桐島千花は浦和邦成高校のミッドフィルダーの選手でスタミナもサッカーセンスも持ち合わせている選手です。
彼女は試合以外でも広く客観的な視野を持っているため、他の選手とはちがった視点を感じられます。
そんな彼女のサッカーセンスはどれほどなのか、また彼女がどこを目標にしているのか等について今回は詳しく解決していきます。
桐島 千花とは

出典:「さよなら私のクラマー」公式HP
本名 | 桐島 千花 |
学校名 | 浦和邦成高校 |
学年 | 2年 |
ポジション | 守備ミッドフィルダー |
背番号 | 26 |
浦和邦成高校の2年キャプテンをしている守備ミッドフィルダー。
彼女がいるだけで失点数を抑えられる、まさに埼玉の絶対的王者の存在です。
桐島がいると安心して攻められる他、彼女自身がゴールにつながるアシストも出せるため、相手にするとかなり手ごわい選手です。
小柄が欠点でもありますが、小柄さゆえにピッチを縦横無尽に走り回ることができ、つねに警戒しておかないと桐島の意のままにゲームを進められます。
また、曽志崎のことは本当に可愛がっていて、曽志崎が活躍すると大喜びするかわいらしい一面もあります。

とにかく試合では動き回るから気が付いたらそこにいるような存在だよね
チームをまとめる存在

出典:ヤマダコウサクノブログ
攻守ともに安定している選手していて、チームメンバーからの信頼も熱いので、チームの士気を大きく上げられます。
彼女がいるだけでチーム全体に安心感を与えているのではないか、と思います。
また、戦略を考える能力も高くボールをカットする判断力なども優れていることから、「浦和邦成高校のブレイン」と言っても過言ではありません。
桐島本人も戦術やシステムについて考えることを楽しんでいるようなので、現役を引退したあとも能見のようにコーチとしての立場や、もしかしたら日本女子代表の監督に立てるような存在なのではないかと感じます。

エース級の力を持ってるだけではなくてチームの士気も上げることができる万能選手だよね
曽志崎とダブルボランチを組んでいた

出典:ヤマダコウサクノブログ
中学時代には、曽志崎とダブルボランチを組んでおり、「どんぐりコンビ」という愛称があったようです。
そのシーンは一瞬しかありませんでしたが、桐島は曽志崎が尊敬するほどの才能を持った選手だということは間違いないでしょう。
桐島も曽志崎のことを認めていて、お互い先輩後輩の垣根を越えた信頼できる仲間であったことがわかります。
どんぐりコンビと言われている由縁は不明ですが、お互い小柄でありボランチとしての才能も長けていた点から「似た者同士」という意味で名付けられたのではないかと考えられます。

でも曽志崎はチカと別の高校を選んだんだよね
試合中は専用ゴーグルを着用

出典:午前3時の太陽
桐島は、試合中に専用の防護ゴーグルを着用しています。
彼女のモデルとなったエドガー・ダーヴィッツが白内障で目を守るためにつけていたのと同じサッカーゴーグルではないか、と思われます。
ゴーグルはヘディングで目に外傷を与えないためにも重要ですが、桐島の場合は相手との身長差で競り合いになったときに肘が自分の目に当たらないようにするためだと思います。
試合以外でもメガネをかけているわけでもないので、目が悪いからという理由でもなさそうです。
小柄な彼女が自分を守るための重要な装備であり、またゴーグルを着用している選手が少ないことから彼女のチャームポイントのひとつとも言えるかもしれません。

