2020年秋の新作アニメとして放送および配信中の「魔女の旅々」ですが、第7話で主人公イレイナがブドウ酒を求めて訪れた村で出会う女性・ローズマリーのキャラクター性や正体(実態)を紹介しながら、彼女が迎えることになる結末にも迫りたいと思います。
目次
ローズマリーのキャラクター性
まずはイレイナが訪れた「こっちの村」とブドウ酒の売上を巡って対立関係にあるローズマリーのキャラクター性から紹介していきます。
“大人の女性“ならではの美貌とスタイルによるカリスマ性を持つ
イレイナが“初めて飲むブドウ酒”を巡って降り立った「こっちの村」で出会うことになる女性です。
しかしローズマリーが“ブドウ踏み踏み”してブドウ酒の売上に貢献してくれているのは「こっちの村」と対立関係にある「あっちの村」の方だったのです。
「あっちの村」の方ではブドウ酒の瓶に「ローズマリーが“ブドウ踏み踏み”している写真」のラベルを貼ることで「ローズマリーが愛情込めて踏んだブドウを原料にして作られている」という謳い文句を宣伝にしながら売り始めたことで莫大な売上をうち出しておりました。
(この辺りはAKB48を始めとした人気アイドルグループによる”握手券付きCD”と似たような商品と考えてみると解り易いかと思います)
2つの村にも数名もの女性が住んでいるものの、ローズマリーの美貌と抜群なスタイルの良さは村の女性たちをも遥かに越えております。
本作品の中では使用されていない用語で現代社会の中で例えると、まさに“アイドル”的な存在であり、村長さんを始めとした村の男性たちは完全にローズマリーの虜となっていたのです。
イレイナの前で初めて姿を現した時も「あっちの村」の男性たちに自分を担がせながらの登場でしたからね・・・。
それでもローズマリーの魅力は本物であり、美貌・スタイル・そして“大きな売上の貢献”と三拍子揃った彼女は、ある意味で「ブドウ酒のカリスマ的存在」と呼べるのかもしれません。
魔女であるイレイナを完全に子供扱い
ローズマリーが村の男性たちを担がせる形で「こっちの村」に訪れた時、イレイナの方も強制的な形で“ブドウ踏みの乙女”をやらされることになり、専用の衣装に着替えていた状態でした。
ローズマリー「私に勝てないから、この貧相な魔女を使ってブドウを“踏み踏み”させるつもりなのねー!」
自分よりも年下のイレイナを“ちんちくりん”呼ばわりする上に子供扱いしながら見下してくる始末です。
“魔女”としては飛び抜けて優秀なイレイナですが・・・年齢的な面もあり、確かに“大人の女性としての魅力”においてはローズマリーに敵うべくもなかったのです。
イレイナの詳細は以下の記事をご覧ください。
ローズマリーの能力と実態
ここからは「あっちの村」が製造しているブドウ酒の莫大な売上に貢献しているローズマリーの能力と意外な実態に迫りたいと思います。
ローズマリーの能力に対する疑惑
ローズマリーから好き放題にけなされて悔しがるイレイナが対抗心を燃やしながら「こっちの村」での“ブドウ踏み”に励みますが、この時には愛情というよりは憎悪や怒りなどの感情を強く出しながらひたすらに踏み続けました。
しかし、その努力とは裏腹にイレイナが踏み続けた結果に作れたブドウ酒の量は意外にも少ない量(樽の半分ほど)だったのです。
それでもローズマリーによって作られたブドウ酒は何千本もの売上を記録していることを聞かされますが・・・
イレイナ「おかしくないですか?」
村長さん「確かに・・・」
あまりの少なさにガッカリしながらも「1人だけでは、どんなに頑張って踏み続けても作れる量には大きな限界がある」ということに気づくと同時に「あっちの村」やローズマリーによる製造法と売上本数に疑念と矛盾点を抱き始めます。
暴かれたローズマリーの実態
疑念を抱くイレイナと村長さんが「あっちの村」へ偵察に行きますが、そこで衝撃的な光景を目の当たりにします。
ローズマリー「もっと、しっかり“踏み踏み”しなさいな!私のラベルを使ったブドウ酒を売りたいんでしょ?」
その製造現場ではローズマリー自身は全く働いておらず、数名もの男性たちに踏ませ続けておりました!
