2020年夏の新作アニメとして放送および配信開始中の「モンスター娘のお医者さん」第4話でルララや苦無(苦無)・ゼナウとともにグレンたちの手助けで活躍したティサリア・スキュティアーのキャラクター性と活躍、そして今後の内容について考察していきます。
ティサリア・スキュティアーのキャラクター性を紹介

出典:じじにっちアンテナ
本作品のアニメ版において記念すべき第1話に患者キャラとして登場したティサリア・スキュティアー(以下は「ティサリア」と表記します)ですが、まずは彼女のキャラクター性や強さ・活躍について紹介していきます。

誇り高きケンタウロスの女性騎士!
グレンとサーフェは闘士たちの健康診断として訪れた闘技場でティサリアと出会います。
「魔族のお医者さん」というだけで多くの女性闘士たちから物珍しさによって囲まれてしまうところを助けてくれたのが初登場シーンとなります。
ティサリア「いい加減になさい!お医者様が困っていらっしゃるではないですか!我々闘士のためにご足労いただいているのですよ!無礼な行動は慎みなさい」
彼女の一声が響いた途端、女性闘士たちがグレンから離れると同時に一目散に去っていきます。
すぐにお礼を言うグレンに対して、ティサリアは自身がリンド・グルムの運送を一手に担う「スキュティアー商会」の一人娘であることを告げてきますが、それは決して自慢話などでなく、彼女自身がその立場であることに対して絶対的な自信を持っているということです。
さらに同じケンタウロス(人馬)の種族の者たちからは「姫様」と呼ばれて慕われているだけでなく、闘技場でも「第三階位」に君臨して実戦中ではその速さを生かしながら素早く槍を振るいます!
気品・強さ・美しさ、三拍子揃った女性とは、まさにティサリアのことを言うのでしょうね。
意外と臆病な一面も!?
これまで幾多の試合を乗り越えて「第三階位」にまで登り詰めたティサリアですが、この時点で身体への異変が起きておりました。
健康診断診断の結果では「問題なし」で終わりますが、彼女の従者であるケイとローナが相談に来て、ここ最近は試合で勝ちきれていなく、その「負け方」が腑に落ちないことを話してきます。

2人から聞かされたティサリアの試合中に見たいへんは主に以下の2つになります。
- 踏み込みが甘く、決定打を避けられてしまう。
- 相手の間合いで足を止めてしまう。
闘士には種族ごとに戦い方が異なり、それ故に対戦相手に対する得手不得手も発生してしまいます。
それでも2人から聞かされた相談内容に関してはケンタウロスにとって新兵でも侵さない失態ばかりと言うのです。
従者の2人には少し時間をもらう形でグレンが追求した結果に判明したティサリアの身体に起きている異変の原因が“蹄”であることが判明します。
蹄はティサリアのようなケンタウロスを始めとした種族がつま先立ちで歩行する生物が持つ爪の一種です。
それ故に歩行補助器官として常に地面に接しているため、自然に削れていきます。
ましてや闘士として戦い続けているティサリアにおいては、これまでに繰り広げてきた幾多もの激戦の中で激しい踏み込みや力強い突き技などを多用し続けたことにより、蹄が削れてしまうスピードも他のケンタウロスより早まってしまうこともまた必然だったのです。
原因が判明した途端、従者たちに本人を取り押さえる形でグレンは治療を始めます。
ティサリア「お医者様、痛いのは・・・嫌ですのよ?ああっ!やっぱり怖いです!やめにしましょう!」
この時のティサリアにはグレンに自己紹介した時の気高さや気品、そして試合中の強さや勇ましさなどは見えず、完全に臆病な女性へと変わってしまいます。
治療してくれたグレンにベタ惚れ
ティサリアが恐怖のあまり大声で何度も愚図る中でもグレンは着々と治療を進めます。
彼女の抵抗力もエスカレートしていき、2人の従者では抑えきれなくなってしまいますが、今度はサーフェの尻尾によって更に力強く抑えられた中で最終段階に入り、治療は無事に終了します。
そして回復後の試合では、これまでの不調がまるで嘘だったかのように颯爽と対戦相手を倒して勝利を掴んだのです。
その嬉しい表情と気持ちは客席から見ていたグレンへと向けられておりました。
それは出会ったばかりの頃から芽生え始めていた“グレンへの好意”が確信に変わった瞬間でもあったのです・・・。
今後の活躍や展開を考察

出典:アニメイトタイムズ
第1話での受診以降も第3話と第4話でグレンの手助けをしてくれたティサリアの今後の活躍や展開を考察していきたいと思います。
今後も手助けしてくれるチョイ役な立ち位置に
グレンの治療のおかげで万全な状態に戻って戦えるようになれたティサリアはその後もちょくちょく登場してはグレンの手助けをしてくれるようになります。
第3話では苦無(くない)・ゼナウの紛失した左脚の第一発見者としてグレンに教えてくれます。
魔族医として優秀な彼でも、失くしてしまった左脚や右腕(こちらは水路街に捨てられているところをルララが発見してくれたわけですが・・・)そのものが無くては治療に入ることさえ出来ませんでしたからね・・・。
そして続く第4話ではスカディや苦無(くない)・ゼナウと共に奴隷商のアジトへ向かうため、船で水路を移動中に弓矢で襲ってきた賊徒たちを食い止める役割によってグレンを守ってくれました。
ただ彼女の場合、従者であるケイやローナと一緒に橋の上で賊徒たちを食い止める役回りとなったため、グレン一行がアジトに潜入してからは出番に恵まれず、戦闘シーンでも最終的な大きな見せ場はサーフェやゼナウ、そしてスカディに持っていかれてしまった印象も否めません。
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