『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の人物相関図を作成しました。
各登場人物についてもキャラクター同士の関係性など一人ずつ解説しています。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の2年前の部隊となる『機動戦士ガンダムSEED』の世界は、『機動戦士ガンダムSEEDの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説』で紹介しています。本記事を読む前に、読んでいただくとより世界観が分かりやすくなりますよ!

機動戦士ガンダムSEED DESTINYの人物相関図

出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は『機動戦士ガンダムSEED』の続編となりますが、主人公がキラ・ヤマトからシン・アスカに変わります。
そして、シン・アスカはザフト軍のパイロットで、昔キラ・ヤマトに協力したアスラン・ザラを隊長としてアークエンジェル部隊と戦闘を繰り広げていきます。
途中で、キラ・ヤマトが中立軍として重畳したことで、人間関係が大きく変わります。
そんな、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の世界を魅力的にしてくれるキャラクター達を詳しく紹介します。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物・キャラクターの一覧を解説
シン・アスカ CV:鈴村健一
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
黒髪のサラサラな髪に、深紅の瞳を持つ「シン・アスカ」は、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』における主人公。
第2世代のコーディネーターであり、アスラン・ザラと同じく「SEED」という特別な資質を持っている男の子です。
その類まれな能力を戦闘に発揮し、ザフト軍ではエースパイロットとして活躍をします。
彼の両親と妹はオーブの戦闘に巻き込まれ、無残にも目の前で死を遂げてしまいます。
この出来事がシンを突き動かす行動原理となっており、またキラへの因縁へと発展していくのです。
シンは、ガンダムシリーズ史上1番といえるほど特殊なキャラクターでしょう。
なぜなら家族を失った悲しみから深いトラウマを抱え、PTSDという精神疾患を抱えているからです。
一方でその暗い過去自体が自身の原動力ともなっているため、戦闘中は主人公とは思えぬほど激情するような場面が多数登場。
強情で素直じゃない性格には年頃の少年さがあり好感を抱きますが、戦闘中のシンからは狂気すら感じます。

シン・アスカは、過去にとらわれすぎているから戦闘になると怖いよね。特にフリーダムガンダムとの戦闘になると、相手を倒すことだけにこだわるからもう戦闘マシンみたいに見えるよ。
レイ・ザ・バレル CV:関俊彦
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
キリっとした目つきに、白金の長髪が美しい「レイ・ザ・バレル 」。
一見すると女性っぽい外見をしていますが男性です。
ザフト軍の最新鋭戦闘母艦ミネルバに所属をしている赤服パイロットで、シンやルナマリアとは士官学校時代の同期ですが、彼らに比べてレイはひと際大人びた雰囲気を感じさせます。
彼は、ラウ・ル・クルーゼと同じく、ムウ・ラ・フラガの父親アル・ダ・フラガのクローンとして生み出された存在です。
そのため、自分やキラ・ヤマトのように人工的に作り出された存在に対し、自然の摂理からは逸脱したものとして否定的な考えを持っています。
そんな自分を普通の人間と同じように育ててくれたギルバート・デュランダルのことをとても敬愛しており、劇中では「ギル」という呼び名を使います。
同士であり友人としても親しいシンには戦闘方法などをアドバイスすることで、シンとキラが五角に戦えるよう強いサポート役ともなっているのです。

キラ・ヤマトが戦ったラウ・ル・クルーゼに似ているキャラクターだよね。やっぱり作られた完全体というのが本人気になるみたい。
ルナマリア・ホーク CV:坂本真綾
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
濃いピンク色の髪に可愛らしいルックス、そして二―ハイソックスという服装から男性ファンも多い「ルナマリア・ホーク」。
メイリン・ホークの実姉であり、コーディネーターの第2世代。
天真爛漫さが目立つ彼女ですが、シンと同じ赤服を着るエリートパイロットです。
エクステンデッドの1人であるステラともモビルスーツを使った互角の戦いを見せることからも、彼女の操縦士としての腕前は確かであることがわかります。
今作の才色兼備と言えるヒロインを確立しているキャラクターです。
ルナマリアはギルバートに焚きつけられ、途中より船内に合流したアスランへの不信感を募らせていきます。
船にいづらくなったアスランは逃亡を図るのですが、ルナマリアの妹メイリンの一緒だったことからひどくショックを受けるのでした。
しかし、このことをきっかけにしてシンとの距離が大きく縮まるので、結果オーライというべきでしょうか。

ルナマリアは、赤服でアスランと同じくらい自分の腕に自信を持っているよね。でも、アスランとシンとのトライアングルが怖いかも…。
ギルバート・デュランダル CV:池田秀一
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
黒くパーマがかった長髪に、鋭い赤い眼光を持つ「ギルバート・デュランダル」は、亡きパトリック・ザラに代わり、新しくプラントの最高評議会議長に就任。彼は表面上は平和主義を謳っており、プラントと地球連合軍の融和に導こうとしています。
その政治思想は、地球に住む人の支持を集める程でした。
平和を臨む彼の思想には嘘はないものの、それを実現させるやり方が過剰であったことで終盤キラとの対立を明確にします。
ギルバートは過去に遺伝子工学を研究していた立場にあり、遺伝子操作こそが人類の本質的幸福の末路という偏った考えを持っていました。そして、崇高な政治思想の裏で自らの考えを実現しようと暗躍をしていたのです。
ギルバートは常にシンの背中を守るような立ち位置にいますが、それはシンの特異的な遺伝子情報を手中に収めるための行動にすぎません。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のラスボスに位置づけられる存在です。
前作のラウ・ル・クルーゼのような悪人面でないことや、政治思想は1つの真実であることで、キラと対立関係にあるものの根っからの悪役というイメージではないかもしれません。