まさかモデルになった有名人物と同じ設定にしたのかな!?
桐島 千花の性格

出典:午前3時の太陽
恩田や井藤と違い、桐島はサッカーを楽しんではいるものの、女子サッカーの未来について不安を感じていることがわかります。
とくに、環境によって活躍できないまま、消えていってしまう選手をもったいないと感じる選手です。
能見のプレーに魅了された選手も多いと思いますが、インタビューの「女子サッカーが終わってしまう」という言葉を重く捉えたのは桐島だけかもしれません。
それほど彼女にとって、女子サッカーの未来は選手になったあとでも厳しいものだと感じており、その上で自分が女子サッカーの未来を背負うという意気込みも感じます。
そういった点から、責任感が強いタイプだということも感じられると思います。

きっと能見の言葉を受けて自分なりに女子サッカーに対してできることをしたかったんだよね
仲間思い

出典:ヤマダコウサクノブログ
桐島が中学校を卒業した後に、曽志崎たちが全国3位を獲り雑誌で有名になるシーンがあります。
まわりからは自分が抜けたあとに全国3位を獲った後輩のことを妬んでいるのではないかと言われますが、桐島はそんなことで腐ることはなく、むしろ自分のことのように喜びます。
それほど後輩の曽志崎をかわいがっており、「高校でもいっしょにプレーしたい」と思っていました。
曽志崎のような才能ある芽がつぶれてしまうのを避けたいと思っていたのに、弱小高校に行ってしまうのは腑に落ちない部分もあったと思います。
その上、自分への相談もなしに浦和邦成ではなくワラビーズに行ってしまったことがどこか寂しかったのかもしれません。

敵味方関係なくサッカーを楽しんでいるよね
女子サッカーの未来を考えている

出典:午前3時の太陽
「今」を生きる女子サッカー選手を描かれていることが多い中で、唯一女子サッカー界の「未来」のことまで見ているのは桐島だけだと感じます。
浦和邦成戦の試合後に恩田たちに有名校でなければ練習どころか挑戦するきっかけすらないかもしれないのに、なぜ弱小高校に入ったのかと怒るシーンがあります。
練習できる環境や試合ができるほど能力を高めてくれる監督やコーチがいなければ、成長が止まってしまうと恐れているように感じます。
実際、今まで才能のある選手が弱小校に入り消えていってしまったのを見たことがあるのかもしれません。
だからこそ、才能がある恩田たちが浦和邦成のような有名校に入らなかったことが納得できなかったのだと思います。
高校生ながら客観的に女子サッカーの「未来」、そして選手の成長できる場所を考えられる桐島は、女子サッカー界を変える貴重な存在になると思います。
ぜひ、彼女の力でどの高校であっても女子サッカーができるほどの変革を与えてほしいです。

やっぱり女子サッカーの未来を考えているだけあってすごく真剣だよね
1年前の桐島 千花

出典:ヤマダコウサクノブログ
高校1年にしてレギュラー入りを果たしていることから、浦和邦成高校の中でも実力を持っている選手であることがわかります。
いつでも力を発揮できるほどのコンディションの良さもありますが、1年前は少し判断が見誤ったシーンがあります。
桐島は実力が伴った選手であるせいか、自分が原因で負けてしまったときに失敗を受け止めすぎてしまう部分もあります。
それが桐島の責任感の強さでもあり魅力のひとつでもあるのだと感じます。

責任感ありすぎるのも問題だよね
ワラビーズを圧倒

出典:講談社コミックプラス
周防と曽志崎が見に行った試合は、ワラビーズ対浦和邦成戦で試合結果が「0対7」と、浦和邦成の圧勝でした。
サッカーは3点差をつけるとダメ押しと言われるくらい、3点差がつくとその試合は勝てないとされています。
それほどサッカーは点差が重いスポーツです。
そんなサッカーで7点を入れ、相手にゴールを割らせない浦和邦成は埼玉王者を座しているだけあるということがわかります。
試合の詳細はわからないですが、周防や曽志崎から見てもワラビーズは下手な選手が多く、7番の田勢だけが上手い選手だというイメージでした。
曽志崎が蕨南青高校に行かなければ、桐島にとってはなんてことはない忘れてしまうようなチームになっていたかもしれません。
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