2020年秋アニメとして放送されたの「魔女の旅々」ですが、第5話ではこれまでの旅の中でいくつもの出会いと別れを経てきた主人公イレイナがフラン先生との再会をキッカケに新たな試練に挑む展開となります。
そこで今回は”灰の魔女”イレイナのキャラクター性や能力を紹介しながら、今後の成長への試練についても迫りたいと思います。
第5話の詳細は以下の記事をご覧ください。
目次
灰の魔女イレイナとは
まずは本作品の主人公イレイナについて詳しく紹介していきます。
“魔女”を目指すようになったキッカケ
幼い頃から大の本好きであるイレイナがもっとも愛読していたのが「ニケの冒険譚」シリーズであり、それは魔女であるニケが世界各地を旅する短編集でした。
母親に対しても「ニケのように冒険したい」という夢を打ち明けますが、返ってきた答えとは・・・
母親「まずは魔法の勉強をして、ニケのような魔女にならなくてはね」
母親から返ってきた、こうした答えがキッカケとなってイレイナは“魔女”になることを目標として一生懸命に勉強し始めるようになるのです!
イレイナの年齢は14歳で史上最年少の魔女見習い
イレイナ自身が生まれながらに有能であることに加えて、これまでの努力が報われたかのように、たった1回受験しただけで魔術試験に合格してしまいます。
当時のイレイナはまだ14歳でありながら史上最年少で“魔女見習い”となれたものの、本人の中では全く達成感を抱けなかったのです。
見習いから本当の“魔女”になるためには、自分が弟子入りした師匠から認められなければならないのですが、イレイナの場合はここからが難関となってしまいます。
年上の魔女たちからはあまりにも有能すぎることで疎ましい存在として見られてしまい、イレイナからの弟子入り志願はことごとく断られ続けます。
そんな状況の中でイレイナを弟子入りさせてくれた女性こそが“星屑の魔女”とも呼ばれているフラン先生だったのです。
挫折も経て”魔女”になる!
フラン先生のおかげでやっと弟子入りできたイレイナですが、一緒に住み始めてからは日頃の家事や掃除ばかりで魔法を教えてくれない日々が続きます。
そんな中でも突然の「実戦訓練」を強要されたイレイナはフラン先生から放たれてくる強力な魔法攻撃の数々に耐えきれずに泣き出してしまいます。
しかし、これこそがイレイナが魔法よりも先に学ぶべきことである「挫折」であり、これにはフラン先生自身も両親からもそうした修行をするようにお願いされていたことだったのです。
一見は血も涙もないように見えてしまうような実戦訓練のなかで学んだ「挫折」を乗り越えた後は楽しい修行の生活が続いた末、フラン先生からも「正式な“魔女”」として認めてもらえます。
フラン先生から与えられた“灰の魔女”という魔女名と共にイレイナは、この後から子供の頃からの夢を実現するかのように旅立ち始めます!
フラン先生の詳細は以下の記事をご覧ください。
イレイナの声優は本渡楓さん
はじめまして✌︎('ω'✌︎ )
アイムエンタープライズ所属の本渡楓です!
Twitter始めました◎
よろしくお願いいたします〜— 本渡楓 (@Hondo_dagaya_) June 21, 2021
声優の本渡楓(ほんど かえで)さんは1996年3月6日生まれ、愛知県名古屋市出身。
イレイナの役の他には「ゾンビランドサガ」の源さくら、「刀使ノ巫女」の衛藤可奈美など、人気作品のキャラクターを多く演じています。
灰の魔女イレイナの魔法能力
ここからはフラン先生の修行を経て、晴れて“魔女”となれたイレイナの魔法能力に迫りたいと思います。
ホウキに乗っての飛行
ホウキに乗って自在に飛べることは“魔女”だけでなく、その下位に位置する”魔女見習い”や”魔道士”においても同じです。
イレイナもまた”灰の魔女”として旅立っている中で次の目的地までの移動は中は常にホウキに乗って飛んでいます。
試験にも必要な攻撃魔法
“魔女見習い”になるための魔法試験では実技試験として「受験生同士による魔法対決」で最後まで生き残らなければなりません。
イレイナの場合、第4話までにかけては自分で戦闘する機会はまだありませんでしたが第2話で訪れた「魔法使いの国」で出会ったサヤに対して教えている場面が見られました。
時間逆転の魔法
イレイナの魔法の真髄といえば、やはり「時間逆転の魔法」ではないでしょうか。
自分にぶつかってきたサヤと一緒に落ちたことにより、落としてしまった多くの瓦屋根をこの「時間逆転の魔法」で“壊れる前の状態”に戻す形で見事に修理してしまいます。
さらに物だけでなく“負傷した人の治療効果”もあり、一緒に落ちたサヤの怪我や出血も完全に治療してしまうのです!
