「86-エイティシックス-」は、2021年春の新作アニメとして4月から放送中の人気テレビアニメ作品です。
本記事では主人公シンの兄として登場した、ショーレイ・ノウゼン(通称:レイ)の過去と現在を紹介。
記事の後半では「弟(シン)を憎む理由や本心」、さらに”死神エンブレムの関係性”、因縁の兄弟対決の行方にも迫ります。
本作品の登場人物に関しては「86の人物相関図」の記事をご覧ください。
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目次
ショーレイ・ノウゼンとは?
まずは、ショーレイ・ノウゼン(以下は「レイ」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
ショーレイ・ノウゼンのプロフィール
まずはショーレイ・ノウゼンの簡単なプロフィールから見ていきましょう。
通称 | レイ |
パーソナルネーム | デュラハン |
人種 | 有色種(エイティシックス) |
出身 | 共和国 |
年齢 | 享年20歳 |
身長 | およそ180cm |
5年前に”戦死”した「シンの兄」として登場した
本編の中でもレギオンとの戦闘中に、カイエやダイヤを始めとした仲間たちが次々と殺されてしまう展開が多い中で、レイに関しては「既に“戦死”した者」という立ち位置での登場となりました。
レーナとの会話で判明しますが、実は本作品の主人公であるシンエイ・ノウゼン(通称は”シン”)の“兄”でした!
弟・シンとは真逆の色が特徴的
同じ両親から生まれたレイもまた、弟(シン)と同じく「有色種(エイティシックス)」になりますが、”髪”と”瞳”の色が弟とは「完全に真逆」であったことも大きな特徴です。
レイの場合は“赤い髪”と“黒い瞳”による外見となっていました。
過去から現在にかけて、立ち位置が大きく変化している
シンやレーナを始めとして、ストーリー展開の変化に応じて、これまでの”立ち位置”が大きく変わることが多い点も本作品の特徴ですね。
このレイもその中の1人であり、まだ生存していた過去から戦死した後の現代にかけて、彼の立ち位置も大きな変化を続けていました。
そこで、レイによる“変化の過程”を、ここで簡単に振り返ってみましょう。
立ち位置 | |
過去①(共和国) | 弟に対して、とても優しい兄。 |
過去②(収容所) | “両親の戦死”により、すべての”憎しみ”を愛する弟にぶつけてしまう |
過去③(出兵後) | “戦隊長”としてレギオンと戦い続ける |
戦死後の現在 | レギオンの「羊飼い」に変わり”敵側”に回ってしまう。 |
かつてはシンのことを誰よりも愛してきた“優しい兄”だったレイも「両親や自身の“死”」が原因で、大きな変化を繰り返していました。
しかし、これは決して彼自身が悪いわけでなく、あくまでも無情な共和国や過酷すぎる戦場がレイをここまで「悪い方向に変化させてしまった!」と考えるのが妥当だと思います。
ショーレイ・ノウゼンの過去
ここからは、アニメ第5話の回想シーンで初登場した時期よりも“前の時系列”に遡る形で”レイの過去“に迫ります。
家族揃って”第86区”にある収容所へ送られてしまう
元々は共和国の首都で10歳下の弟(シン)や両親と一緒に家族揃って幸せに暮らしてきました。
しかし、レイが17歳になった年に、そうした家族の幸せも簡単に引き裂かれてしまいます。
“レギオンの襲撃”が起きたことに加えて、彼らが「有色種(エイティシックス)」であるという理由だけで、祖国から銃を向けられて“家畜扱い”されながら、トラックや貨物列車に詰め込まれる形で「収容所」に送られてしまうのです。
自分たちが”家畜”として運ばれている間、かわいい弟・シンは、怯えて泣きながらレイに縋りついてきます。
レイ「弟(シン)は俺が守る!何があっても、何からだって絶対に!」
この時はレイもまた、自分に縋りついてくるシンを優しく抱きしめながら決意を固めます。
しかし、その後から待ち受ける残酷な運命や結果により、レイ自身も変わり果ててしまうことを本人もまだ知る由もなかったのです。
出兵した両親との”死別”
レイたち家族が送られてきた収容所は、あまりにも悲惨かつ粗末な場所でした。
それでも、共和国から自分たちに対して「兵役に応じれば“市民権”を返す」という内容の通知が届きます。
それに応じたことで、まずは父親が家族を収容所に残す形で1人だけで出兵します。
父親「お前たちだけでも、家に帰らせてやらないとな…」
愛する家族の前では笑いながら言って出兵したものの、二度と戻ってくることはありませんでした。
その次には母親も出兵したものの、父親と同じように戦死してしまいます。
両親を失った後は、収容所の片隅にある教会で働いている神父によって育てられます。
それでも、今度はレイにも同じ通知が来ます!
