『怪獣8号』は、2020年夏から「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画作品です。
「怪獣と戦う」という王道テーマながらも、多くのコメントが寄せられるほどの大人気ぶりを見せています。
本記事では、本作品に登場した第3部隊のメンバーと怪獣たちもひっくるめて、登場キャラクターたちの強さを”ランキング形式”でまとめてみました。
ランキングは、”解放戦力”や”フォルティチュード”の高さ、戦闘での勝敗を基準として順位づけしました!ただ、劇中での活躍ぶりや今後への期待など、例外的な要素も含めているよ。
目次
怪獣8号の作品内で強さを決める要素
まずは、本作品で各キャラクターの強さを解りやすく示してくれている「解放戦力」と「フォルティチュード」について紹介していきます。
スーツの力を引き出している指標「解放戦力」
主人公カフカ達が所属している防衛隊の隊員たちは、専用スーツを着用して戦います。
専用スーツは対怪獣兵器の最大手「出雲テックス」により開発され、過去に倒した怪獣たちから摂取した”細胞”や”筋肉繊維”が組み込まれて構成されています。
着用した時に”スーツの力をどれだけ引き出せているか”の指標を、解放戦力といいます。
この数値が高いほど強いとみなされます。
ちなみに、初めて着用する挑戦者や新人たちが出せる数値は、基本的に10%代。
入隊後に訓練を積み重ねて数値を引き上げられたとしても、一般的な隊員では20%代が良い方であり、30%の壁を超えられる人間はごくわずかです。
怪獣の危険度を表す「フォルティチュード」
怪獣側の強さを示す数値。
防衛隊の計測機によって計算されています。
この数値は、強さというより怪獣の危険度を示しています。
並の本獣たちの数値は6.0代ですが、この数値が8.0以上になると「大怪獣クラス」に分類されます。
劇中や公式では公表されていないけど、フォルティチュードは現実世界の地震”マグニチュード”から取られていると思うよ!
怪獣8号キャラ強さランキング
ここから、登場キャラクター達の強さをランキング形式で紹介していきます。
【1位】日比野カフカ(怪獣8号)
解放戦力(日比野カフカ) | 1% |
フォルティチュード | 9.8 |
戦闘スタイル | 打撃 |
現時点での栄えある1位は主人公・日比野カフカが変身した姿「怪獣8号」です!
人間時(カフカ)の時は解放戦力も”0%”と絶望的な数値ですが、怪獣8号に変身すれば、大型怪獣さえも渾身の力を込めた拳だけで全て粉々に打ち砕いてしまいます。
怪獣8号のフォルティチュードは「9.8」と非常に高く、保科からは「歴史に残るほどの”大怪獣”」とまで言われました。
あの保科にそこまで言わせた数値や強さは本物であり、これまでの怪獣戦では圧勝を続けています。
大型怪獣戦では拳で2回殴っただけで粉砕しましたし、怪獣9号戦においても雄叫びで怪獣9号の攻撃を無効化していました。さらには、防衛隊史上最強の男「四ノ宮功」からも、”噴射孔”を利用しての拳の速さを認められています。
このように、怪獣8号の強さは攻撃面に加えて、防御力なども他の隊員や怪獣たちよりも群を抜いていることが分かるでしょう。
ただ、怪獣8号は変身と精神面の制御ができない弱点を抱えています。逆に言えば、「自在にできるようなるとさらなる活躍を期待できる」ということになります。
日比野カフカ(怪獣8号)のキャラクター性や強さ・能力の詳細は「【怪獣8号】日比野カフカ変身後の強さと能力・弱点 | 亜白ミナとの恋愛関係は?」の記事を参照ください。
【2位】鳴海弦
解放戦力 | 不明 |
戦闘スタイル | 不明(銃剣タイプの武器) |
強さランキング2位は、第38話で初登場した鳴海弦です。
解放戦力がまだ不明で多くの謎に包まれていますが、第1部隊の隊長である上に「現日本最強」と言われています。(第1部隊では隊員全員が”40%以上”もの解放戦力を持っています)
その実力の一片が、第1部隊に転属されてきたばかりの四ノ宮キコルの目の前で披露されました。
自分の身長ほどの長さもある大型の銃の切先に、カッターのような剣がついている「銃剣タイプの専用武器」を使って、川崎区に襲来してきた大型怪獣を速攻で殲滅してしまいました。
その時の攻撃力やスピードは、キコルを唸らせるほどの絶大さでした。
それでも、鳴海弦の実力は、まだまだ底が知れません。
今後の激闘で、鳴海弦の解放戦力や底力が判明される時が待ち遠しい!
