ウイングスパイカーはバレーボールにおいて攻撃の要です。
このポジションは、アウトサイドヒッターやサイドアタッカーとも呼ばれており、チームの得点源として重要な役割を担っています。
この記事では、ポジションがウイングスパイカーの登場人物を紹介し、上手さをランキング形式で解説していきます。
ちなみに、セッター組の記事については別でまとめてあるため、ぜひそちらもご覧ください!
目次
ウイングスパイカーとは
バレーボールにおけるウイングスパイカーの役割
バレーボールにおいて、ウイングスパイカーの主な役割は得点を入れることです。
ウイングスパイカーはレフト側でスパイクを打つことが多いですが、これは右利きの選手が多いからです。
チームの重要な得点源であるため、通常のスパイク以外にもバックアタックなど多彩な攻撃パターンで点を入れることもあります。
また、得点することでチームのテンションを上げて活気づかせる役割も担っています。
そのためウイングスパイカーはチームの大黒柱のような存在と言えます。
さらに、ウイングスパイカーはブロックにも参加します。
ブロックに参加することで、相手スパイカーがボールを打つコースが読みやすくなるからです。
ボールの来る位置がわかればレシーブしやすくなるため、味方のディフェンスにとってウイングスパイカーのブロックは非常に重要だと分かります。
ウイングスパイカーに求められる能力
肩の強さと身長、ジャンプ力
ウイングスパイカーにとって必要な能力は、肩の強さと高い打点です。
肩の強さは、強力なスパイクを打つときに必要です。
また、身長とジャンプ力は高い位置からスパイクを打てるため、ブロックをかわしやすい利点があります。
バレーボールにおいて、身長が高い選手の方が有利です。
実際の試合でも、高身長の選手の方が活躍する機会は多いです。
しかし、上記の能力をすべて満たしてなくても活躍はできます。
小さくてもジャンプ力があればカバーできます。
また、肩の力が他の選手と比べて強くなくとも、スパイクを打ち分けることができれば得点が可能になります。
メンタルの強さ
この『メンタルの強さ』は、ウイングスパイカーにとって最も必要な能力です。
自分のスパイクが相手ブロックに阻まれても、決して諦めることなく打ち抜いてやろうという姿勢が重要です。
止められたとしても「次こそはスパイクを決めてやる!」という強気な考え方が必要になります。
身長やジャンプ力といった身体的な資質は補える場合がありますが、精神的な部分はすぐには補えません。
どんなときでも挫けず攻められることが、ウイングスパイカーにとって必要な能力です。
ウイングスパイカーの一覧
烏野高校
澤村大地
クラス | 烏野高校3年4組 |
身長 | 176.8cm → 176.7cm |
最高到達点 | 310cm |
澤村大地は烏野高校の3年生です。
普段は温厚な性格で面倒見がいいですが、部員の指導のときには厳しくなります。
スパイクの威力よりもレシーブの守備力に定評があります。
実際に作中では澤村のおかげで烏野の守備面で隙がなくなり、他のチームからは「澤村がいなければ勝ててた」と言われていました。
スパイクの技術は東峰に軍配が上がりますが、レシーブの実力は澤村の方が高いです。
また、チームメンバーから尊敬されており、個性豊かな部員たちをまとめるなど、チームの精神的支柱の役割を担っています。
澤村大地について以下の記事で紹介しています。
東峰旭
クラス | 烏野高校3年3組 |
身長 | 184.7 → 186.4cm |
最高到達点 | 330cm |
東峰旭は烏野高校の3年生です。
髭が生えており、体格が厳ついため怖がられることがあります。
実際には気弱な一面を持ち、過去にはスパイクをブロックで阻まれたことでバレー部から逃げ出したことがありました。
烏野の中では月島蛍の次に身長が高く、物語開始の時点で186.4cmもあります。
烏野のエースであり、チームの中で一番のパワーを誇ります。
そのパワーは中学時代から備えており、『西光台の東峰』と呼ばれていました。
強烈なスパイクを打てるだけではなく、インターハイ予選後に会得したジャンプサーブも得意としています。
抜群の威力を持ちますが、精度はやや影山に劣ります。
過去に挫折を経験しましたが、現在ではブロックを恐れなくなり積極的にスパイクを打つようになりました。
