『血界戦線』は内藤泰弘先生により第1部(無印)と第2部『血界戦線 Back 2 Back』が連載されていた大人気漫画作品です。
さらに第三部となる『血界戦線 Beat 3 Peat』も2022年の秋からジャンプSQ.RISEで連載開始されます。
テレビアニメ化も果たしており、アニメ1期が2015年に、アニメ2期『血界戦線 & BEYOND』が放送されました。
本記事ではギルベルトの性格や能力について紹介。
さらに本編で運転している愛車のモデルにも迫ります。
本作品の人物相関図は「血界戦線の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
目次
ギルベルト・F(アルト)・シュタインとは
ギルベルトはクラウスの執事を務める老紳士で、浅黒い肌と白髪、そして全身を包帯で巻いた外見が特徴的です。
ギルベルトのプロフィール | 古くからクラウス家に仕えてきた
年齢 | 78歳 |
誕生日 | 9月17日 |
身長 | 176cm |
体重 | 59kg |
血液型 | O型 |
ギルベルトの出生や生い立ちは明かされていないものの、古くからラインヘルツ家に執事として仕えてきた「伝説のコンバットバトラー(奮闘する執事)」です。
おそらく、クラウスたち兄弟が生まれる前の時代からラインヘルツ家に仕えており、まだ幼かった頃のクラウスのお世話もしてくれたはずです。
そのような過程や実績も評価された上でクラウスからの希望や要請を受ける形でライブラへ加入したものと思われます。
また、両親を始めとした家族関係も不明ですが、本編では姪っ子がいることが判明しており、その姪っ子の結婚式に出席したこともありました。
クラウスの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】クラウスの必殺技と能力・名言 | 過去と強さの関係性も解説」の記事を参照ください。
ギルベルトの性格 | 優しさと怖さ、茶目っ気を併せ持つ
普段はライブラ本部でクラウスの執事や管理システムを使っての情報収集を中心に行なっており、このような時は温和で優しい性格で仲間たちからも慕われています。
しかし、ギックリ腰を患った自分の代わりとして派遣されてきたフィリップがHL(ヘルサレムズロッド)の人外たちに襲われた上に”脳抜き”という目に遭わされた時には、脳を奪った人外たちに対して「忠告」も出しながら怒りを露わに出していました。
この時のギルベルトは本当に容赦なく攻撃を続けており、ある意味では「本作品の中で最も怒らせてはならない人物の1人」とまで言える程の怖さを見せていたのです。
その一方でライブラ本部で時間が空いた時にはザップやレオナルドと一緒にゲームで遊ぶこともあり、何気に茶目っ気も出しています。
レオナルドの必殺技や能力、娘(子供)と未来に関しては、「【血界戦線】レオナルドの義眼能力こそが最強 | 名言・真の主人公と言われる理由
」の記事を参照ください。
ギルベルトの声は声優「銀河万丈さん」が担当
ギルベルトの声を担当している声優さんは「青二プロダクション」に所属している銀河万丈さんです。
銀河さんはラジオドラマ作りや舞台活動を続ける中で、青二プロダクションへご自身の声のサンプルテープを持ち込んだことが声優業へのキッカケとなりました。
そして1976年に放送されたテレビアニメ『大空魔竜ガイキング』の本田博士役でデビューを果たしました。
銀河万丈さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『機動戦士ガンダム』ギレン役
- 『サイボーグ009(1979年版)』005(ジェロニモ)役
- 『装甲機兵ボトムズ』ナレーター、ジャン役
- 『北斗の拳』サウザー役
ギルベルトの正体 | 再生能力の長所と短所
ギルベルトの正体は「再生者(レゲネラトーア)」であり、その体質は敵から全身を真っ二つに切り裂かれても死ぬことはありません。
そのため一見は優れたチート級な肉体構造のように見えますが、ギルベルトの再生能力には強い癖もあり、それが長所と短所にハッキリと分かれています。
長所では身体を真っ二つに切り裂かれたり、高位の眷属からの攻撃を受けることで普通の人間なら即死する致命傷を急速に回復できる点が挙げられます。
(このような長所のおかげでタイクーンブラザーズからの攻撃をくらっても死亡せずに済みました)
しかし短所もあり、ギルベルト自身の肉体が生命の安全にまで修復した後からの回復スピードが徐々に遅くなってしまうのです。
ギルベルトはクラウスやスティーブン達とは違い、戦場に出撃しても前線で戦うことはあまりないものの、ゆっくり回復している間は何もできなくなり、状況によっては敵や眷属から隙を突かれる危険性も高いと言えますね。
タイクーンブラザーズの強さや能力、正体に関しては「【血界戦線】タイクーンブラザーズの強さと能力 | 正体と死亡した理由」の記事を参照ください。
ギルベルトの多彩な能力 | 執事から運転まで幅広くこなす
執事から愛車(スーパーカー)の運転と、多彩かつ幅広い分野で活躍するギルベルトの能力に迫ります。
紅茶やコーヒーの淹れ方が超一流
執事を務めるだけあり、ギルベルトは紅茶やコーヒーの腕前が高く“超一流”と言えます。
彼の紅茶やコーヒーはライブラの仲間たちからも好評な上、クラウスにおいてはギルベルトが淹れた紅茶しか飲まない程に絶賛しています。
仲間たちから必要とされるタイミングに合わせて駆けつけてくれる
先の紅茶において、クラウスが紅茶を飲みたくなるタイミングをしっかりと見極めた上で即座に出してくれます。
