『血界戦線』は内藤泰弘先生により第1部(無印)と第2部『血界戦線 Back 2 Back』が連載されていた大人気漫画作品です。
さらに第三部となる『血界戦線 Beat 3 Peat』も2022年の秋からジャンプSQ.RISEで連載開始されます。
テレビアニメ化も果たしており、アニメ1期が2015年に、アニメ2期『血界戦線 & BEYOND』が放送されました。
本記事ではチェインの性格や人狼能力について紹介。
さらに好きな人や結ばれるために必要なことにも迫ります。
本作品の人物相関図は「血界戦線の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
目次
チェイン・皇(すめらぎ)とは
チェイン皇は黒い瞳と黒髪ショートが特徴でスタイル抜群な美女ですが、その正体は「不可視の人狼」と呼ばれる人外の一種です。
ライブラの構成員であると同時に、諜報活動を専門とする組織「人狼局特殊諜報部」のメンバーでもあります。
チェインのプロフィール | 人狼としての生い立ちとは?
年齢 | 21歳 |
誕生日 | 2月6日 |
身長 | 158cm |
体重 | 50kg |
血液型 | A型 |
クラウスやレオナルドとは違い、チェインの生い立ちや家族構成についてはコミック第二部(B2B)までの時点では明かされていません。
さらにチェイン自身が外見は普通の人間と変わらないものの、人狼としてどのような出生や人生を送ってきたかも不明です。
しかし人狼局の同僚達と一緒に、どこかの国の研究所や訓練所などで「優秀な人狼になるための訓練」を幼少期から受けながら生きてきた可能性が高いと思います。
クラウスの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】クラウスの必殺技と能力・名言 | 過去と強さの関係性も解説」の記事を参照ください。
チェインの声は声優「小林ゆうさん」が担当
チェインの声を担当している声優さんは「ホーリーピーク」に所属している小林ゆうさんです。
小林さんは高校生の頃からモデルとして活動される中、芝居や演技にも興味をもたれたことにより、声優としての活動も始められました。
テレビアニメでは2003年に放送された『高橋留美子劇場』や『プラネテス』でデビューを果たしました。
小林ゆうさんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『進撃の巨人』サシャ役
- 『FGO-絶対魔獣戦線バビロニア-』エルキドゥ、キングゥ役
- 『オルタンシア・サーガ』アーデルハイド役
- 『デジモンゴーストゲーム』月夜野瑠璃役
チェインの性格や名場面からかわいい魅力に迫る
チェインのかわいさにおいて、持ち前のルックスや抜群なプロポーションを真っ先に挙げるファンも多いと思います。
しかし、チェインの本当の魅力とは本編で見せてきた性格や行動にこそ表れていると思います。
ザップとは犬猿の仲だけど仲間想い
同じライブラの仲間であるザップとは“犬猿の仲”であり、普段から言い争いの喧嘩が絶えません。
しかもザップの方からは雌犬呼ばわり等の口だけの攻撃に対して、チェインの方はいきなり頭やお腹に乗っかってくるなど、暴力に近い行為まで平気で行います。
それでも実は仲間想いで優しい性格であり、レオナルドがチンピラから奪われた財布を飲み比べ勝負で奪い返すと同時に、さりげなく彼に返してくれたこともありました。
さらにレオの友人(ネジ)があまりにも物忘れが酷い性質であることを知ると、さりげなくメモ帳を落とす形で譲る上に自身を「バーガーの精」と名乗りながらメモに関するアドバイスまでしてくれたのです。
レオナルドの必殺技や能力、娘(子供)と未来に関しては、「【血界戦線】レオナルドの義眼能力こそが最強 | 名言・真の主人公と言われる理由
」の記事を参照ください。
酒の飲み比べ勝負で圧勝した後の落差もかわいい
チェインは大のお酒好きですが、かなり強く酒豪とまで言えるレベルです。
本作品ではチェインのお酒好きが仲間たちの助けになることも多く、レオナルドから財布を奪ったチンピラとの飲み比べ勝負では余裕で圧勝していました。
しかし二日酔いには弱く、飲み過ぎた翌朝には自室のトイレで倒れ込むことも多いです。
このように、お酒の強さでチンピラを打ち負かしたかっこよさとその後のだらしない姿による大きなギャップもまた、チェインの大きな魅力です。