パワーと優れた体格があり、精神面では弱さを克服したため、エースに相応しいウイングスパイカーと言えるでしょう。
東峰旭については以下の記事で紹介しています。
田中龍之介
クラス | 烏野高校2年1組 |
身長 | 177.2cm → 178.2cm |
最高到達点 | 322cm |
田中龍之介は烏野高校の2年生です。
坊主頭で口調が荒く強面。
そんな特徴とは裏腹に、義理堅い性格で人のいいお調子者の一面を見せます。
二年生の中ではパワーがあるものの、東峰旭の方がスパイクの威力が高いです。
また、レシーブといった守備力では澤村に軍配が上がります。
田中はクロスよりもネット側に打つ『インナースパイク』と、サイドライン上を狙って打つ『ストレート』を打ち分ける技量がありますが、特筆すべき身体的特徴は持ちません。
しかし、田中は安定感のあるプレイができ、鋼鉄のようなメンタルを持ちます。
チームが劣勢だったり、自分だけが狙われてレシーブミスをしたりするときでも威勢よく声を上げ、チームを引っ張っていくことは田中にしかできません。
田中は切り込み隊長のような役割であり、烏野全体の士気を上げる重要な存在です。
特に、プレッシャーに潰されそうだった日向に対して「コートのこっち側は全員味方」という発言から、チームを精神的に影から支えることに長けていることがわかります。
そのため、ウイングスパイカーとしての資質を十分に持っていると言えます。
縁下力
クラス | 烏野高校2年4組 |
身長 | 175.4cm→176.1cm |
最高到達点 | 305cm |
縁下力は烏野高校の2年生です。
攻めと守りをそつなくこなせるオールラウンダーですが、特筆する技能は持ちません。
スタメンに入ることは少なく、あまり目立ってはいません。
しかし、澤村が負傷して代わりに出場することになったときには、誰よりもボールを拾おうするなど、粘り強いプレイで実力を発揮しました。
さらに、チームに的確なアドバイスを送れるほど観察眼に優れています。
木下久志
クラス | 烏野高校2年2組 |
身長 | 174.7cm→175.8cm |
最高到達点 | 295cm |
木下久志は烏野高校の2年生です。
烏養監督が復帰した際、練習の厳しさに耐え切れずバレー部から離れた経験があります。
実力としては並みですが、控えから仲間を支えています。
音駒高校
海信行
クラス | 音駒高校3年4組 |
身長 | 176.5cm |
最高到達点 | 309cm |
海信行は音駒高校の3年生であり、音駒バレー部の副主将。
烏野高校の日向からは「濃い坊主頭の人」と呼ばれています。
控え目で温厚な性格、安定したプレイでチームを支えています。
突出した能力がない代わりに、レシーブ技術は音駒でリベロの夜久に次ぐレベルです。
春高では、調子が良かった影山のサーブを完璧にレシーブしていました。
性格やプレイスタイルから、澤村に似た選手だとわかります。
山本猛虎
クラス | 音駒高校2年1組 |
身長 | 176.7cm |
最高到達点 | 322cm |
山本猛虎は音駒高校の2年生です。
モヒカン頭が特徴で、気性の荒い性格が特徴。
そのため、夜久たち3年生にたしなめられることがあります。
烏野の田中とはポジションと性格が似ており、最初は張り合っていましたが、練習試合後は互いをライバルだと認識していました。
音駒のエースであり、音駒でも一二を争うほどのスパイクの威力を誇ります。
単純な攻撃力はリエーフの方が高いと言われています。
ですが、猛虎はリエーフに対して「守備もろくにできない奴はエースと呼ばない」と言っているため、守備能力は猛虎の方が高いと分かります。
福永招平
クラス | 音駒高校2年2組 |
身長 | 178.3cm |
最高到達点 | 315cm |
福永招平は音駒高校の2年生です。
猫背で猫っぽい目が特徴。
基本は無口ですがお笑い好きな性格です。
音駒高校の選手らしく、秀でたレシーブの能力を持っています。
スパイクの打ち分けも得意としており、冷静にスパイクを打てます。
青葉城西高校
岩泉一
クラス | 青葉城西高校3年5組 |
身長 | 179.3cm |
最高到達点 | 327cm |
岩泉一は青葉城西高校3年生であり、副主将です。
