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【魔女の旅々】エステルのキャラクター性と能力・悲しき結末

魔女の旅々

2020年秋の新作アニメとして放送および配信中の「魔女の旅々」も、いよいよ最終話まで間近となりましたね!
そこで今回は第9話で悲しい過去を変えるために奮闘した魔女・エステルのキャラクター性や能力を紹介しながら、彼女が迎えることになる悲しき結末にも迫りたいと思います。

 

エステルのキャラクター性

まずはエステルのキャラクター性から紹介していきます。

 

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時計塔の街で出会う”薫衣の魔女”

第9話で時計塔が美しい街ロストフルに到着したイレイナですが、この時点で既に金欠と空腹によるダブルパンチに苦しめられている状態でした。
そんな中で見つけた「魔女向けの超短期間バイト」のチラシに食いついて速攻で、そのチラシに記されている住居に住んでいるのが“薫衣の魔女”の魔女名を持つ少女・エステルです。

 

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イレイナに匹敵する才能の持ち主?

訪れてきたイレイナに対して、さっそくバイト内容の説明を始めようとしたエステルですが、イレイナの方は出されたお菓子(現実世界でも販売されている「食べっこ動物」に似た形のビスケットです)を食べ続けるばかりで聞こうとする姿勢すら見せないことに呆れ始めます。

さらにはバイト内容よりも先に“報酬”の方を聞こうとしてくるイレイナに対して不安になりますが・・・彼女のこの性格はまさに母親であるニケ(ヴィクトリア)譲りと言ったところでしょうか。

ニケ(ヴィクトリア)の詳細は以下の記事をご覧ください。

 

【魔女の旅々】ニケの正体は母親!旅立つイレイナに出した3つの条件
...

そんな中でイレイナからはお互いの年齢や魔女になれた年齢”を聞き出されたことにより、話が少しずつ逸れてしまいますが、せっかくなのでこの時に判明した2人の”魔女になるまでの経緯(年齢)を簡単に振り返ってみましょう。

イレイナ(現在18歳)が魔女になるまでの経緯(年齢)

“魔女見習い”になった時期 13歳
“魔女”になった時期 14歳

一方、エステル(現在19歳)の方は・・・

“魔女見習い”になった時期 10歳
“魔女”になった時期 13歳

こうしてパッと見比べてみると”魔女見習い”になった時期も”魔女”になった時期においてもイレイナよりもエステルの方が早かったことが解りますね!
それでもイレイナからは「”魔女”になるまでに3年もかかった」ことを指摘されますが、ここまで来るとエステルの方も・・・

エステル「君、もしかしてバカにしてる?」

もはやイレイナ自身に仕事をする気がないとしか思えなくなってしまったものの、大量の金貨による報酬を見せつけたことで一気にやる気にさせてしまうのです!

 

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目的は悲しい過去を変えること!

やっとバイト内容の本題に入りますが、エステルの目的は自分と親友であるセレナの間に起きた“悲しい過去”変えることでした。
幼馴染と言っても過言でない程の親友だったセレナですが、自分たちがまだ幼き頃に彼女の両親が自宅に強盗に入られて殺害されてしまいました。
1人娘のセレナだけは外に買い物に出かけていたため、殺害されることを免れたものの後に引き取られた叔父の家で酷い虐待に遭った末に彼女自身の手でその叔父をナイフで殺害してしまったと言うのです。

叔父から解放された後も”殺人の快楽”に溺れ始めたセレナは次々に人を殺害し続けたために「2丁目殺人鬼」という異名をつけられる程の危険人物に変わり果ててしまったのです。
さらに悲しいことに“魔女”となって帰国してきたエステルの手により、3年前に処刑されました。

エステルはそんな悲しい過去を変えることを目的として“ある魔法の研究を続けてきたのです。

セレナの詳細は以下の記事をご覧ください。

 

【魔女の旅々】セレナのキャラ性と衝撃的な正体・無残な結末
...

 

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意外と義理堅い一面も!

