『怪獣8号』、は2020年夏から「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画作品です。「怪獣と戦う」という王道テーマながらも、多くのコメントが寄せられるほどの大人気ぶりを見せています。
本記事では、鳴海弦(なるみげん)の強さと解放戦力・専用武器について紹介。さらに、ファンたちから「かっこいい」と支持されている理由や、カフカとの今後の関係性にも迫ります。
本作品の人物相関図は「怪獣8号の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事を参照ください。
目次
鳴海 弦(なるみ げん)とは
鳴海弦は、第1部隊の隊長を務めており、「現日本最強」とまで言われています。
鳴海弦は第5巻で初登場します。
鳴海弦のプロフィール
年齢 | 不明 |
誕生日 | 12月28日 |
身長 | 175cm |
好きなもの | ゲーム、ガンプラ、通販、エゴサーチ、自由、狭い所 |
鳴海弦の年齢は、今のところ不明です。ただ、あのルックスや性格から見ると、同じ隊長格である亜白ミナや保科宗四郎に近い年齢と見ていいはずです。
保科宗四郎の強さ・専用武器やカッコ良さの詳細は「【怪獣8号】保科宗四郎がかっこいい| 強さや専用武器について解説」の記事を参照ください。
完全な実力主義者
鳴海弦の性格における大きな特徴の1つとして、完全な実力主義者であることが挙げられます。
現日本最強の座に君臨している鳴海が自分の部下(隊員)たちに求めているものは、“結果と実力”だけです。
鳴海が隊長を務めている第1部隊では、隊員全員が40%以上もの解放戦力を持っており、小隊長クラスの実力を誇ります。
それは鳴海自身の性格により「強い者しか隊員として受け入れられない」という徹底したやり方が影響していると思われます。
私生活は絶望的にズボラなオタク
戦闘中や任務中と違い、私生活では絶望的にズボラかつオタクです。
第1部隊に転属となった四ノ宮キコルが副隊長(長谷川エイジ)に案内される形で、宿舎内にある鳴海の部屋に入りますが…無数のゴミ袋を始め、多くのゲームやガンプラが散らかっています。
さらに、お金にもだらしなく、1週間前にもらったばかりの給料を使い果たし、キコルに土下座しながら「お金を貸してほしい」とお願いしてくる始末です。
土下座している鳴海の背後にはYAMAZONのダンボール箱がたくさん積み上げられていました。おそらく新発売されたばかりのゲームソフトやガンプラを買い過ぎたのでしょう。
四ノ宮キコルの強さや可愛さ・カフカとの関係性における詳細は「【怪獣8号】四ノ宮キコルが可愛くて強い | カフカに惚れてる?」の記事を参照ください。
亜白ミナの人気に嫉妬している
鳴海は自身の人気度にも敏感な性格であり、SNS(Twitter)での反応やフォロワー数を常に気にしています。
その様子は、第40話で描かれてます。
前話で新台場に襲来してきた大型怪獣を自分が倒したにも関わらず、翌日の新聞記事には「亜白ミナが倒したような絵面」にされていました。
そのことに納得できない鳴海が大いに騒ぎ立てます。このときの騒ぎ方が尋常でなく、おそらく“隊長としての人気度”で亜白ミナに対して、かなり嫉妬しているように思われます。
亜白ミナの人気ぶりは第1巻で見られるよ!
