『血界戦線』は内藤泰弘先生により第1部(無印)と第2部『血界戦線 Back 2 Back』が連載されていた大人気漫画作品です。
さらに第三部となる『血界戦線 Beat 3 Peat』も2022年の秋からジャンプSQ.RISEで連載開始されます。
テレビアニメ化も果たしており、アニメ1期が2015年に、アニメ2期『血界戦線 & BEYOND』が放送されました。
本記事では、デルドロの性格や強さについて紹介。
さらに、犯罪者だった頃やアリギュラと恋人同士だった頃の過去にも迫ります。
本作品の人物相関図は「血界戦線の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
デルドロ・ブローディとは
デルドロは“ドグの血液”として体内に寄生している凶悪犯です。
その罪状は強盗や傷害を始めとしてあまりにも多く、その懲役は1000年にまで及びます。
そのため、デルドロ自身(血液)とドグ・ハマー(身体)は完全に別人であり、それぞれ違う人格をもっています。
ドグ・ハマーの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】ドグ・ハマーの異能と必殺技 | 声優・デルドロとの関係性」の記事を参照ください。
デルドロのプロフィール | 生まれながらに不幸で過酷な人生だった可能性が高い
年齢 | 35歳 |
誕生日 | 10月1日 |
身長 | 181cm |
体重 | 65kg |
血液型 | B型 |
年齢や誕生日のデータはまだ人間だった頃のものです。
デルドロの過去は“武装集団の首魁”かつ凶悪な犯罪者であったことが判明している一方、出生などに関しては一切明かされていません。
しかし多くの犯罪を犯してきたことから考えると両親から愛されず、または物心つく頃から両親と暮らすこともできない不幸な人生を送ってきた可能性が高いです。
もしも、クラウスやスティーブンのような上流家庭やレオナルドのような普通の家庭で育ってきたならば、そこまで多くの犯罪に手を染めることは考えにくいですからね。
クラウスの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】クラウスの必殺技と能力・名言 | 過去と強さの関係性も解説」の記事を参照ください。
スティーブンの必殺技や能力、過去に関しては、「【血界戦線】スティーブンの必殺技・傷と刺青 | 恋人候補はチェイン?」の記事を参照ください。
デルドロの声は声優「藤原啓治さん」が担当
デルドロの声(初代)を担当していた声優さんは「AIR AGENCY」に所属されていた藤原啓治さんです。
藤原さんは声優デビュー後に多くのアニメ作品での出演を果たして大活躍され、2006年に自身の事務所「AIR AGENCY」を立ち上げました。
※藤原さんは2020年4月に永眠されました。
この場をお借りして、ご冥福をお祈りいたします。
藤原啓治さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『クレヨンしんちゃん』野原ひろし役
- 『はじめの一歩』木村達也役
- 『機動戦士ガンダムOO』サーシェス役
- 『BLACK CAT』スヴェン役
アニメ3期以降のデルドロの声優(二代目)を予想
原作コミックの第三部(B3P)の連載開始が目前に迫る中で”アニメ3期”の制作や放送を強く望むファンも急増しています。
しかし実際にアニメ3期を制作が決定した場合、藤原さんの後任となる「二代目のデルドロ役」を担当する声優さんも起用しなければなりません。
そこで「二代目のデルドロ役」としてマッチしそうな声優さん方を簡単に予想してみたいと思います。
①若本紀夫さん | 「サザエさん」アナゴさん役 「ドラゴンボールZ」セル役 |
②関俊彦さん | 「ガンダムW」デュオ役 「最遊記シリーズ」玄奘三蔵役 |
①の若本さんにおいては、やはりセル役で老人・中年・青年と3つの年齢層の声を1つのアニメ作品の中で使い分けていた絶妙な演技力が大きいです。
デルドロの現在と過去で声質を変えられる利点もあるように感じます。