エステルが研究の末に完成させた「時間遡行」の魔法によってイレイナにも”自分のお供”として同行してもらいますが、これこそがチラシに掲載されていたバイト内容でした。

エステル「1つ言い忘れてた・・・ありがとう!」

時間遡行の魔法で10年前の世界に戻っている最中になってお礼を言い出してくるエステルですが、それは彼女なりの“義理堅い一面”なのでしょうね。

ちなみに10年前の時代に到着してから、さっそく当時のセレナを見つけては優しく抱きしめるのですが・・・

エステル「ゴメンね!助けられなくて・・・」
セレナ「新手の宗教の勧誘ですか?」

エステルの修行の都合により、この2人は10年前に生き別れとなっている故にセレナの方はまだ自分と同じ位に幼い姿の彼女しか知らないのです。
そのためセレナからは怪しい勧誘と思われた末に“変質者扱い”までされて逃げられてしまいます。
こうして過去の時代に戻っている間ではエステルにある”義理堅さ”は少し仇になってしまうこともあるようですね・・・。

 

エステルによる時間遡行の魔法能力と代償

ここからは自分たちに起きた悲劇的な過去を変えるためにエステルが研究を続けてきた「時間遡行」の魔法による能力代償に迫りたいと思います。

 

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時間遡行の魔法の性能とは?

エステルが過去を変えるための研究として完成させたのが「時間遡行」の魔法です。
彼女はこれを使って10年前の時代に戻ることによってセレナや両親を強盗から守って悲しい過去を変えようと考えておりました。
イレイナに初めて話した時までは本当に画期的な魔法に思えたものの、本作品の中でこれまでに出てきた単なる攻撃魔法や修理・回復魔法とは桁違いに高レベルな魔法ゆえに厳しい制限もありました。

その制限とは・・・
「自分たちが過去の時代に居られるのは、わずか1時間のみ」という時間制限だったのです。

それでもエステルの方は「1時間もあれば充分」と捉えて前向きな姿勢を決して崩そうとはしませんでした。

 

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時間遡行による代償とは?

本作品の中では自身の魔力が尽きた状態でも魔法を使いたい場合には、それ相応の代償を支払わなければなりません。
それは”記憶”であったり、その魔法や魔女によって様々ですが、エステルの場合は「時間遡行」の魔法を完成させる代償として“自分の血”限界ギリギリまで抜いては捧げ続けておりました。

そのため、過去に戻ろうとする時にも貧血を起こしてはイレイナから心配されますが、本人はあくまでも大丈夫であると答え続けます。

 

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交渉術もお手のもの?

10年前の時代に戻ってセレナとの再会を果たした直後には彼女の自宅に訪れて両親の説得を始めます。
この両親たちにも自分が未来の時代からタイムスリップしてきたことなど話しても信じてもらえないだろうと判断したエステルは少し方法を変えます。

  1. 自分を「エステルの腹違いの姉」と偽って来訪した。
  2. 「魔法の修行のために他国に出立したエステルから手紙を預かってきた」という作り話で信じさせることによって強盗が入ってくる前に両親を外に出させることに成功する。

イレイナ「意外と上手く行くもんですねー!」

少し離れた家の影に隠れながら様子を見ていたイレイナも別の意味で感心しますが、エステルの時間遡行による成功劇は残念ながらここまでの時点でストップしてしまうのです。

 

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自身の魔力が尽きた後の対策もバッチリ!

過去の時代に出発する直前、エステルはイレイナに対してシルバー性の「お互いの魔力を共有できるリング」を渡してははめさせます。
一見は一種のペアリングにしか見えませんが、これを2人一緒に身につけることによって自分の魔力が尽きた後でも、もう片方の魔女(この時はイレイナ)から魔力を分けてもらうことが可能なのです。

「時間遡行」をする上では大量の魔力を消費するため、過去の時代に到着してからは使った本人(エステル)の魔力がほぼ尽きてしまう状態となってしまいます。
それでも、このペアリングを装備することによって、お互いの魔力を共有できるようにしたわけです。
“魔力の共有”そのものは、あくまでもリング自体の性能ですが、その性能を見抜いて万一の事態も想定できていないと、こうした対策はなかなか思い浮かばないものです。

直接的な魔力とは関係ないものの、こうした事前対策を出来る点もまた、エステル自身が持ち合わせている能力の1つなのではないでしょうか。

 

エステルが迎える悲しき結末

最後はエステルが過去を変えようとしたことで迎えることになる悲劇的な結末に迫りたいと思います。

 

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裏切られた友情と真実

セレナの両親を家から出させた後はお互いに別行動となり“黒いフードを被った強盗”を待ち構えるイレイナですが、自分のはめているリングから自分の魔力を吸い出されていくことに気づきます。
その方角へと向かう中で衝撃的な光景を見せられますが、それはあまりにも予想外かつ残酷なものでした!