青葉城西バレー部の中でもパワー系スパイカーでエース。
一見ガラが悪いように思われますが、芯の通った男前な性格です。
ここぞというときにスパイクを決めるため、チームの士気を高める役割を担っています。
及川徹とは小学生からの幼馴染であり、長い間いっしょにバレーをしてきました。
そのため及川と岩泉の関係は『阿吽の呼吸』と呼ばれており、及川のトスと岩泉のスパイクは見物です。
及川はスパイカーの実力を100%引き出せるトスを上げられるため、岩泉は非常に優れた攻撃力を持っています。
また、及川が挫折しそうなとき、岩泉は叱咤激励を送って及川を成長に導くなど、チームのエースとして仲間を励ますこともあります。
実力やチームを支える働きなど、ウイングスパイカーとして重要な能力を持っていると言えるでしょう。
花巻貴大
クラス | 青葉城西高校3年3組 |
身長 | 184.7cm |
最高到達点 | 327cm |
花巻貴大は青葉城西高校の3年生。
ピンクがかった茶髪が特徴です。
烏野高校との練習試合から登場しており、IH予選で再登場しました。
及川からはマッキーと呼ばれています。
強豪・青葉城西の選手であるため、及川の代わりにトスを上げたり、守りが薄い場所にボールが落ちそうになっても岩泉と連係してフォローしたりするなど、実力はかなり高いです。
国見英
クラス | 青葉城西高校1年6組 |
身長 | 182.8cm |
最高到達点 | 320cm |
国見英は青葉城西高校の1年生です。
青みがかったセンター分けの黒髪と垂れ目が特徴。
中学時代は北川第一に通っており、影山の元チームメイト。
その影山とはあまり相性が良くありません。
それは、国見が「燃費良く、効率良く、常に冷静」という考えをもとに動いており、体力を温存しようとするからです。
常に全力で戦う影山と仲が良くなかったのは、それが原因です。
しかし、この考え方のおかげで、試合後半には体力が減ったチームメイトの代わりに活躍できるようになります。
実際に、烏野高校と試合をしたときには、国見が体力を温存したおかげで青葉城西は県予選を勝ちました。
無気力そうな国見に対して影山は「お前上手いのに」と言ったり、1年生から青葉城西のレギュラーになったりしているため、素の実力は高いと言えるでしょう。
伊達工業高校
小原豊
クラス | 伊達工業2年B組 |
身長 | 186.2cm |
最高到達点 | 83.1kg |
小原豊は伊達工業の2年生です。
質実剛健という言葉が似合う伊達工業において渋さがある選手。
青根高伸や二口賢治といった選手に囲まれているせいか、影が薄いところがあります。
女川太郎
クラス | 伊達工業2年C組 |
身長 | 175.2cm |
最高到達点 | 61.5kg |
女川太郎は伊達工業高校の2年生です。
他のチームメイトからは「パンタロン」と呼ばれています。
春高予選からレギュラーになりました。
試合での描写は少ないですが、実力が確認できそうなシーンがあります。
それは春高での青葉城西戦です。
女川はサーブのレベルが全体的に高い青葉城西のボールをレシーブしていました。
二口賢治
クラス | 伊達工業2年A組 |
身長 | 184.2cm |
最高到達点 | 71.5kg |
二口賢治は伊達工業の2年生です。
前髪を右分けにした爽やかな顔立ちが特徴。
お調子者な性格で、東峰がブロックに怯まずスパイクを打ってくる様子を見て「もっと心折れろよ」と言うなど、少々性格に難があるようです。
ですが、仲間思いな一面があり、引退する先輩たちともっとたくさんバレーがしたかったと言っていました。
伊達工業において、青根が守備の要なら二口は攻撃の要です。
爽やかそうな外見とは裏腹に、スパイクは強烈。
精確な打ち分けはやや不得意ですが、強力なスパイクとブロックで点をもぎ取ります。
特に、勢いのあるサーブで相手を崩し、ブロックで仕留める「サーブ&ブロック」はバレーの理想的な攻撃だと作中で言われています。
笹谷武仁
クラス | 伊達工業3年C組 |
身長 | 174.3cm |
最高到達点 | 68.1kg |
笹谷武仁は伊達工業高校の3年生です。
オッサンくさいと言われていることが悩みで、見た目は若干オッサンくさいところがあります。
また、リベロを除くとチーム内で最も身長が低いです。
