『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』は宇宙世紀を舞台とした新たなシリーズ作品として月刊ガンダムエースで連載されていた小説作品です。
原作の完結後にはOVAやTVシリーズとして、アニメ化も果たしました。
本記事では、アンジェロの過去を辿りながら「フロンタルに心酔した理由」を紹介。
さらにアニメ本編で最後に見せた表情の意味と強化人間説や”その後”についても迫ります。
本作品の人物相関図は「機動戦士ガンダムUCの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

アンジェロ・ザウパーとは

出典:テレビアニメ「機動戦士ガンダムUC RE:0096」公式サイト
アンジェロはネオジオン(袖付き)で親衛隊の隊長を務めるパイロットであり、上官のフロンタルに心酔している点も大きな特徴です。
アンジェロのプロフィール
生年月日 | U.C.0077 |
年齢 | 19歳 |
階級 | 中尉(エピソード0)→大尉(ガンダムUC本編) |
搭乗機体(MS) | ギラドーガ(エピソード0) ギラズール ローゼン・ズール |
アンジェロはサイド3の都市グローブで両親と幸せに暮らしてきましたが、その幸せも後に起きる“グローブ事件”によって引き裂かれてしまいました。
それから数年後にフロンタルと出会ったことがキッカケで“袖付きの親衛隊隊長”となり戦うことになります。
ちなみに『ガンダムUC』本編で連れていた2人の部下(セルジとキュアロン)も、アンジェロが入隊した時から共に戦い続けてきました。
アンジェロの性格 | 冷静さと情緒不安定な性質を併せもつ
アンジェロは基本的に冷静な性格ですが、上官であるフロンタルに魅入られていることが災いして“情緒不安定な性質”も併せ持っています。
特に、バナージに対して見せた「強い憎悪や嫉妬心」は半端なく、それはフロンタルが自分でなくバナージにばかり強い興味矢関心を抱き続けることへの悔しさや屈辱感から来ています。
アンジェロの声は声優「柿原徹也さん」が担当

出典:アニメイトタイムズ
アンジェロの声を担当している声優は「Zynchro」に所属している柿原徹也さんです。
高校の社会実習として幼稚園の先生を経験した中で、アニメキャラの声真似をしたことで子供たちが言うことを聞いてくれるようになったことがキッカケで声優の仕事を志すようになりました。
柿原徹也さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『天元突破グレンラガン』シモン役
- 『アオペラ』四方ルカ役
- 『弱虫ペダル』東堂尽八役
- 『FAIRY TAIL』ナツ役
アンジェロの過去 | フロンタルに心酔した理由とは
アンジェロには、あまりにも残酷な形で両親と引き離されてしまう壮絶な過去がありました。
さらに、その過去がキッカケでフロンタルとの出会いを果たしたのです。
グローブ事件の最中に精神崩壊を起こしてしまう
グローブ事件とは、一年戦争終結直後の時代にサイド3の都市グローブにて、占領政策に不満を抱いた連邦兵たちによって起こされた虐殺行為です。
アンジェロの父親も連邦兵たちの手で虐殺されてしまいます。
さらに、母親も兵士たちからの性的暴行を受けてしまい、その状況を目の当たりにしたことで精神崩壊を起こしてしまったのです。
アンジェロ自身も義父からの暴行で男娼となる
母親はグローブ事件後に再婚を果たしたものの、今度はアンジェロが義父からの性的暴行を受けてしまいます。
そのような生活に耐えきれず家を出たアンジェロですが、特に行く宛もなくスラム街へ流れ着いた後からはアンジェロ自身が男娼として生きるようになります。
フロンタルとの出会いで袖付き(ネオジオン)に入隊した
男娼として生き続ける中で堕ちていくアンジェロでしたが、彼を尋ねてきたフロンタルと出会い、助けられました。
解放されたアンジェロは、そのままフロンタルに連れていかれる形で袖付き(ネオジオン)に入隊して、MSパイロットとなったのです。
ここまで辿ってみると、壮絶な過去や自身を救ってくれた者の部下として働き始めた点においては、マリーダとも共通していますよね。
マリーダのラプラス宣言やバナージ達との関係性については「【機動戦士ガンダムUC】マリーダの正体と過去 | 人気の理由・死亡時の名言の意味とは?
」の記事を参照ください。

フロンタルの強さに魅入られながら心酔していく
袖付き(ネオジオン)に入隊してからも自分を救ってくれたフロンタルには感謝しているものの、それでもアンジェロ自身にはまだ腑に落ちないことがありました。
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