『血界戦線』は内藤泰弘先生により第1部(無印)と第2部『血界戦線 Back 2 Back』が連載されていた大人気漫画作品です。
さらに第三部となる『血界戦線 Beat 3 Peat』も2022年の秋からジャンプSQ.RISEで連載開始されます。
テレビアニメ化も果たしており、アニメ1期が2015年に、アニメ2期『血界戦線 & BEYOND』が放送されました。
本記事では、K•Kの性格や狙撃能力、家族関係について紹介。
さらに本編ではまだ明かされていない”右目の眼帯”や”本名”にも迫ります。
本作品の人物相関図は「血界戦線の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
目次
K•K(ケー•ケー)とは
K•K(ケー•ケー)はライブラのメンバーとして活動する長身の女性であると同時に、ライブラの中では唯一の既婚者でもあります。
KKのプロフィール | 傭兵の家系で生まれた可能性が高い?
年齢 | 36歳 |
誕生日 | 7月1日 |
身長 | 177cm |
体重 | 62kg |
血液型 | B型 |
本名 | 不明 |
KKの出生や両親については明かされていませんが、本編で見せてきた銃撃や狙撃能力、身のこなしにより「傭兵の家系で生まれて育てられてきた可能性が高い」と考えることもできます。
銃撃戦ばかりが目立ちやすいKKですが、自分の息子の誕生日プレゼントで奔走したエピソードでは強盗から発砲された銃弾を身体ごと回転しながら颯爽と飛びながら避けていましたからね。
KKの声は声優「折笠愛さん」が担当
K•Kの声を担当している声優さんは「アクセルワン」に所属している折笠愛さんです。
折笠さんは劇団文芸座や劇団創演で女優として活躍される中で仕事の幅を広げようという思いからオーディションを受けた結果、1988年に放送されたテレビアニメ『小公女セディ』の主人公・セディ役で声優デビューを果たしました。
折笠愛さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『新機動戦記ガンダムW』カトル役
- 『ロミオの青い空』ロミオ役
- 『サクラ大戦』藤枝あやめ役
- 『プラネテス』フィー役
KKの性格とかわいい魅力に迫る
K•Kもチェインと並んで多くのファンたちから「かわいい」と称賛されており、その理由として美人である点やモデル顔負けなスタイルを1番に挙げる人も多いと思います。
しかし、K•Kの本当の魅力とは本編で見せてきた性格や仲間たちとの行動でも充分に堪能できます。
チェインの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】チェイン皇の人狼能力と応用力 | 好きな人とかわいい魅力も解説」の記事を参照ください。
姉御肌で仲間たちに接する姿がかわいい
K•Kは明るく姉御肌な性格であり、ライブラの仲間たちに対しても気さくに接してくれています。
さらにクラウスやレオナルドなど、自分が気に入った親しい相手に対しては「〜ち」と呼ぶことが多いのも特徴です。
クラウスとはライブラでの長いつきあいもあり「クラっち」と呼ぶことも自然に受け取れる一方で、まだ加入したばかりのレオナルドに対しても同じように呼ぶことに対して違和感を抱いた読者も多かったのではないでしょうか?
人によっては”馴れ馴れしい”と感じたかもしれませんが、HL(ヘルサレムズロッド)でまだ親しい仲間や友達に恵まれなかった頃のレオナルドにとって、自分よりも先輩なのに気さくに話してくれるK•Kの存在も大きな救いとなっていたはずです。
レオナルドの必殺技や能力、娘(子供)と未来に関しては、「【血界戦線】レオナルドの義眼能力こそが最強 | 名言・真の主人公と言われる理由
」の記事を参照ください。
スティーブンとのコンビプレイで見せるかっこよさも魅力的
クラウスやレオナルド達とは親しい一方で、スティーブンに対しては嫌味や愚痴をこぼすことが多いです。
クラウスの副官として有能なスティーブンは皆から信頼される程の実力をもっていますが、K•Kから見るとそのような彼の性質が「何を考えているのか分からない」と感じるようです。
それでも戦闘ではスティーブンとコンビを組まされることが多く、その時にも何気に愚痴ることもあります。
しかし戦闘開始となると凛々しい表情に変わってスティーブンと一緒に敵を颯爽と殲滅する姿にかっこいいという印象を抱く読者も多く、日常でのかわいさとの大きなギャップを見せるK•Kに魅了されてしまうんですよね。
スティーブンの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】スティーブンの必殺技・傷と刺青 | 恋人候補はチェイン?」の記事を参照ください。
息子の誕生日プレゼントで奔走するところがかわいい
自分の愛する息子のための誕生日プレゼントのために奔走する姿にもK•Kのかわいい魅力が存分に発揮されていました。
