『ハイキュー!!』に登場する月島蛍は、烏野高校1年のミドルブロッカーです。
日向翔陽や影山飛雄と比べておとなしめな性格ですが、皮肉屋なところもあります。
烏野1の高身長でブロックの技術が優れています。
やる気自体はあるものの「たかが部活」と冷め気味です。
しかし、あるときを境にバレーに覚醒。
その姿が非常にかっこよかったため、月島がバレーにハマる瞬間はファン投票のベストシーンで1位になるほど。
この記事では、そんな月島蛍のかっこいいシーンや兄との関係性、バレーにハマる瞬間を紹介していきます。
目次
月島蛍とは
月島蛍は烏野高校でミドルブロッカーをしている1年生です。
ベージュ色の癖毛と眼鏡が特徴で、口調や態度は他のメンバーと比べるとおとなしめ。
ですが、日向翔陽の真っ直ぐな性格を嫌い、影山とも犬猿の仲というひねくれた一面があります。
試合中の月島は相手の動きをよく観察しており、フェイントやブロックが得意です。
そのため、他の選手からは「頭のいいタイプ」と称されることも。
物語の序盤は、後述する理由でバレーにそこまで打ち込まず、どこか冷めた態度でいました。
しかし、原作の88話で冷めた態度の理由が明らかになります。
88話ショックと呼ばれるほど衝撃的な展開で、その話から月島の魅力がグンっと上昇します。
まだ見ていない方は、ぜひ読んでみてください。
月島蛍のプロフィール
クラス | 烏野高校1年4組 |
ポジション | ミドルブロッカー |
誕生日 | 1996年9月27日 |
身長 | 188.3 cm → 190.1 cm |
体重 | 68.4 kg |
最高到達点 | 332 cm |
好物 | ショートケーキ |
声優 | 内山昂輝、村中知(小学生時代) |
月島蛍の性格
月島蛍は前述の通り、どこか冷めた態度で皮肉屋&毒舌家といった感じでした。
その割に自分が煽られるとムキになるなど、日向と同じくらいの負けず嫌いです。
ちなみに、3年生の菅原からは、「真っ向コミュニケーションに弱い」と言われており、真っ直ぐに踏み込まれるとおとなしくなります。
バレーに対してはやる気はあっても日向たちのように全国大会出場を目指すというようすではありませんでした。
ですが、あるときを境にバレーにハマり覚醒。
勝利を狙う積極性を身につけます。
夏休みの長期合宿では、音駒の黒尾や梟谷の木兎とも仲良くなり、ひねくれた性格ながらも勝ちに拘るようになりました。
月島蛍の声優は「内山昂輝」さん
内山昂輝さんは、埼玉県出身で劇団ひまわりに所属している声優・俳優です。
2005年に『キングダムハーツ2』のロクサス役で注目を集めたことで、声優としての仕事をするようになりました。
代表作として、以下の作品が挙げられます。
- 『キングダムハーツ シリーズ』 (ロクサス・ヴェントゥス)
- 『機動戦士ガンダムUC』 (バジーナ・リンクス)
- 『僕のヒーローアカデミア』 (死柄木弔)
月島蛍と兄との関係性
ハイキューの月島兄弟のエピソードが好き。「自慢の兄へのピース」が「自慢の弟へのピース」に。挫折を味わった兄が前向きだったから、弟も考えを変えられたんだと思う。 pic.twitter.com/TT4TyIpTr1
— 甘納豆 (@sweet_soybean) April 4, 2020
もともとは仲の良い兄弟だった
月島蛍が小学5年生のころ、月島の兄・明光と蛍はとても仲の良い兄弟でした。
明光は、中学時代のときはバレー部のエースでした。
月島はそんな兄を自慢に思っており、ヒーローのような存在だと感じていました。
その後、明光は強豪だった烏野高校に入学。
蛍にはレギュラーになってやると言いましたが、現実は厳しかったらしく、レギュラーにはなれませんでした。
しかし、蛍の憧れの眼差しとプライドによって「レギュラーになって試合でも活躍している」と嘘を吐いてしまいます。
兄とは関係がギクシャクするようになる
あるとき、蛍は山口ともう一人の友達と一緒に烏野の応援に行きました。
兄の活躍を見たくてコートを見回しますが、兄の姿はどこにもありませんでした。
ふと、応援席を見ると、そこには明光の姿が……。
裏切られたと感じた蛍は、バレーに対して冷めた態度を取るようになり、兄との関係も悪化しました。
月島明光との和解
蛍と明光は、蛍が東京遠征から帰宅してから少しずつ関係が修復していきます。
明光に誘われて社会人バレーに参加したり、スポーツグラスを貰ったりと、ふたりの距離は再び縮まっていきました。