両親を失わされた”憎しみ”を弟・シンにぶつけてしまう!
与えられた自室の中で、自身に届いてきた通知を眺めながら立ち尽くすレイ。
この時点で、政府や白系種(アルバ)への“憎しみ”が沸々と湧き上がり始めます。
しかし、この怒りや憎しみには「母親を止められなかった自分への不甲斐なさ」も込められていました。
そんな状態の自分に近づいてきたシンが、母親まで死んだ理由を聞かれます。
シン「お母さんは、もう帰ってこないの?どうして死んじゃったの?」
この時、レイの中にある”何か”が切れてしまいます!
レイ「お前が…!“2人目”なんかが、いたからだ!」
シンの細い首を掴みながら押し倒しては、両手で思い切り締め上げてしまうのです!
この時のレイの感情には、もはやシンへの愛から一転して“憎しみ”ばかりを彼にぶつけてしまいます!
激情のまま”弟のせい”であることを喚き散らしては、本気で殺すつもりで首を絞めていました。
その時の表情は、これまでの”優しい兄”から一転して「弟への”憎しみ”に満ち溢れた悍ましい表情」に変わっていたのです。
レイがつけた”傷跡”は消えないまま…
両親を失わされたことによる”憎しみ”の全てをぶつけらる形でレイの首を強く絞めるレイは、「すべてが弟(シン)の”罪”」とまで言い放ちます!
レイ「罪業(シン)…お前の名前だ。相応しいじゃないか!何もかも全部、お前の“罪業”だ!」
こうしたレイからの怒号は、今でもシンの脳裏に焼きついており、離れることがありません。
さらに、この時に強く絞められたことでつけられた「首の傷跡」も消えることはなく、まるで弟を”呪い”にでもかけたかのように残り続けます。
シンが首に巻いている”白いスカーフ”は、レイからつけられた傷跡を隠すためなのね…。
レイがシンにぶつけた”憎しみ”は八つ当たりでしかない!
出兵した両親の戦死によって、自身が抱く“憎しみ”のすべてを愛するシンへぶつけてしまうレイ。
しかし、それは完全に弟を憎むようになったわけでなく、単なる「八つ当たり」でしかなかったのです。
その証拠として、もしもレイの方が完全にシンを憎んでいたとしたら、自分の弟のことを殺そうとしたことに対して罪深さを感じないはずですからね。
兄弟愛があるって分かるのは、やっぱり良いことだね!
シンとの決別…そして出兵へ!
シンの首を容赦なく絞め続けるレイ。
このまま続けば、間違いなく彼を絞め殺してしまうところでしたが、その場に駆けつけた神父から肩を掴まれて引き離されたことで“未遂”に終わります。
その神父からはすぐに自室から出て行くように強く怒鳴られたため、レイもその命令に従います。
しかし自室から出て1人きりとなった途端、自身の犯した「罪深さ」に戦慄を覚えながら、頭を抱えてうずくまります。
レイ「ああああああああああ!」
本来ならば、守りたかったはずのシンを自身の手で殺害しそうになった自分自身にも“激しい憎悪”を向け始めます。
自分たちの前に駆けつけてくれた神父のおかげで、シンはすぐに息を吹き返しました。
しかし助かったところで、レイの方は会いにいくことを神父から許してもらえませんでした。
そして何よりも、レイ自身がシンと顔を合わせることを強く恐れていたのです。
そのため、結局はシンには一言も告げぬまま、1人きりで戦場へと出立してしまいます。
レイ「このまま死ぬわけには、いかない!必ず生きて帰らないと…」
シンへの”強い罪悪感”を抱えながらも、過酷すぎる戦場でも必死に戦い続けていきます。
(こうして”ジャガーノート”に搭乗して戦い続ける中で、まだ幼い頃のレーナと出会います)
戦い続ける中で”戦死”した…
過酷な戦場の中で、同じ「有色種(エイティシックス)」の仲間たちが次々と死んでいく中でも頑張って戦い続けるも空しく…レイもまた両親の後を追うかのようにレギオンとの戦闘により“戦死”してしまいました。
しかし戦死したレイの”死体”を兄よりも遅れて出兵したシンに見つけられてしまうとは、あまりにも皮肉としか言いようがありませんよね!
