全な妖怪となると孤独感が強く、やはり相成れない所があり、結局一人で戦う事を選んでしまったせいで、犬夜叉には勝てなかったのだと思います。

ただ犬夜叉 完結編の最後で殺生丸はかごめに「お兄さーん」と呼ばれてまんざらでもない顔をするなど、人間と一緒に歩くことを楽しんでいるように思えました。

 

もしかしたら犬夜叉に勝てない本当の理由に気づいたのかもしれません。特に人間の女の子のりんに殺生丸自身が稼いだお金で服を買ってあげているのではと感じるシーンは感動ものでした。おそらく、犬夜叉 完結編の後の物語で、殺生丸も妖怪退治屋として働いたお金で、りんと生活をしたのではと思います。

 

半妖の夜叉姫の主人公「とわ」と「せつな」と「もろは」

半妖の夜叉姫の主人公は「とわ」と「せつな」と「もろは」の3人娘になるのですが、3人に共通するのは半妖。ただ前作の犬夜叉の半妖とは違って、人間に戻ることなく妖怪の力も維持できるようになっているのは驚きでした。

そんな「とわ」と「せつな」と「もろは」の半妖についてこれから考えていきたいと思います。

 

とわ

とわは10年前の火事の時に左目の虹色真珠の力で時代樹にある時空トンネルを通じて現代に来たわけなのですが、そもそも何故左目に虹色真珠の力を身につけているのかという疑問があるのですが、それは四魂の玉同様に持っているものに力を与える効果があるのではと予想します。

 

四魂の玉、もしくはかけらを体内に埋め込むことで、亡くなったものが生き返ったりと持っているだけ、もしくは体内に入れるだけで無限の力をえられます。そしてそんな四魂の玉の力に近い虹色真珠を左目にいれても平気でいられるのはとわが半妖だからです。

 

もし半妖でなかったら、体内でうまく適用化できず、力として使用できなかったと思います。特にアニメの中ではただタイムスリップできるだけではなく、身体能力を高める働きがあり、強敵相手に互角に戦うことが出来ます。

殺生丸の娘であること、そして母方が人間であることから半妖になったのではと思えますが、殺生丸は犬夜叉時代に半妖であることを恥と思っていただけに、半妖の娘を持ったのは不思議です。確かめようにも現状殺生丸は行方不明となっていて、とわは10年前にすでに故郷の戦国時代を離れて、現代に飛ばされているため、何があったのか全く分かりません。

せつな

せつなはとわの妹で父は殺生丸。性格は殺生丸そっくりで、外見は母親寄りだと思います。とにかくクールで、幼いころとは全く性格が変わっていることから10年前の出来事が彼女を変えてしまったと言っても過言ではありません。

 

そしてせつなも姉のとわと同じく半妖。ただせつなの場合は右目に虹色真珠があり、とわと同じく虹色真珠の力を使って身体能力を上げることが出来ます。そのため、せつなもとわと同じく時代樹の時空のトンネルをくぐることができ、現代に行くことが出来ます。

 

半妖だから姉と同じく目に虹色真珠を入れて、力を発揮することが出来ます。ここで考えたのですが、とわとせつなで片目ごとに虹色真珠を身につけているのは四魂の玉が新たな形で娘たちに半分ずつ分かれたのではと考えています。

そしてせつなは夢の胡蝶に眠りを奪われて、幼少期の記憶をなくすといった事態になっています。ただ普通の人間が眠りを奪われたら間違いなく神経がおかしくなりますし、体にも影響が出るはずなのですが、半妖であるからこそ平常を保っていられるのかもしれません。

もろは

もろはは犬夜叉と日暮かごめの娘。何故かわからないのですが、もろはがどうして一人で生活しているのか全く不明な点が多く、犬夜叉ファンとしては理由が隠されているのは何か理由があるのではと推測しています。例えば10年前に火事に巻き込まれたとわとせつなと二人が身につけている四魂の玉の力に似た効力を持っている虹色真珠。このことから10年前に同時系列でもろはにも何かがあったと推測できます。

 

そしてもろはは半妖ではありますが、四半妖と呼ばれる4分の1の妖怪の血を引き継いでいるという今までにない設定。そしてさらに不思議なのは父親の犬夜叉の血を引き継いでいるのにどうして、人間の姿を維持しながら妖怪の力を使えるのかという点なのですが、妖怪の血のバランスを減らすことで今回は安定を図ったのではと思われます。

 

また父親と同じように妖怪の血を覚醒させるためには赤色真珠付きの貝の器に紅を差すことで、紅夜叉として目覚め、父と同じく大妖怪の力を発揮することが出来ます。半妖といっても制御できるように妖怪の血の量が減らされています。

 

まとめ

今回の主人公3人娘の「とわ」と「せつな」と「もろは」は半妖という話になっていますが、正確には「もろは」に関しては妖怪の血が4分の1という少ない割合になっています。しかしタイトルが半妖の夜叉姫となっている以上、キーポイントは半妖だと思います。

 

前回の犬夜叉の半妖を最初に説明していますので、アニメを見る前に半妖とは何か？そして「とわ」と「せつな」と「もろは」の半妖とはどのようなものかという事を先に知っておくとより楽しくなると思います。もし半妖に関して何か情報をお持ちの方いましたら、コメント下さい。