『聖剣伝説LEGEND OF MANA』は1999年7月15日に初代PS用ソフトとして発売された大人気ゲーム作品です。
(現在ではリマスター化されたことで、PS4やSwich等でもプレイ可能です)
そして20年以上もの時を経て、テレビアニメ化も果たし、2022年10月から放送中です。
本記事では、エメロードの過去や冒険、死亡について「ゲーム版との違い」も含めながら解説。
さらに、エメロードの魔法能力や「宝石泥棒編」で迎える復活および結末にも迫ります。
本作品の人物相関図は「聖剣伝説LOMの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
エメロードとは
エメロードはエメラルドを核とする珠魅の姫で、魔法都市ジオにある魔法学園の生徒として登場しました。
エメロードのプロフィール | エメラルド4姉妹の末妹として生まれた
種族 | 珠魅 |
性別 | 女 |
年齢 | 15歳(外見年齢) |
エメロードは、エメラルドを核とする珠魅で“幸せの四つ葉”を形成するエメラルド4姉妹の末妹です。
他種族による”珠魅狩り”の犠牲にされそうなところをヌヌザック先生に救われると同時に弟子入りしては、魔法の勉強に打ち込んでいます。
エメロードの声は声優「佐倉綾音さん」が担当
エメロードの声を担当している声優さんは「青二プロダクション」に所属している佐倉綾音さんです。
中学生の頃から劇団にや日本ナレーション演技研究所に所属される中で講師からのアドバイスを受けたことがキッカケで声優への道を志したそうです。
佐倉綾音さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『サイコパス』霜月美佳役
- 『進撃の巨人』ガビ役
- 『カノジョも彼女』佐木咲役
- 『スパイファミリー』フィオナ役
エメロードの追加場面と死亡 | ゲーム版との違いも含めて解説
エメロードが迎える展開も基本的にはアニメ版と変わりません。
しかし、アニメ化ならでの「ゲーム版とは異なる展開」も複数にわたり描かれました。
アニメ版ではセラフィナと友人関係
アニメ版では魔法都市に住み始めたセラフィナも魔法学園に通っており、エメラルドとセラフィナは“仲の良い友人関係”という設定が追加されました。
第6話では、学校へ行くときもエメロードの方から迎えに来ては一緒に登校すると共に図書室の掃除を行っていました。
エメロードの過去や姉たちとの死別した場面も描かれた
エメロードが3人の姉たちと死別したことはゲーム版でも語られていましたが、アニメ版ではその場面も回想シーンとして丁寧に描かれていました。
エメロードを始めとした多くの珠魅たちがまだ”煌めきの都市”で生活していた時代には戦争だけでなく「他種族による非情な“珠魅狩り”」も頻繁に起こされていました。
(珠魅の核はとても貴重な物とされ、高値の金額で売買されていたためです)
エメロードたち4姉妹もその珠魅狩りから逃れるために煌めきの都市から逃亡したものの、逃げ隠れる中で帝国兵たちに見つかってしまいます。
それでも3人の姉が自分の命を張ってでも兵士たちの動きを止めることでエメロードだけを逃げさせてくれました。
しかし姉たちの奮闘も空しく、騎士たちの剣ですぐ殺されてエメロードも捕まりそうになりますが、間一髪でヌヌザックが助けてくれたのです。
ちなみに姉たちの名前もエスメラルダ(長女)、スマラクト(次女)、イズムルート(三女)と判明しています。
魔法都市の外にまで出て冒険した
ゲーム版でも姉たちの核探しを協力するイベントが発生しましたが、あくまでも”魔法都市ジオの中だけ”に範囲を限定されていました。
しかしアニメ版では都市の外に出た上、主人公(シャイロ)や瑠璃に加えて、真珠姫やセラフィナも加えた“5人パーティー”での冒険を繰り広げました。
ちなみに、この冒険で行った先は「キルマ湖」や「海賊船バルド」「ウルカン鉱山」であり、そこで出会った海賊ペンギン(ヴァレリとデイビット)に加え、コンゴやプッツィとも交流しています。
瑠璃(るり)の強さや必殺技、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】瑠璃(るり)の強さと必殺技・声優 | 死亡と復活後の重要な使命」の記事を参照ください。
真珠姫の正体や性格、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】真珠姫の正体はレディパール | 声優・アニメ版の伏線を解説」の記事を参照ください。
セラフィナに核を奪われて死亡した
都市より外で2つの姉(核)を入手した後、最後の核を都市内にある宮殿の地下で入手していました。
また、この地下で石化したディアナとの再会も果たし「珠魅のことを忘れて暮らすこと」を命令されますが、エメロードは瑠璃と一緒に反論しています。
これらの展開はゲーム版と同じですが、アニメ版では第7話ラストで自分が”友人”として信頼してきたはずのセラフィナによって自分の核を奪われる形で死亡しました。
さらに、皆の協力のおかげで入手した姉たちの核も、セラフィナに奪われてしまったのです。
セラフィナも宝石泥棒サンドラと共に行動しなければならない理由や事情を抱えていますが、いきなり殺されたエメロードには知る由もありません…。
