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【ガンダムUC】ミネバの声優・演説の意味 | 封印やバナージとの結婚についても考察

機動戦士ガンダム

『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』は宇宙世紀を舞台とした新たなシリーズ作品として月刊ガンダムエースで連載されていた小説作品です。
原作の完結後にはOVAとTVシリーズとして、アニメ化も果たしました。

本記事では、ミネバの声優や生い立ちについて紹介。
さらに『ガンダムUC』最終話での演説(ラプラス宣言)の意味や効果、そしてバナージとの結婚について考察してみます。

本作品の人物相関図は「機動戦士ガンダムUCの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

 

機動戦士ガンダムUCの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説
機動戦士ガンダムUCに登場するキャラクター達の人物相関図を作成しました。各登場人物・キャラクターを一覧形式でそれぞれの解説も行っています。

 

目次

ミネバ・ラオ・ザビとは

【機動戦士ガンダムUC】ミネバの声優・演説の意味|封印やバナージとの結婚についても考察

出典:テレビアニメ「機動戦士ガンダムUC RE:0096」公式サイト

ミネバは『ガンダムUC』でメインヒロインとして登場した女性キャラクターであり、金髪ショートと美しい顔立ちが美しい少女です。
本作品のストーリー初期では自分の正体や身分を隠すために「オードリー・バーン」という偽名を使っていました。

実はザビ家最後の生き残りである上、ザビ家の中では唯一ニュータイプ能力も持っています。
さらに登場してきた作品数の多さも、シャアやアムロにも負けていません。

 

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ミネバのプロフィール

年齢 16歳(ガンダムUC)→17歳(ガンダムNT)
生年月日 U.C.0079 9月2日
家族構成 父(ドズル)、母(ゼナ)

ミネバは“ザビ家の子”として一年戦争の真っ最中に生まれてきた影響もあり、乳児期から波瀾万丈な人生を過ごしてきました。

まだ赤ん坊だった頃に父親(ドズル)の手で母親(ゼナ)と共に陥落するソロモンから脱出させられます。
さらに一年戦争が終盤に入り、ジオンの敗北が決定的となった際にシャアの采配でアクシズへと逃げ延びます。
辿り着いたアクシズでは「ザビ家最後の血統」である故に兵士たちからも象徴として見られた上、ハマーンにより「ジオンの新たな君主」として教育されていきます。

そして8歳に成長した頃にはグリプス戦役が勃発し、ハマーンも途中からアクシズを率いて参戦した中、ミネバ自身もシャア(クワトロ)やカミーユ、シロッコ達の前に担ぎ出されてしまいます。
そして『Zガンダム』最終話でのハマーンとの決戦後、シャアにより連れ出された後は一時的にスウィートウォーターに匿わられていました。
そこで再びシャアと別れた後にジンネマンと出会い、ガランシェール隊と共に行動していたようです。

第一次ネオジオン戦争で登場したミネバは、ハマーンによって用意された影武者(偽物)でしかなく、そのことは『ガンダムZZ』最終話で判明しました。

本物のミネバはアタラント3のリセ船長やガランシェール隊と共に行動した末、パラオでフロンタルと出会いますが、やがては「ラプラスの箱」を巡って意見が合わなくなり、単身でインダストリア7に向かっては自身で箱を手に入れて戦争を止めようと懸命に動いていきます。

 

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ミネバの性格 | ザビ家の威厳と年相応な少女らしさを併せ持つ

ミネバの容姿はゼナ似ですが、性格面においては生粋の武人であったドズルの威厳や強さがしっかりと受け継がれています。

『ガンダムUC』本編中でも、力強く凛々しい表情で“ザビ家としての威厳”を見せつけては、兵士や大人の男性たちをも圧倒していました。

しかし、そのような威厳や強さと同時に、まだ10代という年相応な少女らしい一面も見せています。
バナージと一緒にインダストリア7の街中を見た時やホットドックの美味しさに感動した時の表情は、ザビ家としてでなく、まさに普通の少女でしたからね。

 

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ミネバの声は声優「藤村歩さん」が担当

『ガンダムUC』と『ガンダムNT』でミネバの声を担当している声優は「賢プロダクション」に所属している藤村歩さんです。

藤村さんは幼少期から『美少女戦士セーラームーン』が大好きだったことがアニメの世界に入るキッカケとなったそうです。
そして2004年に発売されたPS2用ゲーム『幻想水滸伝Ⅳ』のフレデリカ役で声優デビューを果たしました。

