『ハイキュー』に登場する日向翔陽は、烏野高校1年でバレー部に所属しています。
ポジションはミドルブロッカーで、小柄ながらも常人離れした身体能力を発揮しています。
この記事では、日向翔陽の性格や得意な技について紹介していきます。
目次
日向翔陽とは
日向翔陽とは、『ハイキュー』の主人公です。
テレビで偶然、烏野高校のエース”小さな巨人”のプレーを見たことでバレーに興味を抱きました。
中学でバレー部に入部した当初は、部員も少なく、友人の協力で自己流にバレーをしていました。
日向の頑張りでなんとか公式試合に出場したものの、結果は強豪の北川第一に敗れて敗退。
1セットも取れなかった日向は、北川第一の天才セッター影山飛雄に「お前を倒すのは俺!」と影山に宣戦布告をし、リベンジしようと決意します。
そうして、小さな巨人がいた烏野に入学。
すると、そこで影山と出会います。
最初はいがみ合っていたふたりですが、徐々に”最強の囮”として頭角を現していきました。
日向翔陽の性格
日向翔陽は基本的に単純で明朗、一生懸命な性格です。
負けず嫌いでまっすぐな面が災いして、チームメイトの影山や月島と衝突することもあります。
また、中学時代に試合経験が無かったため、烏野に入ってからは試合になると緊張しすぎていました。
このようにプレッシャーに弱い一面もあります。
しかし、徐々に緊張しなくなり、頼もしい選手に成長していきます。
日向翔陽のプロフィール
クラス | 烏野高校1年1組 |
ポジション | ミドルブロッカー(MB) |
誕生日 | 6月21日 |
身長 | 162.8 cm → 164.2 cm |
体重 | 51.9 kg |
最高到達点 | 333 cm |
好物 | 卵かけごはん |
CV | 村瀬歩 |
日向翔陽の声優は「村瀬歩」さん
村瀬歩さんは、アメリカのカリフォルニア州出身でVIMSに所属している声優です。
芝居の鑑賞が好きだったことから、声優を目指したそうです。
日本ナレーション演技研究所に入所した後は、『Persona4 SNIMATION』の男子生徒役でデビューしました。
その翌年、『新世界より』で初のメインキャラクターを演じ、2014年には『ハイキュー!!』の日向翔陽約で初主演を果たしました。
日向翔陽の声を聞いてわかるように、声域がとても広いです。
日向翔陽の得意な技
日向翔陽は、持ち前の身体能力を活かして多くの技を作中で見せています。
ここでは、代表的な技を紹介していきます。
「変人速攻」
日向翔陽の代表的な技といえば変人速攻です。
影山とのコンビプレーによって編み出されました。
これは、日向の跳ぶ位置を予測し、高速でトスしたところに日向がスパイクを合わせて決める技です。
初出は月島・山口ペアとの練習試合です。
当初、影山は日向の身体能力と反射神経をどう活かそうか考えていました。
その結果、日向がジャンプをしてボールを打とうとしているところにトスを上げる方法を思いつきます。
名前の由来は、烏養繋心が最初にこの速攻を見た際、合図・サイン無しで技を成功させた日向たちを変人だと呼んだことです。
「最強の囮」
日向翔陽は、前述の「変人速攻」ができるようになったことで、相手からマークされるようになります。
それを逆手に取って生まれたのが、”囮”になる作戦です。
日向はジャンプ力があり、スピードのあるスパイクが得意だったため、囮として活躍できました。
実際に、インターハイ予選2回戦では、鉄壁と名高い伊達工業のブロッカーが日向に気を取られ、東峰のバックアタックで得点を奪われました。
「変人速攻」も強力ですが、それを活かした囮の戦術もできるのが、日向の強みだと言えるでしょう。
「新たな変人速攻」
日向の変人速攻は非常に強力です。
しかし、徐々に対応されてしまう欠点がありました。
インターハイ3回戦の青葉城西戦においては、日向と影山の速攻を完璧に読まれてしまい、得点できない事態に陥っていました。
また、音駒との練習試合でも、相手のセッターに『変人速攻』の弱点をあっという間に見破られてしまいます。
そこで、日向と影山は特訓をし、トスが打点で止まるようになったことで新たな変人速攻が生まれました。
ひとつは、『真下打ち』です。
