『怪獣8号』は松本直也先生により2020年から「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画作品で、連載開始時から多くのコメントが寄せられたことも大きな話題となりました。
また、テレビアニメ化も果たしており、2024年4月から放送中です。
本記事では、主人公カフカを始めとした各キャラクター達や怪獣たちを紹介。さらには各キャラクター同士の関係性にも迫っていきます。
本作品の全巻ネタバレの詳細は「【怪獣8号】原作の全巻ネタバレ解説 | 謎や伏線回収なども考察」の記事を参照ください。
『怪獣8号』の人物相関図
まずは本作品の「人物相関図」から紹介します。
主人公カフカを筆頭に、隊長クラスや隊員、さらに敵として戦う怪獣たちも非常に個性豊かなキャラクターばかりが集まっていますね。
「怪獣8号」各キャラクターの強さ・能力の詳細は「【怪獣8号】全キャラ強さランキングTOP10」の記事を参照ください。
第1部隊の隊長・隊員たち
まずは、主人公カフカや四ノ宮キコルが転属されてきた”第1部隊”のキャラクター達から紹介していきます。
日比野カフカ
年齢 | 32歳 |
誕生日 | 8月5日 |
身長 | 181cm |
好きなもの | 防衛隊、ハンバーグ、カレー、 お酒(防衛隊を再び目指し始めてからは控えている) |
CV | 福西勝也(カフカ、怪獣8号) |
本作品の主人公です。
幼少期に、幼馴染の亜白ミナと一緒に「日本防衛隊に入ること」を誓い合っていましたが、カフカの方だけが試験に落ち続けた末、夢を諦めて「モンスタースイーパー」の”清掃業者”として働いていました。
しかし新人アルバイトとして入ってきた市川レノからの言葉やその後の「怪獣化」がキッカケで、一度は諦めた夢を取り戻そうと再起します。
この時点でのカフカ自身の年齢が既に32歳と、入隊資格ギリギリの年齢でもありましたが、第3部隊の副隊長(保科宗四郎)から気に入られたおかげで、レノやキコル達と一緒に何とか入隊を果たせました。
亜白ミナとは今でも”両想い”であることが発覚
幼少期では仲良しな幼馴染同士だった隊長(亜白ミナ)ですが、カフカの方がかなり遅れて入隊したため、現在では「上官と部下」という関係です。
こうした上下関係が2人の間に大きな溝を開けてしまったかのように思われたものの、第4巻で正体がバレて本部へ連行される中、まだお互いに“両想い”であることが発覚しました。
今後は第1部隊での奮闘ぶりに期待
怪獣10号たちによる立川襲撃を第3部隊の仲間たちと共に食い止められた安堵感も束の間。仲間たちを守るためとはいえ、皆の前で「怪獣8号」に変身したために正体がバレた上、本部へと連行されてしまいます。
そこで待ち受けていたのは、過酷な監禁生活と、長官(四ノ宮功)による“処理”でした。
自分なりに制御しながらも(結局は怪獣8号に変身してしまいましたが)退けたことで、長官からも実力を認められたのです。
その後に待っていたのは四ノ宮キコルと一緒の第1部隊への転属でした。長官(四ノ宮功)からは第一部隊の隊長(鳴海弦)を始め、ほとんどの隊員たちがカフカ(怪獣8号)自身を生かすことに反対している現状を聞かされます。
カフカ「俺は今でも自分を“防衛隊員”だと思っています!絶対に防衛隊員としても認めさせます!」
転属により一時期にミナ達とな違う部隊となりましたが、それでも今後は長官(四ノ宮功)や新たな直属の隊長(鳴海弦)たちに自分の実力や存在価値を示すために奮闘していく姿に期待したいですね。
怪獣8号
主人公カフカが変身後に変わる“怪獣の姿”です。
人間時では解放戦力0%と絶望的だったものの、この「怪獣8号」に変身してからは鬼神の如き強さを発揮することで、大型怪獣や建物など問わず、打撃攻撃によって全てを粉々に破壊してしまいます。
フォルティチュードも「9.8」と他の怪獣たちの群を抜いており、保科から「歴史に残るほどの“大怪獣”」とまで言わせます。