レイの死体はシンに発見された
シンも、レイの後を追う形で出兵します。
幼かったシンも12歳に成長していたものの、早くも所属部隊を壊滅されたために、1人きりで廃墟の市街地に潜みます。
雪も降り続けることで厳しい寒さの中で彷徨いますが、そんな中で1機の“ジャガーノート”の残骸を発見します。
そのジャガーノートには“首のない骸骨騎士”のパーソナルマークがありますが、それはシンにとって決して忘れることなどできないものです。
さらにコクピットの中も覗いてみますが、その中にいたのは「“首なし”の状態とされた兄・レイの死体」でした!
(アニメ版では、第6話の冒頭にあたる場面ですね)
シン「…兄さん!」
コクピット内の”首なし死体”を見ただけで、なぜ兄レイであるのかと問われても、シンの方も「分かるから」としか答えられません。
しかし、シンも単なる勘だけで言ったわけではありません。
幼き頃から一緒に暮らしてきたシンにとっては、たとえ”首なし死体”と化しても、その死体に対して他人には分からないような「兄の面影」を感じたのでしょう。
それだけでなく、レイの死体が乗ったままのジャガーノートには、シンにとって決して忘れることのできない「首なしの骸骨騎士」による“パーソナルマーク”まで記されていたからです!
このマークのデザインは、元々はシンが幼い頃に大好きで読んでいた“絵本の主人公”として描かれていたキャラクターでした。
自身のジャガーノートに”弟の大好きなキャラクター”をパーソナルマークに記したのは、シンへの未練だけでなく「必ず生きて戻り、弟(シン)を迎えに行く!」という強い決意によるものだったのでしょう。
戦死後もシンの名を呼び続けている
自身の決意も空しく、最も言いたかったことすら伝えられないまま戦死したレイは、レギオンとされた現在もシンの名を呼び続けます。
そして呼ばれる側となるシンもまた、自身の持つ“異能”により、兄からの呼び声に気づいてしまうのです。
レイ「…シン」
シンが第6話で戦死したダイヤを、自身の手で葬り去った後にも、レイの思考が呼びかけてましたね!
レイとレーナの出会いと関係性
ここからはレイが助ける形で出会ったレーナとの関係性を、過去から現代の流れに沿って紹介します。
まだ幼き頃のレーナを助けてくれた!
アニメ版の第5話で、父親とも死別した上、火の海の中で孤立させられた当時12歳のレーナを、レギオンの攻撃から救ってくれた兵士こそが“ショーレイ・ノウゼン”でした!