この『真下打ち』は、青葉城西戦(143話)ではじめて生まれました。
ネットの真下を狙うこの速攻は、全力スパイクをブロックしようとした相手をすり抜けられます。
白鳥沢戦においてもこの技は登場。
ゲスブロッカーが得意な天童を相手に見事得点をもぎ取りました。
もうひとつは、『高速バックアタック(ウシロ・マイナス)』です。
白鳥沢戦(163話)で初めて生まれました。
これは後衛にいる日向が助走をつけて前に跳び、スパイクを打つという技です。
前衛のときと比べて、勢いをつけた状態でボールを打てるため、スピードと威力が上がります。
日向の跳躍力とスピードが合わさることで、238話では、日向が弾丸のようなスパイクを打てました。
「紛れる攻撃」
前述したように、日向は『変人速攻』や囮として多大な活躍を見せています。
しかし、トーナメントを勝ち進むたび、スパイクを先読みされてブロックされることがありました。
そこで編み出された技が、この『紛れる攻撃』です。
普段は得意の速攻で、シンクロ攻撃に加わることはありませんでした。
シンクロ攻撃と日向の速攻が合わさることで、誰が攻撃するかを悟られづらくなり、相手に負荷をかけられるようになります。
そして、このシンクロ攻撃によって烏野高校の攻撃力がますます強化されました。
レシーブ
日向は持ち前の身体能力で攻撃面では非常に優れていましたが、最初のころはレシーブが下手でした。
日向のレシーブが上達したきっかけは、春高前に行われた1年生選抜の合宿です。
このとき、日向は選ばれてないにもかかわらず、合宿に参加しました。
はじめは追い返されそうになっていましたが、球拾いをするということでそのまま参加。
合宿の数日間、青葉城西・国見や白鳥沢・牛島若利など、選抜メンバーの練習を観察していました。
それによって、全国大会編の稲荷崎戦では影山から「ナイスレシーブ」と言われるまで成長します。
物語が開始したときは未熟な日向でしたが、前述した技を身につけ、少しずつ頭で考えて動くようになり強くなっていきます。
日向翔陽の高校卒業後
日向は卒業後、ブラジルで修行する
『ハイキュー』での日向翔陽は、二・三年に上がってからも全国制覇の夢は果たせませんでした。
ですが、日向は選手として成長しており、高校卒業後にはブラジルへ修行に行っていました。
ビーチバレー選手として修業していた日向は、サーブやトスの技術が上がっていきます。
また、左手でのスパイクも可能になりました。
その後はブラジルで”Japanese ninja”と呼ばれるほど、ブラジルバレー界に名を馳せました。
修行を通して日向は成長する
修行が終わり、日本に帰国した日向。
Vリーグに出場するMSBYブラックジャッカルのトライアウトに参加してチームに加入しました。
シュヴァイデンアドラーズとの開幕戦においては、日向は『変人速攻』やジャンプサーブ、囮など多くの活躍を残しました。
日向は、ビーチバレーで修業したことで、体幹の強さを身に付けていたのでした。
そして、膝を突かないバレーができるようになりました。
初試合で影山飛雄と対戦
MSBYブラックジャッカルで木兎や宮侑と同じチームになった日向は、初めての試合で影山と対戦します。
影山の強烈な”殺人サーブ”を一発できれいにトスし、先制点を取れるほど成長しました。
さらには、牛島若利のスパイクも膝をつくことなくレシーブ。
今までの練習を活かし、見事影山たちのチームに勝利します。
まとめ
この記事では、『ハイキュー』に登場する日向翔陽の性格や得意技について紹介してきました。
日向は最初、バレー初心者と思われるほどサーブやトスが下手でした。
多くの試合を経験することで、『変人速攻』を身につけてます。
そして、全国やブラジルで修業を経験することで、サーブとトスの確かな技術をマスターしていきます。
スパイクが決まったときの嬉しそうな表情。
そして、持ち前の身体能力を活かしたアタック。
挫折を経験しながたも前に進む日向は非常に魅力的なキャラクターです。
ぜひ、『ハイキュー』を読んでみてください。
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