岩泉一は、『ハイキュー!!』の青葉城西高校バレー部に所属しているエースです。
ポジションはウイングスパイカーであり、優れたパワーとテクニックを有してチームを引っ張っています。
目付きが鋭くガラが悪いように見えますが、男気があふれる性格であるためチームメイトたちから慕われています。
この記事では岩泉一の名言や及川徹との関係性、卒業後の進路について紹介していきます。
目次
岩泉一とは
岩泉一(いわいずみ はじめ)は、宮城県の強豪・青葉城西高校バレー部のエースであり、副主将です。
言葉遣いは荒いですが、男気あふれる性格でチームメイトから慕われています。
中学時代に「根性」と書かれているTシャツを着ており、根性という言葉が似合う人物像です。
主将の及川とは小学校クラブチームからの知り合いで幼馴染。
岩泉と及川は『阿吽の呼吸』と称されるほど息が合い、一徹コンビとして人気があります。
ポジションはウイングスパイカーであり、特にパワーが優れています。
力強いアタックで味方を鼓舞し、チーム全体の調子を上げることが本人の性格も相まって得意です。
パワーだけではなく、ブロックアウトを的確に狙ったり、ブロックの隙間にスパイクを打ったりするなど、テクニックも優秀。春高予選の伊達工業戦では、ブロックを見事に打ち抜きました。
岩泉一のプロフィール
クラス | 青葉城西高校3年5組 |
ポジション | ウイングスパイカー |
誕生日 | 6月10日 |
身長 | 179.3 kg |
体重 | 70,2 kg |
最高到達点 | 327 cm |
好物 | 揚げ出し豆腐 |
声優 | 吉野裕行 |
岩泉一の性格
岩泉一の性格を一言で表すと、「男前」です。
目付きが鋭く、及川に対して強めに当たるためガラが悪いように見られています。
しかし、本当は一本心が通った男気あふれる性格です。
ここぞというときにスパイクを決め、チームメイトを鼓舞。
悪い流れも自らの技量で断ち切るその様は、チームメイトだけでなく読者からもカッコいいと称されるほどです。
また、及川が影山に対して「トス以外なら負けていない」と言ったとき、岩泉は「トスも負けてないって言えよクソ及川!」とボールを投げつけて発破をかけるなど、主将の及川にツッコミを入れる役回りになっています。
岩泉一の声優は「吉野裕行」さん
吉野裕行さんは、千葉県出身の声優です。
子供のころから自分の声を変わった声だと感じていたそうです。
高校を卒業後、アニメやゲームに関係する仕事をしたいと考えるようになり、代々木アニメーション学院声優科に入学したことが声優になったきっかけです。
代表作として、次のような作品が挙げられます。
- 『僕のヒーローアカデミア』 (プレゼント・マイク)
- 『イナズマイレブン』 (鬼道有人)
- 『結界師』 (墨村良守)
岩泉一の名言
『6人で強い方が強いんだろうが!』
この名言は岩泉一と及川徹の中学時代のシーンで飛び出しました。
及川は中学時代から努力を重ね、スパイカーの実力を100%引き出す優秀なセッターでした。
そんな彼の前に、あるとき牛島若利と影山飛雄という天才たちが現れます。
恵まれた体格と驚異的なパワーで他を圧倒する牛島は、及川が追いかけても離される存在でした。
また、影山はセッターとしての能力がずば抜けており、及川の技術をあっという間に習得します。
それにより焦燥感を抱いた及川は、大好きだったはずのバレーが楽しめなくなり、プレイにも影響が出始めました。
そんなとき、親友の岩泉は及川を叱咤激励します。
「相手が天才1年だろうがウシワカだろうが6人で強い方が強いんだろうが!」
牛島若利と1対1で勝てる人間は、青葉城西にいません。
しかし、バレーはボールをチーム6人でつなぐスポーツです。
相手がどんな天才であろうとも、仲間と力を合わせて強い方が強い。
挫折しかけていた及川は、この言葉を聞いて返り咲きます。
そして、及川はチーム一丸となって戦おうと決意しました。
及川と岩泉の関係性が顕著に表れている名シーンであり、バレーの本質をついた名言でした。
『目の前の相手さえ見えていない奴が、その先にいる相手を倒せるもんかよ』
インターハイ予選のファイナルセット。
及川はデュース対決でサーブをミスしてしまいます。
そこで、岩泉の名言が飛び出ました。
普段は持ち前のパワーと男気でチームを鼓舞する岩泉ですが、冷静にチームメイトの様子をしっかりと観察をしています。
そのため、及川が焦りを感じていると気づいて「目の前の相手さえ見えていない奴が、その先にいる相手を倒せるもんかよ」と励まします。
いつか戦うウシワカのような選手ではなく、目の前の烏野高校を倒さなければ前に勧めない。
岩泉のおかげで及川はいつもの調子を取り戻しました。
仲間のために的確な助言をできる岩泉らしい男前な名言でした!