また、②の関さんもここ近年のアニメ作品では主役級のイケメンキャラだけでなく、敵キャラや異形なキャラクターの声も担当される機会が多くなったと思います。
しかも関さんはアニメ2期で「Dr.カミモヅ役」も演じられており、カミモヅの声質もデルドロとマッチしていたのではないでしょうか。
Dr.カミモヅが登場した「妖眼幻視行編」はコミック第一部の10巻に収録されています。
デルドロの性格 | 過去と現在では大きく違う
デルドロは過去と現在とで、姿だけでなく性格も大きく変わっています。
過去では凶悪犯ならではの残酷な性格だった
過去のデルドロは「血も涙もなく、反省とも無縁な性格」であったことが元・恋人のアリギュラから明かされました。
しかし、アリギュラからはそのような性格が“最高にクール”と好意をもたれた要因となったのです。
ドグに寄生してから丸い性格に変わった
デルドロの性格が大きく変わった影響は完全に「ドグ・ハマーとの出会いと共存」であり、ドグの天真爛漫な性格に対して「おかしな奴」と呆れながらも自身も気づかぬうちに惹かれていきました。
そのような共存を長年にもわたり続けていく中でデルドロの方も「ドグと“一心同体”であること」を認めたのです。
「獄中の聖者編」で、かつての仲間たちから「丸くなったな」と言われていた場面でもデルドロの性格が大きく変わったことが分かりますね。
デルドロの性格を大きく変えたのはドグとの共通の趣味
デルドロの性格が大きく変わった理由とは「美術鑑賞」という共通の趣味をもっていたためです。
デルドロはまだ人間および犯罪者だった頃から「美術鑑賞を趣味」としており、特にポールセザンヌ作を始めとしたキュビスムを好んでいます。
さらにドグの”画才”も認めており、本編でもクラウスやアリス獄長の監視つきでありながら、ドグと一緒に美術館や博物館へ行くことも“レクリエーションの一環”として認められています。
デルドロの強さと必殺技
デルドロの強さはドグが「血殖装甲(エグゾクリムゾン)」を使用した時に本領を発揮し、この時だけはデルドロの血液がドグの体内から解放されて、装甲のようにドグの全身を包み込み姿となります。
絶大な攻撃力を駆使した肉弾戦が得意
「血殖装甲(エグゾクリムゾン)」形態に変化したデルドロは、その巨体を活かしながらの肉弾戦を得意とします。
装甲に包まれたドグと一緒に放つ「ただパンチ・改」や「僕の百烈拳」の攻撃力は凄まじく、並の相手ならば簡単に吹き飛ばしてしまいます。
しかし、彼らの攻撃はあくまでも力任せの拳打のみで、これといった決め手がないことが弱点でもあります。
さらに巨大化したリールとの力比べでも敗北しているため、異界人や血界の眷属を始めとした強敵たちには勝てないことの方が多いのです。
コミック第三部(B3P)以降はサポート役に回りやすくなる?
名のある敵の前では強さが霞んでしまうデルドロの場合、コミック第三部(B3P)以降の戦闘ではこれまで以上に「サポート役の方が多くなる可能性が高い」と思います。
これまで見せてきた”雑魚敵たちの一掃”でなら戦闘シーンの見せ場も維持できますが、キュリアスやタイクーンブラザーズのような強敵たちとの戦闘ではレオナルドのような「非戦闘員を抱えながらの離脱」や「”キャッチ&リリース”を利用しながらの仲間たちの救助や補助」に回る機会の方が増えていくのではないでしょうか。
それでもドグとデルドロのような協力者もいるからこそ、クラウス達が目の前の強敵との戦闘に集中できるはずです。
キュリアス(アサフ)の強さや能力、正体・過去に関しては、「【血界戦線】キュリアス(アサフ)の強さと能力 | 正体と過去・死亡について」の記事を参照ください。
タイクーンブラザーズの強さや能力、正体に関しては「【血界戦線】タイクーンブラザーズの強さと能力 | 正体と死亡した理由」の記事を参照ください。
デルドロの過去 | 犯罪歴や武装集団、アリギュラとの恋愛関係
ここではデルドロが所属していた犯罪組歴や所属していた武装集団、そしてアリギュラとの恋愛関係における「デルドロの過去」に迫ります。
かつては武装集団の首魁だった
