『リコリス・リコイル』は2022年7〜9月にかけて放送されたテレビアニメ作品であり、放送終了後も舞台やイベント等で盛り上がり続けています。
そのように多くのファンから絶大な支持を受け続ける中で新作アニメの制作も発表されました。
本記事では『リコリス・リコイル』のアニメ1期に登場したキャラクター達の人物相関図を作成してみました。
アニメ1期を既に視聴済みのファン達は復習として、これから本作品に触れようと考えている人達には予習として役立てていただけると幸いです。
『リコリス・リコイル』の人物相関図
『リコリス・リコイル』は錦木千束と井ノ上たきなの2人による“W主人公”を中心にストーリー展開していきました。
さらに2人が勤務する喫茶リコリコを始め、DA(Direct Attack)やアラン機関の者たちとの協力や衝突も経ながら強大や敵(真島たち)との激闘シーンも大きな魅力の1つです。
喫茶リコリコ
千束やたきな達が務める職場で表向きは都内の下町の一角にひっそり佇む和風な喫茶店ですが、実は「DA(Direct Attack)の支部」です。
店長であるミカを通して本部からの特命を受ける形で“リコリスとしての任務”を請け負う一方で町内や個性的な常連さん達との交流も深めており、非常にアットホームな職場かつカフェである点も大きな特徴です。
錦木千束(にしきぎ ちぐさ)
生年月日 | 9月23日 |
年齢 | 17歳 |
CV | 安済知佳 |
本作品の主人公の1人であり、黄色がかった白髪ボブカットに赤リボンをつけた容姿が特徴的な少女です。
いつも笑顔を絶やさず「喫茶リコリコの看板娘」として常連客たちから親しまれる上に”幼稚園の手伝い”や”日本語学校の講師”という人助けから”依頼者の護衛”など戦闘も含まれる危険な任務まで幅広くこなしてきました。
それでも千束自身は人助けすることに対して「依頼された時のみ」と自らのルールも定めています。
ストーリー終盤での”真島との死闘および決着”や”吉松との決別”を経た後はハワイに移住しており、オープンカーを利用する形で仲間たちと一緒に喫茶店の営業を再開しました。
常人外れした”反射神経”と”洞察力”錦木千束を最強にさせた
錦木千束は“史上最強のリコリス”という呼び名に違わぬ絶大な強さを劇中で何度も見せてきました。
常人外れした“反射神経”で敵が発砲してきた銃弾を素早く避けると同時に反撃に出られることにより、たった1人で全滅させてしまいます。
特に回避においては相手が発砲してくるタイミングまで読めてしまう“高い洞察力”まで活かされており、千束の絶大な反射神経と洞察力に対しては楠木司令からも太鼓判を押される程に認められています。
それでも完全に無敵というわけでなく千束はあくまでも上記の2つの要素をメインで戦っているため、敵から仕掛けられた予想外な手段を仕掛けられた時や視界そのものを奪われた状況に陥ると、持ち前の強さを存分に発揮できないという弱点もあります。
特にストーリー中盤から本格的に動き始めてきた真島のような特殊すぎるタイプを相手にしての戦闘では、さすがの千束でも彼の予測不可能な作戦や行動などに何度も振り回されてきました。
「命大事に」の信念がたきな達を惹きつけた
劇中で多くの敵たちを倒してきた千束ですが、それでも千束自身は「命大事に」という信念を貫き通しています。
このような千束の信念は任務において殺人まで許可されているリコリスの中では特殊かつ異端と見られており、ストーリー初期では自分の新たなパートナーとなったたきなから嫌悪されることもあった上、DA本部に在籍中のリコリス達からも”甘ちゃん”と軽視されることもありました。
しかし、千束の場合は“不殺の信条”を守り切れる程の強さを持ち合わせていた上、アニメ本編でも標的を殺さずに倒す形で依頼主を守り切ることにも成功してきました。
また、千束自身の信念は楠木司令からも「生意気だが優秀な奴」と言わせながら、しぶしぶと認められています。
千束は人工心臓を移植された過去をもつ
ストーリー後半で千束がアラン機関の支援によって「最新型の無拍動人工心臓を移植された形で生き延びてきたこと」が判明し、初めて知らされたたきなやクルミに衝撃を与えました。
そのような特別な待遇を受けられたのも千束の並外れた強さを吉松シンジから認められた上でのことでしたが、最終話での真島との戦闘終了後に人工心臓の不調によって再び倒れてしまいます。
それでもミカ達によりリコリス本部に運び込まれた中で新型の人工心臓に交換してもらえたことにより、何とか生き延びました。
井ノ上たきな(いのうえ たきな)