鳴海隊長の人気はファンや読者たちに支えられている
作品内では人気度の浮き沈みが激しい鳴海隊長ですが、民衆の間での人気や知名度が決して低いわけではありません。
品川区で怪獣に殺されそうになった兄妹の前に颯爽と現れて助けた時、少年から「鳴海!」と歓喜の声が上がっていた所を見ると、鳴海の知名度が高いことが分かります。
鳴海「生きて帰って、お母さんのスマホで“鳴海隊長かっこいい”と、10回つぶやけ」
まだ10代の少年に対しても見返りを求めており、この少年が帰った後、本当に呟いたのか否かは不明ですが…。
鳴海隊長かっこいい
鳴海隊長かっこいい
鳴海隊長かっこいい
鳴海隊長かっこいい
鳴海隊長かっこいい
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鳴海隊長かっこいい
鳴海隊長かっこいい
鳴海隊長かっこいい— ばふこ🍀 (@vafco) November 22, 2021
鳴海隊長かっこいい×∞
— 🐤時雨🐤 (@iro422) November 22, 2021
現実世界では、ファンや読者たちが呟いてくれました。
作品内では少し微妙ですが、鳴海隊長の人気はファンや読者たちによって支えられている印象が強いですよね。
鳴海弦の強さと解放戦力・専用武器
ここからは、鳴海弦が見せた強さと解放戦力・専用武器に加え、最も脅威的な能力について紹介していきます。
現日本最強の解放戦力は98%
これまで謎に包まれていた鳴海弦の解放戦力は、第47話の中で98%であることが判明しました。
第3部隊の亜白ミナ(96%)や保科宗四郎(92%)をも凌ぐ数値です。隊長格の者たちは、全員90%代の解放戦力を持っていると見ていいでしょう。
かつて日本最強と呼ばれている四ノ宮功は100%を誇ります。
ただ、今では長官のため、現役隊員の中では鳴海が最強と言えますね。
ちなみに、以前までは”解放戦力”と記されていましたが、鳴海の時には「開放戦力」という表記に変わっていました。これに対しては、鳴海自身の意思で全戦力を“開放”したために、表記が変わったのだと思えます。
亜白ミナの強さや可愛さ・カフカとの恋愛関係の行方は「【怪獣8号】亜白ミナの強さや専用武器について解説」の記事を参照ください。
銃剣タイプの専用武器で二刀流も可能
鳴海の専用武器は長身でカッターのような形状をした銃剣タイプの大型武器で、「GS-3305」の型番が記載されています。刃を怪獣に突き刺しながら体内に電流を流す近接攻撃に加え、銃撃も可能なため、遠近共にこなせる強力な武器です。
さらに、この電流機能を使って”切る”と”焼く”による二刀流も可能です。
こうして焼き切ることによって、怪獣の再生(修復)を遅らせる機能まで備わっているのです。
第39話や第41話で巨大な大型怪獣を瞬殺できたのには、単なる攻撃や突きの強さだけでなく”電流”の効果もあったわけだ!
銃剣術式も強力
保科やキコルと同じく、鳴海も専用の術式を持っており、その一部が披露されました。
98%もの解放戦力と焼き切る二刀流を兼ね合わせた隊式銃剣術2式「新幕砲火」で怪獣9号を瞬速で切り裂き、倒してしまいます。
怪獣9号の強さやチート級とも言える能力の詳細は「【怪獣8号】人型怪獣9号の強さと能力 | 正体と目的も考察」の記事を参照ください。
最も恐るべきは未来視の能力
鳴海の最も恐るべき点は、解放戦力や専用武器・銃剣術式である以上に、両方の瞳から放たれる“未来視の能力”です。
カフカ達とは違い、鳴海の瞳は“十字架の形”をしています。
これこそが鳴海弦の持つ「もう1つの専用武器」となります。(ちなみに、四ノ宮長官の瞳も同じ”十字架の形”です)
鳴海の瞳には、日本最古とされる怪獣1号の網膜から造られた識別怪獣兵器“Rt(レティーナ)-0001”が装備されています。これには、生物が動く時に脳から発せられる信号を“視覚化”することで、標的の身体が動く前に鳴海が先に察知できる機能が備わっています。
鳴海の場合、怪獣9号の動きや攻撃を察知して先に攻撃を喰らわせることで順調にダメージを与え続けた末、体内にある“核の位置”まで暴いてしまいました。
