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【ムーンガンダム】主人公(ユッタ)の能力や機体がミネバやアムロを成長させる | 最後の結末も考察

機動戦士ガンダム

『機動戦士ムーンガンダム』は月刊ガンダムエースで連載中の人気漫画作品です。
新たな宇宙世紀シリーズ作品として『ガンダムZZ』〜『逆襲のシャア』の間の時代を舞台に、新たな戦争が展開されています。

本記事では、主人公ユッタの性格や機体(MS)紹介。
さらに、ミネバやアムロを成長させる要因となった能力や行動、最後に迎える結末についても考察していきます。

本作品の人物相関図は「機動戦士ムーンガンダムの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
 

機動戦士ムーンガンダムの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説
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ユッタ・カーシムとは

【ムーンガンダム】主人公(ユッタ)の能力や機体がミネバやアムロを成長させる|最後の結末も考察

(機動戦士ムーンガンダム第1巻 福井晴敏・虎哉孝征/角川コミックスエース)

ユッタは『ガンダムZZ』アニメ本編(14話と15話、39〜41話)で忘れられたコロニーとして登場した、ムーン・ムーンで生まれ育った光族の少年です。

 

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ユッタのプロフィール

年齢 15歳
家族構成 祖父(カレル)、母(カーリナ)、父(クレト)
アメリア
アメリア

父(クレト)はユッタがまだ幼少期の頃(15話の回想シーン)に、病で倒れて死亡しました。

クレトとカーリナの子供として生まれたユッタは、13歳を迎えた時(1話)に“成人の儀式”として、サキ達と共に初めてムーン・ムーンの外側で広がる宇宙を見ました。
この時点で自分たちが暮らしているムーン・ムーンも1つのコロニーでしかないことを教えられます。
それから15歳に成長後、コロニーに流れ着いたガンダムヘッドとの出会いと共鳴が、ユッタの人生を大きく変えていきます。

2人の友人(クガナとマウノ)と共に戦士隊の大人たちと共に宇宙に出た中でミネバやアゴス、リュース達との出会いや衝突を経た後には、ミネバが保護されているラーギルスに同乗して地球(首都ラサ)に向かいます。

ラーギルスに配属されてからは支給された制服を着用しますが、まだ正式な軍人になったわけでないため、階級まではつけられていません。

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ユッタの性格 | アムロやカミーユよりもジュドー寄りなタイプ

ユッタは元気で無鉄砲な性格で、ムーン・ムーンでは禁止とされている機械への好奇心も旺盛なキャラクターです。

1話目の時点で機械塔の高い層まで登ってしまう上、初めてノーマルスーツを着て出た宇宙でもマウノを助けるために後先考えず飛び出してしまいましたからね…。

これらの元気な性格や無鉄砲な行動を見ていると『ガンダムUC』のバナージがアムロやカミーユ寄りだったのに対し、ユッタは『ガンダムZZ』のジュドー寄りなタイプの主人公と言えますね。

 

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ユッタの声は声優「古屋亜南さん」が担当

ゲームアプリ『ガンダムU.C.E(エンゲージ)』でユッタの声を担当している声優は「クレイジーボックス」に所属している古屋亜南さんです。

古屋さんは日本ナレーション演技研究所を卒業後に声優デビューを果たされました。
アニメだけでなく、先輩声優さんとのコラボ動画もYoutubeで配信されています。

古屋亜南さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。

  1. 『魔法科高校の劣等生』男子生徒役
  2. 『フットサルボーイズ!!!!!』???役

出演作品はまだ少ないですが、デビューしたばかりの時点でガンダム作品の主役に抜擢される程の実力を持っています。
今後はユッタ役を機に、出演作品も更に増えていくはずです。

 

ユッタの能力や機体(ムーンガンダム)がミネバやアムロを成長させる

【ムーンガンダム】主人公(ユッタ)の能力や機体がミネバやアムロを成長させる|最後の結末も考察

(機動戦士ムーンガンダム第2巻 福井晴敏・虎哉孝征/角川コミックスエース)

ガンダムシリーズ作品において、新たな主人公が旧作から登場してきたキャラクター達(シャアやアムロ、ブライト等)から色々と学んでいく展開や内容が普通とされてきました。

しかし、ユッタの場合はただ教えられるだけではなく、自身の能力や行動、そして機体性能によって、ミネバやアムロを成長させる立ち位置にもなっています。

 