この時のレイは仲間たち共に夜間の任務に出ていた中で、レーナたちが搭乗して飛行する“偵察機”が爆破された瞬間を目撃していたのです。
仲間たちからの制止も聞かず、レイが心配しながら単独で駆けつけてくれたおかげで、レーナを危機から間一髪で助けてくれたわけですね。
レーナに対して”シンの面影”を重ねてしまう
自分の”ジャガーノート”でレギオンを殲滅すると、レイの方から恐怖心で座り込んでいたレーナに対して、優しく手を差し伸べてくれます。
レイ「大丈夫か?」
始めはレイもレーナから恐れられいたものの、すぐにお礼を告げられながら話してくれるようになります。
さらに、レイの方はレーナの姿に“自分の弟(シン)”の面影を重ねてしまうのです。
レイ「弟がいるんだ。ちょうど君と同い年くらいかな。大きくなってるだろうなぁ…」
レイの方から気を許したかのように、両親や自分たち兄弟の出身を教えた後、レーナに対して”自分の弟(シン)”のことも話し始めます。
レーナにチョコレートを渡したレイ
レーナに対して簡単な自己紹介も済ませたレイが、彼女に対して「お腹空いてない?」と気さくに聞いてくれます。
この時のレーナは空腹感など感じてませんでしたが、それでもレイの方から「チョコレート」による“施し”を与えました。
しかし、レイがレーナと話せたのはこれっきり。
レーナと会う前に、戦いの中でレイは死んでしまいます。
レーナへの”施しの仕方”が原作とアニメ版では異なる
この時のレイによる「チョコレート」による”施しの仕方”が原作ラノベ版からアニメ版にかけて、大きく変更されました。
施しの仕方 | |
原作 | お湯で溶かしたチョコレートを渡した |
アニメ | 板チョコのまま渡した |
アニメ版では放送話数や時間による都合上により変更されたのでしょうが、こちらでもレイにある“本来の優しさ”が分かりやすく伝わっていたことが心地よかったですね。
それでも、個人的には小説版が良かったなぁ…。
シンはレーナの敵として現れる
シンの口から「レイの”戦死”」を聞かされますが、知らされるのは、それだけではありません。
第3話で戦死したカイエと同じく、レイもまたレギオンによって”自身の脳”を回収されていたため、今でも“敵(レギオン)”として生かされ続けていることも聞かされます。
カイエの詳細は以下の記事をご覧ください。
さらには、シンがそんな状態と成り果てた”レイ”を捜すために、これまで戦い続けてきたことまで…。
レーナ「せめて、もう戦わないでください!」
そこまで聞かされたレーナも、兄弟同士による殺し合いを必死に止めようとします。
シンの異能を駆使して戦うのではなく、「レギオンと化したレイから逃げる作戦」も提案しますが、それすら聞き入れてもらえません。
レーナからの制止もシンには届くことはなく…共和国から与えられた”偵察任務”の中で、激しい憎悪に満ちたレイが迫ります!
そんな兄との悲しい決戦の中で戦うシンやスピアヘッド戦隊に、レーナもまた“ハンドラー”として途中から参戦します。
結局はレイとシンを止めるどころか、レーナ自身もまた、そんな「兄弟同士による”悲しい決戦”」に参戦することとなってしまうわけですね。
現在は敵(レギオン)として襲いかかる存在に!
ここからは、レイの”現在の姿”について紹介してきます。
戦死後は「羊飼い(指揮官)」に変わり果てていた!
アニメ版でシンから発見された場面で、レイは“首だけがない状態”で発見されました。
それは即ち、第3話で殺されたカイエの時と同じように「レギオンから“頭部だけ”を持ち去られたこと」になります。
回収されたレイの“脳”が「羊飼い(指揮官)」として“重戦車型(ディノザウリア)”に組み込まれてしまったのです!
「羊飼い(指揮官)」や「重戦車型(ディノザウリア)」の詳細は、以下の記事を参照ください。
シンもそのことを既に把握している状態であり、知覚同調(パラレイド)で会話しているレーナに対しても、そのことを教えます。
“特別偵察の日”に襲いかかってくる!
これまでは弟に対して「…シン」と軽く思考を向けるばかりだったレイですが、シンたち”スピアヘッド戦隊”が共和国側から命じられた“特別偵察の任務”についた時にして、とうとう今の変わり果てた姿を露わに出しながら迫ってきます!
レイ「シィィィィィィィィィィィン!」
これまで戦ってきたレギオン達とは比べ物にならない程の巨体な”重戦車型(ディノザウリア)”として現れたレイは、轟音で咆哮します。
その時の咆哮は、最低の同調率でも腹の底まで響き渡るような“大音声”です。
そこまでに悍ましい絶叫は、シンと一緒に出撃しているライデンやアンジュさえもビビらせてしまうのです。
レイのジャガーノートはシンが引き継いでいる
戦いの中で、残念ながら死んでしまったレイ。
そんなレイのジャガーノートは、シンが引き継いでいます。
兄が使っていた機体で兄を討つ。
なんだか感動できるわね。
シンの引き継ぎにより”武装”が変更された
兄(レイ)の”ジャガーノート”を弟(シン)が受け継いで乗りますが、これだけでも「世代交代」としてのカッコ良さがありますね!
しかし、シンの場合は単に引き継いだだけでなく「一部の武装」を交換した状態で戦っています。
それこそが前面部に装備されている「高周波ブレード」ですね!
