『怪獣8号』は、松本直也先生が作った人気漫画作品で、2020年夏から「少年ジャンプ+」で連載中です。「怪獣と戦う」という王道テーマながらも、多くのコメントが寄せられるほどの大人気ぶりを見せています。
作品の人気と連載が続く中で、コミックス最新巻(第5巻)の発売日も発表されており、最近になって本作品に興味を持ち始めた人達も多いかと思います。
そうした人達のために、『怪獣8号』のコミックス全巻のネタバレ記事を作成いたしたました。
本作品の人物相関図は「怪獣8号の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事を参照ください。

【1巻のネタバレ】日比野カフカの怪獣化・再起を賭けた入隊試験

(怪獣8号第1巻 松本直也/集英社)
本作品での日本は、怪獣が出現する世界。
“怪獣大国”とまで呼ばれる程に、怪獣の発生率も指折りな状況が長年にも渡って続いています。
物語は、一度は防衛隊員になる夢を諦めた主人公・日比野カフカが怪獣との戦闘…ではなく、第3部隊の隊長(亜白ミナ)が倒した怪獣の後処理という、日の当たらない場所での仕事に奮闘するところから始まります。
日比野カフカの”怪獣化”で、物語が大きく動き始める
主人公・日比野カフカは幼少期に、幼馴染の亜白ミナと一緒に「日本防衛隊に入ること」を誓い合ったものの、彼だけが試験に落ち続けました。その結果、夢を諦めて「モンスタースイーパー」の“清掃業者”として働いていました。
一方、一発で合格した亜白ミナの方は第1話の時点で、既に”第3部隊の隊長”という高い地位と人気を手に入れて、怪獣たちの殲滅に勤しんでいます。
完全に夢を諦めていたカフカですが、同じ清掃会社に新人アルバイトとして入ってきた市川レノとの出会いがキッカケで、人生が大きく変わっていきます。
市川レノを指導する中、大型怪獣に襲われて2人一緒に同じ病室に入院します。隣同士のベッドで寝ている中、市川レノは必死に自分だけを逃して守ろうとしてくれたカフカに対して、お礼を言うと同時に「やはり防衛隊員になるべきだ」と強く促します。
その時に、小さめサイズの虫型怪獣がカフカの体内に入って寄生され、「怪獣化」してしまいます。
怪獣になってしまったカフカと、怪獣化したカフカを見たレノ。お互いに驚く中、他の入院患者から通報されては即効で逃げ出します。
しかし、逃げている中で大型怪獣の気配を察した怪獣8号(カフカ)が、襲われている女の子を助けるために迎撃に入ります。そして、拳の2発だけで殲滅したのです。
カフカ「俺、やっぱ諦めない…アイツ(亜白ミナ)の隣に行かなきゃなんねぇ」
怪獣化を代償にして強大な力を得たカフカは、市川レノに対して、再び夢に向かって進んでいく決意を表明します。
日比野カフカ(怪獣8号)のキャラクター性や強さ・能力の詳細は「【怪獣8号】日比野カフカ変身後の強さと能力・弱点 | 亜白ミナとの恋愛関係は?」の記事を参照ください。

再起をかけた入隊試験・最終試験後にアクシデント勃発

(怪獣8号第1巻 松本直也/集英社)
「怪獣化」がキッカケで、一度は諦めた夢を取り戻そうと再起したカフカは市川レノと一緒に入隊試験を受けに行きます。(ちなみにカフカの場合は年齢的に、この試験がラストチャンスでした)
しかし、試験会場には四ノ宮キコルを始めとし、優秀な優秀な人材ばかりが集まっています。
さらに、カフカだけが体力試験で皆についていけません。それどころか、実戦試験を前に着用させられた専用スーツによる解放戦力で“0%”という、史上最低な数値を出してしまいます。
つまり、「試験結果的にはカフカは全く役に立たないことが証明された」ということです。
しかも、最終試験(実戦)の中でも良いところはほとんどキコルたちに持っていかれてしまいます。良いところを見せられないまま終わってしまいますが、その最終試験が終了した直後に思いがけないアクシデントが勃発します。
最終試験の中でも目覚ましい活躍ぶりを見せたことで得意気になっているキコルの前に、これまでとは全く異なるタイプの人型怪獣(怪獣9号)が現れます。その怪獣9号を前に、キコルでさえアッサリと倒されてしまうのです。
重傷を負わされて動けないキコルが、怪獣9号の能力で蘇った大型怪獣たちの餌にされそうな危機を、怪獣化したカフカが間一髪のところで助けに来ます。
【2巻のネタバレ】初任務で市川レノと古橋伊春が奮闘

(怪獣8号第2巻 松本直也/集英社)
キコルのピンチに駆けつけた怪獣8号(カフカ)は、圧倒的な力で怪獣9号が蘇らせた大型怪獣たちを瞬殺します。
そして気になる“試験結果”も発表された中で、レノやキコルは合格し、カフカも“候補生”として入隊を果たしたのです。
カフカが入隊できたのは副隊長(保科宗四郎)のおかげ
怪獣9号によるアクシデントが勃発したものの、怪獣8号(カフカ)の活躍により、何とか沈静化されました。
それでも、カフカの試験結果は完全に”不合格”。
本来は入隊できずに終わるはずでした。
コメント
やっぱり考察も漫画も全部面白い!