いつもグレン先生の心強い助手として活躍中のサーフェンティット・ネイクス(以下は「サーフェ」と表記します)ですが、彼女もまた何気にいくつもの謎を持っております。
まずはそんなサーフェのキャラクター性や強さ・活躍について紹介していきます。+
目次
サーフェンティット・ネイクスとは
グレンを支え続けるラミア族の女性
主人公グレンと同じく、クトゥリフから学んできたサーフェの方が先に弟子入りしていたため、彼女の方が姉弟子となります。
そこでグレンは医学を、サーフェの方は薬学を学んだ末、クトゥリフ先生からの命令もあってリトバイト診療所の開業と同時にグレン医師の助手となって現在に至っております。
元々が知的でしっかり者な女性なため、まだ開業したばかりで治療以外のことに対しては戸惑うことも多いグレンの良き助手で居てくれていることは確かですね。
ただ、サーフェ自身が魔族のラミア族ゆえに気をつけなければならない点もあるのです。
- ラミア族は体温の急激な変化に弱い。特に寒さが苦手。
- しかし、だからと言って暑さなら平気というわけでもなく、サーフェ自身は”アルビノ”であるため、普段から日光を遮断するために特別製のインナーを羽織っています。
ここまでに挙げた中で気づいた方も多いかと思われますが、第2話で精製水の買い出しのためにグレンと共にメロウ水路街を訪れた時には身体へのインナーだけでなく、顔部分にも淡いパープル色のカーテンを取り付けておりましたが、あれも日光から自分の顔を守るためによるものだったのでしょう。
あくまでも薬師
本作品において意外と見落とされやすいのが、サーフェの正確な職業です。
第1話で闘技場の健康診断に訪問した時にもティサリアから「看護師」として見られていましたが、本人はそれをキッパリと否定します。
ティサリア「横着をするんじゃありませんわよ!看護師として恥を知りなさい」
サーフェ「あいにく私は看護師ではなく薬師ですので・・・」
この時はその答えが余計にティサリアのカンに触ったわけですが、確かに医師の”助手”という立ち位置についていると周囲のキャラや視聴者からは看護師と勘違いされてしまうことも多いのでしょうね。
サーフェンティット・ネイクスがかわいい!
嫉妬深さは種族による性格から
これまでの患者キャラに対して毎回見られてきたサーフェの嫉妬深さですが・・・これにはラミア族特有の性格によるものが第一に挙げられます。
さらに”お互いに人質として差し出された頃”からの長い付き合いも相まって、グレンに対する好意も強まってきたことが良くも悪くも融合してしまっているものと思われます。
ちなみにサーフェの嫉妬深さを知るキャラも何気に多いようであり、第3話でグレンが苦無(くない)・ゼナフの治療のために留守にしている間に診療所を訪れたアラーニャからも、その嫉妬深さで茶化される場面もありました。
文武両道な中にも抜け目アリ!
サーフェを語る上で“尻尾の特徴”もまた外せない要素だと思われます。
本人の持つ美貌や知力ばかりに印象を持たれがちですが、実は尻尾を使っての武力も相当な強さを誇っています!
そしてグレンの治療もまた、彼女の尻尾に助けられたことも多かったのです。
まず第1話でのティサリアの治療中、彼女が強く抵抗するあまりに2人の従者でも抑えきれなくなってしまうのですが、サーフェは自分の尻尾を巻きつけることによってティサリアを抑えつけて抵抗どころか身動きすら出来ない状態にまでしてしまいます。
そして第4話で奴隷商のアジト内でグレンがイリィを治療中、彼らに襲いかかってきた賊徒たちに対しても尻尾をまるで鞭のように振って叩きながら倒してしまうのです!