戦闘準備も魔法で済ます
第4話で訪れた「滅びの国」でお城への宿泊や朝食までご馳走になったお礼のため、ミラロゼの戦闘準備(落とし穴作り)のお手伝いをします、
こうした準備においても、やはり魔法で行うのですが、一度に多くのぬいぐるみ達を動かしたことや長時間にも及ぶ状態で取りかかっていたため、これにはさすがのイレイナも疲労を感じておりました。
魔法バリアでの防御も可能
落とし穴の準備も終わって、ついにミラロゼとジャバリエによる宿命の戦いが始まります。
始めは遠くから観戦していたイレイナも自分が作った落とし穴にかかったジャバリエに近づいてきた時、強大や炎攻撃を放ってきますが、彼女もまた魔法バリアを張って自身の身を守っていたのです。
ミラロゼの詳細は以下の記事をご覧ください。
魔女としての成長のための試練を課せられる
これまで訪れてきた旅先の中でいくつもの出会いと別れを経験してきたイレイナですが、第5話で訪れる王立セレステリアの魔法学校でフラン先生との再会を果たします!
しかし再会を喜べたのも束の間・・・”魔女”になれた故の大きな壁がイレイナの前に立ち塞がってきます。
フラン先生との新たな授業
現在のフラン先生は王立セレステリアにある「魔法使いの学校」で教師を務めていることを知らされたイレイナは彼女に対して、これまでの旅先でいくつもの出会いと別れを繰り返してきたことを話します。
サヤのようにイレイナのおかげで救われた人もいれば、アルテミシアのように救われないまま他界してしまった人もいたのです。
サヤの詳細は以下の記事をご覧ください。
アルテミシアの詳細は以下の記事をご覧ください。
そうしたことを繰り返したことで抱き始めた疑問をフラン先生に投げつけます。
イレイナ「“魔女”って何ですか?」
フラン先生「”魔女”は魔法を上手に使えるだけなんですよ」
フラン先生から返ってきた答えとは、あまりにも単純かつストレート過ぎるものでした。
王立での先生体験
再会したフラン先生から新しい授業を受けることになったイレイナですが、その内容とは「”魔女”とは何か?」ということの議論でした。
一見は基本的なことであるものの、それは実際に”魔女”になれた者にしか分からない悩みであり、数々の旅先で色々な経験を経てきた後のイレイナだからこそ、大きな壁となって立ち塞がってくるのです。
しかしフラン先生からの「新しい授業」とはこれだけでは終わらず、この後からが本番となります。
この日の自分の授業でイレイナも連れて多くの生徒たちの前で彼女のことを紹介するのですが・・・
フラン先生「みなさーん!今日は特別講師に“灰の魔女イレイナ”を呼びました」
イレイナはこの時に大勢の生徒たちを相手に「先生体験」をさせられることになるのです!
フラン先生「”魔女”も”魔法使い”も実は無力なんですよ」
先の2人きりでの授業中で言われた内容が頭の中で大きくのしかかってくる状態の中でイレイナによる「先生体験」が始まります。
イレイナ「私も先生の真似をしてみますか・・・」
人に魔法を教えるのはサヤの時以来となりますが、完全に1対1で教えられていた第2話の時とは異なり、今度は1人で大勢の生徒たちに教えなければなりません。
それでも1人1人に対応して丁寧に対応しながら何とかこなしていきます。
そうした「先生体験」も済んだ後は再び2人きりとなり、フラン先生から「何が好きなのか?」と問いかけられます。
イレイナ「やっぱり私は旅が好きです!」
これまでの旅先で経てきた経験は決して楽しいことばかりではなかったものの、それでも自分の故郷にはなかった景色の中で生きている人達の姿に対して心を打たれてきたのです。
そして、その末に出た結論とは・・・
イレイナ「私はまだ出会っていない景色と誰かに出会いたいのかもしれません」
フラン先生「それが“答え”なのですね」
イレイナ「はい!」
こうしたフラン先生との再会や新しい授業としての「先生体験」も経験も経て“魔女”として、また少し成長したイレイナは再び旅立っていきます。
まとめ
今回は本作品の主人公イレイナのキャラクター性や能力を紹介しながら、今後の成長への試練についても迫ってみました。
- 幼い頃から抱いてきた「冒険」への憧れから”魔女”を目指すようになった。
- まだ14歳だった頃にたった1回の受験で魔術試験に合格し、史上最年少で”魔女見習い”となれてしまう。
- フラン先生の下で弟子入りして最初に学んだことは魔法の知識などでなく「挫折」だった。
- そうした「挫折」も経ながら正式な”魔女”と認められた後に”灰色の魔女”として旅立つ。
- 旅先で数々の出会いと別れを経験した後に訪れた王立セレステアで再会するフラン先生から”魔女”としての成長のための試練を課せられることになる。
生まれながらに有能かつ努力家であるイレイナですが、故郷から離れていくつもの出会いと別れを繰り返してきたからこそ自分の中での苦悩し始める頃なのでしょうね。
フラン先生との再会や彼女から課せられる新たな試練もまた、イレイナ自身が”魔女”として成長するためにも必要のなことなんですよね。
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