冷静な性格であり、コート上ではいぶし銀な活躍が多いです。
梟谷学園高校
木兎光太郎
クラス | 梟谷学園高校3年1組 |
身長 | 185.3cm |
最高到達点 | 339cm |
木兎光太郎は梟谷学園高校の主将でエースです。
全国で五本指に入るほどのスパイカーでもあります。
梟谷では、常にテンションが高いため味方の士気を高める役割を担っています。
技術的にはサーブやスパイク、レシーブすべて高水準で、調子のいいときは牛島若利といった三本指のエースにも匹敵すると言われています。
強豪との試合で他のメンバーの心が折れてしまっても、自分一人だけテンションを維持できるほどメンタルも強いです。
しかし、木兎はかなりの気分屋であり、いきなりテンションが下がってしまいます。
ちなみに、高校卒業後にはそういった弱点を克服し、調子に振り回されることはなくなりました。
木葉秋紀
クラス | 梟谷学園高校3年3組 |
身長 | 178.8cm |
最高到達点 | 322cm |
木葉秋紀は梟谷学園の3年生です。
サラサラな髪に細目の顔立ちが特徴。
バーベキューをした際、潔子に話しかけようとするなどチャラいところがありますが、試合になるとレシーブの技術力を遺憾なく発揮します。
ですが、突出した部分がないため、器用貧乏と言われることも。
白鳥沢学園高校
牛島若利
クラス | 白鳥沢学園3年3組 |
身長 | 189.5cm |
最高到達点 | 345cm |
牛島若利は白戸氏沢学園の3年生で、バレーボール部の主将です。
宮城県最強のウイングスパイカーであり、『絶対王者』と呼ばれています。
また、全国三大エースの一角としても数えられています。
スパイクの威力は他の選手と比べ物にならないほど高く、西谷が吹き飛ばされるほどです。
その圧倒的な攻撃力から『大砲』とも称されています。
牛島若利の強さはパワー以外にも、左利きという点にあります。
左利きの場合、スパイクを打った時のボールの回転が右利きのときとは逆になります。
作中では、左利きの選手のスパイクに慣れていない西谷が、レシーブに苦戦する描写がありました。
コースを打ち分ける技術力も持ち合わせているため、非常に強力な選手だとわかります。
また、牛島はパワーだけでなく精神力にも優れています。
エースとして絶対的な自信を持っており、どんな苦境でも屈せずにスパイクを打ち続けて最終的には点を入れるなど、コート上では常に存在感を発揮していました。
このように、牛島は技術面でも精神面でもウイングスパイカーに必要なものを持っています。
そのため、牛島はウイングスパイカーの中でも最強の選手と言えるでしょう。
牛島若利については以下の記事で紹介しています。
大平獅音
クラス | 白鳥沢学園3年4組 |
身長 | 182.7cm |
最高到達点 | 332cm |
大平獅音は白鳥沢学園の3年生であり副主将。
屈強な体格とは裏腹に穏やかな性格で、積極的にチームメイトのフォローをしています。
白鳥沢は牛島をメインとした戦略をとっているため、レシーブ役となることが多く、獅音はあまり目立ちません。
ですが、ウイングスパイカーらしく強力なスパイクを打てます。
五色工
クラス | 白鳥沢学園1年4組 |
身長 | 181.5cm |
最高到達点 | 328cm |
五色工は白鳥沢学園の1年生です。
1年生の段階でスタメンに入っており、強烈なストレート打ちが武器。
非常にまじめな性格で、牛島相手に「俺の方がエースと呼ばれるにふさわしいと証明してみせます」と言うほど真っ直ぐで熱血です。
その真面目さが空回りしてしまうこともあり、経験の浅さからミスすることもあります。
ですが、現時点では牛島には及ばないものの、実力は高いため将来性があると言えます。
稲荷崎高校
北信介
クラス | 稲荷崎高校3年7組 |
身長 | 175.2cm |
最高到達点 | 67.5kg |
北信介は、稲荷崎高校バレー部の主将です。
毛先が黒い銀髪が特徴。
稲荷崎は強豪として知られている高校ですが、信介の選手としての能力は平凡です。
攻撃よりも守備の技能が高いものの、技術的には特筆すべき点はありません。
身長も、同じチームには信介より高い選手が多く、身体的にも特別優れていません。
そのため、はじめて試合に出たのは3年生になってからです。
