ライトノベルやコミカライズで長年に渡って多くのファンを獲得し続けている「回復術師のやりなおし」。
テレビアニメが2021年冬の新作アニメとして、ついに放送および配信開始されましたね!
本記事では、第3話で初登場したセツナのキャラクター性と戦闘能力を紹介。
さらに記事の後半では、ケヤルガと共に自身の復讐を果たした後の展開についても解説しています。
第3話の詳細は以下の記事をご覧ください。
セツナとは?
まずはセツナのキャラクター性から紹介していきます。
セツナのプロフィール
まずはセツナの簡単なプロフィールから見ていきましょう。
種族 | 亜人(氷狼族) |
一人称 | セツナ |
クラス | 氷狼戦士 |
他のキャラ達とは違い、自分のことを”私”や”僕”でなく「セツナ」と自身の名前で言うところもまた、彼女の存在感を大きく出していますね。
誇り高き氷狼族の少女
亜人の一種である氷狼族は生まれつき“誇り高い”性格を持っており、それはセツナも同じです。
セツナ「セツナはセツナ!誇り高き氷狼族の戦士」
目覚めた時、自分の目の前にいるケヤルガに自己紹介した時にも”氷狼族の誇り”を忘れません。
しかし、その誇りも空しくジオラル王国の兵士(傭兵団)に敗れた挙句、奴隷商に売られてしまっていたのですから、少しやるせない気持ちですね。
セツナの涙は”復讐”への誓い!
自由の街ラナリッタの奴隷商で監禁されているところをケヤルガから買い取られた後、彼の”回復(ヒール)”で「悲しい過去」を見られます。
フレアやブレイドが所属しているジオラル王国は兵士たちに亜人の村を襲撃させながら、そこの住人たちを捕らえては奴隷商に売り続けていました。
セツナたち氷狼族も亜人の一種であり、自分たちの村を襲撃された際、同じ種族の仲間たちと一緒に捕らえられた後、奴隷商に売られてしまったのです。
そうした悲しい過去もあり、セツナは「自分たちを殺した人間たち(ジオラル兵たち)に“復讐”したい」と涙を流しながら語ります。
この涙こそがセツナにとって“復讐への誓い”の証になります。
ケヤルガとは理由や標的が大きく違ってはいるものの”復讐したい”という強い思いは共通しています。
それに共感されたことにより、ケヤルガに自身の復讐を協力してもらえることになります。
ケヤルガ以上に壊れた存在?
ジオラル兵たちによる襲撃は現在も続いており、ケヤルガやフレイアと共に村に帰還した時にも、大勢の村人たちが重傷を負わされています。
まずはケヤルガが真っ向から攻撃を仕掛け、ある程度の人数を仕留めた後、セツナにも指示を出して存分に戦わせます。
ケヤルガのおかげでレベル上限を克服したセツナは、奴隷商で出会った時とは比べ物にならない程の強さを見せつけながら、自身の爪で次々と切り裂いていきます。
しかしケヤルガの方は、セツナが戦っている姿を見た時に、彼女の意外な一面に気づきます。
ケヤルガ「笑ってやがる・・・俺以上に“壊れてる”のかもな!」
確かに、この時のセツナは憎悪に満ちたような笑みを浮かべながら戦っていたのです!
これにはセツナ自身にある「人間たちへの憎しみ」が強いと同時に、人型でも半分は“獣”としての本質かもしれません。
戦い始めたら理性を失ってしまう”狂戦士”と似たものでしょう。
“復讐”を達成した後、正式に仲間(従者)となる
ケヤルガ達の協力もあって、願い続けてきた”復讐”を達成したセツナは、上を向いて叫びながら涙を流します。
これもまた、誓いと同時に殺害された仲間たちへ伝えたいために流した涙だと思います。
戦いが終わった後は楽しい宴会タイムに変わり、フレイアだけが満喫していますが、セツナはケヤルガに対して、復讐前に交わしていた約束を果たそうとします。
この2人が交わしていた”約束”とは・・・
「自分の復讐を達成できた後に、セツナの“真の名”をケヤルガに教える」というものでした。
セツナは約束通り、ケヤルガに自身の”真の名”を教えた後に寝入りますが・・・亜人にとって、人間に対して”真の名”を教えることは「自身がその人間の“従者”になる誓い」を意味します。
自身の”真の名”を教えたセツナは、この時点で正式にケヤルガの”従者”になりました。
セツナの勇姿や魅力を永久的に保存したい人は、コミック版の第2巻を読んでみることもお勧めします。
セツナの正体と致命的な欠点とは?
フレア達とは違い、ケヤル(ケヤルガ)にとってセツナは2周目で初めて出会うことになるキャラクターです。
そこでセツナの正体も兼ねて“致命的な欠点”を紹介しながら、ラナリッタの奴隷商で出会うまでの経緯も簡単に辿りましょう。
ケヤルの詳細は以下の記事をご覧ください。
実は”戦いの天才”だった!