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ユッタとの共鳴や行動がミネバを成長させていく

ユッタもまた、これまでの主人公に負けない早さで自身の中にあるニュータイプ能力を覚醒させては、一度共鳴しただけでミネバが漂流している方角をすぐに把握してしまいます。
この直後に出会ったアゴスが充てもなくバルギルで飛びながら捜していた点と比べるだけでも、ユッタの中に眠っていたニュータイプ能力が初期の段階から優れていることが分かります。

さらに、ユッタとの共鳴や出会い、行動のおかげでミネバも大きく成長できたように感じます。
本作品のミネバはまだ13歳であり『ガンダムUC』で見せていたような気品や威厳はまだ持ち合わせていませんでした。
どちらかと言うと、まだ頼りない少女の印象が強いです。

そのため、ユッタとの共鳴や出会いがあったからこそ、自ら率先してムーン・ムーンでの争いを止めるための行動も起こせたはずです。

ラーギルス艦内で”ジオンの罪業”を巡っての口論はミネバにとっても辛かったと思いますが、これらの経験や出来事もまた、ミネバを大きく成長させていくのではないでしょうか?
そもそも、5話でユッタが発見してくれていなかったとしたら、ミネバは誰からも見つけてもらえぬまま宇宙の中で死亡していた上、後の『ガンダムUC』本編にすら登場できないまま終わっていたはずですからね。

そう考えると、ユッタはミネバを成長させるどころか「命の恩人」だったとも言えますよね。

 

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νガンダムのフィン・ファンネルはユッタの機体を参考に作られた

本作品の時代で、アムロは既にνガンダムの開発を考案していたものの、まだ実現には至れていませんでした。

そんな中、ユッタとの戦中やラーギルスをリュース達から逃げさせようと奮起した後、ユッタの乗るムーンガンダムのサイコプレートの形や性能に驚きます。
さらに、ムーンガンダムのサイコプレートを見ながら「鰭(フィン)みたいなファンネル」と言いながらも「使えそうだな」と感心していました。

これらの展開や経緯によりνガンダムのフィン・ファンネルは、ムーンガンダムのサイコプレートを参考にして作られたこと」が判明しました。

間接的ではあったものの、ユッタが見せたムーンガンダム機体性能がアムロに対してνガンダム用のファンネルを構築させるキッカケ」を作ったわけですね。

 

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ユッタとサラサによる奇跡をアムロも1年後に起こした

【ムーンガンダム】主人公(ユッタ)の能力や機体がミネバやアムロを成長させる|最後の結末も考察

(機動戦士ムーンガンダム第7巻 福井晴敏・虎哉孝征/角川コミックスエース)

サイコフレームの光による“奇跡”を初めて起こしたのはアムロではなく、実はユッタとサラサであったことが33話で判明しました。

リュース率いるネオジオンの大型戦艦グワーシャからの砲撃を受けるラーギルスを逃げさせようと、アムロが自分の機体(リック・ディジェ)で強引に押しながら逃げさせようとしますが、全く効果がありませんでした。

この状況を救ったのはアムロではなく“サラサの祈り””ユッタのサイコミュ能力”そして“ムーンガンダム(サイコプレート)の性能”であり、この奇跡的な出来事はアムロにとって大きな教訓となったはずです。
(リック・ディジェにはνガンダムと違ってサイコフレームが搭載されていなかったために、光も奇跡も起こせなかったのです)

この経験もあったからこそ、後のνガンダムにサイコフレームを搭載させた上で『逆襲のシャア』ラスト場面では落下するアクシズを見事に止めて見せました。
あのラスト場面でのアムロの行動は単なる闇雲だったわけではなく、過去に見せられた「ユッタの起こした奇跡がキッカケとなっていたわけです。

 

ユッタが迎える最後の結末を考察

【ムーンガンダム】主人公(ユッタ)の能力や機体がミネバやアムロを成長させる|最後の結末も考察

(機動戦士ムーンガンダム第1巻 福井晴敏・虎哉孝征/角川コミックスエース)

ここではユッタが最後に迎える結末について、最終話で迎えそうな展開も含めた上で考察してみます。

 

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最終話まで死亡せずムーン・ムーン戦士隊の長になる可能性が高い

ユッタは最終話まで死亡することなく、最後にはリュースにも勝利した上で「ムーン・ムーン戦士隊のの座に君臨する可能性が高いと思います。

7巻目からの旅立ちを機に、外の世界を多く見ていくことになりますが、やがてミネバやサフィラ達と一緒に降りる地球も含めて、それらはユッタを色々な意味で成長させてくれるはずです。