生年月日 | 8月2日 |
年齢 | 16歳 |
CV | 若山詩音 |
千束と同じく本作品の主人公の1人であり、元々は国防暗殺組織「DA(Direct Attack)」の本部に所属していた少女です。
非常に優秀なリコリスであるものの、クールかつ合理的で無駄を嫌う性格が災いして状況によっては仲間たちとの連携や作戦も無視した上でスタンドプレーに走ってしまうこともあります。
1話の冒頭で人質に取られた仲間(蛇ノ目エリカ)の危険も顧みずに発砲したことを問題視されながらフキ達から責められた末、千束たちが勤める喫茶リコリコへと左遷させられました。
そのような自身の左遷に納得できないたきなも始めは本部へ復帰することばかりに執着してきましたが、千束たちとの共闘や交流を経ながら、リコリコを“自身の居場所”として大切に思うようになりました。
そして、真島との最終戦後や千束が一命を取り留めた後も皆と一緒にハワイで喫茶店の経営を再開させています。
千束をも超える射撃能力や計算能力が喫茶リコリコを救う
たきなの射撃能力は非常に高く、頭部や心臓など自身が狙った敵の部位をピンポイントに命中させることが可能なため「射撃では千束以上の高い腕前」を誇ります。
1話冒頭ではそこまでに高い射撃能力があったからこそ人質(エリカ)も死なせずに済んだと言えますが、千束とパートナーを組んでからは彼女の信念や方針に合わせるようになったため、即死する部位への発砲を避ける戦法に変わり始めていきました。
また、高い計算や経営能力を活かしながら、赤字続きで倒産の危機に瀕していた喫茶リコリコの経営を持ち直させることにも成功させています。
喫茶店での接客でも基本的にはクールに応対する一方で、自身が開発および販売し始めた新メニューが別の意味で話題になったことを知った時は内心で大いに狼狽える姿も見せました。
クルミ(くるみ)
生年月日 | 12月16日 |
年齢 | 不明 |
CV | 久野美咲 |
見た目は幼い金髪の少女ですが、その正体はインターネット黎明期から活躍する最強のハッカー「ウォールナット」です。
自分の命を狙う追手から逃れるため、しばらくの間は喫茶リコリコに身を隠しながら持ち前の高いハッキング能力を駆使する形で最前線で任務にあたる千束とたきなのサポートにあたってくれました。
しかし、クルミも最終的には千束たちと共にハワイへ移住した上で皆と一緒に喫茶リコリコの営業を再開させています。
凄腕なハッキング能力で幅広いサポート活動が可能
凄腕ハッカーのクルミにかかれば、劇中で最強のセキュリティを誇るDA(Direct Attack)のシステムにも容易く侵入できてしまいます。
しかも単に重要な機密情報を入手できるだけでなく、AI学習と併用したウィルスを流し込むことでネット上に拡散されたデータの抹消まで可能です。
さらに千束とたきなが任務にあたる際にはクルミも喫茶リコリコに潜みながら幅広いサポートで協力してくれるようになり「監視カメラのハッキング」や「ドローンの操作」「任務地および敵地でのネット回線の遠隔遮断」までこなせます。
これ程までに高度かつ多彩なクルミのハッキング能力も千束たちが任務を完遂する上で必要不可欠なものとなり、本作品のストーリー原案者(アサウラ氏)を始め、一部のファンたちからも“最強キャラ”とまで言わせるに至りました。
中原 ミズキ(なかはら みずき)
生年月日 | 6月5日 |
年齢 | 27歳 |
CV | 小清水亜美 |
千束たちと一緒に喫茶リコリコで働くメガネ美人ですが、結婚を焦りながらも相手に求める理想が高すぎることに加えて大の酒豪であるなど、残念な一面も併せもっています。
ミズキも元・DAの情報部員ですが、組織内での風潮に嫌気がさしたために辞めたことに加えて”異性との出会い”を求めてカフェ店員として働き始めたそうです。
千束とは同じリコリコでの長い付き合いという影響により、お互いに軽口を叩き合う程に親しい仲です。
また、ミズキも最終戦ラストでは千束たちと共にハワイに移住しながら喫茶店の営業を再開していましたが…
そのハワイでも理想に合う男性との出会いはまだ果たせていない様子でした。
運転や追跡、格闘術など幅広い能力で千束とたきなをサポートしてきた
リコリスでの任務におけるミズキの役目も“千束とたきなのサポート役“でしたが、その仕事内容は常にリコリコに潜みながらハッキング等を行ってきたクルミとは大きく異なります。
ミズキのもつ“高いドライバー技術”を活かせる「実働部隊の輸送や回収」に加えて、前線で戦う千束とたきなを任務地まで送るための「車の運転」もミズキが引き受けてきました。