セツナは氷狼族の中でも最強の家(両親)から生まれました。
幼少期の頃は絶大な強さを発揮していたことで、村人たちからも“戦いの天才”とまで呼ばれて讃えられていました。
それなのに復讐を果たす前までは、ジオラル兵にすら勝てずに”奴隷”とされてしまっていたことに対して疑問を抱いた人も多かったと思います。
それにはセツナ自身の“致命的な欠点”にあったのです。
レベル上限が極めて低い!
氷狼族の中で”最強”と期待されていたはずのセツナですが、彼女には「レベル上限が極めて低い」という欠点がありました。
セツナ「セツナは強くなれない・・・こんなに努力しているのに!」
幼少期の頃は順調にレベルアップを続けていても、本人のレベル上限が低ければ、どんなに努力を重ねても強くなれないことは当然です。
第3話で奴隷商を訪れてきたケヤルガから”翡翠眼”によって鑑定されますが、セツナのレベル上限は”7″と本当に低く、店長からも”欠陥品”とまで呼ばれる始末です。
ここで初登場した時のセツナのステータスを見てみましょう。
表面上のステータス | レベル上限:7 MP:27/27 物理攻撃:20 物理防御:15 魔力攻撃:20 魔力抵抗:15 速度:21 |
確かにレベル上限が極めて低い故に、各能力も並の人間以下ですが、ケヤルガからは表面上だけの数値だけでなく“素質値の高さ”もしっかり見られたのです。
平均以上の素質値を持っている
レベル上限の低さにより表面上のステータスは低いものの、それに反して“高い素質値”も秘めていました。
その”素質値”の方の各ステータスも見てみましょう。
秘めたステータス | MP:76 物理攻撃:105 物理防御:71 魔力攻撃:106 魔力抵抗:71 速度:108 合計素質値:537 |
亜人は人間よりも高い素質値を持っていますが、セツナの場合はそんな亜人の平均値を軽く超えていたのです!
特に注目すべき点も挙げてみましょう。
- 100を超える攻撃力の高さ
- 100を超える速度
- 合計素質値は【術】の勇者フレアにも匹敵する程の高さを持つ。
ケヤルガはこの高い素質値とは別にセツナの技能や所持スキルにも惹かれたことで、買い取ることを決めたのです。
セツナのスキルと強力な戦闘能力
ケヤルガの”翡翠眼”で鑑定された「合計素質値の高さ」により、セツナには強力な力が眠っていることが判明しました。
ここからは、セツナの技能と所持スキルも紹介しながら、その強力な戦闘能力に迫りましょう。
【セツナの能力①】魔術と格闘術を併せ持つ
まずはケヤルガが”翡翠眼”で見た時に、ステータスと一緒に判明した技能を見てみましょう。
- 精霊魔術(氷)Lv.2
- 狼人格闘術Lv.2
ここで注目すべき点は、魔術のみに長けたフレイアと違い、セツナの場合は魔術と格闘術、完全に異なる2つの分野を併せ持っているところです。
【セツナの技能②】氷系統に特化している
技能の次は、所持スキルも見ていきましょう。
①氷精霊の眷属Lv.2 | ・氷精霊の加護を得る。 ・MPの自動回復率を向上。 ・精霊魔術(氷)の精度と威力を向上。 |
②氷狼王の血統Lv.2 | ・身体能力の向上。 ・狼人格闘術の威力を向上。 ・両腕の爪に”氷のオーラ”を纏うことが出来る。 |
①と②のスキルを併せ持つことで、自動回復と攻撃の両方をこなせることが分かると思います。
単にレベル上限や表面上のステータスだけでセツナの強さを判明してしまうのは非常に勿体ないですね。
そして、もう1つ印象に残るのが氷狼族ゆえに、“氷系統”に特化しているタイプでもある点です。
【セツナの技能③】高速の両刀アタッカータイプ
氷狼族そのものが素早い動きと格闘術に特化した種族であり、それはセツナも同じです。
ケヤルガも彼女のステータスや所持スキルを見た時点で「高速の両刀アタッカータイプ」であると判断します。
セツナの場合は、その技能と所持スキルを利用することで敵に素早く接近しながら「氷の両爪」で思い切り引き裂く戦法を得意とします。
ケヤルガ(回復術士 兼 錬金術士)やフレイア(魔術師)が後衛向きであることに対し、セツナは完全に前衛向きとなります。
それはケヤルガ自身が新しい従者(仲間)として、最も欲しているタイプでした。
【セツナの技能④】同族の士気を向上させる
まだ幼少期だった頃は、そのレベル上限の低さにより、同年代の子供たちに追い抜かれてしまうものの、ケヤルガによって上限を解除してもらえてからは、秘めた素質値をメキメキ発揮していきます。
第4話での復讐中でも強くなった状態でジオラル兵たちを仕留める姿を見ただけで同族たちの士気が上がり、彼らも加勢に入ってくれました。
「セツナが生きていた!」
これだけでジオラル兵たちに屈していた同族たちを再起させてしまうのですから、セツナの氷狼族の中における“カリスマ性”は相当な強さを持ちます。
「回復術師」第4話を無料で視聴したい人は、以下の記事をご覧ください。
ケヤルガが作った武器で更にパワーアップ!
