『ハイキュー』に登場する田中龍之介は、烏野高校のウイングスパイカー。
坊主頭で強面ですが、日向翔陽や影山飛雄といった後輩を支える面倒見の良い先輩です。
パワーのあるプレイが得意であり、強靭なメンタルを持っています。
この記事では、田中龍之介の名言や性格、幼馴染や清水との関係性について解説していきます。
目次
田中龍之介とは
田中龍之介は烏野高校の2年生であり、ポジションはウイングスパイカーです。
外見は坊主頭、口調が荒いためガラの悪いヤンキーのような風貌になっています。
ですが、実際には後輩を気にかけるなど面倒見がよく、人情に厚い性格です。
プレイヤーとしては、パワーのあるスパイクを打てるためアタッカーとして活躍しています。
同じチームのウイングスパイカーの中では、東峰のようなパワーはありません。
その代わり、肩が非常に強いため、ネット側に打ち込むインナースパイクや、サイドライン上に打つストレートを打ち分ける技を身に付けました。
また、普段の熱血な性格とは裏腹に、試合中は冷静なプレイが可能であり、ミスが少ないです。
パワーがあり、安定感のあるプレイが持続できるため、他の選手にはない役割を烏野で担っています。
ちなみに、年頃の男子高校生らしく女子の声に敏感で、女子人気のある選手相手には羨ましがって敵意をむき出しにしています。
マネージャーの清水潔子に対して、初対面で告白という暴挙をかまし、綺麗にフラれました。
それでもめげずにアプローチを続けてはガン無視されています。そして、悦んでいます。
同い年の西谷夕が復帰してからは、頻繁に2年コンビで騒いで澤村に叱られています。
田中龍之介のプロフィール
クラス | 烏野高校2年1組 |
ポジション | ウイングスパイカー |
誕生日 | 3月3日 |
身長 | 177.2cm → 178.2cm |
体重 | 68.8kg |
最高到達点 | 322cm |
好物 | メロンパン |
声優 | 本橋大輔(VOMIC版) / 林勇(テレビアニメ版) |
田中龍之介の性格
田中は強面な見た目ですが、日向たち後輩にとっては人の良い先輩です。
義理堅くて人情に厚い性格。
面倒見が良く、入部早々に喧嘩をしていた日向と影山を気にかけていました。
物語序盤では、喧嘩をして入部できなくなった日向たちに対して、澤村に内緒で体育館の鍵を開けて一緒に練習をしていました。
また、田中は西谷のような気の合う仲間がいるとバカ騒ぎします。
それが試合中では良い意味で働きました。
たとえ自分のミスで失点したとしても、叫んで自分を鼓舞したり、へこたれず次のプレイに集中したりとメンタルの強さにも定評があります。
田中はガラの悪さが目立つこともありますが、基本的に裏表がなく、義理堅くて良い先輩だと言えますね。
田中龍之介の声優は「林勇」さん
林勇さんは、神奈川県出身で賢プロダクションに所属している声優です。
父親が宝くじで500万円を当てたことで、5歳のときに劇団ひまわりに所属しました。
その後、子役としてテレビなどに出演し、洋画の吹き替えにも出演しています。
高校卒業後、夢だった歌手になるために日本工学院専門学校で音楽を学び、2013年には太田雅友とユニット『SCREEN mode』を結成。
『文豪ストレイドッグス』などの主題歌を担当しています。
代表作として、以下の作品が挙げられます。
- 『ジョジョの奇妙な冒険』 (スモーキー・ブラウン)
- 『文豪ストレイドッグス』 (立原道造)
- 『東京リベンジャーズ』 (佐藤万次郎)
他の登場人物との関係性
西谷夕
西谷夕とは同学年の友人であり、互いに清水潔子に惚れた仲です。
また、熱血コンビとして知られています。
二人はノリの良さが似通っており、一緒に騒いでは澤村に叱られています。
バレーにおいても二人は似ており、ともにメンタルが強いです。
自分が相手に狙われていても、決して諦めずレシーブをしようと試合に貢献していました。
西谷夕については以下の記事で紹介しています。
山本猛虎
山本猛虎は、音駒高校の2年生です。
