ライトノベルやコミカライズで長年に渡って多くのファンを獲得し続けている「回復術師のやりなおし」。
テレビアニメが2021年冬の新作アニメとして、ついに放送および配信開始されましたね!
本記事では、フレイアのキャラクター性や魔術能力、”フレアだった頃との違い”を紹介。
さらに記事の後半では、重要な役割を果たす展開についても解説しています。
フレアの詳細は以下の記事をご覧ください。
目次
フレイアとは?
まずはフレイアのキャラクター性から紹介していきます。
フレイアのプロフィール
まずはクレハの簡単なプロフィールから見ていきましょう。
種族 | 人間 |
一人称 | 私 |
クラス | 【術】の勇者 |
ケヤルにより奪われたのは、あくまでも”記憶のみ”であり、基本的なプロフィールはフレアだった頃から大きな変更点はありませんね。
ケヤルの詳細は以下の記事をご覧ください。
ケヤルの復讐により、変えられた容姿と名前
元々はジオラル王国の第一王女フレアでした。
ケヤル「お前みたいなクズが心を入れ替えて、俺の“便利な道具”として生まれ変わるんだ!最高だろ?さよなら、フレア・・・」
第2話でケヤルからの復讐を受けた末、”改良(ヒール)”により記憶と容姿を変えられたキャラクターが「フレイア」となります。
「回復術師」第2話を無料で視聴したい人は、以下の記事をご覧ください。
「フレイア」に変わってからの変更点
ここからはフレアから「フレイア」に変えられてからの変更点を見ていきましょう。
フレイアに変わってからの変更点は、主に以下の5つあります。
- 顔つきが美人系から可愛い系に変わった。
- ケヤルガと”愛し合う仲”だとすり込まれる。
- ケヤルガに尽くすことを”至上の喜び”とする。
- 悪女から”正義感溢れる性格”に変わった。
- ケヤル(ケヤルガ)を”自分の主”を尊敬するようになった。
意外にも多くの変更点を発見出来ました。
これらの変更点にも迫っていきましょう。
【フレイアの変更点①】顔つきが”可愛い系”に変わった
淡いピンク色の髪色とロングヘアはそのままに、青く澄んだ瞳が大きくなったことにより美人系(フレアの頃)から“可愛い系”の印象が強まりましたね。
大きく見開いた両目により、フレアの時のキツそうな印象から“優しそう”な雰囲気に変わった点もポイントです。
ケヤル「見た目も俺好みに変えてやるよ!」
ケヤルからの復讐を受けて容姿を変えられた時、確かに彼は”自分好みに”と言いました。
そして放送話数を重ねていく度、フレイアの顔つきが何気なくアンナさんに似ている印象も受けます。
これは今後の展開で分かることですが、ケヤルにとってアンナさんは自分の”育ての親”であると同時に”初恋の人”でもありました。
フレイアがアンナさんと似た顔つきに変えられたのは、ケヤルの中にある“叶わぬ想い”への未練も込められていたかもしれません。
【フレイアの変更点②】ケヤルガと”愛し合う仲”だとすり込まれる
ジオラル城の部屋で容姿を変えられて気絶した直後、ケヤルガにより宿屋へと連れ出されます。
そしてベッドの上で目覚めた時、本当に”フレアだった頃の記憶”を失っていたのです。
フレイア「あれ、ここは何処ですか?私はいったい何を?何も思い出せない・・・私は誰?」
ケヤルガ「お前の名前は『フレイア』。お前は俺の”従者”だ」
記憶を失ったところで、ケヤルガの都合良い内容にすり込まれていきます。
更には「自分たちが愛し合った仲」という偽りの関係さえも、お互いの身体を重ね合った後に信じ込んでしまいました。
フレイア「記憶はまだ戻りませんが、あなたが“大切な人”だと言うことは分かります」
フレアだった頃までは完全に”クズ犬”呼ばわりしていたケヤル(ケヤルガ)を、こうしたすり込みによって”大切な人”という認識に変わります。
【フレイアの変更点③】ケヤルガに尽くすことを”至上の喜び”とする
ケヤルガからの”嘘情報”はさらに続きます。
自身がケヤルガに仕えることで“至上の喜び”を感じて「どんな酷い命令でも喜んで従う“従順な雌豚”」であると教え込まれます。
ケヤルガ「いいか、こう言うんだ・・・」
