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【ガンダム水星の魔女】クワイエットゼロの目的と結果 | エアリアルがトリガーとされる理由

機動戦士ガンダム

『機動戦士ガンダム-水星の魔女-』は2022年10月から第1クールが放送されたTVシリーズ最新作の作品 で、2023年4月からは第2クールが放送中です。

本記事ではクワイエットゼロを起こす理由や目的を紹介しながら実現した後の結果を予想。
また、ガンダムエアリアルがそのためのトリガーに使われる理由について解説していきます。

本作品の人物相関図は「ガンダム水星の魔女(第1クール)の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

 

ガンダム水星の魔女(第1クール)の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説
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クワイエット・ゼロとは

クワイエット・ゼロとは、デリング総裁とプロスペラにより極秘裏に進められてきた大きな計画です。

この計画の概念は「世界の書き換え」であることがプロスペラから語られています。
さらに、この計画を実現することで「戦争のない世界に書き換えることが可能」とまで言われています。

 

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クワイエットゼロの概要

クワイエットゼロの内容に関しても第13話ラストや第14話冒頭にて、ミオリネプロスペラから聞かせられる形で明かされました。

データストームを利用してパーメットリンクを介したあらゆるシステムを制御する新機軸のネットワーク構想であり、その起動にはエアリアルをトリガーとする必要があるとされています。

第1クールまではデリング主体で進められてきたはずでしたが…
第12話でのプラントクエタ襲撃事件により昏睡状態となってしまったことで、第2クールではプロスペラからミオリネに託される形で続けられます。

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クワイエットゼロで変わるのは世界でなく人類?

“世界の書き換え”と聞いて『シンエヴァ』終盤で碇シンジが起こした「ネオンジェネシス」を真っ先に彷彿した人も多かったはずです。
しかし、本作品で起こされるクワイエットゼロは本当に世界そのものを変えてしまうわけでなく、あくまでも「人類を魂の入った”生体データ”に変えること」によって戦争のない世界に変えることが狙いと思われます。

そのため変えられるのはあくまでも「人類の形やあり方」であり、世界や宇宙に直接手を下すわけではないはずです。

 

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デリングとプラスペラがクワイエットゼロを極秘で進めた理由

仮にデリングの理想通りの世界に変わった場合は兵器そのものが価値を失うこととなり、これは御三家を始めとしたベネリットグループの傘下に入っている企業に対して多大な損害を与えることにも繋がります。
それは、これまで必死にMSや兵器を製造してきた企業からの反対や反感を買うどころか、プラントクエタ事件の時と同じように、再びデリング暗殺を目的としたテロ活動を引き起こすことにもつながりかねません。

そのため、この計画はデリング自身が主導権を握った上でプロスペラやノートレットと共に極秘裏に進めてきたわけです。

 

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計画の草案者はミオリネの母親(ノートレット)

さらに、計画の草案者がミオリネの母親・ノートレットであることも判明しました。
ノートレットからの発案に対して、デリングとプロスペラも共感および賛同した上で計画を開始および続けていたのです。

レンブラン夫妻を中心に進められた故、一人娘であるミオリネがプロスペラから託されるのも必然と言えますね。

ミオリネの能力や成長・母親の正体については「【ガンダム水星の魔女】ミオリネの能力・母親の正体 | 会社の新型ルブリス搭乗者も予想」の記事をご覧ください。

 

【ガンダム水星の魔女】ミオリネの能力・母親の正体 | 会社の新型ルブリス搭乗者も予想
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第2クール最終話付近でクワイエットゼロが実現される可能性は極めて高い?

まだ計画の全てが明かされきれていないものの、最終話付近あたりでほぼ確実に実現されてしまうと考えて良いでしょう。

第14話までの時点で「計画が89%にまで達していること」が明かされており、それは即ち「あと11%で実現が可能であること」を意味しています。

(本編の中では)比較的早いスピードで計画が進んでいるように見えますが、デリングと協同しながら進められてきたプロスペラにとっては「エアリアルのパーメットスコア」最も高い壁として立ち塞がっていたはずです。

しかし、第9話でのシャディク隊との集団戦闘中に話した「パーメットスコアのランクが6に達したこと」こそが、計画を89%にまで進められた要因だったと思います。

シャディクの強さや能力、目的については「【ガンダム水星の魔女】シャディクの声優・目的と新機体 | ニカやミオリネとの関係性」の記事をご覧ください。

 

【ガンダム水星の魔女】シャディクの声優・目的と新機体 | ニカやミオリネとの関係性
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デリングとプラスペラにおける目的の違い

「戦争のない世界に書き換える」という結果を生み出せることにより、協同で進めてきたデリングプロスペラですが、この2人は「計画を進めてきた目的」において大きなズレや違いも生じています。

 

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デリングの目的は戦争のない世界を作ること

デリングはクワイエットゼロを実現させることにより、MS(モビルスーツ)も含めた全ての兵器を掌握することで戦争のない平和な世界に作り変えること」を目的としていました。

