『血界戦線』は内藤泰弘先生により第1部(無印)と第2部『血界戦線 Back 2 Back』が連載されていた大人気漫画作品です。
さらに第三部となる『血界戦線 Beat 3 Peat』も2022年の秋からジャンプSQ.RISEで連載開始されます。
テレビアニメ化も果たしており、アニメ1期が2015年に、アニメ2期『血界戦線 & BEYOND』が放送されました。
本記事では、スティーブンの性格や必殺技を紹介。
さらに恋人候補を始め、傷や刺青についても迫ります。
本作品の人物相関図は「血界戦線の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
目次
スティーブン・A(アラン)・スターフェイズとは
スティーブンは超常秘密結社「ライブラ」の構成員であると同時に、クラウスの副官的な存在です。
3年前の大崩落が起きた時からクラウスと共に行動していたため、彼と同じくライブラの最古参メンバーでもあります。
クラウスの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】クラウスの必殺技と能力・名言 | 過去と強さの関係性も解説」の記事を参照ください。
スティーブンのプロフィール | クラウス家にも負けない貴族の生まれ?
年齢 | 32歳 |
誕生日 | 6月9日 |
身長 | 182cm |
体重 | 69kg |
血液型 | AB型 |
スティーブンの家族やスターフェイズ家に関しては本編でも詳細が明かされていません。
しかし原作コミック第一部(無印)8巻での「王様のレストラン編」で、スティーブンが生まれ育ったスターフェイズ家もまた、クラウスのラインヘルツ家にも負けない貴族の上流家庭である可能性が高いと感じられる場面がありました。
この席で出された超高級料理にザップやレオナルドを始めとしたメンバーたちが冷静さを保てぬ程に感動する中、クラウスとスティーブンだけはその味を既に知っていた様子です。
この2人がライブラの最古参メンバーである故、過去に同じレストランを訪れていたとも考えられます。
しかし、このエピソードでのスティーブンの振る舞いを見る限り、まるで幼少期の頃から高級料理を食べ慣れている風にも見えました。
これらの点も踏まえて、スティーブンもまた、クラウス家に負けない程の上流家庭で生まれ育ったものと思われます。
スティーブンの声は声優「宮本充さん」が担当
スティーブンの声を担当している声優さんは「劇団昴」に所属している宮本充さんです。
宮本さんは多くの舞台やテレビドラマに出演されていく中で声優としての活動も始めました。
声優活動としては洋画の吹き替えを主に担当されており、テレビアニメでは1995年に放送された『H2』の橘英雄役で初レギュラーを担当されています。
- 『こち亀』中川圭一
- 『文豪ストレイドックス』森鴎外役
- 『僕だけがいない街』八代学役
- 『キャプテン翼(平成版)』ロベルト本郷役
スティーブンの性格 | 冷静さと冷酷さ、情の深さを併せもつ
スティーブンの性格は冷静さと冷酷さを併せ持っており、人のいいクラウスとは真逆な性格と言えます。
しかし内心では情の深さや人間臭い一面も秘めています。
冷静かつ冷酷な性格ゆえにクラウスの副官が務まる
いつも騒がしいザップやレオナルドとは違い、スティーブンは本部や戦闘中でも冷静さを失わず、的確に対処します。
そのような冷静さと同時に”冷酷さ”も併せ持っており「スパイや裏切り者に対する攻撃や処罰」にも容赦がありません。
スティーブンはクラウスにも内緒で自分だけの“私設部隊”を結成しており、その部隊に所属する部下たちが登場する回でスティーブン自身に秘められている冷酷さを見ることができました。
ホームパーティーの回(コミック第一部の3巻に収録)や第二部(B2B)の2巻に収録された「ミッドナイト・ブルー」で、スティーブンと私設部隊の冷酷さを存分に堪能できます。
いつもとは違いすぎる一面により、これらの回のスティーブンに対して「怖い」という印象を抱いたファンも多かったはずです。
しかしクラウスがリーダーでありながらかなりお人好しな性格のため、時にはスティーブンのように冷酷に徹しきれる副官がどうしても必要になる場合もあるのです。
そのため、スティーブンはクラウスの副官が務まっているものと考えられますよね。
情の深さや人間臭い一面もある
任務中や戦闘中では冷静さばかりが印象に残りやすいスティーブンですが、日常パートでは何気に情に深い一面や人間臭い一面も見せています。
まず、ライブラに加入したばかりのレオナルドが管理人の勝手により部屋を追い出されたために本部で寝泊まりしている中、ギルベルトに対して「活動資金(給料)をもっと増やしてやれば…」と話していました。
また、自宅でのホームパーティーでエレンたちを倒した後に自身が浮かれていたことを実感する場面や「人狼大作戦編」でチェインの部屋を訪れただけなのに顰蹙を買っただけで落ち込むこともありました。
レオナルドの必殺技や能力、娘(子供)と未来に関しては、「【血界戦線】レオナルドの義眼能力こそが最強 | 名言・真の主人公と言われる理由
」の記事を参照ください。
怒りが限界点に近づく時ほど優しくなる?
