『聖剣伝説LEGEND OF MANA』は1999年7月15日に初代PS用ソフトとして発売された大人気ゲーム作品です。
(現在ではリマスター化されたことで、PS4やSwich等でもプレイ可能です)
そして20年以上もの時を経て、テレビアニメ化も果たし、2022年10月から放送中です。
本記事では、宝石王の性格や目的、強さや能力を紹介。
さらにサンドラと協力関係を結んだ理由にも迫ります。
本作品の人物相関図は「聖剣伝説LOMの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
宝石王(ほうせきおう)とは
宝石王は“星”という種族として第8話から登場しました。
この回ではシャイロや瑠璃への接し方や行動により善良的なキャラクターと思われがちですが、実は彼らと敵対関係にあるサンドラと協力関係を結んでいました。
宝石王のプロフィール | 極めて貴重な種族として生まれた
種族 | 星 |
性別 | 男 |
年齢 | 不明 |
宝石王は大柄で奇妙な外見をした男性ですが、他のキャラクターとは大きく違う“星”という貴重な種族として生まれています。
これまでシャイロや瑠璃をもアッサリ倒してしまう程のサンドラからも頼りにされていますが、それには星という極めて少なく貴重な種族であると同時に、宝石王だけが持つ能力が大きく関係していました。
宝石王の声は声優「大塚芳忠さん」が担当
宝石王の声を担当している声優さんは「クレイジーボックス」に所属されている大塚芳忠さんです。
大塚さんは上京後のアルバイト先でのテレビ局プロデューサーとの出会いがキッカケで芝居への道を志したそうです。
テレビアニメでは、1981年に放送された『六神合体ゴッドマーズ』で声優デビューを果たされました。
大塚芳忠さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『機動武闘伝Gガンダム 』チボデー役
- 『スラムダンク(旧作アニメ)』仙道彰役
- 『NARTO-疾風伝-』自来也役
- 『幼女戦記』ゼートゥーア役
宝石王の正体は怪物およびラスボス
ここでは、宝石王の正体について解説していきます。
宝石王は全てを飲み込む怪物
宝石王は”星”の種族であり、その正体は「飲み込んだ全ての力を吸収してしまう怪物」です。
また、体内に“特殊な宇宙”も宿しており「飲み込んだものの力を自身と融合させる能力」もあります。
「宝石泥棒編」のラスボスにもなった
人間や珠魅にはない驚異的な能力をもつ宝石王は「宝石泥棒編」のラスボスにもなります。
アニメ版では第8話から登場したと同時に、この時点でシャイロや瑠璃とも出会いました。
それでもラスダンとなる”玉石の間”でサンドラと共に主人公(シャイロ)たちを待ち受けており、瑠璃やサンドラの核まで吸収した後、巨大なモンスターへ変化する形でシャイロたちの前に立ちはだかります。
しかし、その最終戦で自分の方が倒されたことにより、そのまま死亡して姿を消しました。
(宝石王の強さ等に関しては後の項目で説明します)
シャイロの強さや必殺技、ゲーム版との違いに関しては、「【聖剣伝説LOM】シャイロ(主人公)の強さと必殺技・声優 | ゲーム版との違いも解説」の記事を参照ください。
宝石王の目的 | サンドラと協力関係を結んだ理由
宝石王にも己の目的があり、そのためにサンドラとの協力関係を結んでいました。
宝石王は世界全体の調和を目指していた
宝石王の目的は「世界全体の調和」であり、その目的を達成するために、自分の能力を有効的に活用しようと目論んでいました。
ちなみに宝石王が登場したのは「宝石泥棒編」のストーリーのみでしたが、サンドラ達には気づかれない形で「エスカデ編」や「ドラゴンキラー編」の強敵たちのことも監視していたのではないでしょうか?