「氷狼王の血統」スキルで氷状の両爪で敵を引き裂く戦法を得意とするセツナですが、ケヤルガ達と共に冒険を経ていくうちに、それだけでは倒せない難敵と遭遇することもあります。
しかし今後の展開の中でケヤルガが伝説の金属(「神の涙」)から作り上げた新しい爪状の武器を与えられることで、氷の硬度では対処できない程の防御力を持つ敵とも戦えるようになっていきます。
レベル上限の解放で勇者クラスの強さに成長する
ケヤルガの”従者”になることで彼からレベル上限を引き伸ばしてもらえたため、自身の復讐を完了させた後の戦いの中でもレベルアップを続けていきます。
そしてフレアにも匹敵する高い合計素質値を持つため、結果的には“勇者に匹敵する程の強さ”に成長していきます!
フレアの詳細は以下の記事をご覧ください。
セツナが迎える復讐後の展開とは?
最後はセツナが自身の復讐を達成した後に迎える今後の展開にも簡単に触れていきましょう。
今後は前線に出て戦い続ける展開に!
ケヤルガにとっても待望の”前衛アタッカー”なセツナですが、今後も彼らの前線に出て戦うことが多くなります。
①アルバン村救出作戦 | ・闘技場内で磔にされた村人達を救う作戦。 ケヤルガが村人たちを救うために司祭と戦っている間、セツナはフレイアと共に騎士たちが待機している奥部屋に潜入する。 ・この時、近衛騎士隊の副隊長バーコによる猛攻からフレイアを助けると同時に攻撃魔術を放てるチャンスも作った。 |
②ブラニッカ浄化作戦 | ・人間と魔族が共存する街ブラニッカに来訪したノルン姫が「魔族を皆殺しにして人間の領土にする」と宣言。 ・これによりジオラル兵だけでなく、住人同士による殺し合いが始まってしまうが、それを阻止するためにケヤルガとともに”陽動作戦”で兵士たちを撃退する。 |
ケヤルガと出会って間もなく自身の復讐を完遂したため、今後は「セツナ主体の展開」には、なかなか恵まれない印象が強いです。
それでも貴重な”前衛アタッカー”として、もはやパーティーに必要な存在であるのは確かです!
“恋のライバル”は増える一方・・・
セツナの場合、ケヤルガの復讐対象でなかったため、彼の”従者”となってからも記憶を消されることはなく、純粋に好意を抱きます。
そんな中で問題なのが“恋のライバル”の存在ですが・・・始めはフレイアだけのはずが、今後の展開でクレハやイヴ、更にはノルン姫までが”従者”となってしまいます。
ケヤルガにとっては楽しいハーレム人生ですが、セツナにとってはライバル増加により、悩みが増えることとなります。
本作品の「人物相関図」に関しては以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回はケヤルガとの出会いで”2人目の従者”となるセツナのキャラクター性や技能・所持スキルを紹介しました。
さらに秘められた合計素質値から発揮される、秘められた戦闘能力にも迫ってみました。
- 誇り高き”氷狼族”の少女である。
- 同族の中でも”戦いの天才”とまで呼ばれる程の強さだったが、レベル上限が極めて低いために成長出来ず、悩み続けてきた。
- 村に侵攻してきたジオラル兵たちを迎撃するものの、全く歯が立たずに捕らえられて”奴隷”として売られてしまう。
- 奴隷商で監禁される中、ケヤルガから”秘めた合計素質値”を見込まれて買い取られる。
- ケヤルガの”従者”となることを誓い、自分のレベル上限を底上げしてもらうことで強くなっていく。
- 存分に強くなってから、ケヤルガ達の協力も経て”自身の復讐”を達成した。
- 技能や所持スキルは氷系統に特化しており、氷状に変化させた両爪で敵を容赦なく引き裂いていく。
- ケヤルガやフレイアとは完全に違う”前衛アタッカー”として、前線で戦いながら陽動作戦に出ることが多くなる。
- ケヤルガの復讐対象でないため、記憶まで消されることはなく、彼に対して純粋に好意を抱く。
- 今後もケヤルガの”従者”は続々と増える展開となるため、セツナにとっても”恋のライバル”が増える一方となる。
レベル上限の低さによって伸び悩んでいた時期もありましたが、奴隷として監禁される中でも決して”氷狼族としての誇り”を忘れずにいた点もまた、セツナの強さなのでしょうね。
今は自身の復讐を完遂できただけでも良しとして・・・今後は”恋のライバル達”にも勝てるとよいですね。
本作品のアニメ動画や見逃し配信の詳細は以下の記事をご覧ください。
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