ザップ曰く、スティーブンは「内面の怒りが限界点に近づくほど優しくなる」と言われています。
その一面が分かりやすいのがコミック第二部2巻に収録された「ゲット・ザ・ロックアウト編」です。
本作品の日常パートではザップとレオナルド(またはチェイン)が騒ぎながら喧嘩する場面が多く描かれており、いつもは口出ししないスティーブンですが、この時はパソコンと睨めっこしながら壮絶に優しい笑顔で止めてきます。
一見は優しい笑顔ですが、内心では分析作業に追われて余裕がなく、ザップとレオナルドの喧嘩で気が散っていたのです。
これは即ち、自分たちの仕事で切羽詰まっていたことで内面と表情が完全に真逆な状態になってしまっていたのでしょう。
ザップの必殺技や能力、娘(子供)と未来に関しては、「【血界戦線】ザップの強さと能力・名言 | 娘(子供)と10年後の未来も解説」の記事を参照ください。
スティーブンの必殺技(血凍道)と能力・強さ
スティーブンは高速の蹴り技を主体とした体術と「エスメラルダ式血凍道」を駆使して戦います。
自身に蹴りを命中させた相手を凍らせる効果があるため、敵を完全に倒すことよりも拘束させる方に特化しています。
攻撃と防御の両方をこなせる
攻撃技では蹴りを打ち込んだ相手を体内から氷の剣で串刺しにする「絶対零度の剣」や、自分に血液(ほんの数滴)を対象となる相手の体内に打ち込んでおくことで体内から凍結させてしまう「絶対零度の針」があります。
さらに攻撃に加えて防御にも長けており、敵の動きを封じられる「絶対零度と地平」や氷の壁を発生させる「絶対零度の盾」も使いこなせます。
必殺技自体は強力だが高位の眷属には通用しない
スティーブンの血凍道は並の敵や眷属には充分な威力や効果を発揮しますが、女吸血鬼ギリカやタイクーンブラザーズなど高位の眷属には通用せず、K•Kと一緒に敗北させられることもあります。
これには戦う相手が強過ぎたとも言えますが、クラウスやザップの必殺技よりも威力が一歩劣っているとも考えられます。
完全に倒すことが無理な場合でもクラウスは密封という手段を使い勝利をおさめた一方で、スティーブンの方は高位の眷属たちを倒すどころか拘束しきれずに終わってきましたからね。
タイクーンブラザーズの強さや能力、正体に関しては「【血界戦線】タイクーンブラザーズの強さと能力 | 正体と死亡した理由」の記事を参照ください。
仲間を動かす能力も一流
スティーブンは副官ゆえ、クラウスが苦手としている交渉術にも長けています。
特に同じライブラの仲間であるK•Kを動かすことが上手く、巧みな演技やセリフ回しを使うことにより、息子の授業参観を優先して重要任務から外れようとしていたK•Kに「家庭と任務の両立」をしてもらうことに成功しました。
しかしK•Kとは任務や戦闘の中で組まされることも多い上、スティーブンの冷静さなどが彼女に理解してもらえないこともあり、かなり毛嫌いされてもいます。
今後はスティーブンにも”神々の義眼”の共有が求められる?
コミック版の第二部(B2B)でのタイクーンブラザーズ戦ではやられ役にされてしまった印象の強いスティーブンですが、第三部(B3P)でもキュリアス達との再戦やヴェネランダと戦わされる局面に遭う可能性が高いです。
第二部(B2B)からは対戦相手の強さや能力が格段に上がっており、このままでは第三部(B3P)でも勝利どころか敵の動きを封じたり防御技で仲間たちを守りきれなくなることが目に見えています。
そのため、今後の戦闘ではスティーブン自身がさらに強くなることだけでなく、クラウスやソニックと同じように「レオナルドの”神々の義眼”を共有して戦えるようになること」も必要だと思われます。
スティーブンの恋人候補はチェイン?