『お前は俺の自慢の相棒で、超スゲェセッターだ』
青葉城西高校は春高予選で敗退してしまいます。
3年生ということもあり、引退した岩泉と及川たち。
もう二度と同じユニフォームを着て試合に出られないかもしれないとき、岩泉は及川に次のような言葉を贈ります。
「お前は俺の自慢の相棒で、超スゲェセッターだ」
さらに、続けて「この先チームが変わってもそれは変わんねえ、でも戦うときは倒す」
これに及川は「……望むところだね」と返します。
ふたりの信頼関係を感じさせると同時に、岩泉の男気がわかる名言でした。
他の人物との関係性
及川徹
『ハイキュー』で名コンビと言われるペアは、日向&影山の他には岩泉&及川でしょう。
作中で影山がこのふたりを阿吽の呼吸と言ったことから『阿吽コンビ』と呼ばれています。
また、名前がそれぞれ「一(はじめ)」と「徹(とおる)」であることから『一徹コンビ』とも言われています。
岩泉と及川は小学校のころからともにバレーをしている幼馴染です。
及川はバレーのセンスに恵まれており、努力家であったことから中学時代ですでにセッターとして優れていました。
ですが、同年代の牛島若利や後輩の影山飛雄の出現によって自分を追い込みすぎてしまいます。
中学三年のときには、天才的なプレイヤーである牛島や影山の存在に焦りを見せ、精神的に追い詰められていました。
ここで、岩泉は及川を救う言葉を投げかけます。
それは前述した『6人で強い方が強いんだろうが!』です。
岩泉の激励によって吹っ切れた及川は、チームメイトの実力を100%引き出すプレイに磨きをかけていきます。
そうして、ベストセッター賞を受賞するほどの活躍を見せました。
現在の及川が仲間を活かすセッターとして成長したのは、岩泉の一言があったからであり、岩泉も及川のプレイに支えられています。
二人の間にある強い信頼関係が伺えますね。
さらに、春高予選で烏野に敗北した際、岩泉は及川にこう語りかけます。
『お前は俺の自慢の相棒で、ちょうスゲェセッターだ』
岩泉はたまに及川を雑に扱うこともありますが、それは長年築かれてきた信頼関係があるから。
このように、固い絆で結ばれているのが岩泉と及川です。
及川徹の性格や名言については以下の記事で紹介しています。
金田一勇太郎
金田一勇太郎は青葉城西の一年生であり、ポジションはミドルブロッカーです。
岩泉とは同じ中学のチームメイトであり、影山とも同級生。
身長は189.2cmもあり、一年生でスタメンに選ばれるほどの実力者です。
その高い身長を活かしたスパイクやブロックが特徴で、真面目な性格の持ち主。
真面目であるがゆえに考えすぎたり、ミスを引きずってしまったりすることもあります。
そんなとき、岩泉は「気にするな」「今のは狙いすぎたな」という励ましと的確なアドバイスを投げかけています。
岩泉の男気溢れる性格に影響され、金田一は自信を持ったプレイができています。
京谷賢太郎
京谷賢太郎は青葉城西の二年生であり、ポジションはウイングスパイカーです。
レシーバーを吹き飛ばすほどのパワーのある攻撃ができ、アタックの成功率は高くありませんが破壊力はチームでも一二を争います。
京谷は、入学直後に当時の三年生とそりが合わずバレー部に顔を出していませんでした。
性格上、周囲と衝突してしまうときがありますが、部活に参加していなかった時でもバレーの練習をしているくらいバレーに対しては誠実です。
自分が認めた相手には素直であり、岩泉と腕相撲の勝負をして負けたため、岩泉の言うことは聞きます。
岩泉一の卒業後
岩泉一は卒業後、アスレティックトレーナーを目指す
岩泉は青葉城西を卒業すると、大学のスポーツ科学科に進学しました。
大学2年のときに渡米し、有名トレーナーの空井崇に会おうとします。
実は、空井崇は牛島若利の父親であり、アメリカで牛島と再会。
このときの牛島はスランプに陥っており、悩んでいる様子でした。
岩泉は、そんな牛島に対して「お前ならもっとドバギャアンって感じになれる」とアドバイスをしました。
続けて岩泉は「ウシワカが『まあまあな選手』だなんてのはメチャクチャ嫌だぜ」と言いました。
その励ましのおかげか牛島はスランプから脱し、牛島は自分以上の体格を相手にしても引けを取らなくなります。
その後、岩泉はプロのアスレティックトレーナーになり、日本代表をサポートすることに。
2021年オリンピックでは日本代表と及川率いるアルゼンチン代表が対決。
お互い敵同士になりましたが、表情はふたりとも誇らしげでした。
まとめ
この記事では、岩泉一の名言や性格、チームメイトとの関係性について紹介してきました。
岩泉一は及川徹と小学校からの幼馴染であり、『阿吽の呼吸』と称されるほどの名コンビです。
彼の名言は、男気溢れる性格らしく仲間を励まし勇気付けるものが多いです。
とくに『6人で強い方が強い』というセリフはバレーという球技を表している言葉だと思います。
岩泉は卒業すると大学へ進学し、スポーツ科学を学びます。
そうして、現在は日本代表のサポートをするアスレティックトレーナーになりました。
及川との熱い友情やチームを引っ張るカッコいいプレイは必見です。
ぜひ本編を読んでみてください!
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