鳴海弦の強さ・専用武器やカッコ良さの詳細は「【怪獣8号】鳴海弦の強さと解放戦力・専用武器 | かっこいい魅力やカフカとの関係性を解説」の記事を参照ください。
【3位】四ノ宮功(長官)
解放戦力 | 不明 |
戦闘スタイル | 打撃 |
強さランキング3位は、キコルの父親「四ノ宮功(長官)」です。
2位の鳴海弦と同様に解放戦力は不明ですが、防衛隊史上最強の男と呼ばれた実力を誇ります。
歴戦で培ってきた経験から得た高度な戦術や分析力、そして「怪獣2号」をベースに作られたスーツとアームを唯一使いこなす程の絶大な攻撃力とスピードで、暴走状態となった怪獣8号とも互角の戦いを繰り広げました。
ちなみに、功の戦法も”近距離タイプ”であると同時に、両腕にガントレットを装着して”打撃”で戦うため、怪獣8号(カフカ)と似ている点があります。
逆に、”隊式格闘術”をベースに怪獣2号が得意としていた「ソニックブーム」による”打撃範囲の拡張”ができる点が、怪獣8号にはない強みですね。
【4位】亜白ミナ
解放戦力 | 96% |
戦闘スタイル | 遠距離狙撃 |
強さランキング4位は、第3部隊の隊長かつカフカの幼馴染の亜白ミナです。
解放戦力は驚異の96%と、現時点で判明している数値の中では最高峰を誇っています。
同じ部隊の副隊長(保科)やキコル始め、近距離戦に長けたメンバーが多い中、ミナが巨大機関砲で放つ”遠距離狙撃”は離れた場所からの攻撃方法としても非常に貴重です。
その一撃の威力は絶大であり、並の大型怪獣であればたった一発の狙撃だけで撃破できてしまうほど。さらに、あの保科を倒した怪獣10号の胴体を、2回の狙撃だけで真っ二つにしてしまいました。
しかし、狙撃タイプであるミナは接近戦の解放能力値が極めて低く、得意の遠距離狙撃で狙いを定めるためには伐虎や仲間の協力が不可欠です。「接近されれば何もできない」という致命的な弱点を抱えているのです。
これらの弱点やウェイトがなければ、もう少し上の順位に行けてたかもしれませんね。
亜白ミナの強さや可愛さ・カフカとの恋愛関係の行方は「【怪獣8号】亜白ミナの強さや専用武器について解説」の記事を参照ください。
【5位】怪獣10号
フォルティチュード | |
小型時 | 8.3 |
大型時 | 9.0 |
強さランキング5位は、立川基地に襲撃して保科宗四郎をも苦しめた人型怪獣”怪獣10号”です。
注目すべき点としては、高いフォルティチュード。
初登場した小型時の時点で”大型怪獣クラス”の数値を叩き出し、大型化した後には怪獣8号に次いで高いフォルティチュード値でした。
実際の強さや与える恐怖も、並の本獣や余獣たちとは完全に桁違いです。
保科からは怪獣8号以上とまで言わせた”強硬の装甲”により、彼から繰り出された6式八重討ちをマトモに食らって八つ裂きにされても、倒れませんでした。
それどころか急速な回復能力で斬られた箇所を速攻で癒やし、疲労およびスーツの限界点に達したした保科を打ち倒してしまいます。
怪獣10号の強さはただ単に戦闘力の高さや装甲だけでなく、人間の言葉を話せる点やプライドの高い翼竜怪獣たちをも従わせてしまうカリスマ性も含まれています。
【6位】保科宗四郎
解放戦力 | 92% |
戦闘スタイル | 保科流刀伐術 |
強さランキング6位は、第3部隊の副隊長「保科宗四郎」です。
解放戦力は”92%”と、ミナに次ぐ高い数値を誇ります。
専用武器として持つ2本の短剣で繰り出される「保科流刀伐術」は、中型や小型怪獣戦向き。
並の相手に対しては一度の剣撃で撃破してしまえる程の凄まじい威力をしており、さらには、相模原討伐作戦の後で見つけて殲滅にかかった怪獣8号の皮膚をも切り裂いてしまいます。
一閃ごとの威力はミナやキコルには及ばないものの、それを充分に補える”スピード”と”正確さ”を持っているからこそ、自分よりも強い怪獣10号とも渡り合えたのです。
元々、保科は刀の家系から生まれた身であり、父親や師匠から前線での戦闘を諦めるように言われてきました。それでも刀への拘りを捨てずに鍛錬を続けてきた結果が、今の強さに繋がっているのでしょう。