フレイアはケヤルガに従うままに指示された台詞を発します。
フレイア「この雌豚に“ご褒美”をください」
まだフレアだった1周目の頃には自身の快楽のためにケヤルへの虐待を繰り返してきましたが、2周目では完全に”ケヤルガの快楽を満たす道具”になり果てます。
本作品の「人物相関図」に関しては以下の記事をご覧ください。
【フレイアの変更点④】”正義感溢れる性格”に変わった
フレイアになってから変わったのは”ケヤルガとの関係”だけではありません。
フレアだった頃までは自身や王国の繁栄のため、魔族の領地も平気で襲撃した上、亜人たちを捕らえては”奴隷”として売り飛ばすことで己の利益や繁栄のために動いてきました。
「回復術士」であるだけでケヤルを見限り、何の躊躇もなく彼を”薬漬け”にしてしまう時点で極悪非道な性格だったことが解りますね。
しかしフレイアに変わってからは、こうした“性格面”にも変化が生じます。
ケヤルガが”肉の盾”と称して奴隷を買うことを話した時には、フレアだった頃には絶対に聞けないであろう善良な台詞まで発します。
フレイア「可哀想じゃないですか!自由を奪って無理やり命令を聞かせるなんて!」
ケヤルガ「お前が、それを言うのか・・・」
1周目で酷い虐待ばかり受けてきた上に、私利私欲のために冒険や戦いを続けていたフレイア(フレア)から、そんな台詞を聞かされてはケヤルガが内心で呆気に取られる気持ちも分かりますよね。
しかしフレアだった頃の”クズぶり”に関しても、一緒に冒険を続けることで、ケヤルガが想像していたものと少し違うことが明かされます。
彼女の性格は生まれつきでなく、自分が生まれ育った「ジオラル王国」の環境や父親(国王)による影響を強く受けていた為でした。
【フレイアの変更点⑤】ケヤル(ケヤルガ)を”自分の主”と尊敬する
2人で旅立ち始めてから到着した街(ラナリッタ)では、水の毒化による奇病が蔓延していました。
すぐに見抜いたケヤルガが自身の体内で抗体を作り、それを”薬”に変えて売ることで住人達を救うことを提案します。
フレイア「素晴らしいです、ケヤルガ様!」
ケヤルガにとってはあくまでも”旅の資金稼ぎ”のためにやっているのですが、フレイアからの視点では彼が街の人達を救うため尽力しているように見えていました。
それだけでケヤルガのことを「素晴らしき人格者」と言いながら、能力面だけでなく”性格”の部分でも強く尊敬するようになります。
更に奴隷商で買い取ったセツナを宿屋で治療していたにも関わらず、目覚めたと同時に殴られた彼を必死に擁護します。
フレイア「違います!ケヤルガ様はあなたの“治療”をされてたんです!その仕打ちがこれですか?」
ケヤルガ自身には不純な動機も含まれてましたが、自身で作った薬で治療しながら看病までしていたことに変わりありませんからね・・・。
ケヤルを”クズ犬”呼ばわりして虐待の限りを尽くしてきたフレアだった頃とは、完全に“真逆”の見方に変わりましたね。
フレイアの強さと魔術能力
ここからはフレイアに変えられてからの強さや魔術能力について触れていきます。
フレイアに変わっても魔術能力に支障ナシ!
フレイアに変えられてからも、ケヤルから奪われたのはあくまでも“記憶”だけでした。
そのため、フレアだった頃までに使用してきた攻撃魔術は、そのまま使って戦えます。
勇者の力で人間の限界をも超える!
フレアだった頃から”勇者の力”によって「全ての属性」による攻撃魔術を使えていました。
さらに本作品の中で魔術は「階位」という名目での強さや位に分けられており「第5階位までが人間が使える魔術の限界」とされています。
1周目の頃は魔王(イヴ)相手に第7階位魔術「ミョルニル」まで颯爽と使っており「攻撃魔術の実力は本物」であることをケヤルにも視聴者にも知らしめてくれました。
フレイアに変わってから特に印象深いのがやはり、氷狼族の村でジオラル兵たちに向けて放った第5階位魔術「流星」ではないでしょうか。
「ミョルニル」には劣るものの、人間の限界とされる攻撃魔術を颯爽と放って大勢のジオラル兵たちを蹴散らしてくれましたからね!