ただ、その一方でカフカ自身が「自分の思い通りに制御できていない」という致命的な弱点が残っている上に、鳴海弦からは“兵器化”されることを狙われています。
そのため、今後はこうした弱点や問題点をカフカ自身がどのように乗り越えていくのかも大きな見どころになりそうですね。
怪獣8号(日比野カフカ)のキャラクター性や強さ・能力の詳細は「【怪獣8号】日比野カフカ変身後の強さと能力・弱点 | 亜白ミナとの恋愛関係は?」の記事を参照ください。
四ノ宮キコル
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 9月7日 |
身長 | 157cm |
好きなもの | 怪獣退治、紅茶(特にダージリン)、大きい犬 |
CV | ファイルーズあい |
カフカやレノ達と一緒に第3部隊に入隊した同期の新人隊員です。
“怪獣殺し”を趣味としており、若干16歳にしてカリフォルニア討伐大学を飛び級で卒業している天才で、“史上最高の逸材”とまで謳われています。
四ノ宮長官の娘でもあり、父親からの厳しい言葉の影響もあって今でも完璧を目指しながら怪獣たちと戦い続けています。
カフカへの見方や想いの変化が激しい一面も
入隊試験中は、カフカのことを“おじさん”呼ばわりして見下していたものの、最終試験後にいきなり現れた怪獣9号に殺されかけた時に助けられたことで、彼への見方や想いが大きく変化しました。
さらに、レノに続いて”カフカの怪獣化”を目撃した影響もあり「カフカの良き理解者」のような立ち位置にもなってくれました。
転属後にはカフカを守るために奮闘する?
立川襲撃時に正体がバレたカフカを助けようと、キコル自身で父親(四ノ宮功)に対して、彼の”処分撤回”を必死に懇願していました。
二度にも助けてくれたカフカへの”恋心”をほのかに抱いているようであり、彼の前では顔を赤くする仕草もありました。
そして第1部隊への転属を命じられてからは、今後は「自分がカフカを止められるように」と決意を固めます。
さらには転属早々から隊長(鳴海弦)の圧倒的な強さを見せられたことで、キコル自身の闘争心もこれまで以上に燃え上がっているようですね。
四ノ宮キコルの強さや可愛さ・カフカとの関係性における詳細は「【怪獣8号】四ノ宮キコルが可愛くて強い | カフカに惚れてる?」の記事を参照ください。
鳴海弦(隊長)
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
好きなもの | ゲーム、ガンプラ |
カフカとキコルが転属された第1部隊の隊長で「現日本最強」とまで呼ばれています。
解放戦力こそ現時点では不明ですが、自身の専用武器(銃剣タイプの武器)を駆使して大型怪獣を速攻で殲滅している程です。
その実力を見せては転属されてきたばかりのキコルをも唸らせていますが、これもまた彼なりの主張でもあります。
鳴海にとっては”行儀の良い無能者”など不要であり、性格や人間性よりも「あくまでも強い部下たち」を求めているのです。
長谷川副隊長が父親代わり?
現時点では解放戦力はあろか、実年齢まで不明な鳴海弦ですが、そのルックスから見る限り、市川レノや四ノ宮キコルとほぼ同い年と思われます。
戦闘中や任務中とは正反対のように、自室での私生活の方は極めてズボラな性格です。キコルを宿舎案内も兼ねて鳴海の自室に入れた時、彼の部屋は散らかり放題でした。
大好きな「1/100ガンドム」プラモたちが崩壊したことで鳴海自身もキレてしまいますが、逆に長谷川副隊長から躾られると同時に蹴り倒されてしまう始末です。
本来ならば隊長である鳴海は生活習慣も整えておく必要があると思いますが、鳴海にとって長谷川エイジは自分の部下であると同時に、一種の“父親代わり”のような存在に見えているのかもしれませんよね。
怪獣8号の”兵器化”を狙っている
キコルに対しては友好的に接してくれていますが、カフカ(怪獣8号)に対してはかなり険悪的です。
長官からの処理を免れた時にも彼に対して、銃口を向けている始末です。
この時には長官から命じられたために武器をおさめたものの、自分の部隊に転属されてきた現在でも「カフカの“兵器化”」を狙っている状態です。