しかも、最終話での真島戦の後にはヘリコプターを操縦しながら、皆と一緒に千束の救出にまで向かってくれました。
さらに運転だけでなく「標的の追跡や監視」に加えて、着ぐるみを着用する形で「変装しながらの欺瞞」まで行うなど、何気に身体を張った任務までこなしてしまいます。
また、格闘術も習得しており、千束やたきなには及ばないながらも並の男をボコボコに倒せる程の腕っぷしの強さも誇ります。
ミカ(みか)
生年月日 | 7月13日 |
年齢 | 48歳 |
CV | さかき孝輔 |
喫茶リコリコで店長を務める黒人男性であり、DA本部からの連絡を受けては千束たちに任務を言い渡す指揮官としての役割も担っています。
また、元・DAの訓練教官という経歴もあり、千束とは親子のような関係性です。
過去にはアラン機関の吉松シンジとも公私にわたるパートナー同士という関係性であったため、まだ幼い頃に人工心臓を移植された千束を託されていました。
しかし本編の時代で再会した吉松から「千束の才能を活かしていない」と責められる上、任務や戦闘で不殺を貫く千束の板挟みにされ苦悩させられます。
それでも最終話では重傷を負った吉松から人工心臓を奪った上で千束に手術を受けさせたことで千束を救うことに成功した一方、目覚めた千束には”吉松の死亡”のことまでは話していません。
そのように吉松の死亡を隠したまま、ハワイで千束たちと一緒に喫茶店の営業を再開させています。
豊富な実戦経験を活かした強さは健在
ミカは元々は警備会社のオペレーターという経歴ももっており、DAの訓練教官となる前までは勤務先で豊富な実戦経験も積んできました。
さらには、アニメ5話で登場した凄腕の殺し屋・サイレント・ヒルとコンビを組んで活動していた時期もあったようです。
そのため、DAから受けた任務中にミカ自身も出撃する時もあり、狙撃銃を用いての支援や監視などで現役だった頃の知識や技術は今でも健在です。
さらに普段から杖を用いて歩行していますが、これはあくまでも「自分の強さを隠すための演技」でしかなく、最終話ではファーストリコリスにも引けを取らない程の強さを誇る姫蒲(吉松の秘書)との戦闘で“強烈な蹴り”と“精密な射撃”を素早く喰らわせながら倒してしまっています。
(そのため、実際には杖なしでも歩行には支障ありません)
DA(Direct Attack)
本作品の日本に存在する独立治安維持組織であり、喫茶リコリコの千束やたきなもかつて所属した上でリコリスとしての任務をこなしてきました。
政府と協力関係にありながらも完全な服従でなく、リコリス達の強い特権で任務(場合や状況によっては暗殺や殺人まで許可されている)にかかれる点も警察や公安などの組織との大きな違いでもあります。
春川フキ(はるかわ ふき)
生年月日 | 9月24日 |
年齢 | 17歳 |
CV | 河瀬茉希 |
たきなと元パートナーで、今でもDA本部に所属しながらリコリスの任務に奮闘しているファーストリコリスの少女です。
さらに千束とは彼女がDAに在籍していた頃に同室だった縁で基本的には犬猿の仲であり、本編の時代で再会した時もギスギスした関係性や場面が多かった一方、お互いの実力はしっかりと理解し合っています。
一見は粗暴な言動で千束やサクラ達に対しても厳しく接してきますが、本質はとても生真面目な性格で仲間たちのことを常に気にかけながら観察しているなど、とても仲間思いな一面も併せもっています。
また、かつての教官であるミカに対する“ほのかな好意”を抱いており、サクラと一緒に喫茶リコリコを訪れて顔を合わせるだけで赤面しながら緊張しながら話すこともありました。
超低姿勢による高速移動がフキの強さ
ファーストリコリス故に、フキも千束にも決して引けを取らない強さを誇ります。
フキが主な戦法として使っている「超低姿勢による高速移動」は大柄な男性との戦闘で極めて高い効果を発揮します。
そのような戦法を駆使した強さで千束との模擬戦で互角な勝負を演じた上、たきなも含めたセカンドやサードリコリスの集団をフキ1人だけで勝利を掴み取っていました。
乙女サクラ(おとめ さくら)
生年月日 | 3月6日 |
年齢 | 15歳 |
CV | 小市眞琴 |
左遷されたたきなに代わって“フキの現パートナー“として配属されたセカンドリコリスの少女です。
「功績をあげてファーストリコリスになる」という目標を抱く野心家で自分よりも先輩の千束やたきなに対しても挑戦的な言動を繰り返す一方、自分のパートナーであるフキに対しては好意的に接しています。