この武器の元である怪獣1号は「回避不能な攻撃を放つ恐るべき怪獣」と記録されており、怪獣9号の学習能力を駆使しても追いつけませんでした。怪獣1号から取り込んだ“未来視”こそ、鳴海が怪獣9号を1人きりで倒せてしまった1番の要因ではないでしょうか。
「怪獣8号」各キャラクターの強さ・能力の詳細は「【怪獣8号】全キャラ強さランキングTOP10」の記事を参照ください。
鳴海弦がかっこいい!人気の秘密や魅力を紹介
怪獣9号との激闘を経てから、ファンや読者間で鳴海弦の人気が、さらに上昇しています。
ここでは、その人気の秘密や魅力的な部分に迫りたいと思います。
見た目がイケメンでかっこいい
鳴海のかっこ良さとして真っ先に挙がるのが、そのイケメンなルックスだと思います。
本作品でも初期から市川レノや保科宗四郎を始めとしたイケメンキャラも登場してきましたが、鳴海のイケメン度は完全に群を抜いています。
ただ、私的にはルックスも髪型もどことなく市川レノと被って見えてしまう時もあるんですよね…。(さらに言ってしまうと、市川レノをちょいワル風なイメージに変えた感じでしょうか)
市川レノの強さや能力・カフカとの関係性については「【怪獣8号】市川レノはヒロイン? | 強さや解放能力・専用武器を紹介」の記事を参照ください。
日常時と戦闘中に見せる大きなギャップが魅力的
鳴海隊長のギャップ好き✌🏼#怪獣8号 pic.twitter.com/P1Qt6XkpT3
— 鰐梨(アボカド)🪬 (@eeeeven_Eve) July 8, 2021
怪獣8号の鳴海隊長が2021年最大の推しになる予感がしてるギャップが神
[第39話]怪獣8号 – 松本直也 | 少年ジャンプ+ https://t.co/8DfmacD5qy
廃ゲーマーで戦う時だけキリッとしてめちゃくちゃ強いとかオタク女子みんな好きになっちゃうやつ反則すぎる優勝🥇🏆— 琴子💍7/1「成り行き婚」7/14「好きすぎ勇者」7/29・8/2「悪女」8/20「チート兄②」 (@kotokoto25640) July 16, 2021
鳴海の魅力は、その圧倒的な強さやチート級な能力以上に「日常時と戦闘中に見せるギャップの大きさ」にあるのではないでしょうか。
ズボラすぎる私生活や極度のオタクさ加減に対しても敬遠どころか、むしろファンたちからの好感度アップにつながっています。
こうした性格には男性ファンの方が多く共感しやすいものですが、意外にも女性ファンにも支持者も多いです。
ただ、大好きな物に夢中になるのは良いことですが…転属したての部下(キコル)に対してお金を借りようとするのは、隊長としてあるまじき行為ですね。
ミステリアスな面にも惹かれる
私生活を始め、解放戦力や専用武器まで判明したものの、保科やキコル達とは違い、幼少期も含めた過去や家族関係まではまだ明かされていなく、未だ多くの謎に包まれています。
今後のストーリー展開の中で少しずつ明かされていくのでしょうが、そうした謎多きミステリアスな面にも惹かれてしまいます。
ただ、ゲームやガンプラ大好きな性格においては今に始まったことでなく、子供の頃から形成されてきた可能性が高いように感じます。
そうしたインドア派な性質は、まだ幼い頃に両親との死別(または離婚して片親だけで育ったなど)が原因とも考えられますね。
副隊長(長谷川)とは父子のような関係
鳴海は、私生活では自身のだらしなさを副隊長(長谷川エイジ)から叱られることも多くあります。
そうした光景が第39話で見られました。
長谷川から14時(キコルが来る時刻)まで部屋を片付けるように言いつけていたにも関わらず、守るどころか全くやろうとすらしない鳴海を大切なゲーム機(BS5)ともども容赦なく蹴り飛ばします。
鳴海「だいたい、ボクの部屋をどう使おうが、ボクの勝手では?」
長谷川「お前の物ではない。防衛隊の所有物だ」
鳴海からの屁理屈を上手く利用しては、部下たちに命じて部屋を片付けさせようとした瞬間、鳴海の方が根負けしてしまいます。この時の長谷川は、まるで世話の焼ける息子を注意しながら躾けているようであり、もはや“父子”のような関係ですね。
