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【平成狸合戦ぽんぽこ】タイトル・題名はなぜ平成なの?伝えたいことやメッセージについて考察

平成狸合戦ぽんぽこのタイトル・題名はなぜ平成なの?伝えたいことやメッセージについて考察 ジブリ

1994年に公開され、今なお色褪せることのないスタジオジブリの高畑勲監督による不朽の名作「平成狸合戦ぽんぽこ」。

この平成最後という時期に久々にこの作品のことを思い返してみて、そもそも平成狸合戦ぽんぽこはなぜタイトルに「平成」とついているのだろう?

そんなことを思いました。

タイトルに込められた意味と、この作品によって今は亡き高畑勲監督が伝えたいことはなんだったのか。

今回はそれについて考察してみたいと思います。

 

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時代背景はなぜ平成?

平成狸合戦ぽんぽこでは、多摩丘陵にて平和に暮らしていた狸たちが、多摩ニュータウンの建設により住処を奪われ始めたことから物語が始まりますね。

お気づきの方もいるかもしれませんが、この多摩ニュータウン開発は実際にあった開発計画で、1966年(昭和41年)に多摩ニュータウン事業が決定し着工されます。

それから18次にも及ぶ開発が行われるのでどこまでが計画なのかはっきりしない面もあるようですが、平成狸合戦ぽんぽこの物語は開発が始まったあたりなので、史実に照らし合わせると確実に昭和が時代背景であるでしょう。

ではなぜ、タイトルは「平成」とつけられたのか。

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高畑勲監督が語呂で名付けた

高畑勲監督は元々タイトルのエッセンスとして決まっていた「狸合戦」という言葉にちょっとおバカなイメージを付け加えたかったから平成とつけたとする説があるようです。

確かに「狸合戦」だけだとガチのバトルものっぽいイメージ連想しちゃいそうですよね。
もののけ姫のようなシリアス系になる可能性もありそうな感じの(笑)

「平成」と、そのあとに「ぽんぽこ」とつけるだけで一気にほんわかしたイメージになりますね。

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平成へのメッセージだったから

これは僕個人の考察に過ぎないのですが、高畑勲監督はこの映画で平成という世に対してなんらかのメッセージを伝えたかったのではないでしょうか。

ここで例えば「平成」ではなく「昭和」という言葉を使ってしまうと史実の多摩ニュータウン開発だけをピンポイントで批判している作品のように感じてしまいますよね。

それでは作品が非常に小さくまとまってしまう。

この作品で多くの人にメッセージを伝えるためにはどうすればいいのか。

それを考えたときに公開時の時代である「平成」に置き換えて名付けることで、これは他人事ではなく今の時代全体、僕たちにも言えることなんだ。

そんなニュアンスをタイトルに込めたかったのではないか。
そう思えてなりません。

 

平成狸合戦ぽんぽこが伝えたいことはなんだったのか

平成狸合戦ぽんぽこはその映像こそスタジオジブリらしく明るくコミカルに表現されていますが、非常にメッセージ性のある作品だと感じます。

この作品全体を通して高畑勲監督が伝えたかったことはなんなのか。

その真意を考察してみたいと思います。

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何よりも生きること

平成狸合戦ぽんぽこでは最後、ラストのシーンで主人公の狸・正吉が人間に化けてサラリーマンとして生活しています。

逆に仲間の狸の権太は人間を憎み、人間の中で生活することなど受け入れられなかったため、人間と戦い、そして死んでいきました。

双方が自分の主張を曲げずに憎み合い、対立した場合、悲劇しか生みませんよね。

この作品ではたまたま狸が負けましたが、自分の主張を正しいと信じ一歩も曲げなかった場合、対立する相手は狸だけとは限りません。
(もしかしたらいつの日か、人間が負けることもあるかもしれない)

正吉にも葛藤はもちろんあったでしょうが、人間の中ででも生きることを選択した。

何よりも生きること。

そのためにできることは何なのか。

この大切さを伝えようとしている気がします。

(火垂るの墓を見ても高畑勲監督からは余計そのようなメッセージを感じてしまいます。)

 

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自然や動物だけではない。世界との共生

タイトルに平成とつけた理由についてでも考察しましたが、高畑勲監督はこの作品に普遍性のあるメッセージを込めたかったのではないかと思います。

もう少しわかりやすく例えると、

「自然を大切にしましょう」

「動物には優しくしましょう」

こういったピンポイントのメッセージではなく、
(もちろんこれらも非常に大切なことです)

この映画から感じとった何かを、すべての物事に置きかえて考えてみる。
そんなことを見た人には感じとって欲しかったのだと思います。

例えば今作では多摩ニュータウン開発とそれにより被害を受けた狸達にスポットをあてましたが、このようなことは世界中で行われています。

昨今ではついに、「地球 対 人間」にまで発展してしまっているように感じます。

自分たちが行ったことは巡り巡って自分たちにも還ってくる

住処を奪われ苦しむ狸たちの姿を、未来の人間の姿と重ねていたのかもしれませんね。

まとめ

平成とつけたのは

  • 高畑勲監督がちょっとおばかなイメージをつけたかったから
  • 平成という現代へのメッセージだったから

平成狸合戦ぽんぽこで伝えたかったことは

  • 何よりも生き抜くことの大切さ
  • 世界と共生することへの普遍的なメッセージ

でした!

最後まで考察にお付き合いくださり、ありがとうございました。

 
 

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