鳴海弦の強さ・専用武器やカッコ良さの詳細は「【怪獣8号】鳴海弦の強さと解放戦力・専用武器 | かっこいい魅力やカフカとの関係性を解説」の記事を参照ください。
長谷川エイジ(副隊長)
誕生日 | 8月24日 |
身長 | 210cm |
好きなもの | 規律、清潔、静寂、左右対称なもの |
第1部隊の副隊長です。
その厳つい風貌とは裏腹に副官だけでなく「鳴海弦の世話役」も担っています。
鳴海と同じく、長谷川の年齢や誕生日も現時点では不明ですが、この2人の年齢はおそらく親子ほど離れていると思われます。
そのため、長谷川にとって鳴海は上官というよりは「世話のかかる息子」のように見ていることも多いのではないでしょうか。
防衛隊の中で貸してもらっている自室を散らかし放題にしている鳴海を躾たい気持ちも分かりますが…蹴りまで入れるのは少しやり過ぎかもしれませんね。
東雲りん(しののめ りん)
誕生日 | 1月26日 |
身長 | 165cm |
好きなもの | 買い物、激辛グルメ、逆境 |
CV | 不明 |
精鋭ばかり集まる第1部隊で小隊長を務める実力者の女性隊員であり、73%もの高い解放戦力を誇ります。
表面上では冷静に振る舞いながら客観的に向き合い、強気で物怖じしないキコルのことを気に入りながら特訓につき合っています。
また“鳴海への想いや憧れ”を密かに抱いており、自身が小隊長になれるまで過酷な特訓や戦闘を乗り越えてきたのも「鳴海隊長に認められたい」という強い想いがあったためです。
それでも東雲1人だけでは大型怪獣や識別怪獣(13号)に対しては圧倒的な差で敵わず、ミナやカフカ(怪獣8号)に助けられています。
第3部隊の隊長・隊員たち
ここからは、カフカの幼馴染でもある隊長(亜白ミナ)たちが所属する”第3部隊”のキャラクター達を紹介します。
亜白ミナ(隊長)
年齢 | 27歳 |
誕生日 | 6月17日 |
身長 | 169cm |
好きなもの | 猫(ネコ科の動物全般?)、 甘いもの、お風呂、スルメ |
CV | 瀬戸麻沙美 |
防衛隊・第3部隊の隊長です。
幼少期に幼馴染のカフカと誓い合い、入隊試験では一発で合格してから、着実に昇進してきたエリート。基本的にはクールに振る舞い、基本的には感情も表に出すこともありません。
現時点で怪獣の討伐数は百を超えており、その美貌も相まって民衆からは絶大な人気を得ています。
幼馴染のカフカとは現在は”上官と部下”という関係ですが、彼の正体がバレて本部に連行されそうになる中で自分の想いを告げました。
そしてカフカからの問いに対して「ずっと待ってる」と優しい笑顔で答えたものの、この2人が結ばれるには、まだまだ多くの試練や問題が山積みな状態です。
今後はカフカが第3部隊以外の隊員たちから認めてもらうために奮闘していくのでしょうが、それを達成するには、ミナによるサポートも今以上に必要になっていくことと思われます。
亜白ミナの強さや可愛さ・カフカとの恋愛関係の行方は「【怪獣8号】亜白ミナの強さや専用武器について解説」の記事を参照ください。
保科宗四郎(副隊長)
年齢 | 不詳 |
誕生日 | 11月21日 |
身長 | 171cm |
好きなもの | 読書、コーヒー、モンブラン、単純な奴 |
CV | 河西健吾 |
防衛隊・第3部隊の副隊長で、他のキャラクター達とは大きく違う糸目や関西弁で話す点が大きな特徴です。
副隊長にまで上りつめた実力は本物であり、怪獣たちとの戦闘になると普段の飄々とした表情から一転。凛々しい顔立ちに変わりながら”2本の短剣”で容赦なく切り刻みます。
保科は、既に隊長格にまで上り詰めた後の亜白ミナからスカウトを受ける形で入隊しています。
幼少期を除き、”入隊後”以降ではミナよりもカフカや怪獣8号と絡む場面が何気に多いです。
入隊試験で史上初の”解放戦力0%”を叩き出してしまったカフカのことを気に入ると同時に、彼がいた場所から高いフォルティチュードを観測したことで強い興味と疑念を抱き始めていました。