セラフィナの個性や能力、冒険する目的に関しては、「【聖剣伝説LOM】セラフィナの個性と能力・目的 | シャイロ(主人公)との恋愛関係
」の記事を参照ください。
サンドラの正体や過去や目的、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】サンドラの正体と過去・目的 | ゲーム版との違いや結末も解説」の記事を参照ください。
エメロードの魔法能力が低い理由とは
ゲーム版でも”戦闘には参加しないNPC”だったエメロードですが、アニメ版でもサンドラやモンスターと戦う場面がいっさい見られずに死亡しました。
また、アニメ版でも魔法学園の授業で失敗して落ち込んでいた上、ヌヌザックやセラフィナからも“まだ半人前”という扱いや見られ方をされています。
しかし、このような魔法能力の低さは決してエメロード自身に能力や才能がないわけではありません。
確かに昔から姉たちに助けられてばかりだった印象は拭えませんが、ヌヌザックに弟子入りしてからは魔法の授業や勉強にも真剣に励んできています。
そのため、本来はエメロードにもセラフィナと同じように”火の精霊(サラマンダー)を呼び寄せることが可能だったはずです。
それでもエメロードの心には「早く姉たちの核を探し出したい」という気持ちばかりが空回りしているために実力を出せていないだけだったのです。
その辺はセラフィナからも理解されており、エメロードの場合は修行や一人前になることよりよりも先に「姉たちの核を見つけることの方を優先させるべきだった」と言えますね。
エメロードの復活 | 姉たちと共に迎える結末とは
最後はエメロードが3人の姉たちと一緒に迎える結末について解説していきます。
宝石王の死亡後に姉たちと一緒に復活した
セラフィナの思いがけぬ行動により、一度は死亡させられたエメロードでしたが「宝石泥棒編」の結末で姉やルーベンス達と共に“奇跡の復活”を果たします。
「宝石泥棒編」のラスボスとして立ちはだかった宝石王を倒した主人公(シャイロ)が珠魅のために“涙”を流してくれたおかげで、エメロードも姉や珠魅の仲間たちと一緒に復活することができたのです。
しかし、その復活の代償として、今度は主人公(シャイロ)が石化してしまいます。
ルーベンスの過去や結末、ディアナとの関係性に関しては、「【聖剣伝説LOM】ルーベンスの過去と現在 | 強さと能力・死亡と復活後の役割」の記事を参照ください。
復活後は仲間たちと共に主人公(シャイロ)復活の役割を果たす
自分たちのせいで石化するシャイロを見て嘆くエメロードたちですが、瑠璃から1つの提案を持ちだされます。
その提案とは「自分たちも少しだけ涙を流して命を少しずつ分け与えることで主人公(シャイロ)の石化を解く」というものでした。
瑠璃からの提案に対して全員が同意した後、エメロードも姉や仲間たちと一緒に涙を流すことで「主人公(シャイロ)の復活」に協力してくれたのです。
シャイロの強さや必殺技、ゲーム版との違いに関しては、「【聖剣伝説LOM】シャイロ(主人公)の強さと必殺技・声優 | ゲーム版との違いも解説」の記事を参照ください。
主人公(シャイロ)復活後は魔法都市に戻った可能性が高い
ゲーム版では皆の涙で主人公(シャイロ)の復活に成功しましたが、その後のエメロードの生活や展開には触れられないまま終わりました。
そこで簡単に「宝石泥棒編」終了後に迎えそうな“エメロードの今後の人生や展開”について簡単に予想してみます。
エメロードも珠魅である以上、本来ならば姉や同族たちと一緒になって奪われた煌めきの都市の復興に励むはずです。
しかしエメロードには他の珠魅たちとは違って「ヌヌザック先生との約束」がまだ残っているため「自分の意思で魔法都市ジオに戻り、魔法の勉強や修行を再会する可能性が高い」と思います。
ヌヌザック先生との約束内容とは「一人前になるまでは魔法都市での修行を続ける」というものです。
仮に、その約束を勝手に破棄して煌めきの都市で暮らそうと考えてもヌヌザックの魔法で強制的に学校に戻されるはずであり、そのことは第6話の場面で実際に起こされていますからね…。
それでも結末の後では姉や同族たちの復活も果たせているため、エメロードの中の“焦り”も消えているはずです。
そのため、今後は迷うことなく修行に集中した結果、ヌヌザックからも認められるような一人前に成長した上で姉たちと一緒に指導者(ディアナ)の護衛として、同族たちからも信頼される存在へと成長いくものと思います。
まとめ
今回はエメロードの過去や冒険、死亡について「ゲーム版との違い」も含めながら解説しながら、魔法能力や「宝石泥棒編」の結末で迎える復活にも迫りました。
また、大切な姉や仲間たちとの再会も果たせた後に迎える展開も予想してみましたが、エメロード自身の本当の成長は「宝石泥棒編」が完結した後(アニメ版では最終話より後)から本当に始まっていくものと感じています。
本編でも魔法の勉強を頑張っていましたが、エメロード自身が味合わされた悲しい過去や目的への焦りの方が上回ったために空回りばかりさせられていました。
しかし”姉たちとの再会”を始めとした目的も果たせた後なら、エメロードを迷わせるものが完全に消えているからこそ、魔法の修行にも本気で集中しながら臨んでいけるはずです。
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