武装 | |
レイの時 | 「重機関銃」 |
シンが継いだ後 | 「高周波ブレード」 |
搭乗者がシンに変わってからは、遠距離武器「重機関銃」から近距離武器「高周波ブレード」に変わったわけです!
この「高周波ブレード」が装備されたジャガーノートは、現在では“シン搭乗機”という部類に分けられており、バンダイから発売されたプラモデルでも、この武装で”汎用仕様”との区別化がされていますね。
パーソナルマークも”一部のデザイン”が変更されている
レイからシンにかけて変更されたのは、武装だけではありません!
コクピット部の左側に記されていた「首なしの骸骨騎士」マークにも“一部のデザイン”が変更されているのです。
その変更点とは、その「首なしの骸骨騎士」が右手に持っている“武器”でした!
変更されたマーク | |
レイの時 | 「剣」 |
シンが継いだ後 | 「シャベル」 |
レイの時には、シンの絵本の中で描かれていた“剣を持っている状態”そのままのデザインでした。
しかし、シンは自分が引き継ぐ時、自身の大好きな騎士の持ち武器だけを「シャベル」に変更していました。
レイとシンによる”兄弟決戦”の行方や結末
“特別偵察の日”にして「羊飼い(指揮官)」および”重戦車型(ディノザウリア)”として現れたレイとシンによる、深い因縁と悲しみによる“兄弟決戦”が始まります!
レイ(重戦車型)はシンに倒される
レイとシンが1対1″で戦うのは、あくまでも最初と最後だけ。
レーナやスピアヘッド戦隊の仲間たちも、援護してくれる形で参戦します。
桁違いな巨体さや火力に圧倒されてしまうものの、結果的に、レイ(重戦車型)はシンに倒されます。
レイ(重戦車型)が倒された要因
- レーナの父が残してくれた”戦闘の知識”
- レーナの作戦が的中した
- 作戦実行までレイ(重戦車型)をスピアヘッド戦隊の仲間が食い止めた
- シンによる”強い決別の意思”が込められたトドメの砲撃
レイ(重戦車型)が倒された要因は、主に上記の4つが考えられます。
この”兄弟決戦”では、これら4つの要因が絶妙に絡んだからこそ、「シン達の勝利」という結果に辿りつけたのでしょう。
①レーナの父が残してくれた”戦闘の知識”
て容赦なく迫ってくるレイ(重戦車型)とシンは、”1対1″による戦闘を望みます。
次々と攻撃を仕掛けるレイ(重戦車型)に対して、シンは森林地帯に逃げ込むように誘導しながら戦います。
始めは、レイ(重戦車型)相手にいい勝負をしているように見えたシン。
しかし、彼からの攻撃を受けたショックにより、コクピット内で意識を失い気絶してしまいます!
そんな状況を知ったレーナもシンを死なせたくない想いで、かつて父・ヴァーツラフから教えられた“戦闘の知識”を思い出します。
- 戦車タイプの装甲は敵弾を弾くが、何の損害も受けていないわけではない
- 砲弾を弾けたとしても、その中に含まれていた”運動エネルギー”の一部は「衝撃」として、戦車全体に浸透する
- 「衝撃」は強力な威力を誇り、本体の部品を落下させたり乗員たちをうち倒してしまうこともある。
これらの知識を思い出したことで、レーナは咄嗟に”遠距離砲撃”に長けているクレナに話すことで「射撃による援護」を求めます。
②レーナの作戦が的中した
レーナが咄嗟にクレナに対して「射撃援護」を要請するものの、レイ(重戦車型)の近くには、まだ気絶したままのシンが乗る”ジャガーノート”がいます。
そのため、例えレイ(重戦車型)に対する”威嚇”程度の目的であっても、自分たちが強大な砲撃を放つことにより、シンをも巻き込みかねないのです。
それでもレーナの方には、そうした戦況の中で“1つの考え”があることを話し、クレナの方もやっと納得してくれます。
レーナ「私も大尉(シン)を死なせたくない」
レーナの真摯でありながらも、必死さも合わせて見えた声色に対して、クレナもやっと頷きながら、彼女が発案した作戦に応じてくれます。
クレナが人の目には見えない”照準レーザー”を使いながら、発射した「対装甲誘導砲弾」がレイ(重戦車型)の機体に向けて見事に命中します!