自分の汚部屋を見られて動揺する姿がかわいい
自分の偵察任務などにはしっかり者な印象の強いチェインですが、私生活はかなりだらしなく、自室は大量のゴミ袋ばかりの汚部屋と化しています。
しかし、この汚部屋は単にチェインがだらしないだけというわけでなく、彼女自身が使う“人狼能力”や想い人(スティーブン)との関係性において欠かせない重要な鍵を握っています。
(人狼能力やスティーブンとの関係性は、後の項目で説明します)
ザップと一緒に手錠をかけられても乗り越える姿も魅力的
犬猿の仲であるザップと力を合わせながら窮地を乗り越えた姿や場面に惹かれたファンも多いです。
コミック第二部(B2B)の2話でザップとチェインが「ゴルディオンEX+」という最強の手錠をかけられた状態で捕らえられてしまいます。
そんな中でもチェインは自身の能力を命や身体を保てる範囲内で駆使しながらザップとの見事なコンビプレイにより、自分たちが監禁されていたヘリコプター内から脱出したのです。
ザップとの手錠が描かれた本エピソードの反響は本当に大きく、現在でも多くの読者たちから語られ続ける名場面となりました。
ザップの必殺技や能力、娘(子供)と未来に関しては、「【血界戦線】ザップの強さと能力・名言 | 娘(子供)と10年後の未来も解説」の記事を参照ください。
チェインの人狼能力と応用力について
チェインの人狼能力はライブラや人狼局での偵察役として欠かせません。
しかしチェインの場合は単に潜入捜査のみでなく、人狼能力を応用しながら戦闘などにも活用できている点が大きな強みにもなっています。
「不可視の人狼」は自身の情報と存在を消せる異能
「不可視」と言われるとおり、チェインの人狼能力は自身の姿を自在に消すことで、あらゆる物理的な障害(壁や建物など)や魔術的な障害を無効化した上で潜入することが可能です。
さらにチェインたちの使う人狼能力の場合、自身の姿だけに留まらず、体温や体重、触感など自分に関する“情報”まで希釈します。
それは即ち「自分の存在そのものを自在に書き換えてしまう」ということであり、もはや能力を超えて“異能”と言うべきかもしれません。
しかもチェインは同僚たちを遥かに超えた人狼能力を誇り、それを大きく表しているのが彼女にとっての奥の手(または必殺技)とも言える「存在希釈」です。
この技を使用した時のチェインは同僚たちからも見えない(感じない)程に姿や情報を消した上、自分の銃の存在感だけを露わに出したことでベルベットを騙し撃ちおよび自滅させる形で倒しました。
「不可視の人狼」の弱点と危険性を防ぐ「鍵」とは
あまりにチートすぎる異能に見えてしまう「不可視の人狼」にも致命的な弱点と危険性があります。
この辺はチェインたち人狼局を裏切ったベルベットの台詞で明かされており「自己存在を希釈することは消滅と存在のギリギリの境界に立つこと」なのです。
つまり、如何に優秀な人狼でも自分の存在を希釈し過ぎてしまうと「この世界に存在しなかったことにされてしまう」という危険性も大きいのです。
このような弱点や危険性により、本当に存在を失わせてしまわぬための「鍵」も個人で用意しています。
その「鍵」とは「この世界に絶対に戻らなければいけない理由」というものであり、チェインの場合は「スティーブンと自分の汚部屋」です。
少し分かりにくいかもしれませんが、簡単に一言で説明してしまうと「自分の想い人(スティーブン)が自分の汚部屋に来てくれること」と「想い人だけには自分の酷い汚部屋を見られたくない」という思想がチェインと世界を結びつけているわけです。
人狼能力の応用で独自の戦法ももつ
チェインの人狼能力が同僚たちよりも群を抜いているのは、やはり「自身の能力を他人には予想不可能な形で応用できる点」にあると思います。
先に触れたベルベット戦でも持ち前の応用力も活かせたからこそ勝利できたわけですが、その応用力はコミック第二部(B2B)に入ってから更に磨きがかかってきました。
「武闘集団”金伐組”との飲み比べ勝負」ではチェインのお酒だけに危険な異物が仕込まれていることをレオナルドが発見してくれたことにより、豪快に飲み続けるフリをしながら存在希釈で身体を透明化させながら異物を体内に入れないようにする形で乗り切ります。
さらに「災蟲競売編」でのタイクーンブラザーズ戦では人狼能力を活かした「機構侵入(システム・ドットハック)」を駆使しながら大勢の敵たちの足場を狂わせることで攻撃できないようにしたのです。