保科宗四郎の強さやカッコ良さ・カフカとの恋愛関係性の行方は「【怪獣8号】保科宗四郎がかっこいい| 強さや専用武器について解説」の記事を参照ください。
怪獣10号と同率順位にしようと考えていたけど、怪獣10号に一歩及ばず敗北してしまったから、この順位にしたの。
【7位】怪獣9号
フォルティチュード | 不明 |
戦闘スタイル | 衝撃波 |
強さランキング7位は、第3部隊の隊員たちを圧倒して死ぬ寸前まで苦しめた怪獣9号です。
フォルティチュードは不明ではあるものの、人の言葉で話せる上、怪獣10号にはなかった結界や人間の姿への変化、さらに本獣たちの蘇生や強化までできることを考えると、チート級で強いことは明白でしょう。
最終試験後に現れては、た四ノ宮キコルを指先から放つ衝撃波の数発だけで、反撃する間すら与えずにアッサリ倒してしまいます。さらに、相模原討伐作戦では、市川レノや古橋伊春からの銃撃さえも「死骸の壁」などを駆使して防ぎました。
彼らの危機にかけつけた怪獣8号(カフカ)が渾身の力を込めて放ってきた打撃を受けても、バラバラにされながらも生き抜いたのです。
怪獣10号は、高い攻撃力と防御力を持ったバランスの良い強さをしています。
第38話では”脱皮”している場面も見られており、更なるパワーアップをしているのは必然と言えます。
そのため、今後の展開や再登場時では、怪獣10号をも大きく上回る存在に化ける可能性も高いですね。
怪獣9号の強さやチート級とも言える能力の詳細は「【怪獣8号】人型怪獣9号の強さと能力 | 正体と目的も考察」の記事を参照ください。
【8位】四ノ宮キコル
解放戦力 | 55% |
戦闘スタイル | 隊式斧術 |
強さランキング8位は、四ノ宮功長官の娘「四ノ宮キコル」です。
初登場時からカフカ達に対して高圧的な態度を取るものの、勉学でも怪獣戦でも幼少期からトップを取り続けてきた彼女の実力は本物です。
入隊試験時に初めて専用スーツを着用した時には、”46%”もの解放戦力を出しました。
この時点でも他の挑戦者たちの中でもダントツに高いのですが、入隊後の訓練を重ねていく中で「55%」にまで上げたのです。
そんなキコルの戦法は”巨大斧”を豪快に振り下ろしたり振り回たりする「隊式斧術」。番号のついていない大型や翼竜系怪獣は、この一撃で殲滅できます。
怪獣9号や怪獣10号など、ナンバーのつく敵にはまだ敵わないものの、それでも10号を斧術で足止めできるレベルの強さがあります。足止めのおかげで、保科を死なせずに守れました。
さらに、立川基地での戦闘では隊長格とも並んで戦えることも証明されています。
カフカと共に第一部隊に転属されてからは、鳴海弦の強さに震わされるなど、良い意味で刺激を受けている様子もあり、今後の訓練や実戦を重ねていく上で、その彼女自身の強さや解放戦力は更に上がっていくものと思われます。
四ノ宮キコルの強さや可愛さ・カフカとの関係性における詳細は「【怪獣8号】四ノ宮キコルが可愛くて強い | カフカに惚れてる?」の記事を参照ください。
【9位】市川レノ
解放戦力 | 18% |
戦闘スタイル | 中距離射撃 |
強さランキング9位は、主人公カフカと最も親しいキャラクター「市川レノ」です。
入隊試験時のレノが出した解放戦力は8%と低いものの、入隊から僅か2ヶ月後には18%と、急成長をしています。10%も上がってしまうケースは稀であり、成長スピードにおいてはキコルにも引けを取っていません。
副隊長(保科宗四郎)からは「30%の壁を越えるだろう」と見込まれていますし、怪獣9号戦で一緒に戦った古橋伊春からも「いつか隊長格に上がるだろう」と認められています。
今後は更なる激闘の中で、キコルや隊長(ミナ)たちにも匹敵する程の解放戦力になるかもしれませんね。
また、模原討伐作戦で遭遇した怪獣9号からの”衝撃波”を颯爽と避け続けるなど、実戦での適応力も兼ね備えています。
市川レノの強さや能力・カフカとの関係性については「【怪獣8号】市川レノはヒロイン? | 強さや解放能力・専用武器を紹介」の記事を参照ください。
解放戦力は低いけど、入隊後からの急速な成長や今後への期待も込めて、この順位にしたんだ!