さらに、第14話でのミオリネとプロスペラの会話で、デリングは「自分がになること」まで目論んでいるようです。
ガンダム世界で神と言われてもピンとこない面もありますが、クワイエットゼロの実行により全人類の魂を“生体データ”に変化させた上で「自分の意のままに制御しながら管理していくこと」を望んでいるものと思われます。

2話での審問会でもミオリネに対して自らを”王”と称していましたが、計画が実行された後もデリング主体で進められた場合には、まさに「全人類の生体データを意のままに扱える神」になれる可能性も高いですね。

デリングの死亡や年齢などについては「【ガンダム水星の魔女】デリングの死亡と年齢 | 娘(ミオリネ)の会社経営を容認した理由」の記事をご覧ください。

 

【ガンダム水星の魔女】デリングの死亡と年齢 | 娘(ミオリネ)の会社経営を容認した理由
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プロスペラの目的は娘(エリクト)の幸せと魂の解放?

同じ計画を進めてきたものの、プロスペラの目的はデリングとは大きく異なります。
第14話でベルメリアに対して語っていましたが、プロスペラはクワイエットゼロを起こすことで「自分の娘(エリクト)を幸せにする」というものです。

ただ、一口に”娘の幸せ”と言われても、何がエリクトにとっての幸せなのかピンと来ない人の方が多いと思います。
この辺についても軽く予想したいみたいところですが、母親であるプロスペラの視点で考える娘の幸せとは「エリクトをエアリアルの機体内から解放させて自由に生き続けさせる」というものでは、ないでしょうか?

プロローグで襲撃されたヴァナディース機関から逃げ延びたものの、辿り着いた先の水星での悪環境により生身で生き続けることが困難となったエリクトは魂または生体データという形でエアリアルの機体内に入れられたはずです。
第14話でのソフィ戦で「エリクトがエアリアルだった説」が確定されたものの、死に際のソフィから見えていたエリクトの表情はプロローグの時とは違い、幸せそうな笑顔ではありませんでした。

自分たち親子や宇宙全体で起きている事情による関係性も大きいとはいえ、今のエリクトはエアリアルの中でしか生き続けられず、まさに「ゆりかごに閉じ込められている状態」です。
とはいえ、本編の状況の中で単にエリクトだけを解放させられたとしても、また21年前の頃と同じように戦争や襲撃に巻き込まれる危険性も高いのです。

これらの予想や予測も含めた上で、プロスペラはデリングが目的としている「戦争も兵器もない世界」に変えた後の段階エリクトをエアリアルから解放させる算段を模索しているのかもしれません。

プロスペラの正体や目的については「【ガンダム水星の魔女】プロスペラの正体は母親 | 仮面の理由・復讐以外の目的を考察」の記事をご覧ください。

 

【ガンダム水星の魔女】プロスペラの正体は母親 | 仮面の理由・復讐以外の目的を考察
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ガンダムエアリアルが計画のトリガーに使われる理由

計画の実現において、プロスペラは「エアリアルをトリガーに使うこと」まで話していましたが、その理由についても考察してみたいと思います。

 

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エアリアルがパーメットスコア・シックスに達したため

プロスペラがエアリアルをトリガーとして使おうと考えている理由には「パーメットスコアのランク」が大きく関わっています。

パーメットとは本作品の舞台で使用されている架空の元素が存在し、この元素を利用することでMSや艦船を起動および移動させています。
さらに応用する形で本作品の重要な要素である“GUND技術”や”GUNDフォーマット”さらに“ガンビットの操作”などにも利用されています。

そのパーメットには“スコア”と呼ばれるランク分けもされており、MS搭乗者の身体に流入して良いのは基本的にはスコア3までとされています。
自分の意思でパーメットスコア4に上げることも可能ですが、そこまで上げた場合、生身の人間にかかる負担も倍増してしまうのです。
スコアを上げてMS性能を引き上げる代償として、ソフィやナディムのように自分自身が苦しめられることとなり、最悪な場合には搭乗者を死亡させてしまう危険性もあります。
このような事情もあって、GUND技術を施されて高い操縦能力を誇るソフィやノレア、エラン(強化人士の方)も無理した場合でもスコア4までが限界だったのです。

しかし、そのような現状の中でもプロスペラは計画の実行には「パーメットスコアが7に達することも必要」と言っており、その目標に最も近づいているのが、スレッタが搭乗しているエアリアルです。
第9話でのシャディク隊との集団戦闘中、スレッタからの話や呼びかけに応じたエリクト達が反応する形で、これまでとは違う“青い輝き”を放ちながら「パーメットスコア6」に達しました。

この集団戦闘は学園外にも中継として配信されており、この戦闘を自室で観ていたプロスペラが流した涙には「エリクト(エアリアル)の成長」以上に自分たちの計画や目的に更に近づけたことへの嬉しさを表していたものと思われます。

第2クールの後半や終盤でエアリアルのパーメットスコアが本当に7にまで達した時、これまでの赤(4まで)や紫(5)、そして青(6)とはまた違う色の輝きを放つのか、はたまたエヴァ擬似進化形態などのように全身で輝きを放つ姿になるのか…
その辺にも注目していきたいところですね。

スレッタの本当の正体については「【ガンダム水星の魔女】スレッタの正体は姉妹やクローンではない理由 | 呪いから解放される方法も考察」の記事をご覧ください。

 

【ガンダム水星の魔女】スレッタの正体はエリクトのクローン体 | 最終話で死亡せずに背負った呪い
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エアリアルからエリクトを解放させることにも関係している?