この技はチェインが触れた物体を動かすことが可能であり、攻撃力は低いものの敵の目を欺いて足止めさせることに大いに役立ちました。
タイクーンブラザーズの強さや能力、正体に関しては「【血界戦線】タイクーンブラザーズの強さと能力 | 正体と死亡した理由」の記事を参照ください。
同僚たちと連携しての射撃能力も優秀
チェインの強さや能力を語る上で、射撃も忘れてはいけません。
「人狼大作戦編」の序盤でチェインたち人狼局の5人で追い詰めたゲーネン将軍に対して銃口を向けながら容赦なく発砲しますが、5人分で計94発も撃ち込みながら全て”ギリギリで外していた”のです。
90発以上もの銃弾を全て程よく外せるのは命中させること以上に難しいことであり、チェインも含めた人狼局メンバーは射撃においても超一流ということです。
チェインの好きな人はスティーブン
チェインがスティーブンに好意を寄せていることは既に本編で明かされていますが、その理由や彼と結ばれるたむにチェインが行わなくてはいけないことに迫ります。
チェインがスティーブンを好きになった理由とは
チェインがスティーブンを好きになった理由には彼女自身のもつ人狼能力が大きく関係しています。
その人狼能力でスティーブンのもつ高い観察力や分析能力に加えて、自分やザップたちよりも大人な男性として見せる冷静さにも惹かれていきました。
スティーブンの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】スティーブンの必殺技・傷と刺青 | 恋人候補はチェイン?」の記事を参照ください。
スティーブンと結ばれるにはチェインの方からアプローチしていく必要がある
チェインがスティーブンと結ばれるためには、今後はチェインの方から積極的にアプローチしていく必要があります。
スティーブンは任務や戦闘においての分析や判断能力が優秀である一方、他人からの気持ちには鈍感です。
そのため、このまま想い続けるだけで結ばれることは非常に難しいです。
だからといって、変に過激なやり方をしてはスティーブンから引かれてしまうでしょうし(本編で見せられた汚部屋もそれなりに過激でしたからね)、その辺はチェイン自身で上手く調整しながら始めると同時に継続していけば、いつかは自分の好意が伝わる時が来るかもしれません。
チェインが所属する人狼局の女性メンバーを紹介
最後はチェインと共に活動している人狼局の女性メンバーたちを紹介します。
①エメリナ・アンダーソン
人狼として活動する女性たちのリーダー的存在で、チェインからは「エメ姐」という愛称で呼ばれています。
普段は笑顔を絶やさない優しい女性ですが、次長からのお説教に対してはハッキリ発言しながら反論します。
チェインも含めた5人の中では唯一の既婚者かつ子持ちです。
そのため、自身で決めた「鍵」も自分の子供と分かりやすい面もあります。
②ジャネット・バルロー
眼鏡とスーツ姿が凛々しい女性で、真面目そうな見た目を裏切らない口調で話します。
③オリガ・ストリアロフ
ライダースーツを纏う人狼で、酒好きな性質はチェインにも負けてなく“アル中”と疑われることもあるようです。
④イム・ミヨン
チェインの後輩となる長身の人狼です。
お気楽な性格も災いして「自分のための鍵」を決められず、チェインに相談することもありました。
まとめ
今回はチェインの性格や人狼能力、人狼局の同僚たちについて紹介しました。
さらにチェイン好きな人(スティーブン)や、彼と結ばれるために必要なことにも迫りました。
美人かつ抜群なプロポーションでチェイン推しになったファンも多いかと思いますが、彼女の本当の魅力とは「実は仲間想いな性格」や「人狼能力を自身の工夫などで応用しながら活かせてしまえる戦闘能力」にあると思います。
コミック第三部(B3P)ではキュリアス達との再戦や、これまで以上に強力な眷属たちとの戦闘が待ち受けていることは目に見えており、チェイン自身も更なる苦戦を強いられるはずです。
しかし「ピンチの時こそチャンス」とはよく言ったもので、今後は窮地に陥った時にこそ、スティーブンとの進展につながる展開にも期待したいですね。
本作品の第二部『血界戦線 Back 2 Back』の全巻ネタバレの詳細は「【血界戦線 Back 2 Back】原作の全巻ネタバレ解説 | 最終話の結末も紹介」の記事を参照ください。
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