フレイアとして新たに習得した魔術
ここからはフレイアに変えられてから、新たに習得した魔術を紹介していきます。
【フレイアの新たな魔術①】熱源探査
【術】の勇者として、フレアだった頃から強大な魔術能力を持っていましたが、フレイアに変わってからはケヤルガから新たな魔術を伝授されます。
その1つ目が「熱源探査」となります。
これは攻撃用でなく、あくまでも自分たちから遠く離れた位置にいる魔物を探知するための魔術です。
「熱源探査」の展開距離は“350メートル”とされており、1つの方向だけに限定すれば“500メートル程”離れた位置まで探査することが可能です。
しかし探査だけで終わるわけでなく、このまま離れた位置にいる魔物たちへ、そのまま攻撃魔術を仕掛けます。
【フレイアの新たな魔術②】混合魔術「氷槍風弾」
どんなに優れた魔術師でも使える属性は2種類ほどとされてますが、フレイアの場合は「全ての属性を使える」スキルの持ち主です。
そこを見込まれたケヤルガから伝授されたのが、混合魔術となる「氷槍風弾」です。
「氷槍風弾」では”氷”属性と”風”属性の2つが混合されています。
- まずは”氷”属性で”氷状の槍”を作る。
- 次に”風”属性の魔術で”氷状の槍”を風に乗せて、高速で飛ばす。
この結果、先の「熱源探査」で見つけた離れた位置にいる魔物たちをアッサリ倒してしまいます!
ケヤルガからの視点で属性1つずつでは何かしらの欠点が生じてしまいますが、その欠点を「別の属性で補えれば多様な状況にも対応できる」とされました。
それはまさに全ての属性を使えるフレイアだからこそ、成し遂げられた“魔術の極意”とも言えますね。
装備品の性能と入手方法の違い
先にも述べた通り「勇者」のクラスと高い魔術能力がそのまま残っているため、フレイアに変わってからも「神装宝具」の装備や使用も可能です。
そこでフレイアも使うことになる「神杖ヴァナルガンド」の性能と”入手方法の違い”にも迫ってみましょう。
【術】の勇者が使うべき高性能さを誇る!
1周目(フレア)の頃でも使用していた「神杖ヴァナルガンド」ですが「神装宝具」だけあり、普通の武器にはない特別な効果も備わっております。
一般的な魔術用の杖は得意属性と不得意属性を持っておりますが、「神杖ヴァナルガンド」においては完全に格が違います!
そこで「神杖ヴァナルガンド」を使用した中での主な効果を挙げてみましょう。
- 全ての属性の魔術の威力や精度を向上させられる。
- 魔力の収集力や演算能力も極めて高い。
- 更に膨大な魔力を溜め込む能力も持っており、使用する者(フレア)の限界を超えた魔術を発動することも可能。
- 他者の魔力を溜め込ませることにより、自分では扱えない属性の魔術も使用可能となる。
これらの性能もまた、フレアの魔術能力に大きく貢献していたことが解ると思います。
「神杖ヴァナルガンド」の入手方法は?
1周目では【術】の勇者として「神杖ヴァナルガンド」を愛用しており、2周目(フレイア)でも冒険中に入手します。
しかし、1周目と2周目ではその”入手方法”が大きく違ってきます。
まずは、それぞれの入手方法を簡単に比べてみましょう。
1周目(フレアの頃) | ケヤルとは関係なく、入手して使っていた。 |
2周目(フレイア) | ケヤルガから与えられた。 |
2周目では【槍】の勇者が使っていた「神装宝具」をケヤルガが奪ってから、フレイアに与えた点が大きな違いですね。
フレイアの意外な弱点とは?
