2020年秋作アニメとして、ついに放送された「魔女の旅々」第1話で主人公イレイナの師匠として登場したフラン先生のキャラクター性と能力や真相を紹介すると共に、今後の展開にも迫りたいと思います。
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目次
フラン先生とは
出典：テレビアニメ「魔女の旅々」公式サイト
第1話で主人公イレイナの師匠として初登場したフラン先生のキャラクター性から紹介していきます。
一見は清楚な女性
“星屑の魔女”の異名を持ち、黒髪のロングヘアが似合うミステリアスな雰囲気を持つ清楚な女性です。
普段はおっとりしており、頼りなく見られることも多いですが、後に行う「イレイナへの試験」の中で、その実力が本物であることを明かされます。
弟子の前でも好き放題な生活
本作品の主人公イレイナは1回で魔術試験に合格し、最年少で「魔女見習い」になってしまう程の才女です。
(当時の年齢は14歳です)
しかし、それ故に彼女の故郷である「平和国ロゼッタ」では自分の能力や才能を疎まれてしまい、弟子入りをたて続けに断られてしまいます。
そんなイレイナを弟子入りさせてくれた魔女こそが、フラン先生だったのです！
フラン先生「いいですよ、別に」
自分のことを脆弱なロゼッタの魔女たちとは違うと言い誇り、イレイナの方も彼女に対して、やっと自分の実力を認めてくれる人に巡り会えたことに喜びを抱きます。
しかし、そうした喜びや安堵感も束の間・・・フラン先生はイレイナを弟子入りさせて自分と一緒に住み始めてからも怪しい研究に勤しんでいたり、山に山菜を採りに出かけたりと1人だけで好き放題に生活していきます。
「魔女見習いの修行」とは、師匠に魔法を教わりながら魔法の技能を更に高めていくものなのです。
全く修行させてもらえない日々が続く中でイレイナの方から切り出しても「たまには遊べ」などと返してしまう始末です。
イレイナへの要求がエスカレート！
フラン先生はイレイナに対して魔法を教えないどころか、家事や雑用ばかりさせてきます。
さらに彼女からの要求は日々を重ねていくのと比例していくかのようにエスカレートしていってしまうのです。
第1話の中でイレイナに要求(命令)していた主な内容は、おおまかに以下の通りとなります。
- 食材の買い物
- 自分の研究に必要なヤモリの捕獲
- 浴室に入ってきたクモの退治
- 食事の支度
- 肩揉み
そんな生活を続けて早くも1ヶ月が経過すると、フラン先生の中でも少しだけ変化が現れます。
この日もイレイナが夕食の準備として、シチューを作ったいるのですが・・・
フラン先生「今日はシチューの気分ではありませんので・・・」
作ってくれているイレイナを侮辱するかのような言い草ですが、フラン先生にとってはここが師匠としての1つの転換点となっていたのです。
フラン先生の能力と真相
ここからは「イレイナへの試験」の中で判明されたフラン先生の能力や実力、そして彼女がイレイナに対して本当に学ばせたかったことや真相について紹介していきます。
やはり実力は本物だった！
イレイナを弟子入りさせてから1ヶ月が経過した頃、フラン先生が「そろそろ“頃合”」と判断して試験を始めるのです。
フラン先生「今から私と戦ってもらいます」
まだ心の準備もできていないイレイナに対して、いつもと変わらぬ優しい笑顔とは裏腹に強力な攻撃魔法(魔力の塊)を彼女めがけて連発していきます！
- 「熱の線」
- 「風の刃」
- 「岩石の雨」
- 「雷の槍」
これらの強力な魔法による容赦ない連続攻撃に対して、イレイナの方は避けるだけでも精一杯です。
そして、ここまで強力な攻撃魔法を自在に使いこなせる能力を持つフラン先生の実力は、やはり“本物”であり、”星屑の魔女”の異名も伊達ではなかったということです。
本当に学ばせたかったこと
フラン先生からの魔法攻撃を避け続けることに限界に達したイレイナは最後には見事に喰らってしまい、顔などに傷を負いながら泣き出してしまいます。
そんな彼女を見たフラン先生は慌てて謝罪しながら優しく抱きしめるのですが、ここで最初に学ばせたかったことを話し始めます。
フラン先生の中では魔法よりも先に「挫折」を知ってほしかったことを話します。
そして、もう1つはイレイナの性格にある「我慢強さ」を変えたかったのです。
イレイナの中にある我慢強さは決して悪いことではないのですが、魔女としても人間としても、これからの人生を生きていく中ではそれだけでは足りません。