モヒカン頭であり、ガラの悪さが田中と似ています。
また、気性の荒さが目立ちますが、女性の前では緊張したり、話しかける勇気がなかったりとウブなところがあります。
田中と初めて会ったのは音駒と烏野の練習試合。
試合の前や間では互いに似たプレイヤーとして意識しており、常に張り合っていました。
試合後には、烏野バレー部のマネージャー・清水潔子の美しさを通して意気投合。
音駒高校の部員が東京に戻る際、田中とともに号泣していました。
天内叶歌
ガラの悪さから女性に避けられがちな田中。
そんな中、唯一好意を向けている女性が天内叶歌です。
田中と天内は幼馴染であり、田中に勧められてバレーボールを始めています。
高校時代には、女子バレー部のエースにまで成長。
幼いころから田中に思いを寄せていましたが、結局最後まで本人に伝わることはありませんでした。
清水潔子
田中は烏野バレー部マネージャー・清水潔子に好意を抱いています。
その馴れ初めは、初対面のときに「けっこんしてください!」といきなり言い放ったことです。
清水はあっさり「いいえ」と拒否され、その後も田中からアプリ―チされ続けていました。
何回も断られ、その関係は実らない。
そう誰もが思っていました。
ですが、田中が22歳のとき、二人は結婚しました!
高校のころから思いを届け続けたことが功を奏したようです。
田中龍之介の名言・卒業後
田中龍之介の名言
「バレーボールっつうのはなぁ! ネットのこっち側にいる全員もれなく味方なんだよ!」
田中が放った一番の名言は、間違いなくこれでしょう。
物語が始まって最初の練習試合。
相手は強豪の青葉城西高校です。
そんな対戦相手に緊張しまくる日向は、ミスを連発してしまい怯えてしまいます。
このとき、田中は日向に声をかけます。
「バレーボールっつうのはなぁ! ネットのこっち側にいる全員、もれなく味方なんだよ!」
「下手糞上等! 迷惑かけろ! 足を引っ張れ!」
「それを補ってやるのがチームであり先輩だ!」
さも当然のように言い切る田中は非常にカッコいいですね。
烏野高校の先輩として、とても勇ましい一面を見せたシーンでした。
日向翔陽については以下の記事で紹介しています。
「後輩を支えてこその先輩だ」
このセリフは、春高の白鳥沢学園戦にて田中が日向の隣で一緒にブロックを跳んだときに出ました。
ウイングスパイカーである田中は前衛に立つことが多く、ミドルブロッカーの日向と一緒に相手の周防あいくをブロックしています。
その際、身長の低い日向のところが狙われやすいです。
それでも田中はそこをカバーするのが先輩だと言い放ちました。
まさに頼りになる義理堅い先輩であり、田中を象徴する名言でしょう。
卒業後はスポーツインストラクターになる
田中は烏野高校を卒業後、22歳でスポーツインストラクターになりました。
そして、そのとき隣にいたのが「清水潔子」こと「田中清子」でした。
なんと二人は結婚していたのです。
作中では、二人がいつから付き合い始めたのかは明らかになっていません。
ですが、春高の帰り道、田中から「荷物持ちます」と言われたときに清水が「じゃあお願いしようかな」と応じていました。
普段なら冷たくあしらいそうですが、いつもの情熱的なアプローチを受けて意識していたのかもしれませんね。
まとめ
この記事では、田中龍之介の性格や名言、他の登場人物との関係性について紹介してきました。
田中のポジションはウイングスパイカーであり、烏野では東峰に次ぐパワーを持ちます。
突出した技能は持ち合わせていませんが、強靭なメンタルが特徴。
とにかく元気であるため、試合中では最初に得点を入れたり、ここぞというときにスパイクを決めたりする切り込み隊長的な役割を担っています。
卒業後、田中はスポーツインストラクターになり、清水潔子と結婚しました。
後輩思いでチームを引っ張っていく活躍は他にもあります。
ぜひ本編を読んでみてください!
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