ここからはフレイアが持つ、意外な弱点について触れていきます。
フレイアの持つ弱点は、大きく分けて2つあります。
- 別れた妹・ノルンの存在
- 魔術師ゆえに近接戦闘では弱い
この”2つの弱点”についても迫ってみましょう。
別れた妹・ノルンの存在
魔王(イヴ)以外には敵ナシのように見えていたフレアも妹のノルン姫だけには逆らえず、それが唯一の“弱点”となっていました。
ケヤルから記憶を奪われたことにより、妹の存在も忘れているはずですが、第3話でケヤルガと共に城下町を出る際に小さな異変が起こります。
「回復術師」第3話を無料で視聴したい人は、以下の記事をご覧ください。
国民たちの間では「フレア王女が殺されたことへの嘆きの声」が上がり続ける中、ノルン姫の帰還を強く願う声も聞こえてきます。
これを聞いた時点でケヤルガが”ノルン姫に対する恐怖心”を思い出しますが、フレイアもまた“自分も何かに怯えている”という気持ちに襲われます。
さらに冒険を続ける中で、クレハから思いがけぬ報告を受けてしまいます。
クレハ「ノルン姫が留学から帰ってきたの!」
ノルン姫の名前と帰還を聞かされただけでケヤルガが過剰に反応する中、フレイアもまた身震いを始めます。
フレイア「だ、大丈夫です。何だか急に寒気が・・・」
記憶を消されたことで”ノルンの存在そのもの”は完全に忘れているものの、動物的な本能が残っている以上は“ノルンに対するトラウマや恐怖心“は残っており、彼女自身にとっては「何か分からない存在に怯えている」状態となってしまうのです。
近接戦闘
第5話で奇襲してきたクレハからケヤルガを悪く言われたことで怒り、フレイアも攻撃を仕掛けます。
クレハ「今ここで貴方を断罪する!そうすれば、あの子たち(フレイアとセツナ)も目を覚ますはずよ」
フレイア「ケヤルガ様を“罪人扱い”するなんて、許しません!」
少し離れた位置からクレハに向けて攻撃魔術を放ちますが、怯まずにそのまま突っ込んでくる彼女の剣によって魔術そのものをかき消されてしまいます!
「回復術師」第5話を無料で視聴したい人は、以下の記事をご覧ください。
そして気づいた時には目前にまで迫っていたクレハからの突き攻撃を受けて気絶してしまいます。
目覚めた時には既に決着がついており、自分が役立てなかったことをケヤルガに謝罪しますが、魔術師ゆえに“近接戦闘に弱い”のは仕方ありません。
その時の相手があの【剣聖】では相手が悪すぎた上、前衛アタッカータイプのセツナでさえもケヤルガとクレハの戦いに対しては目で追うだけがやっとだったのです。
それでもケヤルガからは今後の戦いへの備えとして「近接戦闘も訓練してみること」をアドバイスされたため、セツナに特訓してもらうことになります。
セツナの詳細は以下の記事をご覧ください。
“フレアの容姿”に戻す理由
フレイアもケヤルガ(ケヤル)と同様、作戦中の必要に応じて一時的に以前の“フレア”の容姿に戻されることが何度かあります。
ここでは”フレアの容姿”に戻る時期と、その意味や必要性に迫りたいと思います。
クレハを説得するため
第5話で【剣聖】クレハからの猛攻を何とか抑えられたものの、彼女はケヤルからの説得には全く応じてくれません。
そこで彼はフレア(フレイア)を呼びます。
クレハ「そんな!まさか・・・フレア様、ご無事で・・・」
フレア「久しぶりね、会いたかったわ!」
ケヤルの”改良(ヒール)”によって一時的に”フレアの容姿”に戻されたフレイアが部屋に入ってきて、ケヤルに代わり説明と説得を始めます。
フレア(フレイア)がクレハ説得のために話した内容とは、以下の通りです。
- ジオラル王国は”人類を守る盾”などではなかった。
- 魔族の領地にまで侵入して、戦争を繰り広げていた。
- その中でも軍事力をちらつかせて、他国へ援助を要求することもあった。
- 挙げ句の果てには亜人たちを迫害した上に”奴隷”として売り飛ばしことで富を吸い上げてきた。
ここまで説明した末に「ジオラル王国は狂っている」とハッキリ告げるのです。
クレハ「私はいったい何のために・・・!」
泣き崩れるクレハをフレア(フレイア)が優しく慰めながら、彼女に対して“新たな目標”も話します。
フレア「私たちは、この無意味な戦争を止めたいと思っています!」
フレア(フレイア)が告げた「武力でなく“対話”で今の問題を解決したい」という言葉も効いて、クレハも仲間となってケヤルガたちと共に戦うことを決意してくれました。
即席の三流芝居と捉える視聴者も多かったかもしれませんが、同じ部屋の中で見ていたケヤルガからは「名演技」と称賛されます。
アニメ版だけでなく、コミック版(第3巻)でも「フレイアの名演技」を堪能できますよ!