このエピソードでは息子の誕生日があと24分で終わってしまう状況の中、レオナルドにも手伝ってもらう形で息子の大好きな「ブリームン」のバースデーカードを購入できたのも束の間…
店内に入ってきた強盗たちとの銃撃戦の最中、バースデーカードに銃弾があたり穴が空いてしまったことで泣き崩れてしまいます。
この時はレオナルドの発想により何とか息子にプレゼントできる状態にできましたが、ここまでの過程の中で、K•Kが必死にカードを探す姿や強いショックで落ち込む姿に“母性愛”としての魅力を感じた人も多かったと思います。
KKの家族構成 | 旦那や息子たちとの関係性
ここではKKの旦那や息子たちによる家族構成や関係性について解説していきます。
家族の中では旦那(ユキトシ)が唯一の理解者
家族の中でKKのライブラでの仕事や使命を唯一理解してくれている存在が旦那(ユキトシ)です。
この2人の出会いや結ばれる過程までは描かれていないものの、授業参観のエピソードで見る限りでは「とても仲睦まじい夫婦」であることが判明しています。
長男(マーク)や次男(ケイン)の関係性とは
KKには2人の息子もいますが、長男と次男においても少し複雑な事情があります。
長男(マーク)は“ユキトシの連れ子”であるため、K•Kにとっては次男(ケイン)の方が「自分が初めて産んだ子供」となります。
しかし、この兄弟はそのような事情や母親を憎むことはなく、お互いに本当の家族や兄弟のように仲良く接しています。
ただ、マークは旦那ほどでなくとも母親の仕事を少しは理解しているものの、それは血が繋がっていない親子ゆえに「母親としての甲斐性を期待されていない」と捉えることもできてしまいます。
一方、ケインの方はまだ幼い影響もありますが、自分の授業参観よりも仕事を選ぼうとした母親に対して、自分の不満や辛さを容赦なくぶつけていました。
KKの銃撃必殺技と強さ| 実はリモート能力も優秀?
K•Kは血を介しながら発砲する銃弾に電撃を付与する「954血弾格闘術(ブラッドバレットアーツ)」を駆使して血界の眷属(ブラッドブリード)と戦います。
(原作コミックでは「BBA」と略す形で記載されることも多いですが、あくまでも紙面上でのスペースや余白による都合によるものと言われています)
近距離戦と遠距離戦とで使う銃や必殺技が異なる
K•Kは銃やライフルを用いての狙撃を主な戦法として戦いますが、近距離戦と遠距離戦とで使う銃や必殺技も変わってきます。
近距離戦では二丁拳銃を使っての「Electrigger 1.25GW」で、遠距離戦では電撃を付加した弾丸をライフルに込めて狙撃する「STRAFINGVOLT 2000」という必殺技で敵を撃ち倒します。
この2つの必殺技で並の敵や人外たちを一気に蹴散らすことは可能ですが、吸血鬼などを始めとした高位の眷属に対しては威力不足である点も否定できず、スティーブンと一緒に敗北させられたこともありました。
それでも電撃を付加した銃弾により、タイクーンブラザーズの動きを数秒間だけ止めることには成功したため、今後の戦闘では一撃必殺ではなく、敵の足止めを始めとしたサポート的な役回りに変わる可能性もあります。
ちなみに同じ内藤先生の二丁拳銃を扱うキャラクターとして『ガングレイヴ』のブランドンを思い出したファンも多かったはずです。
しかし、ブランドンが両腕を交差させながら発砲していたのに対し、K•Kの方は両腕を交差させず、まっすぐ伸ばしながら発砲していた点が違いましたね。
タイクーンブラザーズの強さや能力、正体に関しては「【血界戦線】タイクーンブラザーズの強さと能力 | 正体と死亡した理由」の記事を参照ください。
実はリモート操作による狙撃能力も優秀だった
K•Kの場合、二丁拳銃やライフルによる狙撃だけでなく、PCとリモート操作による狙撃能力も優秀であることが授業参観のエピソードで判明しています。
この戦法はライブラでの任務と息子(ケイン)の授業参観の日が重なってしまったことにより、K•K自身が仕事と家族行事を両立させるために行っていました。
戦場でスティーブンたちが大勢の敵と直接戦う中で、K•Kだけが息子の学校内でPCとカメラを介しながら遠隔銃火器で狙撃しながら倒していたわけですが…
同じ狙撃でも拳銃やライフルでの狙撃とPC操作とでは感覚が大きく違うため、慣れないうちはどんな狙撃手でも戸惑うはずです。
それでもK•Kの場合はトイレの中で愚痴りながらもキーボード操作での狙撃によって、見事に命中させながら複数の敵たちを倒していったわけです。
このような能力にも長けているならば、自身が重傷を負わされて戦場への出撃が難しい場合でもリモート操作による戦闘も可能となります。
さらに、ギルベルトの仕事の1つ(ライブラの指令連絡システムの操作)を代行する(または引き継ぐ)こともできるはずです。
(指令連絡システムにおいてはギルベルトの方が他者に触れさせないという強い意思をもっている点が壁となりますが…)
そういう意味では仕事や戦闘面において、クラウスたち以上に「状況に応じて潰しがきくタイプ」とも考えられますね。
KKの右目と眼帯は過去の戦闘によるもの?