鳴海の両親に関して現時点ではまだ不明ですが、防衛隊の中では長谷川の方が部下でありながらも、鳴海の良いお父さん代わりになってくれているように感じます。
今後のカフカ(怪獣8号)との関係性を考察
カフカ(怪獣8号)の処理が保留された現在でも、鳴海自身は完全に味方とは認めてなく、彼を戦力ではなく“兵器化”することを狙っています。
そんな状態から、今後のカフカとの関係性がどう変わっていくのかを、簡単に考察してみました。
カフカの実力を少しずつ認めてくれる可能性が高い
これまでは、カフカ(怪獣8号)に助けられた市川レノや四ノ宮キコルから尊敬・信頼されて、良き仲間関係が成立してきましたが、鳴海の場合は真逆の形で少しずつ和解していくように感じられます。
私生活はともかく、戦闘中では圧倒的な強さに加えて、隙を見せる様子が全くありません。
そのため、鳴海自身が怪獣たちの攻撃で窮地に陥る可能性も極めて低く、鳴海がカフカ(怪獣8号)を危機から救い出す中で、カフカの実力を少しずつ認めてくれる展開へ進む可能性の方が高いと思います。
実際、品川区での激戦で鳴海が怪獣9号を倒している間に、カフカ(怪獣8号)もまた、ほぼ同じタイミングで同じ敵を倒したわけですからね。
日比野カフカ(怪獣8号)のキャラクター性や強さ・能力の詳細は「【怪獣8号】日比野カフカ変身後の強さと能力・弱点 | 亜白ミナとの恋愛関係は?」の記事を参照ください。
意外な共通点で仲良くなれる可能性も
絶望的にズボラ過ぎな私生活を送る鳴海ですが、こうした“私生活のだらしなさ”において、意外にもカフカと共通している面もあります。
カフカもまだ清掃業者として働いていた頃、仕事には懸命に励む一方で、帰宅後のプライベート時には布団で寝転がりながらテレビを観るだけの生活を続けていました。部屋の中も鳴海ほどでないものの、それなりに散らかっていましたからね。
先にも少し挙げた通り、戦闘中では他者が入り込む隙を見せない鳴海と解り合うためには、敢えて私生活の中で交流を進めていく方法も有効に感じられます。
始めは隊長室などで一緒に過ごすだけの状態から始め、カフカも鳴海の大好きなゲームやガンプラを始めてのめり込むことより“共通の趣味や話題”をキッカケとして話していければ、鳴海による見方や気持ちも少しずつ変わっていくはずです。
この方法で難点なのは、一隊員でしかないカフカが「どうやって隊長室に入れるか」だね!
最終的にはカフカに全てを託して死亡する?
これはあまり考えたくない展開ですが、四ノ宮長官と同じく鳴海もまた思わぬ苦戦や展開を迎えることにより、死亡する結末を迎える可能性も考えられます。
怪獣達が急速な進化を続けていることは四ノ宮長官から聞かされており、人型怪獣においても今後は11号以降の識別怪獣も襲来してくるでしょう。そうなれば、鳴海でも1人きりで戦い続けていくことも困難な状態にされてしまうはずです。
こうした事態に陥る中で、鳴海がカフカを始めとした隊員たち、さらに民衆までも助けるため、自分から犠牲になって死亡してしまう展開や結末も予想できます。
もしも、こうした予想が当たった場合、死に際の鳴海からカフカに対して、今後の戦闘や怪獣全滅を託すことも考えられますよね。
本作品のストーリーネタバレ紹介は「【怪獣8号】原作の全巻ネタバレ解説 | 謎や伏線回収なども考察」の記事を参照ください。
まとめ
今回は鳴海弦の性格や強さ・解放戦力・専用武器、かっこいい魅力や今後のカフカとの関係性にも迫ってみました。
初登場したばかりの頃は、そのイケメンなルックスで好きになったファンも多いと思いますが、鳴海の1番大きな魅力は、はやはり劇中で見せていた”ギャップの大きさ”にあると感じています。
本作品の連載もあっという間に1周年を迎えましたが、今のタイミングで他作品と同じように「キャラクター人気投票」を開催したら…おそらく、カフカやキコルをも抑えて、鳴海弦が1位に輝きそうですよね。
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