リコリスとしてはまたまだ未熟ですが、それでも優秀な射撃能力を誇ります。
しかし、その模擬戦ではその優秀さが災いしており、千束のような歴戦の勇士には射線を簡単に読まれてしまったために命中どころか掠らせることも出来ずに終わりました。
蛇ノ目エリカ(じゃのめ えりか)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
CV | 八神結香 |
セカンドリコリスの1人です。
アニメ1話冒頭で武器商人たちの人質にされてしまう中、たきなのスタンドプレーにより敵ごと機銃掃討された少女ですが、エリカだけは運良く無傷で助かりました。
それでもエリカ自身は他の仲間たちと違ってたきなを恨むどころか「自分のせいでたきなが左遷されたことへの責任感」を強く抱き続けており、皆で真島との最終戦に臨む中で再会したたきなに対して謝罪までしています。
楠木(くすのき)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
CV | 沢海陽子 |
DAの司令官である中年女性で、喫茶リコリコのミカとは強い信頼関係で繋がっています。
司令官という立場ゆえ、上層部からの指示や命令であれば”リコリスたちの安全を考慮しない作戦や行動”にも従順に従いますが、内心では納得しきれていない一面も見せていました。
また、千束に対しても表面的には不評や悪評ばかり述べる一方で、DA本部内では顔を見にきたり面会の許可を下してくれたりと優しい一面を見せることもありました。
さらに、たきなの左遷においても完全な処罰というわけでなく喫茶リコリコの者たちと交流させることで「”人間らしさ”や”連携の大切さ”を学ばせるため」とも考えられます。
アラン機関
学問やスポーツなど、あらゆる分野における“天才”を探し出しては「実力や才能が認められた者への支援」を無償で行なっている謎の支援機関です。
そのように支援を受けてきた者たちは「アランチルドレン」と呼ばれており、アニメ1期の時点では日本国内に13人もいることが判明しています。
(その13人の中に千束と真島も含まれています)
吉松シンジ(よしまつ しんじ)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
CV | 上田燿司 |
アラン機関の一員ですが、普段はビジマスマン風なスーツ姿で喫茶リコリコに“常連客”として来訪している男性です。
ミカとは昔からのつき合いとなる旧友ですが、自身の持論に沿った「千束の扱い方」における食い違いにより、ミカと衝突することもありました。
自身が「殺しの天才」と認めた千束の才能を開花させるために真島との協力関係を築いた上、たきなも利用しながら千束に殺人を実行させようと目論みます。
しかし最終的には失敗に終わった上、吉松自身も死亡する結末を迎えました。
ちなみにミカや千束に気づかれぬように動くことも多く、ストーリー初期ではウォールナット(クルミ)に対して”DAへのハッキング”を依頼した上、ロボ太に対しても「ウォールナット(クルミ)の殺害」まで依頼していたのです。
吉松シンジが本当に千束を救った要素とは
吉松には過去に「人工心臓の移植で千束を救った」という功績もありますが、それはあくまでも上記で触れたように「千束のもつ殺しの才能を開花させるため」に過ぎません。
そのため、吉松自身は人工心臓で覚醒したばかりの頃の千束に対して本名を名乗らず「君の救世主」とだけ告げる形で終わっています。
それでも吉松から言われた”救世主”という言葉や呼び名が千束に対して「私も救世主になる」という目標をもたせながら生き続けさせるキッカケを与えてくれたことは紛れもない事実です。
姫蒲(ひめがま)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
CV | 大谷理美 |
吉松の秘書として常に行動を共にしてきた女性です。
ストーリー初期では“運転手”や”ロボ太への指示”で留まりますが、ストーリー進行と比例するかのように自身の仕事や行動内容が過激化していきます。
アニメ8〜10話で千束とたきなが定期検診を行う病院に看護師として潜入しては、眠っている千束の人工心臓を電極で破壊する形で余命期間を縮めてしまうという残酷な任務まで平然と行えていました。
さらに終盤では“吉松のガード役”としてボディスーツ姿で登場しては、千束やミカに襲いかかりながら絶大な強さを見せつけます。