K•Kが右目に眼帯をつけている理由はまだ判明していません。
そのため、ここで簡単にその理由について考えてみたいと思います。
過去の戦闘での傷跡を隠すためである可能性が高い
K•Kは初登場時から右目に眼帯をつけていましたが、これは過去の戦闘でつけられた傷跡を隠すためである可能性が高いと思います。
もしもK•Kの正体が人外や高位の眷属である場合には「実は右目の中には、まだ本編で見せていない超強力な武器(銃)が仕込まれている」という発想も可能ですが…
生身の人間である以上、ヴェネランダと同じようなことは難しいでしょうからね。
眼帯やバイザーを装着しているのは息子たちに隠すため?
授業参観で息子(ケイン)の小学校に訪問した時には眼帯の代わりにバイザーを装着していました。
この時は眼帯を外していたものの「右目を隠す姿や行為」には変わりありません。
バイザーに関してはK•K自身も気を遣った上での装備だったと思いますが、そこまでして右目を隠そうとするのは、やはり自分の仕事をまだ理解しきれていない息子(ケイン)に自分の仕事や職業の本質を知られたくないためと考えられます。
KKが本名を隠す理由を考察
「K•K」という名前はあくまでもコードネームに過ぎず、彼女自身の本名までは明かされていません。
しかし、ライブラでもクラウスを始めとして皆が本名かつフルネームを普通に出しながらK•Kだけがコードネームで活動している点に疑問を抱いた読者も多いはずです。
ここではK•K自身がコードネームで活動する理由と本名について考察したいと思います。
KKが本名を明かさない理由は家族のため?
コミック第二部(B2B)までにかけて本名を明かさずに戦ってきたのは「家族の安全を守るため」である可能性が高いと思います。
もしも仲間たちと同じように名前や苗字を明かしながら戦ってきた場合、同じ苗字で敵や眷属に旦那や息子たちの存在がバレることで誘拐や殺害などに発展しまうケースも充分にあり得ます。
クラウスのような上流家庭で生活できているなら、かなり強めのセキュリティやボディガードをつけることも可能と思いますが、K•Kの家庭はあくまでも一般的な家庭であり、ラインヘルツ家のような裕福さや経済力まではないはずです。
そのため息子たちのボディガードを雇う余裕もなく、大切な家族はK•K自身の手で守らなければならないということになります。
そして、家族を守るために最も必要なこととは「自分たちが戦う敵や眷属から家族の存在を知られないようにすること」ではないでしょうか?
普段はお気楽な姉御肌でクラウス達と接しているK•Kですが、そんな中でも実は家族の安全のこともをしっかり考えていることが分かりますね。
クラウスの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】クラウスの必殺技と能力・名言 | 過去と強さの関係性も解説」の記事を参照ください。
まとめ
今回はK•Kの性格や狙撃能力、家族関係について紹介しました。
さらに、”右目の眼帯”や”本名を明かさない理由”についても軽く考察してみました。
その見た目のかっこよさに加えて、スティーブンとのコンビプレイや家族と過ごす時に見せる”母性愛”による大きなギャップこそがK•Kの本当の魅力であり、多くのファンたちを惹きつけていると思います。
コミック第三部(B3P)に入ってからもライブラでの任務と息子たちの板挟みにあって苦労することもあると思いますが、これまでのように仕事と家庭を上手く両立しながら頑張ってほしいものですね。
本作品の第二部『血界戦線 Back 2 Back』の全巻ネタバレの詳細は「【血界戦線 Back 2 Back】原作の全巻ネタバレ解説 | 最終話の結末も紹介」の記事を参照ください。
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