『機動戦士ガンダム-水星の魔女-』は2022年10月から放送中のTVシリーズ最新作の作品です。
本記事ではスレッタの姉妹やクローン説とは異なる“本当の正体”や「呪いから解放されるための方法」について考察していきます。
本作品の人物相関図は「ガンダム水星の魔女(第1クール)の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

スレッタ・マーキュリーとは

出典:あにこ便
スレッタは本編の主人公として登場した女の子です。
太い眉毛や褐色の肌が特徴的で、ファンや視聴者たちから「水星たぬき」や「タヌキちゃん」という愛称で大人気キャラへと昇格しました。
スレッタのプロフィール | 水星からアスティカシア学園へ編入
学籍番号 | LP041 |
学科・学年 | パイロット科2年 |
年齢 | 17歳(本編第1クール) |
出身地 | 水星 |
搭乗機体(MS) | エアリアル(本編第1クール) |
スレッタはガンダムエアリアルと共に水星からアスティカシア学園へと編入してきました。
水星では同世代の子供たちと接する機会が少なかった影響もあり、人と話すだけでも吃る癖や挙動不審になりやすいですが操縦の腕前は一流で、第1話の時点で学園一の強さとなる“ホルダー”の座に君臨します。
ただ、世間知らずな一面もあり“ミオリネの花婿“とされたり母親(プロスペラ)の目的を果たすための道具として使われてしまうなど、周囲のキャラクターたちに振り回されやすい主人公でもあります。
プロスペラの正体や目的については「【ガンダム水星の魔女】プロスペラの正体は母親 | 仮面の理由・復讐以外の目的を考察」の記事をご覧ください。

スレッタの声は声優「市ノ瀬加那さん」が担当

出典:アニメイトタイムズ
エリクトと同じく、スレッタの声も「シグマ・セブン」に所属している市ノ瀬加那さんが担当されています。
市ノ瀬さんは「第6回シグマ・セブン声優オーデション2015」に合格され、2016年に放送されたTVアニメ『アイカツスターズ!』の生徒役で声優デビューされました。
そして2018年1月に放送された『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のイチゴ役で初レギュラーを獲得されました。
市ノ瀬加那さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『ひげひろ』荻原沙優役
- 『聖女の魔力は万能です』アイラ(御園愛良)役
- 『境界戦機』紫々部シオン役
- 『あやかしトライアングル』花奏すず役
スレッタの正体がエリクトの姉妹や完全なクローンでない理由

出典:あにこ便
本編の第6話で繰り広げられたエラン戦の中で描かれた数々の場面で“エリクトのクローン説”が濃厚となりましたが、他アニメ作品や洋画などで見られるような完全なクローンとは言い切れません。
そこで、スレッタがエリクトの姉妹やクローンではない理由について考えてみます。
エリクトの姉妹である可能性が極めて低い理由
まず、スレッタとエリクトが姉妹ではない理由について挙げていきます。
プロローグの時系列とされたA.S.101の時代でエリクトは4歳の誕生日を迎えましたが、17歳のスレッタを主人公にしてストーリー展開している本編では21年後のA.S.122の時代が舞台となっています。
このような21年間という年月によりエリクトとスレッタの年齢が一致していないため、この2人が別人であると同時に姉妹でもないことが分かります。
それにはスレッタがエリクトの妹として誕生したという設定に対して、いくつもの矛盾が生じます。
まず、エルノラがエリクトに続く第二子を出産できる機会がなかったことが挙げられます。
エリクトとスレッタに共通している”太い眉毛”や”褐色の肌”は明らかに父親(ナディム)から遺伝して受け継がれたものです。
しかしプロローグでのエルノラの体型を見る限り、とても妊娠中とは思えないですし、何よりも妊娠中の身で搭乗者の身体に大きなGによる負担がかかるMS(ルブリス)のテストパイロットとして働くことはないはずです。
MS操縦時にかかる身体への負担は大人にとっても相当なものであり、まだ小さな子供や胎児が耐えきれるはずがありません。
また、仮に逃げ延びた水星で素敵な再婚相手と出会えて結ばれたとしても、あまりにも過酷すぎる環境の中で出産しようとは考えられない上、エアリアル開発やエリクトの生体データ化で忙しかったはずのエルノラにはそんな余裕もなかったと思います。
また、スレッタがナディム以外の男性の血を引いて生まれてきたのであれば、肌の色や眉毛の太さもエリクトやナディムと同じになるはずがありませんからね。
エリクトのクローン説における矛盾点とは
多くのファンたちから挙げられている”クローン説”が最も有力かと思われる一方、第5話のエランと比較することで、スレッタが完全なクローン体でない可能性も高まりました。
エランの場合は『ガンダムUC』のフロンタルと似たタイプのクローン体であることが判明した一方、エアリアルに搭乗した中で「スレッタは自分(エラン4号)とは違うこと」を実感しながら苦悩していました。
エランの身体にもGUND技術が組み込まれているわけですが、もしもスレッタも全く同じ製造方法で造られた存在であるなら、エランから”自分との大きな違い”を抱かれなかったはずですからね。
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