さらに相模原討伐作戦の終了直後に目撃した怪獣8号に対しては、得意の「保科流刀伐術」で容赦なく攻撃を仕掛けては激闘まで繰り広げたのです。
保科宗四郎の強さやカッコ良さ・カフカとの恋愛関係性の行方は「【怪獣8号】保科宗四郎がかっこいい| 強さや専用武器について解説」の記事を参照ください。
斑鳩亮(いかるが りょう)
誕生日 | 2月8日 |
身長 | 187cm |
好きなもの | 努力、友情、勝利、 自転車、クリームソーダ |
CV | 不明 |
第3部隊の小隊長を務める男性隊員で副隊長(保科宗四郎)から強く信頼されており、保科自身が戦闘に集中する時には全体の指揮も任されています。
責任感や目力が強い一方、視力が弱いため両目にコンタクトレンズを入れています。
市川レノ
年齢 | 18歳 |
誕生日 | 4月12日 |
身長 | 174cm |
好きなもの | 音楽、料理、少年漫画 |
CV | 加藤渉 |
カフカが清掃業者として働いていた「モンスタースイーパー」に新人アルバイトとして入ってきた青年です。
しかし、本当の目標は“防衛隊への入隊”であり、バイトもまた入隊試験に備えてのものでした。
一見は冷めてそうな今どきな若者に見えますが、目標や成長への情熱は誰よりも負けておらず、夢を諦めて悶々と生きているカフカを再起へと焚きつけてくれたのも彼でした。
清掃会社でのバイト時にはカフカのことを見下していた印象もありましたが、大型怪獣から体を張って守ってくれたことがキッカケで、彼のことを尊敬するようになります。
さらに正体がバレて本部に連行されるカフカに対して、戻ってくることを信じながら待っていることまで告げてくれたのです。
入隊後には解放戦力による急速な成長を副隊長(保科)から認められた上、相模原討伐作戦での怪獣9号戦では古橋伊春からも“強いライバル意識“を持たれるようになります。
市川レノの強さや能力・カフカとの関係性については「【怪獣8号】市川レノはヒロイン? | 強さや解放能力・専用武器を紹介」の記事を参照ください。
古橋伊春
誕生日 | 7月23日 |
身長 | 177cm |
好きなもの | ロック、バイク、特撮ヒーロー、 ゴリゴリ君(ソーダ味) |
CV | 新祐樹 |
髪型故にヤンキーやチャラ男くんのような印象を持たれがちですが、その実力は本物で「八王子討伐高専を“首席”で卒業」しています。
解放戦力は”20%”と、レノに次いで低い数値であるものの「素直さと負けず嫌いな性格」で、その場の空気を明るくしてくれる“ムードメーカー的な存在”です。
入隊試験時にはあまり目立たなかったものの、相模原討伐作戦で怪獣9号から襲われた時には、大重傷を負わされながらも彼を守るために奮闘していました。
これは単に仲間(レノ)を守りたいという気持ちだけでなく、レノに対する“強いライバル心”が芽生え始めた瞬間でもあります。
こうした闘争心により、今後もレノに刺激を受けながら懸命に成長していくでしょう。
古橋が防衛隊を目指すキッカケとなったのは、「亜白ミナとの出会い」でした。
劇中で同じ隊員たちにも話していたとおり、彼は中学生だった頃、怪獣に襲われたところをミナから助けられた過去を持っています。
こうした出会いで恋心が芽生えもおかしくないものですが、古橋の場合はあくまでも尊敬や“憧れ”の段階で止まっている印象が強いです。
もしも今後の展開で恋愛感情が芽生えてしまった場合には、カフカとの”三角関係”に発展してしまいますね…。
古橋伊春の強さや解放戦力、過去や魅力については「【怪獣8号】古橋伊春の過去・人気と魅力 | 強さと解放戦力・レノやミナ達との関係性」の記事を参照ください。
出雲ハルイチ
誕生日 | 10月14日 |
身長 | 178cm |
好きなもの | DIY、ソロキャンプ、クラシック、 スナック菓子(幼少時に禁止されていた反動) |
CV | 河本啓佑 |
四ノ宮キコルのインパクトが強いせいで霞みがちですが、東京討伐大学(防衛界の東大)を“首席”で卒業している程の高い実力を持っています。
