影山飛雄は、『ハイキュー!!』のもう1人の主人公です。
バレーの才能に恵まれ、中学時代から天才的なセッターとして注目を集めていました。
常にストイックな姿勢でプレーをしますが、それが裏目となりチームメイトと決裂。
独裁的なプレイをするところから皮肉で”コート上の王様”と呼ばれるようになってしまいます。
ですが、烏野高校に入学してからは仲間ができ、徐々に成長していくようになります。
この記事では、そんな影山飛雄の性格や得意技などについて紹介していきます。
目次
影山飛雄とは
影山飛雄は“コート上の王様”という異名を持ち、誰よりもストイックにバレーをプレイしています。
青みがかった黒い瞳と黒髪、鋭いつり目が特徴で、烏野高校の1年セッターです。
中学時代は、バレーの強豪・北川第一に在籍しており、3年の大会で日向翔陽と出会っていました。
影山はこの大会で準決勝まで進みますが、普段の無茶な指示が災いしてチームメイトがトスを無視。
ベンチに下がるよう命令されます。
実は、”コート上の王様”という異名はバレーが上手だからではなく、自己中心的なプレイをしているからつけられていました。
学力の問題でバレーの名門校・白鳥沢学園に入学できませんでしたが、かつての強豪・烏野高校に入学。
そこで、中学時代の大会で出会った日向と再会します。
日向とはよくいがみ合い、プライドの高さから喧嘩もしていました。
ですが、少しずつ互いに認め合い、後に『変人速攻』を生み出すまでに成長します。
影山飛雄のプロフィール
クラス | 烏野高校1年3組 |
ポジション | セッター |
誕生日 | 12月22日 |
身長 | 180.6 cm → 181.9 cm |
体重 | 66.3 kg |
最高到達点 | 335 cm |
好物 | ポークカレー温卵乗せ |
CV | 石川界人 |
影山飛雄の性格
影山飛雄は、非常にストイックな性格です。
中学時代、相手のブロックをかわそうと必死になり、誰も取れないほどのトスを上げていました。
そして、準決勝では上げたトスを全員が無視するように。
それがトラウマになっており、月島とはじめて練習試合をしたときには、”コート上の王様”と煽られて怒っていました。
烏野に入学してからも、多少は自己中心的なプレイが見られました。
後に、青葉城西戦でふたたび”コート上の王様”になりかけていたとき、同じチームでセッターの菅原と交代。
この交代を経験してから、チームメイトとより打ち解けるようになっていきます。
また、顧問からは「プライドは高いが、バレーの上達に貪欲なところがある」と評価されており、努力家な面も見せています。
かつて”コート上の王様”と言われていた影山が、チームメイトと信頼関係を築き、スパイカーが打ちやすいトスを上げるように成長しました。
最強コンビの誕生
中学時代の大会のときから、日向翔陽の身体能力に注目する影山。
烏野高校に入学した影山は、その日向と出会います。
ですが、入部初日から日向と喧嘩になり、主将の澤村から練習を禁止されてしまいます。
入部の許可を求めて、影山と日向は先輩と新入生を相手に3対3の試合をすることに。
最初は苦戦しましたが、このとき日向は「どんなボールだって打つ。トスを持ってこい」と言いました。
その後、影山は日向と協力して『変人速攻』を編み出します。
こうして影山と日向はコンビとして名を挙げていきます。
影山飛雄の声優は「石川界人」さん
石川界人さんは、東京都出身でステイラック所属の声優です。
もともとはプロ・フィットに所属していましたが、その事務所の業務停止が発表されたことで、ステイラックに移籍しました。
高校生のころに声優を志し、自分の声質と被っていないプロフィット系列の養成所に入所したそうです。
第8回の声優アワードでは、新人男優賞を受賞しました。
石川界人さんの代表作として、以下のような作品が挙げられます。
- 『ワンパンマン』ジェノス
- 『盾の勇者の成り上がり』岩谷尚文
- 『カッコウの許嫁』海野凪
影山飛雄の得意技
影山飛雄は及川から天才と称されるほど卓越したバレーのセンスを見せます。
そのため、作中ではセッターでありながらサーブやブロック、スパイクもこなしていました。
ここでは、そんな影山の得意な技を紹介していきます。
常人離れしたトス
影山は、セッターとしての技術力が優れています。
特に、日向の身体能力を活かした『変人速攻』は影山でなくては真似するのは困難だと言われています。
スパイカーが打ちやすいところで止まるトスを上げられるのも特徴です。
その止まるトスのおかげで、日向の力を最大限に引き出せるようになりました。
他の高校の選手からも、セッターとしての実力が認められており、トスは影山のもっとも優れている技術だと言えます。
威力のある”殺人サーブ”
次に紹介する影山の得意技は、通称“殺人サーブ”です。
最初のころはコントロールがいまいちでしたが、練習を重ねたことで必殺のサーブに進化。
非常に鋭く相手コートに刺さるサーブで、威力も十分です。
作中では何回もサービスエースを取っていました。
おそらく、サーブの技術においては烏野高校で1、2を争うほどの技量があると思われます。
月島と並ぶ「強壁二枚」
次は影山のブロック能力についてです。
影山は、月島と「強壁二枚」と呼ばれるほど烏野高校にとって防御の要となっています。
全国で五本の指に入るエース”尾白アラン”のアタックをひとりで止めたため、全国クラスのブロッカーとも言えるでしょう。
ちなみに、サーブとブロックは及川のプレイを見て覚えたそうで、恐ろしいほどの才能だと分かりますね。
しかも、常に向上心を胸に練習を重ねているため、プロ入り後でも活躍しています。
春高での活躍と卒業後
影山飛雄の春高での活躍
影山は、春高をきっかけに急成長を遂げます。
もともと影山はセッターとしての実力が高く、1年でスタメンに出られるほどです。
しかし、かつて”コート上の王様”と呼ばれたように、まだチームメイトと完璧に打ち解けてはいませんでした。
そんな影山は春高に出場したことで覚醒します。
その結果、スパイカーにとって最善のトスを上げられるようになりました。
また、烏野高校のみんなを信頼し、「うちのスパイカーはちゃんとみんな強い、ですよね?」と発破をかけるようになります。
このように、影山は仲間を思いやるようになり、3年が卒業してからも烏野高校を全国の舞台に連れていけるほど成長しました。
影山は卒業後、シュヴァイデンアドラーズに所属する
影山飛雄は高校を卒業後にVリーグに進出。
シュヴァイデンアドラーズに所属し、日向よりも一足先に日本代表にも選出されました。
その後、10代から異例の活躍を見せます。
そうして、ブラジルからの修行が終わった日向と出会い、試合をすることに。
白熱する試合を繰り広げた後は、中学時代のチームメイト金田一・国見に出会います。
そこで、影山は「年を取ってからも、また一緒にバレーをしよう」と言います。
かつて”コート上の王様”と揶揄された影山の姿はそこにはなく、楽しそうに笑い合っていました。
まとめ
この記事では、影山飛雄の性格や得意技、プロ入り後のようすについて解説しました。
影山は、『ハイキュー!!』のもう一人の主人公です。
中学時代、上手いながらも独善的なプレイをしたことで”コート上の王様”と呼ばれるようになりました。
その結果、上げたトスをチームメイトから無視され、ベンチに下げられる経験があります。
烏野高校に入学してからは、日向とコンビで戦うようになり、チームと協力するようになります。
そして、試合に出た影山は得意技のサーブやトス、ブロックでチームに貢献。
協調性を得て、さらに成長していきました。
まだ『ハイキュー!!』を読んでいない方は、その活躍をぜひ見てください。
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