その結果「あっちの村」が売り出しているブドウ酒は「実は村の男性たちに踏まれて作られた商品」であることが判明します。
かなり”お約束的な事実”であるため、鋭いファンや視聴者の中にはこの場面が出てくる前の時点で既に見抜いていた人も多かったのではないでしょうか。
詐欺が判明しても落ちないカリスマ性
この事実が判明した時点でローズマリーと村人たちはすぐに捕縛されてしまいます。
しかし、イレイナから「明らかな“産地偽造”」による詐欺行為であることを告げられても反省する様子は全くありません。
ローズマリー「“産地偽造”くらいで何よ!飲めば一緒よ!」
村長さん「大事なのは”気持ち”じゃー!例え味が同じでも”ローズマリーちゃんが踏み踏みしたという事実“が大切なんじゃ!」
「あっちの村」によるブドウ酒の実態により、村長さんを始めとした村の男性たちをガッカリさせてしまうものの、それでもローズマリーへの“好感度”だけは全く落ちていないのですから・・・ブドウ酒は偽物でも彼女自身の魅力とカリスマ性だけは本物だったと言うことでしょうか。
ローズマリーが迎える結末
ここからは”産地偽造”が発覚したローズマリーがもたらす結果や彼女自身が迎える結末(今後の人生)にも迫りたいと思います。
ローズマリーによる意外な貢献
ローズマリーたちが捕縛されている前で”初めて味わうブドウ酒”をノンビリと堪能するイレイナですが、その行動が思いがけぬ結果を作りだしてしまいます。
彼女がブドウ酒を飲んでいる中でも「こっちの村」と「あっちの村」の男性たちが揉めている中で村長さんが目の前に落ちているブドウを投げつけます!
そしてぶつけられた「あっちの村」の男性たちもやり返したことにより“ブドウのぶつけ合い”が始まります。
イレイナ「もう〜、しょうがない人たちですね〜」
初めてのお酒で完全に悪酔いしてしまったイレイナもまた、その光景を見せられた影響で魔法を使いながらブドウを村人たちにぶつけ始めてしまいます!
実はこれこそが「ブドウ祭り」のキッカケと同時に始まりでもあったのです。
村人たちの中ではイレイナが「ブドウ祭りの創始者」と扱われているものの、こうした“村人同士によるブドウのぶつけ合い”が起こった理由はローズマリーによる“産地偽造”が原因で発生してしまったわけですから・・・こうして見てみると、彼女もまた「ブドウ祭りの創設に貢献したキャラクター」と言えるのではないでしょうか。
最後には村長さんとめでたく結婚!
ちなみに、このローズマリーや村長さんの”ブドウ酒”にまつわる物語は「現代よりも数年前のお話」という時系列で描かれておりました。
それは即ちイレイナが数年前に訪れたことで「ブドウ祭り」が始まり、現代では伝統的な行事として続いているということになります。
自分の孫に「ブドウ祭りの始まりについて」のお話を聞かせた村長さんは側で“ブドウ踏み”に励んでいる女性にも声をかけますが・・・
村長さん「おーい、ご苦労さん!お昼にするぞ」
ローズマリー「はーい!」
イレイナの来訪や“産地偽造”、そして「ブドウ祭りの始まり」がキッカケとなり、村長さんとローズマリーはめでたく“結婚”して結ばれておりました!
これは完全な”歳の差婚”であるものの、ローズマリーを語る上では”産地偽造”をも上回る衝撃でしたね・・・。
まとめ
今回は「ブドウ酒のカリスマ的存在」とも呼べるローズマリーのキャラクター性やカリスマ性を紹介しながら、衝撃的な実態や結末にも迫ってみました。
- ローズマリーが”ブドウ踏み踏み”して作られたブドウ酒が莫大な売上を出していた。
- イレイナでさえも持ち得ない”大人の女性”としての美貌とスタイルも手伝い、村の中では圧倒的なカリスマ性も持つ。
- イレイナと村長さんによる偵察によって”産地偽造”であることを暴かれた。
- イレイナだけでなく、ローズマリーもまた「ブドウ祭り」の始まりに貢献していた。
- 最後には村長さんと結ばれて結婚して”ブドウ踏み”に勤しむ人生を送る。
ローズマリーや村人たちによる”産地偽造”は許されない行為であるものの、本作品の前半ではアルテミシアやミラロゼ達による重く悲しいお話が続いていたために、彼女たちによる“楽しく笑える物語”はある意味で癒しのエピソードになったかもしれませんね。
アルテミシアの詳細は以下の記事をご覧ください。
ミラロゼの詳細は以下の記事をご覧ください。
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