これこそ、まさに“文武両道”と言えるのではないでしょうか。
ただ、そんなサーフェにも少し抜けている部分もあります。
彼女の尻尾はかなり頑丈に作られており、ナイフのひと刺し程度では大した痛みも感じません。
しかし、その時はこれが盲点となってしまうのです。
その賊徒が刺してきたナイフの刃には麻痺性の毒が塗られており、その毒は尻尾を介してサーフェ自身の身体にまで届いて蝕み始めます。
流石のサーフェも体内で回る毒には勝てず、やがて身動きすら出来ないまま気を失って倒れてしまいました。
そして眼を覚ました場所は議会の部屋であり、この時点では既に奴隷商も全て捕縛された上、グレンによる解毒の治療も済んでいた頃でした。
その後も一大告白の後に尻尾でグレンの両腕を拘束して無理やり迫りますが、受けていた毒がまだ完全に抜けきっていなかったために身体じゅうのチカラが一気に抜けて再び倒れてしまいます・・・。
かなり抜けている面も多いサーフェですが、これも本人かかってしまった“不治の病(恋の病)”によるものですが、こうした一面もまた彼女の魅力なのかもしれませんね。
サーフェに隠された驚くべき素性・暗殺術
イリィへの治療が済むと同時に奴隷商たちの捕縛にも成功した後に議会の部屋にあるベッドの上で覚醒したサーフェが傍にいてくれているグレンに対して、一大告白をします。
サーフェ「先生には黙っておりましたが、ネイクス家の者は代々、暗殺術を・・・」
グレン「うん、知ってるよ」
サーフェ「はいっ!?」
“暗殺術”と聞いた時点でサーフェがこれまでに見せてきた強さにも納得してしまうわけですが、彼女自身は自分がリトバイト家の人質として差し出される前に母親から一つの任務を言い渡されていたのです。
母親「交渉が失敗に終わった場合、貴女がリトバイトの人間(グレンも含む)を始末するのです」
サーフェ「はい、お母様」
サーフェの失敗は彼女たち一族の終焉にも繋がるとされておりました。
幸いにも通行商開拓の交渉が成功したことで、サーフェ自身も母親から与えられた暗殺の任務を実行せずに済んだのです。
しかし、グレンの父親もまたネイクス家のことを入念に調べていたために、サーフェが隠していた事実も既に知っていたのです。
こうして、彼女による一大告白は幕を閉じました・・・。
最終話までにグレンと結ばれる可能性を考察
本作品を第1話から欠かさず視聴されている方にとって、今後の展開において最も気になる点がやはり「サーフェはグレンと結ばれるか否か?」では、ないでしょうか。
確かに同じクトゥリフ先生から医学を学んだ姉弟弟子同士であり、リトバイト診療所を開業してからも”医師と助手”の関係としてグレンとサーフェの付き合いは長いものとなっています。
それ故にお互いの良い面も悪い面も把握しており、気軽に話し合える仲にまで発展しているわけですが、この2人の間には“種族の違いによる壁”が立ちはだかることでしょう。
本作品の舞台である「リンド・ヴルム」は人間と魔族が共に暮らす街であり、仕事や日常生活も違う種族同士で協力し合うことで成り立ってきましたが”結婚”となると、また別の話になってしまうと思われます。
人間と魔族では身体の構造と同時に体質まで違っています。
現在はあくまでも診療所での“医師と助手”というだけの関係でいるからこそ上手く成り立っているようにしか思えないのです。
お互いの気持ちは認め合ってはいるものの、最終話までにかけて結ばれることはなく、あくまでも現在の程良い関係を保ちながら結末を迎えるように思われます。
まとめ
今回はグレンの頼れる助手として大活躍中のサーフェについて紹介および考察してみました。
- グレンとは人質時代の出会いから続いている長い付き合い。
- ラミア族特有の性格とグレンへの強い想いがサーフェの嫉妬深さをさらに強めてしまっている。
- 看護師ではなく、あくまでも薬師である。
- 尻尾を使っての武力の強さは代々受け継がれてきた”暗殺術”によるもの!
- 文武両道でありながらも少し抜けている面もアリ。
- グレンとは今後も最終話までにかけて”医師と助手”のほど良い関係で続いていく可能性が高い。
それでもサーフェがグレンと結ばれて幸せになれることを願いたい気持ちもあるんですよね・・・。
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