2020年夏の新作アニメとして放送および配信中の「モンスター娘のお医者さん」もあとは最終話を残す形となりました。
そこで今回は魔族最強の種族であるスカディ・ドラーゲンフェルトのキャラクター性を紹介しながら、グレンたちによる手術の行方にも迫りたいと思います。
目次
スカディ・ドラーゲンフェルトのキャラクター性を紹介
まずはスカディ・ドラーゲンフェルト(以下は「スカディ」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
幼女の姿をしたドラゴン
魔族の中でも最強の種族として位置づけられている「ドラゴン」の少女です。
見た目が可愛らしい幼女であるものの頭部についている“黄金のツノ”を始め、身体の皮膚も硬いためにドラゴンとしての性質がしっかりと秘められております。
街の貢献者
魔族と人による戦争が終結した後にリンド・ヴルムを両方の種族が住んで生活できる「共存の街」として発展させた第一人者です。
いわば“街の貢献者”であり、リンド・ヴルムを発展させから10年もの年月が経過した現在でも議会の代表を務めており、強い権力を持っているのです。
極端に声が小さい
スカディが初登場したのは第3話でグレンの診療所を訪れた時であり、入るなり治療をお願いするように話すのですが普段から声が極端に小さく、彼女と近い距離感で話を聞いていたグレンとサーフェでも聞き取れない程の小ささです。
サーフェの詳細は以下の記事をご覧ください。
そのため、いつも苦無・ゼナウを側近として連れており、彼女がスカディの話していることを自分の口から代弁しているのです。
ちなみに第8話での式典や第10話でのメメの回想場面で話している時もゼナウが代弁しておりました。
苦無・ゼナウの詳細は以下の記事をご覧ください。
平和と戦闘、両方を好む
魔族最強の種族でありながらも人間が大好きな上に、平和主義者でもあるのですが・・・その一方で闘技場での観戦を好む一面もあります!
それ故に「竜闘女(りゅうとうじょ)」という異名で呼ばれることもあります。
スカディ・ドラーゲンフェルト衝撃の真実
ここからは最強の種族でありながらも生命の危機に落とされてしまっているスカディの真実や病状に触れていきたいと思います。
スカディの身体を蝕む重病
第8話で長かったハーピーの里での生活からリンド・ヴルムに帰還したグレンたちも街中で開催された式典を聞きに来ますが、開始されると同時に皆の前で話そうとするスカディがその場で倒れてしまいます!
すぐに師匠であるクトゥリュフ先生に会いに行ってスカディの病状を質問しますが・・・
クトゥリュフ先生「難病よ!非常に稀有な症例で類状もない奇病と言うべきかしら」
先生からの話ではスカディの奇病は既に全身を蝕んでおり、これまで人前で倒れなかっただけでも不思議なくらいでもあるのです。
そして今後も急な血圧変動により、いつ心不全に至ってもおかしくないとまでされているのです。
ドラゴンは”最強の種族”である故に身体も丈夫であり、他の種族ならすぐ死に至る病にかかった場合でも、すぐには死ねず病による苦しみが長い期間によって味あわされる悩みもあったのです。
スカディの手術に必要なもの
スカディの診察に来たグレンはスカディの心臓部に大きな腫瘍が出来て張り付いている状態を見せられて驚きます。
その大きな腫瘍は心臓と同じ形をしており、それは即ち1つの身体に心臓が2つもついているということですが、それは大きな負担にもなります!
さらに心臓部の腫瘍に蝕まれた血管の数が既に100本以上もあるため、どんな名医であっても手に負えない段階にまで進んでしまっているのです。
師匠ですら手を焼く最大の壁!