ギルバート・デュランダルは、政治家としてふさわしい人なのかもしれないけど考え方が行き過ぎていたね。もし、キラ・ヤマトの考えも受け入れていたらもっといい世界を作れたのに!
タリア・グラディス CV:小山茉美
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
金髪の髪に、前に突き出したえりあしが特徴的な「タリア・グラディス」。
ザフト軍の戦艦ミネルバの艦長を務めています。
そして一児の母親でもある彼女。
キラに追い詰めれる形となったギルバートをに添い遂げるため、崩落する要塞メサイアで最期を遂げます。
この際立ち去るキラに対して、男の子いるから会ってほしいとセリフを残しています。
実はこの子供は、ギルバート・デュランダルではなく別の男性との間にできた子供です。
2人が結ばれなかった理由としては、遺伝子配列上2人のあいだでは第3世代のコーディネーターを生むことができす、プラント上の法律規定に基づきそのような場合は婚姻できないとされていました。
しかし、タリアは子供を望んでいたためギルバートではなく、別の男性を選んだのだそうです。
また、劇中ではシンやレイなどの若いパイロットの上に立つ立場として組織をまとめる役に徹しており、軍人らしい描写も多くありました。

ダリアは、ギルバードとレイのお母さん的存在だったよね。まるで家族のように最後を遂げるし、彼女の本心はどこにあったんだろうね
ミーア・キャンベル CV:田中理恵
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
ピンク色の長髪に、アイドルらしい可愛げなコスチュームを身にまとっている「ミーア・キャンベル 」。
その外見はあの前作のヒロイン、ラクス・クラインに瓜二つです。
それもそのはず彼女はギルバート・デュランダルによって意図的に用意された影武者だったので、整形によってラクスそっくりになっていたのです。
ラクスの失踪後、政治的なプロパガンダの役割としてミーア・キャンベルはラクスの代わりに起用されていました。
ミーアはラクスの不在を悟られぬよう本人になりきりますが、一部ファンからは安っぽいアイドルと揶揄されており少しかわいそうな部分も否めません。
そんなミーアは性格としては、かなり大胆。
彼女は個人的にアスラン好意を抱き、なんとあろうことか夜這いを試みます。
しかし、これをそっけなくアスランにあしらわれ失敗に終わってしまうのでした。
彼女は最後死を遂げてしまい、物語を通してみても恵まれたキャラクターとは言えないのですが、作品の華として彩を与えてくれているという意味で重要な役を担っています。

ミーアは、ギルバートが用意したプラントの姫ラクスのそっくりさんなんだよ。でも、ラクス本人が正体をあらわにしたことにより用済みになるからかわいそう。
メイリン・ホーク CV:折笠富美子
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
色鮮やかな赤い色に、ツインテールでまとめた髪が特徴的な「メイリン・ホーク」。
普段はツインテールの彼女が髪をほどいて長髪姿を見せた時、そのあまりの大人っぽさに心を打たれたファンも多いのではないでしょうか。
ルナマリア・ホークの妹で、彼女もミネルバの管制官をしています。
メイリンは物語自体に大きな影響力を持つキャラクターではないものの、アスランの恋の行方を混戦させるメンバーの1人となりました。
序盤はそこまで目立つ存在ではないメイリンですが、ギルバートに命を狙われるアスランを自身の部屋でかくまって隠したり、後にアスランと一緒に逃亡劇を見せるたりすることで、急速に関係を縮めていきます。
そして、アスランとザフトを後にした彼女はキラ達の仲間に加わり、最後まで戦うことになるのです。

アスランに振り回されてる感あるけど、彼女自身が望んだことなんだよね。そして、いざとなるとルナマリアと同じく行動力は高いね。
イザーク・ジュール CV:関智一
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
綺麗に切りそろえられた銀髪にきりっとした目つきが特徴。
前作の『機動戦士ガンダムSEED』で地球連合軍とプラントの間に停戦条約が結ばれた後一度軍を退任しますが、のちにギルバートの好意で軍に復帰します。その後、一隊をまかされ指揮官となった彼は赤服から白服に昇格。
しかしながら、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、第2期・第3期とまったく出番がありません。
『機動戦士ガンダムSEED』からのファンからすると寂しいことではありますが、前作通り沈着冷静に物事を判断するクールさは健在です。
指揮官という立場から戦局が自分たちに向かないこと悟り、戦闘においてはもっぱら後方支援に出ます。
また、ギルバートを裏切らないにしても、彼の偽善的な好意にはきっぱり見切りをつけていくなど自らを一貫する姿勢はずっと持っているようです。
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