これらの世界や多くの知識も得た上でムーン・ムーンに戻り、今後は他所のコロニーとの交流や貿易も始めながら、少しずつ自分のコロニーを繁栄させていきそうです。
しかし、そのような発展を始めた場合、最終話以降もリュース達のようなネオジオンを始め、クロスボーンバンガード(ガンダムF91)やザンスカール帝国(Vガンダム)に似たような組織からの侵入も覚悟しなければなりません。

そのため、今後はユッタが長として戦士隊を率いると同時に、ムーンガンダムも使いながら迎撃体勢を取ることでムーン・ムーンを守っていく人生に変わりそうな気がします。

 

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ユッタが最終的に結ばれる恋人候補はサキ

ミネバともそれなりにいい雰囲気になりましたが、それでも”立場の違い”や”ジオンの罪業”が大きな壁となってしまっており、ユッタとミネバは最終的に結ばれないまま別れて終わると思います。
(もしも、この2人が恋人同士として結ばれていたなら『ガンダムUC』でもミネバやマリーダと一緒に登場および行動していたはずですからね)

そんなユッタが最終的に結ばれる恋人候補とは、やはり幼馴染であるサキの可能性が高いです。
そのサキもストーリー後半や終盤で、自分やユッタを庇って死ぬ可能性の高いサラサの後を継ぐ形で“光族の長”になる展開も考えられます。

3巻で死亡したカレル(お爺)に続き、今後の展開次第ではサラサやリナートまで死亡する可能性もゼロとは言えません。
そうなると、これまでムーン・ムーンをまとめてきた者たちが一斉にいなくなってしまい、コロニー自体を新たな世代が中心となって守らなければいけなくなります。

これらの予想も含めて、最終話やそれ以降は新たに“戦士隊の長”になったユッタ“光族の長”を継いだサキが中心となってコロニーを守る中で、この2人も結ばれそうな予感がします。

 

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最終話までの展開でシャアやジュドーとの接触にも期待

8巻までの展開でミネバやアムロとの出会いを果たしたユッタですが、まだ出会っていない旧作のキャラクター達はたくさんいます。

そんなユッタが今後の展開で出会う可能性が高いのが、シャアジュドーです。
7巻の時点で既にサザビーを完成間近にまで作り上げたシャアもストーリー後半や終盤では自ら宇宙に上がっては、アムロやユッタの前に立ちはだかりそうな予感もしています。

さらに、ジュドーにおいても『ガンダムZZ』本編で訪れた時に、ムーン・ムーンを「良い場所だ」と褒めていた上「今度は妹(リィナ)も連れてきてやりたい」とまで言っていました。
アニメ最終話ラストでルー・ルカと共に木星へ旅立ったものの『ムーンガンダム』の時代では、ジュドー達の旅立ちから3年もの年月が経過しています。
この3年間の中で、ジュドー自身が木星を出て地球に戻ろうとする中、その寄り道として再びムーン・ムーンに訪れてくる可能性もあり得ます。

そんな中でユッタとジュドーによる出会いと共闘」という熱い展開にも期待したいですよね。

 

ユッタの機体「ムーンガンダム」の性能や特徴

【ムーンガンダム】主人公(ユッタ)の能力や機体がミネバやアムロを成長させる|最後の結末も考察

(機動戦士ムーンガンダム第2巻 福井晴敏・虎哉孝征/角川コミックスエース)

ここでは、ユッタの機体となった「ムーンガンダム」の機体スペックや、これまでの主役機との大きな違いについて紹介していきます。

 

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他シリーズ作品の主役機たちとの大きな違い

これまでのシリーズ作品では、普通にガンダム1機が登場しては、アムロを始めとした主人公たちがそのまま乗り込んで戦い始めてきました。
しかし本作品のムーンガンダムは、これまでの常識を破るような”大きな違い”を出しながら登場したのです。

ネオジオンの強化人間アゴスの専用機バルギルを本体とし、損傷させられた本体にガンダムヘッド(サイコガンダムMk-Ⅳ Gドアーズ)を取り付けたことで出来上がった機体(MS)なのです。
しかも、この「ムーンガンダム」という正式な機体名もユッタではなく、21話で接触してきたリュースによって、やっと名付けられました。

 