ちなみにスカディの手術にあたって心臓部の腫瘍や体内を蝕む血管の数をも越える難関として「スカディ自身が手術を望んでいない」ことが最大の壁として立ち塞がります。
それこそがクトゥリュフ先生が手術に踏み切れない本当の理由だったのです。
クトゥリュフ先生の詳細は以下の記事をご覧ください。
スカディの手術に必要なもの
スカディ自身がなかなか承諾してくれない間にもグレンたちは手術に必要な道具や人材の準備にかかっておりました。
ちなみに必要な物は大きく分けて、以下の2つになります。
①ドラゴンの硬いウロコにも耐えられる強度を持つメスや針。
②グレンにも負けない、切った部分の縫合に長けている者。
①は第10話で訪れた「キュクロ工房」で親方たちが製造してくれたメスやハサミ、そしてメメ・ルドンが倒れてまでも完成させてくれた“手術用の針”で解決しました。
メメの詳細は以下の記事をご覧ください。
②においては「荒絹縫製」で服飾デザイナーとして活動しているアラーニャに決まりました。
(今回の場合、医師でなくても縫合の技術に長けている者であれば良かったためです)
アラーニャの詳細は以下の記事をご覧ください。
スカディ・ドラーゲンフェルトが手術を拒否する理由
苦労の末、必要な道具や人材の確保に成功したグレンたちに残されたことは「スカディ自身による許可」のみとなります。
何度断られてもめげずに訪れたグレンはスカディから頼まれて抱っこして街並みが見えるようにします。
そして自分が手術を拒否する理由を話し始めます。
スカディ「私は戦争が嫌だったのだ。戦争を止めるため、天空から地上に降りた」
まだ戦争中だった当時、彼女はまだ本来の”ドラゴン”の姿で戦闘の仲裁に入ったり、和平の取りなしまでしておりました。
スカディ「そうして人に介入している間に“人の姿”となった」
ここでスカディが現在の少女の姿に変わった理由が明かされます。
天空に帰ればドラゴンの姿を保てたはずでしたが、彼女の中では「人や魔族に混じって生きていきたかった」という本心も聞かされます。
こうした始まりを経て、10年もの年月をかけて築き上げてきたリンド・ヴルムの発展に満足感を抱いておりました。
スカディ「もう充分なのだ。天命はいずれ訪れるもの・・・」
そこまで聞いていたグレンもまた口を開きます。
人間と魔族が共存できる街を創り、何もかもが上手くいった矢先に病に侵されたことで「もう充分」と諦めかけていることを、ここで見抜きます。
グレン「もっと、この街の行く末を見てみたいとは思いませんか?」
確かにスカディの病は重いものですが、決して治療が不可能なものではありません。
そしてスカディによる天命も、まだ訪れてなどいないことも告げます。
スカディ「そうか・・・まだ生きてみてもいいのかな?」
ここから一般の女性が楽しんでいることへの好奇心を抱きながら手術の承諾をしてくれたのでした。
スカディ・ドラーゲンフェルト生命の行方
スカディ自身からの承諾も得られたことで、ついに手術が始まります。
グレンとサーフェにアラーニャ、そしてクトゥリュフ先生も一緒に取り掛かる中、スカディの体内の温度と血圧が急上昇したことにより、腫瘍部分から発火が起こり始めます。
その発火スピードは早く、サーフェやアラーニャが近づけなくなりますが、クトゥリュフ先生が己の身を犠牲にしながら腫瘍部分を抑えます。
そしてグレンに切るように命じるのです。
グレン「大丈夫、できる・・・できる!」
皆の協力の末に覚悟を決めてメスを動かします。
そして廊下で心配しながら待っていた苦無・ゼナウの前に現れて告げます。
グレン「大丈夫、成功です!」
スカディの手術の成功はタチマチ街じゅうに広まり、広場で必死に祈っていたメメやイリィ、そしてルララも安心感を抱きながら喜んだのです。
イリィの詳細は以下の記事をご覧ください。
ルララの詳細は以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回は最強の種族であるスカディのキャラクター性を紹介しながら、彼女の病状や手術の結果を辿ってみました。
- 最強の種族”ドラゴン”の少女。
- リンド・ヴルムを築いて発展させたことで人間と魔族の共存に成功させた。
- 自分にかかった病を天命と捉えていた。
- 多くの仲間や協力者たちのおかげで手術は成功した。
スカディの手術の成功に対してはグレンたちだけでなく、これまでに視聴されてきたファンにとっても嬉しかったのではないでしょうか。
彼女にはこれからも発展していくであろうリンド・ヴルムを見守っていただきたいものですね。
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