2020年夏の新作アニメとして放送および配信開始中の「モンスター娘のお医者さん」第8話で初登場したディオネのキャラクター性とハーピーの里に現れた目的を紹介していきたいと思います。
ディオネ・ネフィリムのキャラクター性を紹介
まずはディオネ・ネフィリム(以下は「ディオネ」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
これまでとは圧倒的に違うタイプの患者キャラ
ディオネは第8話(正確には第7話のラストから)で大きな雄叫びによる地震を起こし、ハーピーの里の住人たちを恐怖のドン底に陥れる形で初登場したヴィヴル山の山頂に住むギガス族の女性です。
身長は人間の10倍あり、大樹のような大きさを誇ります。
普段は山の動物たちを驚かせないように洞窟の中でヒッソリと暮らしていることで殆ど動くことがないため、髪や身体にはコケが生えております。
髪型が伸ばしっ放しなのも、そうした引き篭り生活を送っているからと思われます。
こうした外見や身長だけでも、これまでに登場してきた患者キャラとは圧倒的に違うことが分かるでしょう。
巨漢ならではのダイナミックさ!
イリィを始め、ハーピー族全員に避難勧告を出すものの、ディオネ自身がすぐそこまで迫ってきており、時間の余裕などない状況です。
そこで覚悟を決めて迎撃に入ろうとするティサリアにグレンとサーフェも追いついてきますが・・・
ディオネ「ハ・・・ハックショーン!」
その巨体から繰り出されたクシャミの風圧だけでグレンは吹き飛ばされそうになりました!
さらに、その直後に彼女の喉から出されて高速で飛んできた痰も大きいだけでなく、まるで大砲のように強い勢いで地面を直撃しましたからね。
幸い、この痰には誰も当たらなかったものの・・・もしもグレンたちのような普通サイズの人間や魔物が直撃を受けてしまったら、ひとたまりもないでしょう。
肉体の性質にも大きな特徴が!
外見のインパクトばかりに目が行ってしまいがちなディオネですが、身体の性質にも大きな特徴があることも忘れてはなりません。
これはディオネだけでなく、ギガス族全般の特徴なのですが、身体の代謝機能を始めとして簡単にまとめてみます。
- 身体の代謝機能が極端に低く、長寿である。
- 全身の外皮は樹皮のように固い。
- しかし巨大な胸だけは脂肪が蓄えられており、ほど良く柔らかい。
診察に入ったグレンが落ちそうになった時もディオネの胸が良いクッション代わりになってくれたことで助かったと思えたのも束の間・・・
ディオネ「あら〜?」
グレン「し、死ぬ・・・」
今度はその胸の谷間に落ちて、まるで蟻地獄のように吸い込まれてしまいそうになりましたからね・・・。
外見には似合わぬ温厚さ
少し危ない面もあったもののグレンによる診察が済むと、ディオネの症状が治り元気に水を飲み始めます。
イリィ「巨神様、いつも何処にいんだ?」
ディオネ「山頂ですよ〜」
この後にも他のハーピー族の女の子たちからも少し顰蹙を買ってしまっても「ゴメンね〜」とかなり柔らかい口調で謝ってくれたのです。
こうして見てみると、本作品の中では一・ニを争う程に温厚的な種族かつキャラクターなのではないでしょうか。
ディオネが降りてきた意外な目的

出典:電撃オンライン
ハーピーの里に降りてきたディオネに対して、グレンが理由を問いただした結果・・・
ディオネ「あのー、里にお医者様がいるって聞いて・・・診察してもらいたいなーって」
そう答えた後に鼻をすすりますが、先ほどのクシャミや大きな痰からも自分の風邪の症状を診てもらいたくて降りてきたのです。
それを聞いてすぐに里を降りて診察を始めますが、グレンによる診察の結果、やはり風邪な上に熱発までしておりました。
しかし本当に驚くべき点が、その風邪による体調不良を感じ始めた時期なのです!
グレン「調子が悪いと感じたのは、いつ頃からですか?」
ディオネ「えっとー、10年くらい前ー?」
まさか10年間も熱や風邪の症状に耐え続けていたことにも驚きでしたが、本作品において10年前とはちょうどリンド・ヴルムが現在の都市に変わった時期なのです。
こうしたことを単なる偶然と言ってしまえば、それまでですが・・・考えようによっては今後の展開に何かの影響を及ぼすような運命的なものも感じてしまうのは私だけでしょうか。
ディオネがグレンたちにもたらしたもの

出典:アニメイトタイムズ
ここからは第8話でディオネがハーピーの里に降りてきたことで、これまでの患者キャラにもたらしてくれた良い影響に迫ってみたいと思います。
アラーニャが巨神様の洋服を製作
ディオネによって巨神様が穏やかな性格であることを理解したハーピー族ですが、今後もあまり山から降りてこないための対応策を考えなければならなくなります。
そこでまずは彼女の風邪の再発をできる限り防ぐため、防寒着の製作から始まります。
そして魔族のための洋服の製作といえば、サーフェも言っていたように大きな適任者がいることを覚えてますでしょうか?
アラーニャ「巨神様の服を作るなんて〜、デザイナー冥利に尽きるというものですわ♫」
前話でグレンに強く迫って困り者だったアラーニャが、この回では見事に持ち前の洋服作りで大活躍してくれます!
イリィが定職に!
ディオネの診察や洋服作りが終わると、グレンとサーフェはリンド・ヴルムの診療所に戻ります。
数回ぶりにいつもの日常に戻ったグレンの元にイリィが飛んで訪れてきます。
イリィ「先生、中央議会から手紙だぜ!」
グレン「手紙?なんで、イリィが?」
イリィ「キシシシ、実はね・・・」
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