ちなみに、試合を見られるのは嫌なようで、明光がこっそり試合を見に来たときには怪訝な顔をしていました。
月島蛍がバレーにハマる軌跡
親友の山口とぶつかり、喝を入れられる
前述したように、月島は兄と関係が悪化してバレーに冷めた態度を取るようになっていました。
強化合宿を行っていたときも、遅くまで練習していたチームメイトを横目に「たかが部活だろ」と言って早上がりします。
そんなとき、月島の親友・山口が「そんなツッキーはカッコ悪いよ!」と言いました。
いつもの山口なら言わないであろう言葉を言われ、動揺する月島。
「たとえ頑張っても上には上がいる。どうせどこかで負ける」と吐き捨てます。
ここで、山口は「そんなもん、プライド以外に何が要るんだ!」と月島に喝を入れました。
その言葉に心打たれた月島は、「お前、カッコいいよ」と言います。
ここから月島のバレーへの思いが少しずつ変化していきました。
黒尾&木兎との関わりで月島は変わる
山口との言い合いの後、音駒のキャプテン黒尾と梟谷のエース木兎のふたりと練習します。
黒尾からは「弱々しいんだよな、ブロックが」という挑発が。
木兎から「バレーは楽しいか?」と聞かれた際、月島が曖昧な返事をすると「それはさ、へたくそだからじゃない?」と言われます。
月島が嫌な顔をしますが、その後に木兎から自身の体験を交えて「俺の時代が来た!!という瞬間が来たら、それがお前がバレーにハマる瞬間だ」とアドバイスされました。
月島がバレーにハマる瞬間
春高の決勝戦。
月島は強豪・白鳥沢の牛若(牛島若利)と対峙。
月島は牛若の強烈なスパイクを止めようと思考を巡らせますが、なかなか止められずにいました。
しかし、諦めずにブロックをしてプレッシャーをかけることで、相手を焦らせることに成功。
トスのミスを誘発させ、月島は見事に牛若のアタックを止めることができました。
今までたかが部活と言っていた月島は、過去の自分を思い返しながら力強くガッツポーズをしました。
見ている側も思わず震えてしまうほどの名シーンでした!
月島蛍の得意技
リードブロック
月島の得意技はこの『リードブロック』です。
このリードブロックは、相手のセッターが上げたトスを見てから動くというブロックの方法です。
動きが一歩遅れてしまうという欠点がある技ですが、月島は高身長と冷静なプレイスタイルを活かしてその欠点を克服。
囮に騙されることがなくなり、ボールのコースを読むことで相手のスパイクを弱めたり止めたりすることを得意としています。
師匠となる黒尾と比べると、得点につながるブロックはあまりできていません。
しかし、スパイクを弱めるブロックによって白鳥沢の牛島若利のアタックをブロックしたことがあるため、月島も非常に優れたミドルブロッカーだと言えます。
サーブアンドブロック
このサーブアンドブロックは、山口と使用した戦法です。
どういう技かというと、サーブで相手を崩して攻撃手段を絞り、ブロックで仕留めるというものです。
春高の音駒戦でこのサーブアンドブロックを決めており、守りが得意な音駒から見事得点をもぎ取りました。
月島と山口の感動的なコンビプレイは必見です!
月島蛍の進路
高校卒業後でもバレーを続けている
月島は高校を卒業すると、大学へ進学します。
そこでもバレーを続けており、大学を卒業すると今度は博物館へ勤務しました。
そして、VリーグDivision2仙台フロッグスへの所属が決定しています。
このように、月島は卒業してからも社会人になって働きながらバレーをしています。
かつては「バレーなんて」と言っていましたが、その後もバレーをしているのはなんだか感慨深いものがありますね。
まとめ
この記事では、月島蛍と兄との関係性やバレーにハマる瞬間について紹介してきました。
蛍は中学時代、バレーをしていた兄・明光に憧れを抱いていました。
しかし、蛍は明光が烏野高校でレギュラーになっていると嘘を吐いていることを知ります。
それがきっかけとなり、バレーに対して冷めた態度を取る蛍。
ですが、親友の山口など周囲からの影響で変わり始めます。
春高予選で、蛍が牛島若利のアタックを完璧に防いだことで彼はバレーにハマりました。
このように、月島蛍はバレーに打ち込むようになり、より魅力的な人物になります。
ぜひ月島蛍のカッコいい活躍を本編で読んでみてください。
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