その証拠に、入隊試験や実戦の中では得意の”中距離射撃”でコンスタントに並の本獣たちを倒してますからね。
彼も隊長(ミナ)に対して憧れを抱いているようですが、古橋とは違って自分から公に明かすことはありません。
戦闘や訓練時には皆と一緒に力を合わせて戦いますが、プライベート中では少し距離を置いていることもあります。
これは彼自身の性格によるものであり、皆と一緒に騒ぐよりも、そうした状況を端から見ていることの方が好きなためです。
出雲ハルイチの性格が分かる場面(宴会)が、第3巻に収録されています。
神楽木葵
誕生日 | 5月20日 |
身長 | 183cm |
好きなもの | スポーツ(特にバスケ)、歴史小説、ハムスター |
CV | 武内俊輔 |
クールで物静かな性格ですが、仲間たちが絡むと意外に応えてくれる“ノリの良さ”も併せ持っています。
出雲ハルイチと同じように戦闘シーンでの活躍や見せ場にはイマイチ恵まれていませんが、“肉体の強さ”や“戦術基礎”においては実はNo.1。
今後の更なる激闘では彼自身の中でまだ眠っている高い潜在能力が解放される形で大きな活躍シーンにも期待したいです。
水無瀬あかり(みなせ あかり)
誕生日 | 2月23日 |
身長 | 153cm |
好きなもの | 木の家具、チェック柄の物、 お菓子作り |
CV | 不明 |
黒髪ショートの髪型が特徴的な第3部隊の女性隊員で、レノやカフカ、キコルたちと同期です。
同じ第3部隊に所属していたキコルとは特に仲が良く「きこるん」という愛称で呼んでいました。
過酷な入隊試験に加えて、怪獣10号たちに襲撃された”相模原討伐作戦”を生き抜いていることから、かなりの実力の持ち主であることが読み取れます。
とはいえ、本編での戦闘ではカフカや伊春に助けられることが多く、戦闘能力そのものは彼らよりも劣ると思われます。
それでも保健委員だった頃の経験を活かして「負傷した仲間を早急に手当てできる」という長所をもっています。
出番は決して多くないものの、清楚系な可愛らしい容姿と優しさや面倒見の良さにより、読者や隊員たちの中での“隠れファン”も何気に多いです。
小此木このみ(オペレーター)
誕生日 | 3月30日 |
身長 | 149cm |
好きなもの | 数学、ミステリー、カラオケ、熊グッズ |
CV | 千本木彩花 |
第3部隊でオペレーターの“リーダー”を務める女性です。
女性かつ非戦闘員である影響なのか、隊員たちよりも身長が低めであるにも関わらず、自身では「今後もまだ伸びる」と思いきっています。そのため、防衛隊での制服も少し大きめサイズに作って着用しています。
本職はオペレーターですが、能力はとても優秀であり、副隊長(保科)からも高く評価されています。そのため、オペレーターに加えて“保科の補佐的な役割“も果たしているのです。
普段は保科の気ままな性格(本来は不合格になるはずだったカフカを入隊させたことなど)に呆れながら振り回されているものの、立川襲撃時に怪獣10号との激闘中にも懸命にサポートしてくれていました。
女性キャラクター数が極めて少ない本作品の中で、今後は小此木このみが保科と“恋愛関係”に発展する可能性も高いと言えます。
同じ第3部隊の隊員同士としての付き合いが何年ほどかは不明ですが、入隊試験でも立川襲撃時でも良いコンビぶりを披露してくれました。
このみ自身は保科に呆れている面が多く見えますが、それでも怪獣10号戦では戦闘用スーツの限界点に達した保科のことを強く心配してくれていた上、彼が敗れて倒された時には、悲鳴を堪えながら必死に呼びかけてくれていましたからね。
ただ現在は保科がまだ隊長(ミナ)への思いが強いため、彼女が早めにカフカと結ばれてくれれば、この2人が”恋人同士”として結ばれる可能性も高いはずです。
小此木このみの年齢や能力、保科宗四郎との関係性ついては「【怪獣8号】小此木このみの声優 | 年齢や能力・保科宗四郎と恋人同士になる?」の記事を参照ください。
第4部隊の隊長・隊員たち