特筆すべきは、信介の精神性です。
祖母の教えを忠実に守り、バレーの練習から日常の学校生活に至るまで手を抜くことなくちゃんとやってのけます。
試合でもその姿勢を貫いているため、「練習してできたことは本番でも必ずできる」という特技があります。
そのため、緊張もせず実力を100%発揮。
ウイングスパイカーとしての実力は並みくらいですが、安定感がある選手です。
尾白アラン
クラス | 稲荷崎高校3年5組 |
身長 | 184.7cm |
最高到達点 | 80.2kg |
尾白アランは稲荷崎高校のエースであり、全国五本の指に入るスパイカー。
調子が良ければ、それさえ凌駕する可能性がある実力者です。
がっしりとした体格から放たれる圧倒的なパワーは、ブロックしても止められないほど。
同じチームメイトの宮侑の影に隠れていますが、尾白アランもサーバーとしての技量は高く、レシーブ面でも隙がありません。
そのため、全体的に高水準でバランスの取れた選手だとわかります。
ですが、ミスをすると激しく落ち込むという調子のムラがあるため、三本指には入れていません。
全国三大エースについては以下の記事で紹介しています。
宮治
クラス | 稲荷崎高校2年1組 |
身長 | 183.8cm |
最高到達点 | ー |
宮治は稲荷崎高校の2年生。
パワーや跳躍力、ブロックやレシーブの技術がすべて高水準にまとまっています。
主な役割はセッターの宮侑とのコンビネーションでスパイクを決めること。
宮侑との抜群のコンビネーションは『高校最強ツインズ』と称されるほどです。
しかし、宮治はそれだけではありません。
なんと、宮侑が『変人速攻』を真似した際、治の方がセッターとして侑にセットアップをしました。
こうした圧倒的な柔軟性と侑に合わせられる技術力は他の選手よりも特に秀でています。
狢坂高校
桐生八
クラス | 狢坂高校3年1組 |
身長 | 188.3cm |
最高到達点 | ー |
桐生八は、狢坂高校3年の主将です。
全国三大エースの一角に数えられており、『悪球打ちの桐生』と呼ばれています。
中学時代には、最優秀選手に選ばれたことがある超一流のスパイカーです。
身体を左に傾けて打つ独特の打ち方をしており、ボールに体重を乗せてスパイクを打っています。
ただ力任せに打つのではなく、どんなに打ちづらいボールが上がっても威力を落とさずスパイクを打てます。
そのため、器用さとパワーを兼ね備えた理想的なスパイカーだと言えます。
ちなみに弱点としてはメンタルの弱さがあります。
これは桐生が自分に自信がないタイプだからです。
鴎台高校
星海光来
クラス | 鴎台高校2年A組 |
身長 | 169.2cm |
最高到達点 | ー |
星海光来は鴎台高校の2年生。
バレーボールの選手としては身長が低い部類に入ります。
逆立った髪とギョロっとした目が特徴。
「小さいことはバレーボールに不利な要因であっても、不能の要因ではない!」
光来はこのセリフを言うだけあり、低めの身長を補って余るほど高い身体能力の持ち主です。
サーブ、レシーブ、ブロック、スパイクといったバレーボールに必要な技術すべてで全国トップクラスの能力があります。
スパイクだけではなくレシーブとトスの技術を含めた場合、全国五大エースに引けを取らない実力者。
作中では、169cmの光来が190cmある月島のブロックの上からスパイクを決めていました。
また、高い跳躍力によって滞空時間が長くなっているため、相手ブロックを惑わす動きができるなど、小柄であることを逆に利用することで無類の強さを誇っています。
戸美学園高校
大将優
クラス | 戸美学園3年6組 |
身長 | 178.6cm |
最高到達点 | ー |
大将優は戸美学園の主将です。
戸美学園は音駒高校とプレイスタイルが似ており、守備がハイレベルです。
大将優も例にもれず、チームワークと守備に優れています。
堅実な攻めと守りで粘り、相手の自滅を誘うことが得意。
その反面、決定力に欠ける部分があります。
井闥山学院高校
佐久早聖臣
クラス | 井闥山学院 |
身長 | 189cm(高校2年生) |
最高到達点 | ー |
佐久早聖臣は井闥山学院は2年生です。
全国三大エースの一角であり、その中で唯一の2年生。
通称『関東のサクサ』
