「怪獣8号」は、2020年夏から「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画作品です。
「怪獣と戦う」という王道テーマながらも、多くのコメントが寄せられるほどの大人気ぶりを見せています。
本記事では、カフカ達と一緒に第3部隊に入隊した市川レノの性格や強さ・能力を紹介。
さらに、彼が「ヒロイン」と呼ばれる理由について迫ります。
市川レノ(いちかわ れの)とは

(怪獣8号第1巻 松本直也/集英社)
まずは、市川レノの簡単なプロフィールやキャラクター性から紹介していきます。
市川レノのプロフィール
市川レノのプロフィールは以下の通りです。
年齢 | 18歳 |
誕生日 | 4月12日 |
身長 | 174cm |
好きなもの | 音楽、料理、少年漫画 |
こうして見るだけで、まさに「今どきの若者」を絵に描いたような青年ですね。
日比野カフカの後輩

(怪獣8号第1巻 松本直也/集英社)
第1話で「モンスタースイーパー」へ“清掃業者”のバイトとして入ってきたため、始めは“カフカの後輩”という立ち位置でした。
しかし一緒に第3部隊の隊員になってからは同じ部隊の“同期”かつ“仲間”という関係性に変わっていきます。
それはカフカも承知であるものの…レノの方は短い期間とはいえ、バイトの先輩だったことや、怪獣に殺されかけた自分を助けてもらえた恩義や尊敬の気持ちも芽生えたために、入隊後も「先輩」と呼び続けて慕っています。
ちなみに、感情で動くカフカとは正反対に、レノの方は“冷静に考えるタイプ”の性格です。そのため、カフカの「抑え役」および「ツッコミ役」となってくれています。
レノ「先輩、通りました!一次試験…って、何で(怪獣の顔を)丸出しなんだよ!」
年齢も性格も大きく違うため、一見はあべこべに見られがちですが、ここまで正反対なタイプ同士だからこそ、ファンや読者たちにも強く印象に残る程の「名コンビぶり」を発揮できているわけですね。
日比野カフカ(怪獣8号)のキャラクター性や強さ・能力の詳細は「【怪獣8号】日比野カフカ変身後の強さと能力・弱点 | 亜白ミナとの恋愛関係は?」の記事を参照ください。

怪獣清掃業者のバイトを経て防衛隊に入隊
レノがカフカと同じ清掃会社のバイトを選んできたのは、大きな理由がありました。
防衛隊員を目指す彼は、入隊試験の中に「怪獣の死骸処理」が含まれていることを聞いたため、その勉強や対策のために入ってきたのです。
こうして見ていると、一見は冷め切った青年のような印象だったレノですが、実はかなり勤勉かつ計画性も併せ持っていることが分かりますね。
さらに、夢を諦めてしまったカフカに対して「防衛隊に入るべきだ」と背中を押してくれる面や”制限年齢が引き上げられたこと”まで教えてくれるなど、「周囲に対する気配り」もできています。
市川レノの強さや戦闘能力について

(怪獣8号第2巻 松本直也/集英社)
ここからは、市川レノの強さや戦闘能力について紹介していきます。
解放戦力は18%
カフカやキコル達と一緒に受けた入隊試験の中で、”防衛隊スーツ”を着用することで己の持つ「開放能力測定値」を調べられます。
この専用スーツを着た時に出される数値でキャラクター毎の強さを判断でき、挑戦者や新人たちが出せる”解放能力測定値”は、良いところ10%代です。
同じ男性受験者である古橋伊春や出雲ケイイチたちが揃って”10%代”だった中、レノだけが「8%」と一桁代の数値でした。
この時点ではカフカの次に”低い数値”でしたが、それでも日々の訓練や実戦を重ねていく中、早い段階で「18%」にまで上がったのです。
そんな彼に最も強く影響を受けているのは、カフカやキコル以上に、実は同じ第3部隊に入隊した古橋伊春です。
古橋伊春「悔しいけど、認めたくねーけど…レノはすげー奴だ!」
初任務中に怪獣9号から襲われた時、自分よりも解放戦力が低いはずのレノから助けられたことでプライドが傷ついたものの、それと同時に「いつか隊長になる」とまで認められたのです。
さらに、その後には古橋の方が奮起してレノを必死に守ろうとしていました。
レノ自身はここまで気づいていないのでしょうが、こうした“自身の成長”は自分だけでなく、古橋を始めとした仲間たちにも大きな影響を与えており、彼らを成長させる起爆剤にもなっているように感じます。
確かに古橋の言う通り、レノはいずれ隊長格にまで上りつめるでしょう。
向上心が強く戦闘センスが良い

(怪獣8号第2巻 松本直也/集英社)
本作品での個々の強さは確かに”解放戦力”での数値によって解り易く示されていますが、決してその数値だけが全てではありません。それを読者たちに最も強く示してくれている存在こそ、市川レノのように思えます。
確かに、他の隊員たちよりも解放戦力においてが劣っているものの、その分持ち前の“向上心”や“戦闘センス”で大いにカバーされており、劇中での訓練や実戦でも実力を証明しています。
銃の訓練では、自分が教えられたことを”実戦に活かそう”と考えながら、そうした状況を思い浮かべながら訓練に臨む「目標意識の高さ」を持っています。
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