ここからは、市川レノと古橋伊春が一時的に転属していた第4部隊の隊長や隊員を紹介します。
緒方ジュウゴ(おがた じゅうご)
誕生日 | 11月3日 |
身長 | 183cm |
好きなもの | 読書、お酒(特に日本酒)、 蕎麦、川釣り |
CV | 不明 |
第4部隊の隊長で、レノに対して「怪獣6号の適合者」に相応しいか否かの適正試験まで実行した男性です。
勤務中でも大好きなお酒を呑んでいますが、飲酒中でも冷静かつ大局的な観察眼を疎かにすることなく、レノや伊春の実力や可能性の高さまで冷静に観察しながら分析していました。
ちなみに、緒方隊長も伊春と同じ「瞬間適合者」である故、他の隊長や隊員たち以上に「伊春の高い実力や可能性」を最も理解してくれています。
また、四ノ宮ヒカリとは“同期かつライバル的な関係性”であり、現在でも「ヒカリの死に対する大きな喪失感」を抱え続けています。
トーコ
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
好きなもの | 不明 |
CV | 不明 |
第4部隊に所属する女性隊員で、緒方隊長の傍らで作戦の指揮などを行なっています。
一見は真面目で冷静な性格ですが、たまに緒方隊長の矛盾した言動(飲酒や鼻毛抜きなど)に対して、さりげなくツッコミを入れることもあります。
防衛隊本部の長官や親族
ここからは、四ノ宮長官を始めとした”本部”のお偉いさん方や、その親族を紹介します。
四ノ宮功(長官)
誕生日 | 1月8日 |
身長 | 190cm |
好きなもの | ジャズ、ウイスキー、チェス、動物の動画 |
日本防衛隊・本部の“長官”であると同時に、四ノ宮キコルの父親でもあります。
「かつて防衛隊史上最強の男」とまで呼ばれており、怪獣8号を処理しようとする中で互角な戦いを繰り広げました。
最終的には長官の方が追い込まれてしまうものの、カフカ(怪獣8号)の実力を認めてくれました。
カフカ(怪獣8号)の実力だけは認めてくれたものの、“隊員”としてはまだ完全には信じてくれていない様子です。
自分の娘(キコル)と一緒に第1部隊へと転属させたカフカに対して「自身の有用性を示すこと」を新たな課題として突きつけてきます。
戦場や職場で強面かつ厳しい性格を露わに出す長官ですが、自分の娘(キコル)に対してもとても厳しい父親でした。
キコルの方が幼少期からトップクラスの優秀な成績を取っても褒めるどころか”当たり前”の冷たい一言で済ませてしまいます。
そのため、一見は「怖いお父さん」のように見られがちですが、キコルが現在までにかけて、ここまで強くなれたのは皮肉にも、そんな父親の厳しさがあったからと思われます。
四ノ宮ヒカリ(しのみや ひかり)
誕生日 | 7月7日 |
身長 | 168cm |
好きなもの | 体を動かすこと、恋愛ドラマ、 ぷっちんプリン |
CV | 不明 |
四ノ宮キコルの母親かつ功の妻だった“元・第2部隊の隊長”の女性です。
(本編の時代では既に故人です)
「識別怪獣兵器4号の適合者」として活躍しており、民衆からも“ワルキューレ”と呼ばれ讃えられる程に高い人気を誇った上に女性の防衛隊員を急増させるキッカケにもなるなど、強いカリスマ性まで併せもっていました。
怪獣6号が引き起こした群発災害で死亡後も、功やキコルを始めとした防衛隊の者たちに強い影響力を残しています。
伊丹啓司(副長官)
日本防衛隊・本部の”副長官”。
表向きでは四ノ宮長官とは”上官と部下”の関係性ですが、キコルと話す時にも「功」と“呼び捨て”で呼んでいる点から、実は長官とも“同期”である可能性が高いです。
常に怖そうな表情ばかりの長官とは違って、伊丹啓司は”冷静な表情”で部下たちと接します。
さらにキコルに対しても、かつて長官が倒したとされている”怪獣2号”のことも教えてくれる一面もありました。
そのため、今後は長官に代わる”キコルの良い父親代わり”という立ち位置で優しく接してくれる点に期待したいですね。
敵となる怪獣たち
最後は、カフカたちの”敵”として立ちはだかる怪獣たちを紹介していきます。
