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【ゴールデンカムイ】尾形百之助の最後・声優|真の目的と死亡した理由

・アニメまとめ

『ゴールデンカムイ』は週刊ヤングジャンプで2014年から2022年まで連載されていたサバイバルバトル漫画。

尾形百之助は凄腕のスナイパーとして登場し、『ゴールデンカムイ』でも一二を争う人気キャラクターです。

彼の行動は謎が多く、作中では第七師団や主人公の杉元を裏切る立ち回りを見せています。

本記事では、尾形百之助の目的や過去、最後について解説していきます。

なお、登場人物の生死に関してネタバレなどがあるため、まだ読んでいない方は注意してください。

尾形百之助とは

尾形百之助は、帝国陸軍北海道第七師団歩兵第27聯隊所属の上等兵です。

物語序盤、金塊を追う第七師団の一員として杉元たちの前に登場しました。

猫を思わせる大きな瞳が特徴。

その目は父親と瓜二つです。

初登場時は坊主頭でしたが、ふたたび登場するときにはツーブロックに変わりました。

また、尾形が狙撃の際にする上記の画像の構えは、映画『山猫は眠らない』の主人公トーマス・ベケットがモデルになっています。

ちなみに、尾形は第七師団長の父・花沢幸次郎と妾の母・尾形トメの間に生まれました。

 

狙撃の腕が特に優れており、300メートル以内なら確実に相手の頭を撃ち抜けると豪語するほど。

尾形が初登場した第1巻では、杉元とアシリパが捕まえた囚人をおよそ360メートル先から狙撃して殺害しました。

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尾形百之助のプロフィール

誕生日 1月22日
出身地 東京府生 茨城県出身
好物 あんこう鍋、赤飯
苦手 しいたけ、パン
特技 射撃、自転車
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尾形百之助の性格

尾形はいつも冷静沈着で、言動は淡々としています。

頭の回転が速く、敵とみなした者には容赦なく引き金を引きます。

尾形は殺人に罪悪感が湧かないと語り、それを証明するかのように弟の勇作を撃ち殺しました。

その一方で、アシリパの祖母・フチや年配者、子供相手には優しさを見せます。

 

負けず嫌いな一面もあり、狙撃の難しい獲物を撃って杉元と牛山にドヤ顔を披露する場面がありました。

また、銃の取り扱いには厳しいところがあり、手入れが雑な杉元や谷垣に文句を言っている場面があります。

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尾形百之助の声優は「津田健次郎」さん

津田健次郎さんは、大阪府出身でアンドステアに所属している声優です。

趣味はカメラとバイク。

洋画の吹き替えやナレーター、作品プロデュース、ラジオパーソナリティなど幅広く活動しています。

 

もともと映画を撮りたいと考えていたとき、演じる方にも興味を持ったそうです。

円・演劇研究所専攻科を受けて合格し、演劇活動に熱中するようになります。

その後、『H2』の野田敦役から声優デビューをします。

2019年には『どきゅメンターテイメントAD-LIVE』で映画監督デビュー。

2021年、第15回声優アワードには主演男優賞を受賞しました。

このとき、それまで所属していたアミュレートを辞め、アンドステアに移籍しました。

 

代表作として、以下の作品が挙げられます。

  • 『遊戯王デュエルモンスターズ』 (海場瀬人)
  • 『テニスの王子様』 (乾貞治)
  • 『呪術廻戦』 (七海建人)

尾形百之助のエピソード・活躍|孤高の山猫スナイパー

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各陣営を裏切る尾形

尾形百之助は、状況によって行動をともにする相手を変えており、杉元や第七師団の兵士から『コウモリ野郎』と揶揄されています。

尾形はもともと第七師団・鶴見中尉の配下でしたが、実は謀反を企てていました。

謀反がバレると師団から脱走し、第6巻では茨戸にて土方と交戦。

その後、土方の用心棒として行動するようになりました。

 

夕張で土方歳三が杉元と手を組むと、杉元・アシリパ陣営にも協力。

偽アイヌの村では杉元を守る活躍を見せます。

しかし、アシリパがのっぺらぼうの娘だとわかると、網走監獄でキロランケと共闘。

のっぺらぼうと杉元を狙撃します。

そうして、アシリパが暗号を解ける鍵を探すため、キロランケ、白石由竹、アシリパと樺太へ向かいます。

このように、尾形は本当の目的を明かさないまま第七師団→土方・杉元→キロランケと各陣営を裏切ってきました。

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尾形VSヴァシリのスナイパー対決

キロランケは樺太でかつての仲間と会おうとしていました。

「ウイルタ民族」に変装して国境を越えようとしていましたが、そのとき協力してくれたウイルタの男性が狙撃されてしまいます。

尾形はロシアへ行くために狙撃してきたヴァシリたちロシア人に戦いを挑みました。

 

この戦いは『ゴールデンカムイ』屈指の名場面と言えます。

尾形とヴァシリは互いに一流のスナイパーだからこそ、相手の思考を読んで立ち回ります。

ヴァシリは尾形を発見。

しかし、一向に動く気配を見せず、不自然な隠れ方から怪しみます。

二人の読み合いは夜明けまで続きました。

朝になると、ヴァシリは雪についた足跡を消した痕跡を見つけ、その尾形らしきものはダミーだと確信。

その地域では「天葬」と呼ばれる風習があり、木の上に棺を乗せています。

尾形は棺の中に隠れていると予想したヴァシリは跡が続いている木の棺を狙撃しました。

しかし、尾形はダミーに扮しており、裏の裏をかいてヴァシリの顎を撃ち抜きました。

尾形のスナイパーとしての矜持が感じられる名場面だと言えます。

 