エアリアルがトリガーとされる理由にはパーメットスコアのランク(数値)とは、また別の重要な目的もあるはずです。

この辺は第2クールから流れている新ED映像のようにエリクトの魂や生体データスレッタの身体に移させること」によって、計画実行後にエリクトスレッタの肉体をもつ形で生き続けさせるためではないでしょうか?
仮にエアリアルから解放された場合も、その後に自分の意思で行動できるための身体がなければ何もできなくなってしまいますからね…。

エリクトとスレッタの別人説やエアリアルについては「【ガンダム水星の魔女】エアリアルの正体はエリクト? | スレッタとの別人説が確定した理由」の記事をご覧ください。

 

【ガンダム水星の魔女】エアリアルの正体はエリクト | 死因・最後にスレッタと迎える結末とは
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クワイエットゼロ実現後に起きる結果を考察

最後はクワイエットゼロを実現させた後に起きるであろう結果世界が変わった後の光景について予想してみます。

 

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クワイエットゼロを実現させた後は完全な生体データ社会になる?

本当にクワイエットゼロが実現されて全人類の神が人体から生体データに変化させられた場合は、文字通り人が存在しない世界(管理者などを除く)」となるはずです。
これはあくまでも「デリングの目的として果たされた場合」であり、プロスペラの方の目的(エリクトの解放と復活)の方で果たされた場合はまた異なる結果や光景に変わるのではないでしょうか?

デリングの方で果たされた場合は旧エヴァでゼーレにより果たされた「人類補完計画」に近くなり、サードインパクト勃発後に似た世界や光景に変わるものと思われます。
しかし、死亡していた妻(ノートレット)の魂を生体データを保管していた場合にはGUND技術をもった新たな肉体に移植する形で復活させた上での再会も果たせるかもしれません。

それに対して、プロスペラにより果たされた場合はエリクトの魂を解放する代償としてスレッタの意思や思念が奪われる可能性もあります。
また、彼女以外の人類が生体データに変えられた場合、今度はエリクトの方が孤立させられる形となります。
そのため、プロスペラは計画の実現においてはエリクトだけでなく、ガンビット各機に搭載された魂も解放することで「エリクト達に生体データの管理をさせながら生き続けさせる」のではないでしょうか。
しかし、プロスペラ(エルノラ)の目的や到着点はそこで終わらず、エリクト達を解放できた後には更なる研究も進めた上で21年前(プロローグ)に死別させられた夫(ナディム)や仲間たちの魂や生体データ作成および復元もした上で「夫や仲間たちとの再会も考えているかもしれません。

 

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生体データ化された人類が再び”人間”に戻ることはほぼ不可能に近い

旧エヴァで起きた人類補完ではLCL化した人類も「各自で戻りたい意思があれば”人の形”に戻れること」とは違い、クワイエットゼロで生体データ化された人類は戻りたい意思があった場合でも“人の形に戻ること”は永久的に不可能になると思われます。

デリングとプロスペラ、どちらの目的や結果として実現された場合でも「魂および生体データ」という形状に変えられる上、神となった者(デリングまたはプロスペラかエリクト)により管理されている以上は、自分の意思で動くこと自体が困難なはずですからね…。

 

まとめ

今回はデリングプロスペラが進めてきた「クワイエットゼロ」を起こす理由や目的を紹介しながら、エアリアルがそのためのトリガーに使われる理由について解説してみました。

第12話でのプラントクエタ襲撃が原因で、デリングが重症および昏睡状態が続く現在ではプラスペラの方の目的や結果でミオリネに起こさせる形で実現されるものと予想しています。

確かに「戦争や兵器のない世界に変えられること」は、とても魅力的な計画のように見えますが…
それは即ち地球も宇宙もひっくるめる形で多くの人類の形や人生までも犠牲にしてしまうことも意味するはずです。
そのため予想した結果に終わり、エリクトをエアリアルやガンダムの呪いから解放できたとしても、エリクトやミオリネ、そしてプロスペラが本当に幸せになれるのか否か、かなり疑問に感じてしまう面もありますよね…。

   

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この記事を書いた人

アニメ・漫画を始めとしたネタバレやキャラクターの考察記事をメインに執筆しております。
ここ最近ではライトノベル関連も担当するようになり、過去に視聴していた作品のリピートをしながら人気作品の新作展開にも関心を持っています。

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