怪獣9号(人型怪獣)
カフカたちが臨んだ防衛隊の最終試験が終了した直後に現れた“人型怪獣”です。
相模原討伐作戦でカフカたちから目撃されたため、「コードネーム“怪獣9号”」と認定されました。
挑戦者たちの中では最高の解放戦力を誇り、大型怪獣すらアッサリ倒してしまった四ノ宮キコルにさえ反撃すらさせずに倒してしまう強敵です。しかも、人間の言葉を話せる上に本獣たちの“蘇生”や”強化”まで可能。
普段は戸籍のある人間の身体を乗っ取り“人間の姿”に変化しているところが、特に厄介な存在と言えます。
これまでキコルに続き、市川レノや古橋伊春をもアッサリ倒してきた怪獣9号ですが、そのことで怒りが頂点に達した怪獣8号の持つ絶大な力には敵わず“初めての敗北”を味わいました。
しかし、この戦闘により怪獣8号の強さや動きを見極めた上、次に会う時にはリベンジと同時に、彼の肉体まで手に入れようと画策しています。
自分と違って知能まで持たない本獣や余獣たちを従わせる上、翼竜系怪獣たちにも”連携攻撃”の知恵を与えるなど、全ての怪獣たちが怪獣9号から大きな影響を受けている点も油断できません。
さらに同じ人型怪獣として登場した”怪獣10号”においては、彼と同じように「人間の言葉」まで話せていたため、その点においても怪獣9号が何かしらの方法で伝承していた可能性も高いですよね。
怪獣9号の強さやチート級とも言える能力の詳細は「【怪獣8号】人型怪獣9号の強さと能力 | 正体と目的も考察」の記事を参照ください。
怪獣10号(人型怪獣)
立川襲撃時に主導を握る形で現れた“人型怪獣”です。
この時点までにおいては”怪獣8号に次ぐフォルティチュードを誇る上、怪獣8号をも超える”硬い装甲”まで併せ持っています。
さらには怪獣9号に続き”人間の言葉”まで話せる上、プライドの高い翼竜系怪獣たちをも意のままに従わせていました。
副隊長(保科)すら倒した上、隊長(ミナ)による巨大機関砲による”遠距離狙撃”も避ける上、二発喰らっても生き続けていた難敵です。
しかし最終的に自爆を仕掛けたところを、怪獣8号(カフカ)によって食い止められた後に殲滅されました。
怪獣10号の驚異的な強さや能力は、第4巻で見られます。
翼竜系怪獣
その名の通り翼の生えた竜の形状をした怪獣たちで、基本的に複数で現れます。
しかし、その強さは”本獣なみ”とまで言われています。
怪獣9号や10号からの指示により“連携攻撃”を実行できてしまう知能は侮れません。
本獣・余獣たち
第1話でカフカやレノの前に現れて襲ってきた大型怪獣が”本獣”の部類に入ります。
怪獣9号や翼竜系怪獣たちとは違い、本獣の形状の種類は様々です。
余獣とは「本獣に付随して発生するタイプ」の怪獣。
本獣の中に寄生していた者や本獣から生み出されたものなど、その発生方法や形状は本獣以上に様々な種類が存在しています。
怪獣11号
種別 | 人型怪獣 |
フォグニチュード | 9.0 |
CV | 不明 |
都内を中心に全国規模で発生した”全国群発災害”の中で新たに襲来した識別怪獣の1体であり“サメの形の頭部”と“人型の身体”が特徴的です。
水を操る攻撃を得意としており、部分的に水圧を高めることで“自身の身体を強化することも可能”です。
さらに、怪獣9号が吸収した「四ノ宮功の記憶」まで搭載されているため、交戦した鳴海弦の動きや戦法を見抜きながら追い詰めた上、精神的な苦しみまで与えました。
しかし、鳴海により“進化された怪獣1号の能力”までは見抜けずに敗北しながら倒されました。
怪獣12号
種別 | 人型怪獣 |
フォグニチュード | 9.0 |
CV | 不明 |
怪獣9号により作られた識別怪獣の1体であり群馬県沼田市の山間部に出現しました。
“全国群発災害”の中、保科と彼が装着した怪獣10号と交戦しましたが、この12号こそが「怪獣10号の完成品」であり、攻撃力もスピードも10号を大きく上回ります。
腕を刀剣代わりにして戦う形での剣術を得意とする上、保科宗四郎が得意とする”保科流刀伐術”をも一目見たり喰らったりするだけで会得してしまいます。