過去のデルドロは無思想武装集団デッドリンクスの首魁であったことがコミック第二部(B2B)の「獄中の聖者編」で明かされました。
このエピソードでは、同じ組織の仲間たちがデルドロを取り戻そうと動いた末、ドグやアリス獄長までも拉致したのです。
この時点では一時的にドグの肉体から抜かれたデルドロも仲間たちのことを“古いツレ”と言いながら紹介していたため、共に犯罪行為を犯す仲間同士として強く信頼し合っていたものと思います。
無思想武装集団デッドリンクスとは
デルドロが首魁の地位に立っていた武装集団についても簡単に解説します。
デッドリンクスは「金と娯楽のためだけに殺戮を請け負う武装集団」で、デルドロが抜けた後もHL(ヘルサレムズロッド)の中で活動を続けていました。
アリス獄長曰く「選りすぐりのクズ共」ですが、そんな組織で首魁の地位に立っていたデルドロが如何に非道な存在だったのか想像させられますよね。
懲役1000年に及ぶ犯罪歴とは
懲役1000年にも及ぶ犯罪歴をもつデルドロが犯してきた犯行は殆どが「デッドリンクス」に所属していた頃に犯したものと思われます。
本編内で説明されている中でも強盗や傷害を始め、殺人や麻薬の不正使用と実に幅広く行っていたようです。
まだ人間だった頃のデルドロが如何に常軌を逸する程の凶悪犯だったのかが納得できますよね。
恋人(アリギュラ)により「血液だけの状態」にされてしまった理由
偏執王アリギュラとは恋人関係だったデルドロですが、アリギュラからは人間だった頃の非常さに満ちた性格に惚れられていました。
しかしルックスだけが合格ラインに立てていなかったため、アリギュラにより生きたまま潰される形で液状の血液として錬成されました。
その後にドグの血液と入れ替えられる形で彼の体内に寄生させられたのです。
そのような経緯とアリギュラの身勝手かつ卑劣極まりない行為のため、今でもアリギュラのことを憎んでおり、本編で久々に会った時にはドグの身体にも伝わる程に怒りを震わせていました。
まだ人間だった頃のデルドロの顔を考察
初登場した時点でドグの体内に寄生させられていたため「まだ人間だった頃のデルドロの顔」はコミック第二部までの時点でも見れていない状態です。
そのため、デルドロの人間だった頃の顔が気になる読者も多いとは思いますが「獄長の聖者編」で描かれていた“デッドリンクスのシルエット”から予想することは可能です。
武装集団の首魁である以上、中央で堂々と立っているのがデルドロであることが確信できます。
体型はかなりスマートで、ドグにも負けないスタイルの良さを感じますが「凶悪犯」や「顔がイマイチ」と言われてきた過去も合わせて考えた結果…
「現在のデルドロと同じ形の目や口をしていた」と予想できます。
アリギュラによって血液状にされたとはいえ「デルドロ自身の遺伝子はそのまま残されているはず」であり、整形手術などの特別な手術を施されない限りは、顔のパーツの形が極端に変わることはないはずです。
そのため「髪があるかないか」という要素を除いて、デルドロの顔は人間だった頃と血液状の今とで大きな違いはないと思います。
まとめ
今回はデルドロの性格や強さについて紹介すると同時に、過去にもせまりました。
また、アニメ3期が決定した場合に必要となる”後任の声優さん”についても予想してみました。
普段はドグの体内に寄生しているため、メイン級キャラでありながらもイマイチ目立たない印象も強いデルドロですが「血殖装甲(エグゾクリムゾン)」形態に変化した時の姿やインパクトは、なかなか頭から離れませんよね。
確かにクラウス達と違って特別な能力まではもたないものの、持ち前の怪力でクラウスやレオナルドを助けてくれたこともあるため、デルドロもドグと共にライブラには欠かせない存在のはずです。
本作品の第二部『血界戦線 Back 2 Back』の全巻ネタバレの詳細は「【血界戦線 Back 2 Back】原作の全巻ネタバレ解説 | 最終話の結末も紹介」の記事を参照ください。
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