国民たちにジオラル王国の非道さを解らせるため
クレハ説得に成功した後もフレアの容姿に戻る芝居は続きます。
次は広い闘技場の中にいるジオラル王国の司祭と部下達、さらに人質に取られたアルバン村の人達の処刑を見にきた大勢の観客(国民)たちの前で行います。
(村人たちは司祭から「邪教の信者」などという”濡れ衣”を着せられて捕まりました)
単身で磔にされている闘技場へと単身で乗り込み、大勢の騎士たち相手に戦うケヤルガですが、前もって「フレアの演説」を開催する準備も済ませていたのです。
そして上空に映し出された大きなスクリーンの中で演説が始まります。
まずは近衛騎士隊の中でもレナードと特に親交の深かった副隊長バーコから「村人たちは無実であること」を宣言され、その後に再び”フレアの容姿”に戻されたフレイアがスクリーンに映し出されます。
バーコ「私は”この方”の前では、嘘はつけません」
司祭「誰か、そこにいるのか?」
フレア「私です!この場を借りて、お話しさせていただきます」
スクリーン越しとはいえ、これまで「殺害された」とばかり思い込んでいた大勢の観客たちや騎士たちを大いに驚かせます!
そんな人達をよそに、フレア(フレイア)から「ジオラル王が行ってきた所業の全て」についての演説が始まります。
- これまでの魔族との戦闘は自分たちの”営利目的”で仕組まれていた。
- 亜人の人身売買をジオラル王国が秘密裏に取り仕切っていたこと。
- 王国の闇を裏から正そうとしたフレア自身も近衛騎士隊長レナードから命を狙われた。
- ここまでの事実を共に知ったケヤルが自身を守るために城から逃がして「死んだように見せかけてくれたこと」まで話す。
ここでも半分は”嘘”が入ってますが、①と②は紛れもない事実ですからね・・・。
しかし、ここまでの時点では司祭や観客たちから”偽物”扱いされて反感を買ってしまいます。
レナードの詳細は以下の記事をご覧ください。
状況が悪化したため、ケヤルもひとまず退散する方向を検討した途端、再びスクリーンが映し出されると同時に現れたフレア(フレイア)が歌い始めます。
この時、彼女が歌ったのは「自身が【術】の勇者になった時の祭壇で披露した歌」でした。
祭壇での時から衰えていない美しい歌声を聴かされたことにより、観客たちは”本物のフレア王女“であることをやっと信じ始めてくれるのです。
そして歌が終わった後には”贈り物”と称して、観客たちに空を見上げるようにお願いします。
スクリーンとはまた別に映し出されたのは、あまりに禍々しい「王国の闇」による光景でした。
それを見せた中でフレア(フレイア)は「ケヤルと共に“王国の闇”と戦っていく」ことを宣言すると同時に「国民1人1人の協力」も求めます。
フレア「この王国は異常なのです。立ち上がらなければ!真の平和を、大事な人を守るために・・・私は皆さんの”勇気”と”正義”を信じます」
この演説により、国民を立ち上がらせることに成功したのです!