牛島若利のようなパワーはないものの、手首が異常に柔らかいです。
そのため、手首の動きだけでスパイクのコースを打ち分けられます。
また、レシーブが困難なほど回転をかけたスパイクが武器です。
最強のウイングスパイカーランキングTOP5
1位:牛島若利
ランキング1位は、白鳥沢学園高校の牛島若利です。
全国三大エーススパイカーの一人であり、作中でも最強クラスの選手です。
鍛え上げられた肉体から繰り出されるパワーのあるスパイクは、三枚ブロックをも超えて点を獲得できるほど。
牛島自身が「高いトスひとつあればそれでいい」と言い、実際に高めのトスというだけでコースの打ち分けもできます。
基礎的な能力の高さに加えて、牛島が1位になった理由は左利きにあります。
選手たちは右利きが多いため、左利きスパイクのボールに慣れていません。
そのため、高確率でレシーブミスを誘発できます。
サーブ、レシーブ、スパイク、ブロックとすべて完璧と言える仕上がりで、弱点という弱点が描かれていません。
メンタル面も強く、今まで鍛えてきた絶対的な自信があるため、作中では決してブロックに臆することがありませんでした。
以上の理由から牛島若利が1位となりました。
2位:佐久早聖臣
第2位は佐久早聖臣です。
牛島と同様、全国三大エーススパイカーの一人です。
作中では試合の様子が描かれていませんでした。
特徴としては、異常なまでの手首の柔らかさ。
手首のスナップをきかせることでコースの打ち分けが容易となっています。
また、回転をかけることでレシーブしづらいスパイクを打てます。
牛島の場合も左利き特有の回転で烏野を苦しめましたが、佐久早のかける回転は牛島以上だと言われています。
謎の多いキャラクターですが、1年生のときにチームを全国優勝に導いています。
牛島にはあと一歩及ばなさそうなため、佐久早は第2位となりました。
3位:桐生八
第3位は、狢坂高校の桐生八です。
牛島や佐久早と同様に、全国三大エースの一角。
牛島のようなパワーを持ち、ボールに体重を乗せてスパイクを打つことを得意としています。
どんな悪球でも打てるほどの器用さを兼ね備えており、牛島と比べるとパワーとテクニックのバランスが良いと思われます。
実際に、作中では「器用さと強引さが混在したプレースタイルの選手」だと言われていました。
弱点としては、メンタルが弱い事です。
木兎光太郎や尾白アランほどではないにしても、牛島のように絶対的な自信があるタイプではありません。
しかし、全国で梟谷と試合をした際には吹っ切れ、バレーを楽しんでいる様子でした。
佐久早と比べるのは難しいですが、どちらかといえば佐久早の方が強いと判断したため桐生は3位になりました。
4位:星海光来
第4位は、鴎台高校の星海光来です。
光来は二年生ながら全国トップクラスの実力者です。
サーブやレシーブ、スパイクにブロックと隙がありません。
二年生だということを考慮すると、三年生の牛島たちや佐久早にも匹敵する実力があると考えられます。
一番強いかは判断が難しいですが、決して三大エースに劣らずの実力を持っていると思われます。
そのため、星海光来は4位となりました。
5位:木兎光太郎
第5位は、梟谷のエース・木兎光太郎です。
柔軟な肩を活かしたインナースパイクを得意としています。
絶好調時の実力は目を見張るものがあり、全国大会では桐生のいる狢坂に勝利しました。
しかし、調子の悪い「木兎しょぼくれモード」のときにはいまいち結果を出せずにいます。
そういった安定性のなさから、星海光来に次いで5位となりました。
まとめ
この記事では、『ハイキュー』に登場するウイングスパイカーについて紹介してきました。
強さのランキングTOP5は以下の通りです。
- 1位:牛島若利
- 2位:佐久早聖臣
- 3位:桐生八
- 4位:星海光来
- 5位:木兎光太郎
どの選手も作中ではトップクラスの実力を持ちますが、やはり牛島若利は頭一つ抜けているように感じられます。
『ハイキュー』にはTOP5には入っていなくとも魅力的で強い選手が他にもたくさん登場します。
全国大会で試合をする登場人物の一覧や全国五大エースについて知りたい方は別記事にまとめてあります。
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