さらには、ライブラのメンバーたちが眷属との戦いで戦場に出ている中、仲間たちから必要とされるタイミングを見計らうように愛車で駆けつけてくれるのです。
アニメ2期の1話や、レオナルドたちが”厄種の一部”をもってタイクーンブラザーズから逃げようとした時にも絶妙なタイミングで駆けつけてくれたため、ギルベルトが重症を負わされるまで愛車で走りながら逃げ続けることができました。
ドライバーテクニックも一流だが無茶な運転もする
自身の愛車で運転することが多い故、車でのドライバーテクニックも執事業に負けない程に一流です。
しかし、ギルベルトは戦場で愛車を運転することの方が多いため、本編で見た限りではかなり無茶な運転もします。
(敵や眷属が攻撃してくる戦場で安全運転というわけにもいきませんからね…)
ギルベルトの愛車デザインのモデルと性能
本編でギルベルトが搭乗した愛車には、モデルとされた実車があることがファンたちの間で大きな話題となりました。
ギルベルトの愛車は人気映画の車をモデルにされた可能性が高い
ギルベルトの愛車のモデルとされた車とは、2003年に全世界で公開された映画作品「リーグ・オブ・レジェンド-時空を超えた戦い」に登場したネモ船長が所有する「24フィート長コンバーチブル」をカスタムしたものと言われています。
確かに縦長の白いオープンカーの上、タイヤも6輪のため、ギルベルトの愛車と同じ要素が多くあります。
その一方で内藤先生も”かっこいい”と絶賛された「バットモービル」がデザインモデルにされたという説も流れていました。
モデルとされた真偽は2022年現在でも明かされていないものの、それでもどちらかの車がギルベルトの愛車のモデルとされた可能性は極めて高いと思います。
ギルベルトの愛車には複数の兵器が搭載されている
ギルベルトも多くの敵が待ち受けるアジトに丸腰で突入することはなく、愛車には強力な兵器が搭載されています。
車の前面側に仕込まれている「プラズマカッター」で頑丈な扉を簡単に切り裂き、両側面に配備されている「デスカリバー50」で多数の銃弾を一斉射撃し、待ち構えていた人外たちをアッサリ倒してしまいました。
「24フィート長コンバーチブル」や「バットモービル」にも戦闘に役立つ兵器が搭載されており、この辺もギルベルトの愛車がこの2車がモデルとされていると思われる所以でしょうね。
ギルベルトの弱点はネズミ
普段から迅速かつスマートに仕事をこなすギルベルトにも大きな弱点(苦手なもの)がありました。
実はギルベルトは「ネズミが大の苦手」であることが、原作コミック第二部(B2B)の本編中で明かされています。
レオナルドからの質問がキッカケでクラウスからネズミが苦手であることを仲間たちの前で明かされたことが災いし、ザップが悪戯で”ネズミのオモチャ”をギルベルトに向けて投げつけてしまいますが…
ギルベルト自身は動揺することなく、冷静にゴミとネズミのオモチャが入った袋を捨ててしまいました。
しかし、その後に皆に淹れてくれたコーヒーの味がいつもと大きく違っており(簡単に言うと不味すぎた)、実はザップが投げてきたネズミのオモチャに対して「内心ではひどく動揺していたこと」が分かります。
ザップの必殺技や能力、娘(子供)と未来に関しては、「【血界戦線】ザップの強さと能力・名言 | 娘(子供)と10年後の未来も解説」の記事を参照ください。
ギルベルトの名言はかっこいい魅力と直結している
ギルベルトを支持するファンはとても多く、彼に対して真っ先に抱いた印象が「かっこいい」というものでした。
さらに女性ファンからの人気も高く「自分こそがギルベルトの”お嫁さん”」とまで言う人達も多かったようです。
そんなギルベルトのかっこよさは本編中で言った名言や場面とも大きく直結しています。
【名言①】「彼の立場になってお考えいただきたい」
人外たちに奪われたフィリップの右脳を取り戻すべく、ギルベルト自らが愛車で出撃する前の場面でクラウスに話した名言です。
フィリップの件を聞いたことで真っ先に出撃しようとしたクラウスを制止しながら「自分のせいで主の手を煩わせたことにおける憎念や後悔」について諭すことで、フィリップの名誉や立場を守ってくれました。
このような発言は、クラウスたちよりも長く生きてきたと同時に人生経験も豊富なギルベルトが言うからこそ、この名言における重みも大きかったはずです。
【名言②】「これは脅しなどではない、確定事項だ」
ギルベルトがフィリップの脳を取り戻すために人外たちのアジトへ向かって愛車で走る中、その人外たちに向けて放った名言です。
ギルベルトの人気を一気に上げる要因となった名言ですが、この時に怒りを露わに見せながら愛車に搭載されているミサイルなどの兵器を連発しながら容赦なく攻めました。
これらの名言はアニメ2期の5話および原作コミック第一部(無印)の第4巻で聞く(見る)ことができます。
まとめ
今回はギルベルトの性格を始め、執事や運転などの多彩な能力、さらに「再生者(レゲネラトーア)」としての長所と短所を紹介しました。
さらに本編で運転している愛車のモデルとされた車にも迫りましたが、かっこいい車と名言によりギルベルトの人気が急上昇したことは間違いないはずです。
コミック第三部(B3P)では「キュリアスとの再戦」や「ヴェネランダとの接触や戦闘」など、これまで以上に厳しい戦いが待ち受けていると思いますが、超一流の執事と運転能力で、ライブラの仲間たちを支え続けてほしいですね。
本作品の第二部『血界戦線 Back 2 Back』の全巻ネタバレの詳細は「【血界戦線 Back 2 Back】原作の全巻ネタバレ解説 | 最終話の結末も紹介」の記事を参照ください。
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