2020年秋アニメとして、ついに放送された「魔女の旅々」ですが、アニメ第3話ではこれまでと異なり、2本立ての構成で放送(配信)されます。
その中の2本目「瓶詰めの幸せ」で主人公イレイナが旅先で出会う女性ニノのキャラクター性や正体を紹介すると共に、彼女が迎える衝撃的な結末にも迫りたいと思います。
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目次
【魔女の旅々】ニノとは
まずは主人公イレイナが旅先で出会うことになる女性ニノのキャラクター性から紹介していきます。
「瓶詰めの幸せ」のエピソードで登場
ニノはアニメ第3話「瓶詰めの幸せ」で登場するキャラクター。
ソロルやアルテミシアとの悲しき別れを終えたイレイナが次に留まることになる村長の家で使用人として働きながら暮らしている黒髪ロングの女性です。
外見だけを見れば、イレイナの師匠であるフラン先生を少しだけ暗めの雰囲気にした美女ですが、実は第2話で出会った魔道士の少女サヤと同じく東国出身であることを聞かされます。
フラン先生の詳細は以下の記事をご覧ください。
サヤと同じく東国出身の女性
しかし同じ東国出身であってもサヤのような明るさや元気さはなく、イレイナの前でも常に何かを思いつめているような暗い表情で接していきます。
サヤの詳細は以下の記事をご覧ください。
イレイナから初対面のご挨拶をされても、ニノの方はまるで何かに怯えているような様子です。
そんな2人のやり取りを見たエミルが入ってきて教えてくれるのですが・・・
エミル「そうだよ!ニノちゃんは父さん(村長)が東の国で拾ってきたの」
ニノ「はい、村長様には大変優しくしてもらってらおります」
エミルからの言い分にも反応するものの、この時にも表情はさらに暗くなり、怯えながら震えている様子でした。
料理が得意だが、加減を知らない?
ニノとイレイナ出会いは一緒にくらしているエミルが彼女を自宅に招待する形で連れてきたことがキッカケとなります。
村長を父親に持つニノとエミルは小さな村に暮らしているものの、その村の中では一際大きめな屋敷に暮しているのです。
魔法を少し使えるエミルとは違って、ニノの方は魔法は全く使えませんが村長の屋敷で使用人として働いているだけあり、料理の腕はかなりのものです。
しかし真逆に言ってしまうと、それだけがニノが持つ唯一の能力と言えるでしょう・・・。
イレイナを招いた日はエミルも手伝ってくれる形で食事の準備に取り掛かります。
そして出来上がった料理を運んできてくれますが、イレイナにはかなり多めの量だったようです。
料理以外では失敗ばかり・・・?
ニノとエミルが食事の準備や後片付けに勤しんでいる間は屋敷の主である村長がイレイナの話し相手となってくれるのですが、ニノについて彼から聞かされた話では「家事は大して出来ていない」という低評価を下されていました。
しかし、それは決して偽りではなく2人にお茶を注いでくれる最中に食器を誤って落として割ってしまうのです。
村長「何をやっているんだ、お前は!弁償も出来ないくせに、さっさと立て!」
ニノ「ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
イレイナに対しては笑顔で紳士的に話してくれる村長ですが、ニノに対して接する時は怖い表情と話し方に変わると同時に首まで絞め上げてしまう始末です。
それでもニノは苦しい状態の中でも怯えながら謝罪を続けるばかりでした。
こうしたニノと村長の関係には「ニノの正体」が大きく関係しているのです。
【魔女の旅々】ニノの正体は奴隷だった
ここからは、ニノの正体に迫りたいと思います。
ニノは村長に買われた奴隷
ニノとエミルが家事に勤しんでいる間は村長がイレイナの話し相手となってくれるものの、そんな中で彼の口からニノの正体を告げられます。
イレイナが「ニノとは何処で出会ったのか?」質問してみると・・・
村長「東洋の方で買ったんですよ」
イレイナ「それは、つまり奴隷ですか」
この瞬間にニノは村長から買われた奴隷であること、そして東国の人間なのに遠く離れた地で使用人として働いている理由も明かされました。
村長の屋敷では数年前に奥さんが家を出て行ってしまったために、家事をしてくれる人間がいなくなってしまったのですが、そんな時期に仕事として赴いた東国で、たまたまニノを見つけて“奴隷”として買い取ると同時に帰国する際に連れてきたというわけです。
ニノは村長から売り飛ばされる可能性もあり得る?