純粋な強さや速さでは保科や10号を超えていましたが、死闘の中で意気投合できた2人の連携攻撃で敗北して倒されました。
怪獣13号
種別 | 人型怪獣 |
フォグニチュード | 9.2 |
CV | 不明 |
怪獣9号により作られた識別怪獣の1体であり栃木県上河内SA付近の高速道路に出現し、自動車をも軽く追い越してしまう程の“脚の速さ”の持ち主です。
速さに加えて高い腕力により小隊長クラスの東雲や立花をも軽く圧倒しましたが、その一方で“知能が低い”という弱点も併せもっています。
最終的には東雲小隊長の救出に向かったカフカ(怪獣8号)の攻撃で瞬殺されて倒されました。
怪獣14号
種別 | モノリス |
フォグニチュード | 9.0越え |
CV | 不明 |
怪獣9号により作られた識別怪獣の1体で、湘南新宿ライン上に出現しました。
5体の新たな識別怪獣の中では唯一浮遊することが可能であり、常に空中を不規則に移動しながらモノリス体にある”4つの顔”の口から発射できる砲撃で街を無差別に破壊します。
亜白ミナが放つ強大な砲撃を喰らって簡単に殲滅されましたが…
14号はあくまでも「怪獣9号にとっての移動手段」に過ぎず、倒された14号の身体を使って瞬間移動した9号にミナが捕らえられてしまいます。
怪獣15号
種別 | 人型怪獣 |
フォグニチュード | 9.0 |
CV | 不明 |
怪獣9号により作られた識別怪獣の1体で、東京都渋谷区のスクランブル交差点に出現しました。
通常は“脳みそがむき出しになった人間の見た目”ですが容姿を自由自在に変化させることが可能であり、本編では自身が交戦した“四ノ宮キコルそっくりの容姿”に変化させていました。
物理的な攻撃方法も多彩かつ強力であり、腕を伸ばして広範囲に渡る人間たちを一斉に仕留められる上、頭部から放つ衝撃波で複数の隊員の身体を吹き飛ばすことも可能です。
しかし15号の攻撃で最も恐ろしいのが「精神攻撃」であり、9号から与えられていた“功の記憶”からキコルの幼少期を擬似化させらながらキコルの心を追い詰めました。
それでも、これまで以上に強い心と決意を固めていたキコルに破られた末に倒されて敗北します。
ちなみに、15号が人間の殺害を続けながらキコルまで倒そうと奮闘していたのは「自分を作った親(9号)に好きになってもらうため」でしたが…
その9号からは15号も“駒の1つ”としか見られていなかったことに気づき絶望しながら死亡します。
ミツケタ
種別 | 小型怪獣 |
フォグニチュード | 不明 |
CV | 不明 |
カフカの体内に侵入したことで怪獣化(怪獣8号)させた小型怪獣です。
正式名はまだ明かされていないものの、カフカの前で呟いた台詞により、読者からは「ミツケタ」という仮名で呼ばれています。
本編で登場した怪獣たちの中では唯一”怪獣9号の手下になり下がっていない”という立ち位置にいた上、立川での怪獣10号戦までは大人しく過ごしていましたが…
四ノ宮功との戦闘させられる中、彼がもつ“怪獣2号の識別兵器”に反応しながら「怪獣への殺意」を露わに出し、カフカの身体を乗っ取るようにカフカを強制的に変身させながら暴走までさせて2号ごと四ノ宮長官を殺させようとしました。
ミツケタの正体と目的・カフカを探していた詳細については「【怪獣8号】ミツケタの正体は?カフカを探していた理由を考察」の記事を参照ください。
まとめ
今回は『怪獣8号』に登場したキャラクターたちの”人物相関図”を元に、主人公カフカたちの人間関係も紹介しました。
単なる”怪獣モノ”に留まらず、レノやキコルを始め、隊員1人ごとの個性的なキャラクター性が作品の面白さに繋がっていることは間違いありません。
個人的には防衛隊の隊長や隊員だけでなく、ストーリー初期の段階から驚異的な強さや能力で彼らを苦しめている”怪獣たち”にも興味を持つと、怪獣8号をより楽しめるでしょう。
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