2019年4月1日の発表により、現在は諸般の事情で無期限休業とされております。

藤村歩さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。

  1. 『絶対可憐チルドレン』梅枝ナオミ役
  2. 『会長はメイド様!』鮎沢美咲役
  3. 『イナズマイレブンGO』影山輝役
  4. 『HUNTER×HUNTER』ネフェルピトー役

 

他作品でミネバの声を担当した声優さん方も紹介

ミネバはシャアやアムロとは違い、ミネバ自身の年齢や登場作品によって声優が変わってきた点も大きな特徴です。
ここでは藤村さん以外にミネバの声を担当されてきた声優さん方も簡単に紹介しておきます。

年齢と登場作品 声優さんの氏名
8歳(Zガンダム)
影武者(ガンダムZZ)
伊藤美紀さん
Zガンダム劇場版 平本亜夢さん
13歳(ムーンガンダム) 宮下早紀さん
アメリア
アメリア

宮下さんが演じている『ムーンガンダム』のミネバは、ゲームアプリ「ガンダムU.C.E(エンゲージ)」内での出演です。

 

ミネバのニュータイプ能力はユッタとの出会いで覚醒した

【機動戦士ガンダムUC】ミネバの声優・演説の意味|封印やバナージとの結婚についても考察

(機動戦士ムーンガンダム第2巻 福井晴敏・虎哉孝征/角川コミックスエース)

ザビ家の中では唯一ニュータイプ能力を持つミネバですが、その能力を本格的に覚醒させてくれたのは、シャアやバナージではなく、実は『ムーンガンダム』の主人公ユッタであることが判明しました。

 

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ユッタとの共鳴によりミネバのニュータイプ能力が覚醒していく

まだ8歳だった頃にもミネバ自身にあるニュータイプ能力の片鱗を見せた場面が『Zガンダム』本編でありましたが、本格的に覚醒した時期とは13歳に成長して「ユッタとの共鳴」を果たした時と思われます。

『ムーンガンダム』5話で1人だけで宙域に放り出されてしまった時に死をも覚悟した中、ユッタの叫び声が聞こえてきます。
その声に反応したミネバもユッタに呼びかけながら彼のいる方向へと向かっていく中で共鳴し合うのです。
その時はまだ心の触れ合いでしかなかったものの、その共感の後、ユッタから自分のいる方角を見つけてもらい、アゴス達と協力する形で救ってもらえたのです。

『ガンダムUC』OVA版の5話でもガルダから飛び降りた際に心の中でバナージに呼びかけては自分の居場所を見つけてもらっていました。
このような他者との共鳴「ユッタとの出会いと共鳴を経験したからこそ得られた能力であり、自身の能力とバナージへの信頼があったからこそ出来た行動でもあったわけですね。

ユッタの能力や・搭乗機体(MS)、ミネバやアムロとの関係性については「【ムーンガンダム】主人公(ユッタ)の能力や機体がミネバやアムロを成長させる|最後の結末も考察」の記事を参照ください。

 

【ムーンガンダム】主人公(ユッタ)の能力や機体がミネバやアムロを成長させる | 最後の結末も考察
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ミネバのニュータイプ能力はフロンタルとの決別にも役立ってくれた

ミネバのニュータイプ能力はフロンタルとの決別においても役立っていた印象もあります。
確かに「シャアの再来」とまで言われたフロンタルのもつ能力やカリスマ性に縋ることもありましたが、ミネバ自身は出会った時からフロンタルに対する疑念も抱いていたようです。
このような疑念は自分の思いに加えて、ミネバ自身のニュータイプ能力が彼女の心に忠告するような形呼びかけていたのではないでしょうか?

やがて、その疑念が『ガンダムUC』OVA版6話で確信へと変わり、バナージやマリーダ達の協力も得たことで、フロンタルとの決別も果たせたわけですね。

ミネバとフロンタルが出会う場面は『ガンダムUC』前日譚のコミック作品で見られます。

 

ミネバの演説の意味と影響力 | 最終話で何を伝えたかったのか

【機動戦士ガンダムUC】ミネバの声優・演説の意味|封印やバナージとの結婚についても考察

出典:テレビアニメ「機動戦士ガンダムUC RE:0096」公式サイト

『ガンダムUC』最終話ラストでミネバが語っていた「ラプラス宣言」の意味、そしてミネバ自身が人類に対して何を伝えたかったのか考察していきます。

 