人気のない場所でセレナの両親とエステルが大量の出血により倒れておりましたが、3人をナイフで刺し殺したのは彼女たちの上に立っているセレナ本人だったのです!

 

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過去以上に悲しい親友とのお別れ・・・

ずっと親友だと思い続けていたことへの裏切りにより重傷を負っているエステルが血まみれの状態になりながらも立ち上がりますが、彼女にとっては大怪我による傷よりも、ずっと親友だと思い続けてきたセレナ裏切られたという精神の方が倍以上に痛かったのです。

エステル「私をずっと騙していたの?友達だと思っていたのに・・・あなたがずっと”良い子”でいられると思ったのに!」

エステルが受けた強いショックによる悲しみはすぐに“憎しみ”へと変わってしまいます。

そして、これまでのセレナを助けようとする思いから一転して、すぐに自分の手で葬ろうとかかり魔法を唱え続けます。
そんな彼女の行動を止めようとするイレイナは自分のはめているリングをすぐに外しますが、その後からもエステルの全身から大量の魔力放出され続けます。

エステル「偽りの思い出なんか、いらない・・・」

エステルは幼き頃から築いてきたセレナとの思い出・・・即ち彼女との記憶を代償しながら攻撃魔法を放っていたのです!

エステル「さよなら・・・セレナ!」

以前とは大きく異なる形ではあるものの、再び自らの手でセレナを葬ると同時に、この10年前にいられるタイムリミットである1時間が経過したことによってイレイナとエステルは現代の時代へと戻されます・・・。

 

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現代に戻ってからの代償と結末

現代に戻ってからのエステルは先ほどまでの「時間遡行」やセレナを葬るための大量の魔力消費によって気力すら失い倒れ込んでおります。

エステル「イレイナさんだっけ?私は何を・・・?」

セレナを自らの手で葬るために放ち続けてきた魔法の代償として支払った代償により、イレイナと一緒に「時間遡行」した1時間前の出来事すら忘れかけておりました。
しかし、記憶を代価としたことによる最も大きかった代償とは、やはり・・・

エステル「?私の何なの?」

自分の住居内の壁に大量に貼っているセレナの写真を見ても彼女の存在や自分との思い出や関係性にまつわる記憶の方を完全に失っていたのです!

イレイナ「何でもありません、今はもう・・・」

そう言い残したイレイナは報酬として置かれている大量の金貨を持っていかず立ち去ります。
そして街中のベンチの上で座りながら、2人とも助けられなかった自分の未熟さを悔やみながら涙を流すのでした・・・。

イレイナの詳細は以下の記事をご覧ください。

 

【魔女の旅々】灰の魔女イレイナが可愛い!魔法能力や今後の成長について
...

 

まとめ

今回は自分たちに起きた悲しい過去を必死に変えようと行動してきたエステルのキャラクター性や研究の末に完成させた「時間遡行」の魔法を紹介すると共に彼女自身が迎えた、あまりにも悲劇的な結末にも迫ってみました。

  1. “薫衣の魔女”の魔女名を持ち、イレイナにも匹敵する才能や魔力を持つ少女である。
  2. 悲しい過去を変えるため、研究を続けてきた末に「時間遡行」の魔法を完成させた。
  3. 3年前に自らの手で処刑せざるを得なかった親友(と一方的に思い込んでいた)セレナを助けるため、イレイナをお供に連れて10年前の過去にタイムスリップする。
  4. その過去の時代であまりにも予想外かつ衝撃的な事実を知らされたことにより、自らの手で再びセレナを葬る結果となってしまった。
  5. 自身の記憶を代償として魔力を放出してきた故、現代に戻されてからはセレナ自身の存在や彼女との思い出に関することは全て忘れてしまう。

エステルの親友から裏切られた辛い気持ちも分かりますが・・・残酷な言い方をしてしまうと、これはあくまでも彼女の方がセレナのことを一方的に親友と思い込んでいただけに過ぎなかったんですよね。
「知らぬが仏」という言葉がありますが、本作品のエステルはまさにそれが似合うタイプのキャラクターでしたね。

   

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この記事を書いた人

アニメ・漫画を始めとしたネタバレやキャラクターの考察記事をメインに執筆しております。
ここ最近ではライトノベル関連も担当するようになり、過去に視聴していた作品のリピートをしながら人気作品の新作展開にも関心を持っています。

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