※「対装甲誘導砲弾」とは”人間の子供の背丈”と同じ位の大きさもあり、絶大な威力を誇る砲弾です。
”重戦車型”にある「”索敵能力”が低い」という弱点をついたことで、レイ自身に気づかれない方法で命中させた点も、実に見事なものね!
巨大かつ絶大な威力も持つ砲弾をマトモに喰らえば、レイ(重戦車型)であっても無事に済むはずがありません。
レイ(重戦車型)そのものに対しては致命的なダメージを負わせるまでには至らないものの、「羊飼い(指揮官)」でもある彼の周辺にいたレギオンたちを全滅させることには、完全に成功します!
それと同時に、レイ(重戦車型)の動きを一時的に止めることもできました。
③作戦実行までレイ(重戦車型)をスピアヘッド戦隊の仲間が食い止めた
先に挙げた「レーナの作戦」が見事に成功した理由として、セオトやアンジュ、そしてライデン達による“決死の援護”も忘れてはなりません。
シンが気絶させられて戦えなくなってしまった戦況の中でも、彼らは危険を顧みず、レイ(重戦車型)の視点や意識が自分たちに向くように必死に引きつけてくれました。
この援護によって、作戦開始の時間稼ぎになったりシンが殺されるのを防いだりできたのです。
スピアヘッド戦隊による”援護”がなければ、レーナの作戦も、ここまで上手く的中することはなかったと思います。
④シンによる”強い決別の意思”が込められたトドメの砲撃
レーナの作戦やスピアヘッド戦隊による援護が良い形で絡み合ったことで、この戦闘中でのレイ(重戦車型)からの猛攻をできる限り食い止めることには成功しました。
これによりレイ(重戦車型)の中にある”処理系”が停止させられたことで一時的に動けなくなるものの、シンの方も気絶させられたまま、まだ目覚めていません。
レーナ「お兄様を弔うのでしょう…シン!」
眠ったままの意識の中でレーナからの声が響いたおかけで、シンはやっと目覚めます。
しかし、レイ(重戦車型)の方も同じタイミングで”処理系”が回復したことでセンサーも正常に戻りますが、この時点では背後から滑空砲を向けて、自分を狙っている“シン”の反応を確認します。
兄である自分に向けて”銃口”を向けてくる弟(シン)に対して、これまでとおなじように「…シン」と亡霊の声をかけ続けます。
しかし、そんな”亡霊の声”も、この時点ではシンに届いたところで砲撃をやめることはありません。
シン「さよなら、兄さん」
シンの方も先ほどのショックで受けた切り傷からの出血が左目に入り込んでいたものの、それでも照準が合った瞬間、自分の砲撃を迷わず発射します!
彼が狙った場所は先の「高周波ブレード」で引き裂かれた“わずかな隙間”でした!
シンが放った砲撃が見事に命中したことにより、レイ(重戦車型)の機体内部から発生した超高温と超高速を誇るメタルジェットが火を噴きながら、赤黒く燃え尽きていきます。
根本的な強さにおいてはレイ(重戦車型)の方が圧倒的に上回っていたことは確かです。
それでも”レーナの作戦”や”仲間たちによる必死の援護”まで味方につけた弟(シン)に対して、“勝負”としては完全に「敗北」させられる結果を迎えたのです!
スピンオフではレイの”平和な日常生活”が見られる
悲しい結末を迎えて死んでしまったレイ。
しかし、スピンオフ作品ではレイの”平和な日常生活”が見られます。
ここでは、そんな例の平和な日常生活の世界線の内容を紹介していきます。
内容を知りたい人は、スピンオフ作品を買うしかないの。
平和な世界では”会社員“として平和な人生を歩んでいた!