これらのストーリーでのラスボス的存在となるアーウィンやティアマットも最終的には宝石王にも匹敵する程の強さを得てしまいます。
それらの点も含めて考えると、仮に珠魅による戦争やサンドラたちによる争い事もなく瑠璃たちが平和に過ごせていたとしても、やがてはアーウィンやティアマットによってマナどころか世界全てが崩壊してしまう恐れもあるわけです。
それらの絶望や崩壊も防ぐために動いていたとなると、宝石王が珠魅たちの核まで使って世界の調和を計ろうとした気持ちも分かりますよね。
瑠璃(るり)の強さや必殺技、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】瑠璃(るり)の強さと必殺技・声優 | 死亡と復活後の重要な使命」の記事を参照ください。
目的の達成にはサンドラ達の協力が必要だった
自分の目的のために珠魅の核を必要としていた宝石王ですが、その核を集めるためには珠魅や核に関する高い知識を持つ協力者が必要でした。
それ故にサンドラと協力関係を結んでいたわけです。
ただ、宝石王の方も単にサンドラを利用していただけではありません。
サンドラにも重大な目的があり、宝石王もその目的や志を理解した上で協力するようになったのです。
アニメ版ではゲーム版よりも早い段階で「珠魅の核を飲み込んで吸収する場面」が描かれました。
このように核を飲み込みながら自分の能力を活用することで“涙石”を作り出そうとしていたのです。
しかし、第9話でサンドラとセラフィナが奪ってきた「エメロード四姉妹の核(4個分)」を飲み込んでも、まだまだ個数が足りなかったようです。
その”足りなかった”ということもあり、アニメ版でもゲーム版と同様に瑠璃やサンドラの核も吸収していく流れとなるわけですね。
サンドラの正体や過去や目的、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】サンドラの正体と過去・目的 | ゲーム版との違いや結末も解説」の記事を参照ください。
瑠璃を救ってくれたのも自分の目的のためだった?
サンドラとの協力関係や最終的に変化する姿や展開により、多くのファンたちは宝石王に対して”怖い”や”恐ろしい”と感じたはずです。
それでも初登場した第8話では、メキブの洞窟で出会ったシャイロと瑠璃に対して「真珠姫が連れていかれた方向」を教えてくれました。
その後もサンドラに核を傷つけられて倒れた瑠璃をシャイロのマイホームへと転移させることで救ってくれたのです。
そのため、宝石王は情に厚く人間臭い一面もあると言われています。
(アルティマニアのキャラ紹介の中にも、そのように記載されていました)
確かに情の厚さも持ち合わせているのでしょうが、瑠璃を救った本当の理由とは「宝石王自身も瑠璃のことを”珠魅”であることに気づいたため」と思われます。
本心では、この時点で瑠璃の核も奪って吸収したいところでしょうが、この時は瑠璃の核が傷つけられた状態で、そんな状態の核を吸収しても”自分の力”にはならなかったのでしょう。
そのため、瑠璃の体調と核が完治する時を待っていただけと思われます。
真珠姫の正体や性格、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】真珠姫の正体はレディパール | 声優・アニメ版の伏線を解説」の記事を参照ください。
宝石王のラスボスとしての強さと能力
最後は、ラスボスとして主人公(シャイロ)たちの前に立ちはだかった時の宝石王の強さや必殺技に迫ります。
瑠璃の核を吸収して”宝石王999″へと変化した
玉石の間に到着した主人公(シャイロ)たちの前で瑠璃を“999個目の核”として飲み込み吸収した後に巨大な怪物へと変化します。
ラスボスというポジションだけあり、変化後は巨大な怪物の姿と化した上に「尻尾」や「体当たり」「レーザー」などの必殺技の威力も絶大です。
そのため、ゲーム版ではその時のレベルや装備品が貧弱過ぎる状態で戦った場合、必殺技を一度喰らうだけでも瀕死にされることもありました。
サンドラの核も吸収後は”宝石王1000″として絶大や強さを発揮
宝石王999の形態で倒された後には、サンドラを“1000個目の核”として吸収することで「宝石王1000」という最終形態に変化して再び戦わされることになります。
宝石王999の時よりも身体サイズも大きくなり、繰り出してくる必殺技も「光線」や「超重力」など、更にパワーアップしています。
ただ、ゲーム版では威力の脅威さ以上に宝石王自身のサイズが大き過ぎるため、ユーザー(主人公)側が思い通りに身動きできない点に悩まされた人も多かったはずです。
それでも宝石王1000の巨体さと攻撃範囲の広さが合わさることで完全回避は極めて困難ですが、宝石王の後ろ側に密着しながら移動し続けることで何とか避けることも可能です。
それでも必殺技などで「自分の無敵状態」を作り続ける方が賢明と言えますね。
まとめ
今回は宝石王の性格や目的を”サンドラと協力関係を結んだ理由”も合わせながら紹介しました。
確かにサンドラが奪ってきた珠魅の核を飲み込む行為には許せない気持ちも湧く一方、情に厚い一面なども併せもつことにより、憎みきれないキャラクターであることも事実です。
また、ラスボスとして変化した後の姿や強さ、必殺技の項目では、少しゲーム攻略寄りな内容となりましたが、アニメ版の影響でこれから新たにゲーム開始する人達には簡単な参考にしていただけると幸いです。
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