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ラプラスの箱の正体はミネバにとって通過点でしかない

ミネバは最終話で自身の正体と本名を明かした上で、大勢の人類に向けて「ラプラス宣言」を行いました。
その演説でラプラスの箱の正体も暴露してしまいますが、ミネバにとって箱や自分の正体とは、あくまでも通過点に過ぎなかったのです。

箱において本当に重要だったのはオリジナルの石碑に書かれていた一文であり、ミネバはその石碑の一文に対して「地球連邦とスペースノイドが今後どのように動いていくべきなのか?ということでした。

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ミネバが人類に伝えたかったのは「自己の自立」と「協力し合う姿勢」

オリジナルの石碑に記されていた一文とはスペースノイドの権利保障が約束された内容」であり、ミネバはこの一文から「今後は地球とスペースノイドがお互いに協力し合っていく必要があること」を全人類に伝えたかったのです。

さらに、これまではミネバを”ジオンの権力やシンボル的な存在”として崇拝してきた者たちに対しても「1人1人が自分(ミネバ)のような象徴なしでも自立しながら生きていけること」を願っていたのです。
このように人が自立しながら生きていくことが「地球と宇宙の協力関係を築くことに繋がっていく」と判断したためでしょう。

 

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ミネバのラプラス宣言による影響力が表れるのは4年後以降

かなり長い時間にわたって語られていたラプラス宣言ですが、この時の影響力非常に小さなものでした。

しかしユニコーン本編から4年後(U.C.0100)の時代になると、スペースノイドの大多数が戦争への興味を失っていることが世に示されたことで「ジオン公国の自治権放棄が始まります。
これはジオン公国が地球連邦に吸収される形で合併されることになりますが、これもまた地球と宇宙の者たちが解り合うためには必要な措置と見なされたのでしょう。

このやり方に納得しきれていないスペースノイドも残ってはいるものの、それでもミネバの演説による影響力や効果少しずつ表れ始めた時期とも言えますね。
しかし、ミネバの演説により戦争や争いが完全に消えたわけではありません。
その後の時代に進んでからもクロスボーンバンガードやザンスカール帝国などの新たな勢力にによって、再び戦争を起こされてしまうのは皮肉としか言えませんよね。

 

ミネバのその後 | サイコフレーム封印の手段を取った理由

『ガンダムUC』最終話以降のミネバの人生や居場所を紹介しながら、自身の目的である「サイコフレームの封印」という手段を取った理由や難しさについて考察してみます。

 

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ラプラス事変後はミネバ一派の主としてユニコーンガンダムの封印を続けていた

ラプラス事変や演説が終了した後には、連邦との共同で「サイコフレームの研究を封印する協定」を結びました。
ユニコーンを隠しながら封印し続けていたのも、この機体のもつフルサイコフレームや人智を超えた能力を危険視していたためです。

この時期にはメガラニカ内にあるビスト邸に身を隠していますが、単に機体を見張っていただけではありません。
自分と同じく身を隠していたバナージやジンネマン達により結成されていた「ミネバ一派」の主として、フェネクスの動向も追っていたのです。

ユニコーンやバンシィと違い、フェネクスの確保にまでは至れませんでしたが、それでも同じジオン出身のモナハンの手に渡ることは何とか防げました。

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ミネバがユニコーンを解体せず封印した理由を考察

ここでは、ミネバがユニコーンを解体せず封印という手段を取った理由」について考察してみます。

ラプラス事変の終結や連邦との締結後、表向きでは解体したことにされていたユニコーンですが、実際には解体までされておらず『ガンダムNT』本編では拘束される程度の封印しかなされていませんでした。

ユニコーンに搭載されているフルサイコフレームを危険視するのであれば、封印などでなく完全に破壊して消滅させることも考えたはずです。
それでも拘束だけに留めていたのには「フェネクス」「モナハン外務大臣」が大きく関わっていたように感じます。

 

封印と言いながら必要性も捨てきれていない

ミネバはモナハンの手にフェネクスが渡ることを防ぐためにバナージ達を出撃させていましたが、ガランシェールJr.に搭載されている機体(MS)に問題があります。
ユニコーンと同じサイコフレームが搭載されているフェネクス相手では、いくらバナージでもシルヴァ・バレト1機だけで捕獲や撃墜するのは無理だったはずです。