本編とは全く異なる路線の“スピンオフ作品”「オペレーション・ハイスクール」では、戦争がない平和な世界で高校生活を満喫するシンやレーナの青春や“平和な日常生活”が描かれています。
そんなパラレルワールドの中で、レイは既に会社員として働いている身です。
兵士として戦争させられることもなく、あくまでも“一般的な会社で勤める会社員”という設定で日々を平和に過ごしています。
もうこの世界で生きてほしいよ…。
両親やシンと一緒に暮らしている
既に社会人として働いてレイは、両親やシンとも仲良く、一緒に暮らしています。
レイにとっては、この生活そのものが“最大の幸せ”と言えますね。
シンの反抗期に悩まされるレイ
会社員としての仕事から帰宅したレイは、シンが浴衣を着て夏祭りに行こうとする姿を目にします。
(ちなみにシンが一緒に行くお相手は、レーナです)
レイ「シン、さてはお前…“デート”か?」
ストレートに聞いてしまうレイですが、弟の方は完全に無視される形で素通りされてしまいます。
この世界線のシンは、現在思春期でもあり“絶賛反抗期中”なのです!
そんな反抗期な弟に悩まされますが、今度は弟の方から振り向いては、声をかけてきます。
シン「兄さん、帯が結べない」
意外にも頼ってきてくれた弟の浴衣の帯を結んであげるのでした…。
シン「”助けて”なんて、言ってない」
レイ「はいはい、そーですねー!言ってませんねー!」
平和な日常の中でも、憎まれ口を叩きながらも兄を頼ってくれる弟のことが可愛くて仕方がないんですね。
いつも過酷すぎる戦場で戦わされているレイとシンには、たまにこうした“平和な世界と日常”の中で楽しく過ごさせてあげたいと考えてしまうものですよね!
レイとシンによる”平和な日常”を見たい人は、「オペレーション・ハイスクール」第1巻に収録されている第3話を読んでみましょう。
ショーレイ・ノウゼンの声は声優「古川慎さん」が担当
ショーレイ・ノウゼンの声を担当している声優さんは、「トイズファクトリー」に所属されている、古川慎さんです。
古川さんがアニメや声優に興味を持たれたのは、まだ5歳だった頃に観ていた「ガンダムW」や、同作品の主人公ヒイロ・ユイの声を担当されていた緑川光さんの名演技がキッカケだったそうです。
高校生のときに友人からもらった専門学校のパンフレットをもらい、憧れの緑川さんが”特別講師”として来られることを知ったために、その専門学校に通い始めました。
その専門学校を卒業されてから、Webアニメ「武装中学生(2011年)」の吉野サトシ役で声優デビューを果たされました!
ショーレイ・ノウゼン役の声優・古川慎さんの代表作
古川さんもまた、2011年の声優デビューを皮切りに、多くのアニメ作品への出演を多くこなすことで実績を重ねてきました。
そうした数多いメインキャラの中で特に印象深いのが、やはり「憂国のモリアーティ」のシャーロック・ホームズ役では、ないでしょうか。
「憂国のモリアーティ」シャーロック・ホームズの詳細は以下の記事をご覧ください。
古川慎さんの他の代表作は、以下の通りです。
- 「かぐや様は告らせたい」白銀御行役
- 「あひるの空」香取真吾役
- 「転スラ日記」ベニマル役
- 「吸血鬼すぐ死ぬ」ロナルド役
まとめ
今回は、シンの”優しかった兄”であったと同時に、現在では”レギオン”と変えられてしまった「ショーレイ・ノウゼン」のキャラクター性や過去・そしてレーナやシンとの関係性を紹介しました。
記事の後半では「レイからシン」による”引き継ぎ要素”や、今後の展開で繰り広げられる「兄弟決戦」の行方や結末にも迫ってみました。
共和国やレギオンによって、あまりにも悪い方向に変化させられたレイもまた「1人の犠牲者」であったことが解るかと思います。
それでも最終的には、愛する弟(シン)の手でレギオンと化してしまった自分を葬り去ってもらえたことが、唯一の救いだったのかもしれませんね。
本作品「86の人物相関図」に関しては、こちらの記事をご覧ください。
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コメント
いきなりすみません、
シンが砲塔の先端を突っ込んだ(ディノザウリアに出来ていた)傷は、シン自身が気絶させられる直前に、高周波ブレードで切って出来たものですよ。
コメントをいただき、ありがとうございます。
確かにそいうでしたね!
私も「高周波ブレード」と書いたはずが、途中で誤りがあった様です。
その部分だけ修正させていただきました。
今後とも、よろしくお願いします。