「怪獣8号」は、2020年夏から「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画作品です。
「怪獣と戦う」という王道テーマながらも、多くのコメントが寄せられるほどの大人気ぶりを見せています。
本記事では、第3部隊の副隊長を務める保科宗四郎のキャラクター性や強さ、主人公カフカとの”関係性”について迫ります。
保科宗四郎(ほしな そうしろう)とは

(怪獣8号第2巻 松本直也/集英社)
まずは、保科宗四郎の簡単なプロフィールやキャラクター性から紹介していきます。
保科宗四郎のプロフィール
保科宗四郎のプロフィールは以下の通りです。
年齢 | 不詳 |
誕生日 | 11月21日 |
身長 | 171cm |
好きなもの | 読書、コーヒー、モンブラン、単純な奴 |
年齢は”不詳”とされていますが、亜白ミナより遅く入隊した事を考えると、彼女よりも少し年下であることは間違いないでしょう。
そのため「25歳程」と考えられますね。
日本防衛隊の第三部隊の副隊長
保科宗四郎は「第三部隊の副隊長」として登場しました。
他のキャラクター達とは大きく違い「糸目」で「関西弁に近い言葉で話すところ」が印象的です。
普段は飄々としながら話しますが、怪獣との戦闘で本気になった時には、その糸目を開くと同時に「凛々しい表情」に変わるギャップの大きさも見逃せません。

保科宗四郎の初登場シーンは、カフカ達の一次試験終了後だよ!
亜白ミナからのスカウトを受ける
保科は、隊長である亜白ミナからの“スカウト”を受ける形で防衛隊に入隊しました。
生まれつき”刀”を使う戦法に長けている保科ですが”家族関係”や”時代の流れ”に対して、大きく悩まされていました。そんな中で亜白ミナの方から訪れてきては「入隊してほしい」と頼まれます。
ミナ「君の力が必要だ!私の部隊に来ないか?」
誘われた理由が、かなり個人的なものでした。
ミナは狙撃に特化している一方で「接近戦の方は大の苦手」であることを話してきます。さらには”刃物そのものを苦手”としており「包丁すら持ちたくない」とまで言ってくる始末です。
ミナ「私が敵を射抜く時、君が“その道”を開いてくれないか?」
狙撃き長けているミナと、刀による”接近戦”に長けた保科。
完全に真逆なタイプの2人ですが、だからこそ、これまでの戦闘でお互いの短所をサポートし合う形で乗り越えてこられたのです。
亜白ミナの強さや可愛さ・カフカとの恋愛関係性の行方は「【怪獣8号】亜白ミナの強さや専用武器について解説」の記事を参照ください。

保科宗四郎の強さについて

(怪獣8号第3巻 松本直也/集英社)
ここからは、保科宗四郎が本編の中で見せてくれた”絶大な強さ”について紹介していきます。
解放戦力は最大92%
防衛隊で”隊長”や”副隊長”の地位に上がるためには、己の強さを認められなければなりません。
本作品では専用の戦闘用スーツを着た時に出される“解放能力測定値”という数値でキャラクター毎の強さが判断されます。
基本的に、受験者や新人たちが出せる”解放能力測定値”は、良いところ10%代。入隊後に訓練を積み重ねて数値を引き上げられたとしても、一般的な隊員では20%〜30%代が頭打ちとされています。
しかし保科の場合は、その”解放能力測定値”を最高で「92%」にまで打ち出しており、これはミナ(96%)に次ぐ高さです。
そこまで高い実力を持つ保科が“副隊長”を任されることは必然ですね。
専用武器は2本の刀
副隊長である保科宗四郎の専用武器は、刀の形状をした「50cm前後の双短剣」です。
ミナの巨大機関砲と同じく、保科の双短剣の名称も現時点(第4巻まで)ではまだ明かされていませんが、型番は「SW-2033」とされています。
隊長(ミナ)の巨大機関砲や四ノ宮キコルの巨大斧と違い、かなり控えめな大きさです。
小型・中型の相手を得意としている
保科は、自身の専用武器である双短剣を使って、中型や小型怪獣を閃光の如き速さで切り裂く戦法を得意としています。その代わり、狙撃武器による解放戦力の方は低いことを、カフカに対しても話しています。
保科「その代わり、小型から中型にかけては僕の方に分があるかな」
彼らの背後から襲ってきた中型怪獣の気配に気づくと同時に、一瞬で切り裂いてしまいます。一緒にいたカフカの目では、保科の剣閃すら全く見えませんでした。
保科の誇る刀捌きの速さは、”目にも止まらぬ速さ”をも超えて「目にも写らぬ程の速さ」を誇っているのです。
実は、保科の家系は室町時代から続く「怪獣討伐隊の一族」でした。
宗四郎自身もその家系からの才能を受け継いでおり、家族や師匠からもその“天賦の才”を認められていました。
そのため、本人も言っていた通り、保科の強さと双短剣は中型や小型怪獣との戦闘に向いているというわけです。
手数とスピードで勝負
同じ接近戦向きでも、保科の双短剣による戦い方は四ノ宮キコルの「隊式斧術」とは“似て非なるもの”です。
キコルの巨大斧が絶大な破壊力により一撃で怪獣たちを仕留めるのに対し、保科の双短剣は持ち前の「高スピード」による動きと合わせるように「数回に渡って切り裂いて倒す」というものです。
先に挙げた中型怪獣においても、一見は隊長(ミナ)やキコルと同じように一撃で倒したかのように見えますが、倒された怪獣は実は3回に渡って斬っていました。
この辺もまた、ミナやキコルとは大きく違う戦法や倒し方と言えますね。
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