さらにモナハンもまだ生きており『ガンダムNT』以降の時代になってからも、ジオン再興のための新たな戦争を引き起こす可能性も高いです。
そのような事態も危惧したことにより、ミネバ自身も口では「封印」と言いながらも、心のどこかでは「また必要になる時も来るはず…」と感じているのかもしれません。
これらの思いはミネバの中にあるニュータイプ能力が呼びかけているようでもあり、彼女自身もまだ完全に割り切れていない印象もあります。

 

ユニコーンは解体そのものが危険かつ不可能と判断された可能性も高い

ミネバが封印の手段を取ったのには、フェネクスやモナハン関係だけでなく「ユニコーンは解体そのものが危険かつ不可能」と判断した可能性も高いです。

ミネバ達にとってもフルサイコフレームの能力や性能にはまだ未知な点も多く、危険だからと焦って解体しようものなら新たな惨事やトラブルが起きかねないという不安もあるのでしょう。

 

太陽系に飛ばして消滅させる方法にも高い危険性が伴う

ユニコーンの封印において「解体が不可能ならば太陽系に飛ばして消滅させてしまえば良いのでは?」と考えるファンや視聴者も多かったそうですが、ユニコーンの場合はその方法にも大きな危険が伴います。

確かに『ガンダムW EW』のように無人の輸送艦に搬入した直後、太陽系に飛ばして燃やすことが最もシンプルかつ効率的な方法かもしれません。
しかし『ガンダムUC』本編よりも前の時期となるU.C.0094 6月15日には、フロンタル達による「シナンジュ強奪事件」を起こされています。

もしもミネバが安易にこの方法を取った場合には、モナハンにその情報をキャッチされて当時の強奪事件と同じように、無人の輸送艦を襲撃される形でユニコーンを奪われてしまう危険性がとても高いのです。

ここまで少し長くなってしまいましたが、2018年に新作として発表された『ガンダムUC2(仮)』では、ミネバ達が抱えている「サイコフレームの封印」という難問を成し遂げられたことに触れられる点にも注目していきたいですね。

 

ミネバがバナージと結婚できる時期を考察

【機動戦士ガンダムUC】ミネバの声優・演説の意味|封印やバナージとの結婚についても考察

出典:テレビアニメ「機動戦士ガンダムUC RE:0096」公式サイト

『ガンダムUC』での出会いや戦争で深まったバナージとミネバの関係性ですが、この2人が本当に結ばれて結婚できる時期を考察してみます。

 

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ミネバがバナージの結婚は早くても『ガンダムUC』ラストから4年後以降

ラプラス事変を終結させられた後もミネバにはユニコーンの封印だけでなく「ザビ家の生き残り」という重い立場が残されています。

しかしユニコーン本編から5年後の時代になると「ジオン公国の自治権放棄」によって、ミネバ自身もザビ家という家柄や立場から解放されるはずです。

このように解放された後はミネバも本当の意味で“普通の少女”になれるわけであり、これまでは自身で無縁と決めつけてきた恋愛などもしていけるようになるわけです。

これにより、ミネバがバナージと結婚できるのは、本編よりも4年後以降…U.C.0100以降の時代と考えられますよね。

 

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お互いの立場によりミネバはバナージの結婚式は極秘裏に開かれる可能性が高い

もしも先の考察が当たり、ミネバとバナージが結婚できたとしても、結婚そのものが公に公表されることはないと思います。

いくらミネバがザビ家の重責や立場から解放されたとしても、バナージの方にも家や立場上の問題が生じてしまいます。
バナージもビスト家の血を引く者であり、本来ならば、その業を背負っていかなければならない身です。
(その辺は異母兄であるアルベルトが引き継いでくれるとは思いますが…)

お互いの身分や立場上による事情も完全に消えるわけではないため、ミネバとバナージの結婚式は2人と親しい者たち(タクヤやジンネマン達)だけしか知り得ない中で極秘裏に開かれるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回はミネバの生い立ちや性格を始め、ミネバ自身にあるニュータイプ能力や演説の意味について紹介しました。
さらにラプラス事変後に自身に課した「サイコフレーム封印」が難しい理由や、バナージと結婚できそうな時期についても考察してみました。

ザビ家に生まれた宿命や重責により、辛い人生を歩まされてきたミネバですが本編の中で垣間見せてきた”普通の少女らしさ”とのギャップもまた、多くのファン達から支持され続けている要素とも言えますね。

   

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この記事を書いた人

アニメ・漫画を始めとしたネタバレやキャラクターの考察記事をメインに執筆しております。
ここ最近ではライトノベル関連も担当するようになり、過去に視聴していた作品のリピートをしながら人気作品の新作展開にも関心を持っています。

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