ニノが村長から買われた奴隷であることが判明しますが、彼女の整った美しい顔立ちにより本来は自分の国で買値よりもさらに高い金額で売り飛ばすことも計画されておりました。
しかし家事は大して上手くないものの、奥さん不在となった屋敷の中で「よく働いてくれる使用人である」と評価されたニノは売り飛ばされることなく、村長やエミルと暮してきたのです。
【魔女の旅々】ニノとエミルの関係性
ニノの正体が奴隷であることが判明したものの、それによって今度はエミルとの関係性にも触れていかなければなりません。
基本的には仲の良い姉弟のような関係
血のつながりはないものの、村長の息子であるエミルはニノを慕って仲良く接してくれています。
イレイナと出会った時に作っていた「幸せの瓶」もニノにプレゼントするための物であり、家事で失敗したことにより村長から暴力を振るわれる中でも割って入って止めにかかることもありました!
エミルの方はニノの正体を知らない
そんなエミルですが、彼は父親である村長から「ニノが奴隷」であることをまだ聞かされておりません。
村長の中では息子には「大人になってから話す」と考えているようですが、魔力を使うことに長けているエミルの有望な将来を守りたい気持ちもあったのでしょう。
【魔女の旅々】ニノが選んだ衝撃的な結末
村長の奴隷および使用人として不幸な人生を送らされてきたニノですが、イレイナとエミルのおかげでやっと小さな幸せが訪れます。
しかし、その幸せを振り払ってしまうかのように最後には衝撃的な結末を自ら選んで迎えてしまうこととなるのです・・・。
ニノの失敗を助けてくれるイレイナ
会話中にお茶を注いでくれるニノですが、その時にカップを落として割ってしまいます。
その途端に豹変した村長から首を絞められ、さらなる暴力に発展しそうになる中でエミルも割って入りながら止めてくれますが、ニノ絡みのこととなると村長には息子からの言葉も入らなくなってしまうのです。
イレイナ「不快です!非常に不愉快です」
そんな様子を見たイレイナは即座に立ち上がりますが、この時に彼女が不快と感じたのはニノでなく、もちろん村長の暴力に対してのことです。
そして自分の魔法によって割れたティーカップが完全に元の形に修復されたことで村長の怒りを治めることに成功します。
助けてもらったニノの方はサヤの時と同じ“土下座”の姿勢で謝罪を続けますが・・・
ニノ「あの・・・ごめんなさい」
イレイナ「そうじゃないですよ。こういう時は『ありがとう』って言うんです」
ニノ「ありがとうございます」
指摘されて涙を流しながらイレイナに対して、お礼をいうのでした。
ニノに訪れた幸せの形
村長とのイザコザにより、なかなか渡せずにいた「幸せの瓶」をエミルから受け取ります。
それを開けたニノとエミルの真上には細やかなものから壮大なものまで・・・様々な幸福の光景が映されておりました。
そしてエミルから、外の世界は「多くの幸せで満ち溢れている」ことを教えられます。
エミル「だから暗い顔ばかりしてないで、僕が君を幸せにするから・・・」
そう聞かされたニノはこれまでの悲しみや罪悪感に満ちたものとは違う「嬉し涙」を初めて見せたのです。
ニノが選んだ衝撃の結末
ニノにもやっと幸せが訪れたことを確信したイレイナは屋敷を後にして、新たな地へ向かって旅立ちます。
少し離れた場所でエミルだけがイレイナをお見送りしてくれるのですが、同じ頃・・・屋敷に残ったニノは台所にある包丁を隠し持ちながら村長の部屋へと入っていきます。
ニノ「村長様、私はエミル様に幸せを見せていただいたことで解ったのです」
村長「おい、何をする・・・?」
ニノ「この震えは、この感情は・・・絶望」
帰ってきたエミルも部屋のドアから、ニノがこれから始める行いをその肉眼で確認することとなってしまうのですが、屋敷から離れて旅立ったイレイナの中にも悪い予感がよぎり始めると同時に、自分は二度と村や村長の屋敷に訪れることはないだろうと確信します。
イレイナ「きっと行っても悲しくなるだけでしょうから・・・」
イレイナの中にある悪い予感が的中してしまいますが、この時に倒れたのは村長ではなく彼やエミルの前で自分の腹部を刺して死亡したニノの方でした・・・。
まとめ
今回はサヤと同じ東国出身の女性であるニノのキャラ性や同居家族との関係性を紹介しながら、彼女が迎えることになる衝撃的な結末にも迫ってみました。
- 東国に訪れた村長により”奴隷”として買い取られてから”使用人”として働きながら屋敷に暮している。
- 料理が得意であるものの、基本的に家事では失敗を繰り返すことで村長からの怒りを買うことの方が多い。
- 村長の実の息子であるエミルからは優しく接してもらえてるものの、彼にはニノ自身の正体は明かされていない。
- イレイナとエミルにより、やっと幸せを掴み始めたのも束の間・・・最後には村長の前で自害する形で人生の幕を閉じてしまう。
これまでにイレイナと出会ってきた者たち以上に不幸な人生や境遇が多かったニノにもやっと幸せが訪れたと思えた矢先に自ら選んだ衝撃的な結末に対しては、悲しすぎると同時にやるせない想いもこみ上げてきてしまいますよね。
[魔女の旅々動画情報]
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