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「ムーンガンダム」の機体スペックを紹介

バルギルも含めた形で、ムーンガンダムの機体スペックを簡単に紹介していきます。

型式番号 AMS-123X
分類 ニュータイプ専用試作機
全高 20.9m(バルギル)
21.7m(ムーンガンダム)
全備重量 57.6t(バルギル)
51.8m(ムーンガンダム)
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,240kw
装甲材質 ガンダニウム合金
開発組織 ネオジオン
所属する母艦 アタラント3(バルギル)→ラーギルス(ムーンガンダム)
搭乗者 アゴス(バルギル)
ユッタ(ムーンガンダム)
武装(バルギル) ・グレネードランチャー
・ロングライフル
・ビームトマホーク
・バタフライエッジ
・ファンネル
武装(ムーンガンダム) ・ロングライフル
・頭部バルカン砲
・サイコプレート

バルギル自体サザビーの試作機として生産された機体であるため、主な武装もサザビーやヤクトドーガと共通しています。
ただし、ファンネルの形状は前世代のキュベレイ(ハマーン機やプル機)に搭載されていたものに近いです。

ムーンガンダムに改修されてからは、背部のサイコプレートが主な武装となりますが、ユッタはこれを槍のように投げて攻撃したり防御用のシールドにもしたりと、これまでのパイロット達とは大きく違う使い方をしてきました。
このサイコプレートも元々はサイコフレームを利用した遠隔操作兵器の一種として作られたものであり、33話での奇跡を起こせたのもサイコフレームがユッタのニュータイプ能力に反応してくれたおかげだったのです。

 

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機体カラーの塗り直しはガンダムMk-Ⅱのオマージュ?

【ムーンガンダム】主人公(ユッタ)の能力や機体がミネバやアムロを成長させる|最後の結末も考察

(機動戦士ムーンガンダム第5巻 福井晴敏・虎哉孝征/角川コミックスエース)

リュースにより正式名称が決められた後には、アタラント3の者たちによる“機体カラーの塗り直しもされました。
これは、おそらく『Zガンダム』前半の主役機として登場したガンダムMk-Ⅱのオマージュと考えて間違いないでしょう。
(ムーンガンダムの頭部であるサイコガンダムもティターズカラーとして設定されていましたからね)

これまでは全身パープルでティターズカラーを彷彿させていたムーンガンダムが、白色の頭部や両腕と両脚、そして胴体もブルー系に塗り直されたことで、23話目でやっと「主人公のガンダムらしいカラーリング」に変わったわけです。

私的には塗り直す前の全身ダークなカラーの方が好みでしたが…
白色に変えられるのもまた、主役機としての宿命なのですね。

 

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ムーンガンダムの元ネタはZザク?

ムーンガンダムの元ネタは、おそらく『ガンダムZZ』12話だけに登場したZザクと思われます。

マシュマーが乗るハンマ・ハンマからの攻撃を喰らったZガンダムが頭部のみ撃墜されたことにより、ジュドーたちが拾ってきたザクの頭部をイーノが応急処置と称してZガンダム本体にザクの頭部を取り付けただけの機体です。

しかし単にZザクを真似しただけでなく、ムーンガンダムにおいては「逆転の発想」が成されました。
Zザクがジオン製MS(ザク)の頭部と連邦MS(Zガンダム)の本体という組み合わせだったのに対して、ムーンガンダムは頭部と本体の組み合わせ真逆となったわけです。

この辺の発想に対しても、原作者さんたちのセンスに感服させられますが…
昔では、このような発想や組み合わせによる機体が主人公専用のガンダムとして登場するなんて、予想すらできなかったですよね。

 

まとめ

今回は主人公ユッタの性格や能力を、ミネバやアムロとの関係性も交える形で紹介しました。
さらに、ユッタが迎える最後の結末についても考察してみました。

生まれてからムーン・ムーンしか知らずに生きてきたユッタですが、ミネバやアムロとの出会いは確実に彼を成長させてくれたはずですし、今後の展開で行くであろう地球でも更に多くの出会いや経験を重ねていくと思います。

本作品が連載開始されたばかりの頃はユッタ自身の死亡フラグなどを考えてしまうこともありましたが、今では生きてムーン・ムーンに戻ると同時に、サキや皆と再び平和で幸せな暮らしを取り戻してほしいと願うばかりですね。

本作品のネタバレ詳細は【機動戦士ムーンガンダム】原作の全巻ネタバレ解説 | 最後の結末はどうなる?」の記事を参照ください。

 

【機動戦士ムーンガンダム】原作の全巻ネタバレ解説 | 最後の結末はどうなる?
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この記事を書いた人

アニメ・漫画を始めとしたネタバレやキャラクターの考察記事をメインに執筆しております。
ここ最近ではライトノベル関連も担当するようになり、過去に視聴していた作品のリピートをしながら人気作品の新作展開にも関心を持っています。

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