『血界戦線』は内藤泰弘先生により第1部(無印)」がジャンプSQで、第2部『血界戦線 Back 2 Back』がジャンプSQ.CRAWNおよびジャンプSQ.RISEで連載されていた大人気漫画作品です。
テレビアニメ化も果たしており、アニメ1期が2015年に、アニメ2期『血界戦線 & BEYOND』が放送されました。
本記事では、原作の第1部として描かれた『血界戦線』のコミック全巻の内容をネタバレしながら紹介。
最終話の内容や結末までネタバレしているので、ぜひ参考にしてみてください。
本作品の第二部『血界戦線 Back 2 Back』の全巻ネタバレの詳細は「【血界戦線 Back 2 Back】原作の全巻ネタバレ解説 | 最終話の結末も紹介」の記事を参照ください。

『血界戦線』の舞台となるHL(ヘルサレムズロッド、レオナルドが加入したライブラとは
レオナルドが訪れて住むことになる「HL(ヘルサレムズロッド)」とは、3年前に紐育(ニューヨーク)で起きた大崩落により、異界と現世が交わる異常都市と変わりました。
それ以降はHLを制した者が今後1000年の覇権を制するとまで言われています。
そんな異界と現世がHLでは血界の眷属(ブラッドブリード)を中心に起こされる非日常な事件から街と住人を守るため、クラウス率いる「ライブラ」と呼ばれる超人秘密結社が暗躍しています。
レオナルドも始めは成り行きで加入したものの、クラウスたちとの交流や共闘を続けながら少しずつ成長していきます。
【1巻のネタバレ】レオナルドがライブラに加入してクラウス達と共に戦い始める
物語の始まりとなる1巻目ではレオナルドとライブラの出会いを描く「魔封街結社編」とザップが思いがけぬ神業を見せるエピソードの2編で構成されています。
レオナルドとライブラの出会い
物語はレオナルドが単身でHL(ヘルサレムズロッド)に訪れて新聞記者のバイト生活を始めてから3ヶ月ほど経過した時期から始まります。
行きつけのカフェでコーヒーを堪能する中、突然現れた音速猿ソニックに自分にデジカメを奪われてしまいます。
レオナルドはすぐにソニックを追う中、ライブラの一員であるザップから“新しいメンバー”と勘違いされては本部へ連れていかれ、クラウスやチェイン皇とも出会いました。
しかし、レオナルドが新しいメンバー候補の男性でないことがすぐにバレてしまい、必死に謝罪する中、堕落王フェムトにより送り込まれた怪物たちが召喚門(ゲート)から続々と出現すると同時に暴れ始めたため、ライブラ本部だけでなく街中もたちまち廃墟と化してしまいます。
レオナルドがライブラと共にソニックを救う
怪物たちの出現を止めるには、ゲートを探し出して破壊するしか方法がありません。
しかし、そのゲートとは極めてコンパクトな小ささに縮小された状態でソニックの脳内に仕掛けられていました。
自分たちを襲ってくる怪物をザップが食い止める中、レオナルドが自身の持つ“神々の義眼”でソニックの脳内にあるゲートを見つけました。
しかし、フェムトの思惑を裏切るように、レオはソニックを殺すことなく抱きしめながら脳内から抜き出す形で助けました。
そして、この騒動を解決したレオナルドの能力や功績をクラウスから認められたことで、彼もライブラに加入して彼らと共に戦い続けます。
レオナルドが”神々の義眼”を持った理由とは
普通の青年でしかないレオナルドが”神々の義眼”を持つ上、自在に使いこなせる理由とは彼と妹(ミシェーラ)に起きた過去の事件にありました。
3年前、家族揃ってHL付近へ旅行中、彼らの前に“神界の眼科医”を名乗るリガ=エル=メヌヒュトが現れてはどちらかの視力を要求してきました。
この時のレオはあまりにも唐突かつ強い恐怖心で言葉も発せない中、ミシェーラが先に自分の視力を奪うように叫びます。
その結果、ミシェーラが視力を失う代償として、レオナルドの両目に”神々の義眼”を本人の意思など関係なしに授けられてしまったのです。
レオナルドの必殺技や能力、娘(子供)と未来に関しては、「【血界戦線】レオナルドの義眼能力こそが最強 | 名言・真の主人公と言われる理由
」の記事を参照ください。

ザップの天才的な能力がレオナルドを救う
人間たちを真空パックにして運ぶという違法を働くヤバビオたちにより、レオナルドが拉致およびゴーストワゴンの中に監禁されてしまいます。
ヤハビオたちはザップでも見抜けなかった自分たちの異界車両を見抜く程の能力をもつ神々の義眼をレオの両目から抜いて奪おうとしていました。
彼らの異界車両は”ゴーストワゴン”とも言われており、レオ以外の者たちの目からは普通のクリーニング車にしか見えず、クラウスたちでさえも探し出すことができません。
しかし、敵の姿が見えないまま敗北して病院送りにされたザップが自身の体内から血液を糸状に変えることで追跡できるように仕掛けていたのです。
普段は女遊びやギャンブルばかりに入れ込んでおり、一部の仲間たちからもクズ呼ばわりされているザップですが、この時はスティーブンからも「神業」や「天才」とまで言わせました。
ザップの血液の糸をチェインが追跡して異界車両を見つけた直後、クラウスの血闘術によりヤハビオたちを倒して、レオナルドも目を抜かれることなく救出されました。
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