フラン先生「気に食わないことがあれば戦いなさい。本当の気持ちを隠して心が壊れてしまわぬように・・・自分自身を守れるようになりなさい！」
イレイナにとって、それは初めて聞いた言葉であると同時にフラン先生から初めて教わったことでした。
イレイナを弟子入させた真相
試験を経て「挫折」や「我慢強さ」について教えた後には、その理由と真相についても話してくれます。
実はこの指導に関してはイレイナの知らないところで自分の両親が大きく絡んでいたのです。
フラン先生はイレイナが自分の家を訪れてくる前に、両親から大金を渡されて「自分たちの娘には“とびきりキツい試験”を与えてほしい」と頼まれておりました。
生まれてから最年少で「魔女見習い」にまで登り続けたイレイナは、それ故に「挫折」や「敗北」などの経験や学ぶ機会がないまま成長してきました。
両親の方もまた、あまりにも優秀すぎる娘に「思い通りにいかないこともある」ということを学ばせる機会を与えたかったのです。
センスはかなりアバウト？
試験の中で挫折を学ばせてからは、本格的な魔法の修行の日々に入ります。
魔法能力においては優秀ゆえに上達も早く、修行の中で何度も行ってきた勝負でも一度だけイレイナに負けたこともあったのです。
そして・・・
フラン先生「おめでとう、イレイナ。”星屑の魔女”があなたを正式な魔女として認めます」
そう告げながら“卒業の証”であると同時に、魔女であることを証明するために必要なブローチも授けます。
これにより、イレイナを「魔女」と認定したフラン先生ですが、今度は彼女の魔女名について悩みます。
しかし悩んだのはあくまでも数分間程度であり、イレイナに対して“灰色の魔女”という魔女名も授けます。
イレイナの方から魔女名の由来を質問されますが、それが「イレイナの髪が灰色だから」と実にアバウトなものでした・・・。
フラン先生の今後の展開
出典：アニメイトタイムズ
正式な「魔女」となったイレイナとお別れしたフラン先生ですが、この2人が再会を果たす時期はそう遠くはないのです。
魔法使いの学校で再会！
イレイナが旅立つ間際に自分のことを「ある国の偉い魔女」であることを明かしたフラン先生もまた、2人で一緒に過ごしてきた家から去っていきます。
そして、いくつもの国や人々との出会いや別れを繰り返してきたイレイナは「王立セレステリア」に辿り着き、その中にある魔法使いの学校で彼女の前に現れるのです。
(あくまでも第2話でサヤと出会うことになる「魔法使いの国」とは違う場所にある学校です)
サヤの詳細は以下の記事をご覧ください。
イレイナへの新たな授業
フラン先生は、王立セレステリアにある「魔法使いの学校」でも教師を務めていることをイレイナに話します。
そしてイレイナからも、これまでの自分の旅の中で得た経験や出会ってきた人々のことについての話を聞かされる中で「魔女とは何なのか？」という質問を投げかけられます。
フラン先生「少し授業をしましょうか」
ここでは魔法ではなく「魔女とは何か？」について教えていきます。
しかし彼女にとっての新たな授業は、これだけでは終わらなかったのです。
この日の自分の授業にイレイナも連れて多くの生徒たちの前で彼女のことを紹介するのですが・・・
フラン先生「みなさーん！今日は特別講師に“灰の魔女イレイナ”を呼びました」
フラン先生による新たな授業の真髄とは、イレイナに「先生体験」をさせることだったのです！
まとめ
今回はイレイナの師匠として第1話から登場したフラン先生のキャラ性や能力(実力)を紹介しながら、今後の展開についても少しだけ触れてみました。
- “星屑の魔女”の異名を持ち、イレイナを自分の弟子として迎え入れる。
- 試験の中で強力な攻撃魔法を自在に使えるだけでなく、連発まで出来てしまう能力や実力を披露した魔女としての実力は”本物”である。
- 両親に頼まれていた関係もあり、魔法よりも先に「挫折」や「我慢強さ」についての教育を施した。
- イレイナを正式な「魔女」として認定した後は、いったんお別れするものの、後に彼女が訪ねてきた「魔法使いの学校」で再び登場する。
- 再会したイレイナに対する新たな授業として「先生体験」をさせる展開となる。
外見はおっとりした印象の清楚な女性にしか見えないフラン先生ですが、自分の弟子に対して魔法だけでなく、イベリナの”欠けているもの”に関しても教えてくれた彼女は魔女としてだけでなく”師匠”としても本物であったということですね！
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