イケメンかつ紳士的なスティーブンですが、コミック第二部(B2B)までの時点では結婚や恋人の話はありませんでした。
しかしスティーブンに好意を寄せてくれている女性もおり、そのキャラクターとは同じライブラの仲間であるチェインです。
スティーブンがチェインから好かれた理由とは
まずはスティーブンがチェインから好意を持たれた理由に触れておきます。
持ち前の人狼能力により他人の領域に侵入することが可能なチェインからは、スティーブンのもつ観察力や分析能力を充分に理解されていたのです。
やがて、スティーブンの能力や大人びた人間性がチェインの心を惹き寄せる結果となりました。
スティーブンがチェインの好意に全く気づいていない
お互いの年齢が一回り離れてはいても結ばれてもおかしくない2人ではありますが、ここで「スティーブンの方がチェインからの好意に全く気づいていない」という致命的な問題があります。
スティーブン自身は任務や戦闘中では常人離れした冷静さや判断能力を発揮する一方で「日常時での他人からの想いには極めて鈍い一面もある」のです。
そのため、まずはチェインの方から何かしらのアプローチをする必要がありそうですね。
スティーブンの傷や刺青について
スティーブンの外見において大きなインパクトを残した「顔面の傷」や「首筋から見える刺青」ですが、本編においてはコミック第二部(B2B)までの時点で全く触れられていません。
そこで、スティーブンの傷と刺青についても簡単に迫ってみたいと思います。
スティーブンの傷は少年期につけられた可能性が高い?
まずは顔面の傷をつけられた時期について迫ります。
スティーブンはライブラ結成時からクラウスと組んで強力な眷属たちと戦い続けてきました。
(そのため、実戦経験はザップやチェイン達よりも長いはずです)
そのため、ライブラ結成時や間もない頃の戦いでつけられたと考えがちですが、実際にはさらに前…
それこそ、まだ年端もいかない幼少期や少年期につけられた可能性の方が高いです。
実際に「幻界病棟ライゼス編」ではクラウスとスティーブンの視点から大崩落が起きた時(3年前)の過去シーンが描かれていました。
この時点でスティーブンの顔面には既に傷がついていた上、傷そのものが現在と変わらぬ“古傷”のように残っていたため、ライブラ結成よりもさらに数年前と思われます。
本編ではストーリー開始早々から血凍道を駆使しながら圧倒的な強さを見せていましたが、そこまでの強さや必殺技を習得するまでの過程は並大抵のことではありません。
そのため、第二部までの時点ではスティーブンの傷は少年期の頃の修行や鍛錬の中でついたものと解釈するべきではないでしょうか?
スティーブンの刺青は抱き枕カバーで見られた
首の右側にある刺青のデザインは完全とまでは言えないものの、数年前に発売された「抱き枕カバー」で見ることができました。
こちらの商品はおそらく公式のグッズとは違うと思いますが、この抱き枕カバーの裏面で「少しだけ脱いでいるスティーブン」が描かれていたようです。
現在ではかなりの高額で取り引きされている状況ですが、本編で見ることができない以上、グッズ関係で堪能してみることも1つの方法かもしれませんね。
まとめ
今回はスティーブンの性格や必殺技、強さや能力について紹介しました。
さらに傷や刺青、恋人候補についても迫ってみました。
コミック第二部(B2B)でクラウス達と共にタイクーンブラザーズを倒したものの、第三部(B3P)では彼ら以上に強力な眷属との戦闘も待ち受けているかもしれません。
それでもスティーブンに対しては血凍道の強化よりも、持ち前の冷静さや判断能力を活かした作戦や戦略の方が重要になってくるのではないでしょうか。
私的にはその方がスティーブンの能力が更に光ると思いますし、第二部までの時以上にクラウスやライブラの助けになると感じています。
本作品の第二部『血界戦線 Back 2 Back』の全巻ネタバレの詳細は「【血界戦線 Back 2 Back】原作の全巻ネタバレ解説 | 最終話の結末も紹介」の記事を参照ください。
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