『ゴールデンカムイ』の中でもベストバウトと言われる尾形VSヴァシリは、漫画の17巻、アニメ第3期30話で見られます。

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尾形百之助の過去

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尾形百之助は妾の子として生まれた

尾形の過去は、漫画11巻で明らかになりました。

尾形の父親は花沢幸次郎であり、近衛歩兵第1聯隊長陸軍中佐。

母親は尾形トメという名前で、浅草の芸者でした。

世間体を気にした花沢中佐は、トメとぱったり会わなくなり、トメと尾形百之助は祖母の実家で暮らすようになりました。

このとき、花沢中佐と会えなくなったことでトメは精神を病んでしまいます。

そんな母親を見て、尾形は母親を殺しました。

その理由は、なんと「母に対する愛情が残っていれば、父上は葬式に来てくれるだろう」というものでした。

 

ちなみに、尾形の好物があんこう鍋なのは、母親が毎日あんこう鍋を作っていたからです。

それはかつて父・花沢中佐の好物であり、いつ帰ってきても良いように毎日あんこう鍋を作っていました。

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血のつながった父親と弟を殺害する

陸軍に入隊した尾形は、第七師団に配属されます。

妾の子だったことは周囲の人間にも知れ渡っていたようで、このころから「山猫」(枕芸者の暗喩)と呼ばれるようになります。

第七師団には腹違いの弟・勇作がいました。

その勇作は尾形を兄様と呼んで慕っていましたが、とある理由により勇作を射殺。

これで父は勇作ではなく自分に愛情を向けてくれると考えた尾形。

しかし、父の愛情は尾形には向きませんでした。

そうして尾形は鶴見中尉の協力で父を殺害。

 

尾形は、6巻で「親殺しは巣立ちの通過儀礼」と言っていました。

上記のようなことがあったからこそ出た発言なのかもしれませんね。

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尾形百之助の目的・最後

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尾形の目的は父親と同じ「師団長」の地位に就くこと

尾形は杉元たちとは異なるルートで樺太から北海道まで戻ってきます。

そして、31巻で尾形の目的が判明。

尾形は「偽物でも第七師団長に成り上がれることを証明する」ことが目的だったのです。

この偽物とは、尾形自身のことです。

尾形は父親から愛されず、母親からも愛情を受けて育ったとは言えませんでした。

 

304話において、その母親から「お父っつぁまみたいな立派な将校さんになりなさいね」と言われた回想が描かれていました

また、その304話では鶴見中尉から、

「百之助 つまりお前は”第七師団長なんぞ偽物でも成り上がれる”と証明したいのだろう?」

と言われています。

死ぬまで母親が愛した父親の椅子、つまり師団長の座。

愛されなかった欠けた自分がその座につけば、父親も勇作も無価値なものだと証明できる。

要するに、尾形は誰かから愛されたかっただけなのだと思います。

上記の描写から、尾形の目的が「師団長になること」だと考えられます。

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尾形は自分の目を撃って自殺する

尾形は最終巻の310話で死亡。自分の目を撃ち、自殺しました。

尾形というキャラクター自体が複雑なので、自殺してしまった理由が分かり難いと思ったかもしれません。

尾形が自殺した理由は、「自分が罪悪感を抱く人間だと思いたくなかったから」だと考えられます。

 

これまで尾形は、父親からも母親からも愛されなかった自分の存在意義を問い、欠落した自分のような人間は殺人に罪悪感を抱かないと言い聞かせてきました。

そして、尾形は勇作を射殺し、母親と父親も殺します。

殺した後悔なんてせず、師団長になって父や勇作の求めているものが無価値なのだと証明したかった尾形。

しかし、アシリパの毒矢を受けたことで、今まで抑えていた罪悪感が噴き出します。

もし罪悪感を抱いてしまうと、欠けた人間が師団長に成り上がるはずの人生が、勇作たちを殺した後悔だけの人生に変わってしまうと考えたのでしょう。

愛情を受けず、良心のない欠落した人間として生きてきた今までの人生が、まるごと否定されたと感じたため、尾形は自殺したのだと考えられます。

まとめ

この記事では、『ゴールデンカムイ』の尾形百之助の最後や目的について解説してきました。

尾形は狙撃に優れ、スナイパーとして多くの活躍をしてきました。

そんな尾形は、第七師団長の花沢幸次郎と妾の母との子です。

母親はずっと父親を愛していましたが、父はまったく顔を見せず、尾形が母を殺しても父親は姿を現しませんでした。

このような過去を持った尾形は、自分を罪悪感を抱かない良心の欠落した人間だと思い込みます。

 

しかし、最後の最後で自分の中に罪悪感があると気付いてしまいます。

それにより、欠けた人間として歩んできた人生を否定されたような気がして、尾形は自殺してしまいました。

尾形は上記のような最期を迎えます。

この記事で紹介した場面以外にも、猫のような可愛い仕草をするあざとい姿や、スナイパーとしてのカッコイイ尾形が本編で描かれています。

ぜひ、尾形百之助の活躍を見て下さい!

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