フレア(フレイア)の演説により観客席に留まっていた国民たちが一斉に乗り出して、王国の司祭や騎士たちを容赦なく私刑(リンチ)し始めます。
人質に取られた村人たちの救出までは叶いませんでしたが「王国の闇を国民たちに伝える」ことには成功を果たしたのです。
それにしてもフレイア・・・スクリーン越しとはいえ、大勢の前で歌まで披露してしまうとは、前回のクレハ説得に成功したことで”芝居への自信”がついてしまったようですね。
闘技場での演説をアニメ版より先回りしたい人には、コミック版の第4巻を読んでみることをお勧めします。
住人同士の争いを阻止するため
フレイアによる芝居はまだまだ続きます。
3回目は、人間と魔族が共存する街ブラニッカで行います。
ケヤルの復讐によりブレイド死亡後、彼女やトリストを連れて同じ街に来訪していたノルン姫の策略によって、集まっている大勢の人間と魔族による”殺し合い”が始まってしまいます。
ブレイドの詳細は以下の記事をご覧ください。
その中に紛れ込んでいたケヤルガとセツナによる陽動作戦(騎士たちの抹殺)を進めて彼らに注目が集まったところで、フレア(フレイア)が現れます。
フレア「ブラニッカの皆様!私の話を聞いてください!」
ノルン「そんな!何故ここに?」
闘技場の時とは違って今度はスクリーン越しでなく、大衆の前に直接現れたところがポイントです。
高い建物の屋根の上に立ちながら、驚くノルン姫をよそに演説を始めます。
クレハや闘技場の時と同じく、まずは「ジオラル王国の闇」について始まりますが、この後からブラニッカならでは話題に変わります。
- ジオラル王は何の罪もない、この街(ブラニッカ)を破壊することで、世界各国から多額の援助金を得ようとした。
- 人間も魔族も同じ”生き物”であるため、これまで通り「共存は可能」である。
- 人間と魔族が共存できているラナリッタを”奇跡の街”であると同時に、世界を平和へと導くための「小さな灯」であることを説く。
フレア「どうか、これ以上は無駄な争いを続けないでください!これは私の命令・・・いや、“お願い”です!」
住人や兵士たちに加えて、ノルン姫やトリストの前で「全ての人々の“平和の灯”を守ろう!」と語り続けます。
そこまで聞かされた人達の反応とは・・・
住人たち「フレア王女、万歳!フレア様ー!」
多くの住人たちがフレアからの”お願い”に賛同してくれますが、ノルン姫には通用しません。
ノルン姫「嘘だ、おかしい!あり得ない!あのクズから“共存”なんて言葉が出るなんて・・・」
彼女も軍師になる前までは国王や姉からも見下されて辛い思いを味あわされてきた身であり、フレアから絶対に出てこないであろう言葉から”ケヤルの存在”が浮かびます。
それでも”改良(ヒール)”によって兵士の姿に化けたケヤルガの誘導により、信じてくれないノルン姫やトリストをこの場から遠ざけることには成功します。
さすがに3回目ともなるとフレイア自身も慣れてきたようで・・・名出演の演説中に涙まで流せるようにまでなりました!
ラナリッタでの演説をアニメ版より先回りしたい人は、コミック版の第7巻を読んでみると良いでしょう。
まとめ
今回は主人公ケヤル(ケヤルガ)の”初の従者”に変えられたフレイアの大きく変わったキャラクター性を始め、継続されている魔術能力や新たに習得する魔術も紹介しました。
記事の後半ではクレハへの説得を始めとした”フレアの容姿に戻っての演説”にも迫りました。
- ケヤルの復讐を受けたフレアが、記憶を奪われると同時に容姿まで変えられたキャラクターである。
- 顔つきが美人系(フレア)から可愛い系(フレイア)に変わった。
- ケヤルガと”愛し合う仲”だとすり込まれて、そのまま肉体関係を結ぶと同時に”従者”となって、彼と共に旅立つ。
- ケヤルガに尽くすことを”至上の喜び”とする。
- 悪女から”正義感溢れる性格”に変わった。
- ケヤル(ケヤルガ)を”自分の主”として尊敬するようになった。
- 奪われたのはあくまでも”記憶のみ”であり、フレアだった頃に使えていた攻撃魔術は、そのまま使用可能である。
- ケヤルガから伝授される形で新たな魔術も習得する。
- 記憶を失っても妹(ノルン)への恐怖心までは消えていない。
- 魔術師である故に近接戦闘は弱いため、セツナからの特訓を受ける。
- クレハへの説得を始め、必要に応じて一時的にフレアの容姿に戻って演説する機会は今後も続いていく。
容姿や性格を始め、能力面以外ではフレアだった頃から完全に”真逆なタイプ”に変わってしまいましたね!
クズな悪女ぶりを存分に発揮していたフレアも良い味出していましたが、やはり優しい性格に変わったフレイアの方が、多くの男性ファンの支持を集めるのではないでしょうか・・・。
本作品のアニメ動画や見逃し配信の詳細は以下の記事をご覧ください。
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