【10位】出雲ハルイチ
解放戦力 | 36% |
戦闘スタイル | 中距離射撃 |
強さランキング10位にランクインしたのは、出雲テックスの御曹司「出雲ハルイチ」です。
東京討伐大学を首席で卒業している有望株で、その成績や実力は決して伊達ではありません。カフカやキコルと比べると大きな活躍や見せ場がないものの、自身の戦法である”中距離射撃”で余獣たちをそつなく倒しています。
そんな彼を10位に入れた理由は、四ノ宮キコルに次ぐ高い解放戦力と上昇値です。入隊試験時の解放戦力は18%もあり、第25話の時点での解放戦力が36%まで上がっていました。
入隊試験の段階でキコルの次に高い数値を出していた上、入隊後の成長スピードも市川レノにも負けていないはずです。
一般的な隊員の解放戦力が20〜30%であることから、現時点でも一般隊員よりは強いと考えられます。
あとは、ハルイチ自身が活躍しながら強い怪獣たちを殲滅する場面に恵まれるか否かが問題です。自分の第3部隊から強者2人(カフカとキコル)が抜けた今こそがチャンスでしょう。
【次点】古橋伊春
解放戦力 | 20% |
戦闘スタイル | 中距離射撃 |
残念ながらベスト10入りは果たせなかったものの、次点に選ばれたのが古橋伊春です。
解放戦力は20%と市川レノに次ぐ低さであり、当初は彼よりも数値の高い神楽木葵とどちらにしようか悩みました。
しかし、第2巻での怪獣9号戦では、自身も重傷を負わされながらも倒された市川レノを必死に助けようと奮闘する姿を見たことで、彼に対して今後の大きな成長と期待が大きくなりました。
その戦闘中では完全に勝てないと分かっている怪獣9号に挑む場面には、痺れたファンや読者も多かったはずです。
レノの熱意や実力を認める一方で”強いライバル心”を燃やしていたため、今後は2人で一緒に競い合いながら成長していく展開にも期待できますね。
まとめ
今回は、『怪獣8号』に登場したキャラクターたちの強さランキング”を行いました。
解放戦力やフォルティチュードの数値だけでなく、劇中での活躍ぶりや今後への期待も込めて順位づけしました。
おそらく、本作品の熱狂的なファンの中には異論を唱えたい人達もいるでしょう。
そうした方々は、コメント欄にご自身の中の順位や「本当に1番強いキャラクターは●●だ!」などの、熱いご意見を聞かせていただけると幸いです。
コメント
怪獣9号が一位だろ
それな
鳴海と8号を同時に相手取っているもんなぁ
スッパムーチョ様
コメントいただき、ありがとうございます。
分裂した上に、鳴海とカフカ(8号)を同時に相手にして戦えてしまう9号は、本当に反則的な強さと同時にチート級な能力まで身につけてしまっていましたよね。
それな
鳴海と8号を同時に相手取っているもんなぁ
ポンチョ様
コメントいただき、ありがとうございます。
これまでに登場してきた10号や翼竜怪獣たちも強敵でしたが、9号の異常なまでのパワーアップと新しい能力は本当に恐ろしかったですよね。
お 様
コメントいただき、ありがとうございます。
このランキング記事を作成した当時は、怪獣9号が分裂などのチート級な能力をまだ披露していなかった時期でした。
今となっては、これ程までのパワーアップやチート級な能力を習得してとは思いもよりませんでしたからね・・・まさに、敵の人型怪獣では9号が最も脅威かつ怖い存在ですよね。