しかし、戦った相手が悪過ぎたこともあり、2人の強さには及ばず、最終話ではミカが解放した圧倒的な戦闘力に敵わず倒されました。
敵対者たち
最後は千束たちリコリスやDAと敵対関係となり、死闘を繰り広げた敵対者たちを紹介します。
真島(まじま)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 30代 |
CV | 松岡禎丞 |
電波塔事件や地下鉄での襲撃に加えて”サードリコリス殺害”まで、本編で起きた一連の事件を引き起こしたテロリストグループの一員かつアニメ1期でのラスボス的存在に君臨した男性です。
目的を達成するためなら手段を選ばらない“凶悪さや残忍さ”と”自身のこだわりに対する徹底的な執着心“を併せもつ性格であり、そのようなつかみどころの無さで千束までも大いに振り回しました。
ロボ太から「DAやリコリスの存在」を聞かされてから“リコリス狩り”を開始した上、ロボ太のハッキング能力や街中のモニターを利用しながらリコリスの存在を住人たちに暴露してしまいます。
そこまで実行した後も止まらず「リコリスから身を守る方法」と称して住人たちに拳銃をバラ撒いたことまで宣言したことでDAやリコリス達を戦慄させた上、大勢の住人たちを恐怖に陥れました。
さらに人質に取った吉松との協力関係まで結ぶ形で千束とたきな達を電波塔に誘き寄せては「千束との最終戦」に臨みます。
一時的には持ち前の強さや才能を活かした能力で千束を苦戦させますが、最終話で敗北した末に電波塔から転落したために死亡したものと思われたのも束の間…
数ヶ月後、全身に包帯を巻いた姿で再び街中に現れましたが、この時点でもDAからは真島の行方を掴まれていない様子です。
千束をも苦戦させた真島の並外れた才能や強さとは
真島もまた、アラン機関からの支援を受けた“アランチルドレンの1人“であり、千束とは大きく異なる才能で千束や他リコリス達を苦戦させた上、DAをも見事に欺きました。
真島には音を反響させることにより「聴覚だけで人や物の位置を把握できてしまう」という特殊な才能の持ち主であり、このような異能こそが最終戦の中で千束を大いに苦戦させました。
また、千束には一歩及ばないながらも射撃や格闘における戦闘能力も高めである上に作戦立案や指揮管理の能力も高かったため、大勢のテロリスト達を自分の手足のように従えてきたのです。
ロボ太(ろぼた)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
CV | 榊原優希 |
普段からロボットの被り物で素顔を隠してきた凄腕なハッカーです。
自身が”最強のハッカーであることへのこだわり”を強くもつ子供じみた幼い性格ですが、結果的にはウォールナット(クルミ)には一歩及ばない実力で終わっています。
吉松からの依頼で受けた「ウォールナットの抹殺」を皮切りに、姫蒲からの指示で真島に接近したことが災いして自宅にまで襲撃されますが、自らの提案を持ち出したことで最終的にはサイバー能力を駆使しての「真島のサポート役」に徹しました。
終盤では自ら乗っ取った電波塔をウォールナット(クルミ)に更に上書きされた上、警察にもバラされたことで逮捕されながら物語から退場しました。
それでも素顔は最後まで明かされていません。
ジン(じん)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
CV | 俊藤光利 |
非常に高い実力をもつベテランの暗殺者で「サイレント・ジン」の異名をもつ男性です。
本編より15年前の時代ではミカとコンビを組んだ上で数々の任務を着実にこなしてきました。
喫茶リコリコに来訪した依頼者(松下)をめぐる事件で始めは千束やたきなと敵対して戦いましたが、事件の解決と同時に和解してからはミカのことを気にかけながら“常連客”となって喫茶リコリコに何度も来店してくれるようになりました。
まとめ
今回は『リコリス・リコイル』アニメ1期に登場した人物相関図と共に、主なキャラクター達との関係性も紹介してみました。
リコリスの千束とたきなを中心に個性の強いキャラクター達と織りなす人間ドラマや白熱なアクションシーンを見事にブレンドさせた点が本作品の最大の魅力だと思われます。
アニメ終了後も舞台やイベント等で盛り上がり続ける中で発表された新作アニメ(2期か劇場版になる可能性が高いですね)では、更に魅力的な新キャラクターの登場にも期待できそうですね。
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