2020年秋の新作アニメ注目タイトルである「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」(略称は「キミ戦」)
第4話から多くの新キャラが登場しましたが、今回は仮面卿と共に初登場したキッシング・ゾア・ネビュリス9世のキャラクター性や能力を紹介すると共に今後の成長していく展開にも迫りたいと思います。
第4話の詳細は以下の記事をご覧ください。
目次
キッシングのキャラクター性を紹介
まずはキッシング・ゾア・ネビュリス9世(以下は「キッシング」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
ゾア家の息女にして秘蔵っ子
ゾア家の息女にして“秘蔵っ子”という立ち位置で第4話ラスト部分から登場しております。
眼帯をつけた黒髪の少女であり、年齢は13〜14歳程と設定されています。
感情に乏しく口調も少なめ
仮面卿オン・ゾア・ネビュリスからの命令によって動くことが多い星霊使いですが、基本的には無口で感情にも乏しいことが特徴です。
たまに台詞を発する時も、その口調はかなりたどたどしい印象が残りますが「ぬいぐるみが好き」という年頃の少女らしい趣味も持っております。
仮面卿オンの詳細は以下の記事をご覧ください。
キッシングの能力と才能
ここからはキッシングの星霊能力を紹介しながら、その秘めたる才能に迫っていきたいと思います。
「棘」の星霊術による能力
キッシングもまた仮面卿オンと共に「ボルテックス任務」に入っているイスカやミスミスの前に現れては、自分の「棘」による星霊術を駆使して攻撃を仕掛けてきます。
「棘」の星霊を宿して産み出された無数の棘は刺した敵を全て分解して消去できるだけでなく、その分解させたものを結合させてしまうことも可能なのです。
ちなみにイスカたちとの初対面時の戦闘中ではまるで”植物の茎”のような形状で連結させては、それを“鞭”のようにふるって広範囲かつ縦横無尽に襲いかかります!
イスカからも危険視されるほどの星霊術を披露しながら冷徹に言い放ちます。
キッシング「帝国兵は・・・消去」
この時点で追い詰めたかのように見えたのも束の間・・・対峙しているイスカからは、キッシングの星霊術にある弱点を速攻で見抜かれてしまうのです!
イスカの詳細は以下の記事をご覧ください。
キッシングの星霊術の弱点
イスカによって速攻で見抜かれた弱点は以下の3つとなります。
- 戦闘前の時点から己の星霊術による能力を見せすぎた。
- 棘の効果範囲は1m平方程度である。
- そして鞭状と化した棘そのものの動作が遅く、狙いも甘い。
そんなキッシングの星霊術を第1話で戦ったアリスリーゼの強さと比較します。
彼女が自分の星霊術をしっかりと制御した上でイスカ目がけて繰り出してきた「千枚の刺吹雪」の中で作り出された”氷の剣”は一度でも受け損なうだけでも命を奪われる程の強靭さと計略が込められていました。
イスカ「僕はお前よりも強い星霊使い(アリスリーゼ)を知っている!」
瞬速で飛びかかると同時に星剣を振るい、ここで一気に追い詰めたと思えた矢先に、仮面卿オンがミスミスも一緒に転移しながら現れると同時に思いがけない展開へと進んでいってしまうのです・・・。
ミスミスの詳細は以下の記事をご覧ください。
アリスリーゼをも超える才能の持ち主?
仮面卿オンからは「アリスリーゼをも超える才能の持ち主」とまでお墨付きをされているキッシングですが、この「ボルテックス任務」の中でイスカと対戦した時にはまだ、そうした兆しを見せてはおりません。
イスカから見抜かれた弱点の如く、自分の星霊術を使う際の「狙いを定めきれていない」ことや「大技を使う際に標的の指定すら出来ていない」ことの方が大きく目立ってしまう結果で終わってしまいます。
仮面卿オン「この子(キッシング)は、まだ調整中なのでね・・・」
この時には彼に連れていかれる形で退却していきます。
仮面卿オンが告げた「調整中」という言葉が強く引っかかる視聴者もいると思いますが、キッシング自身はこれまで彼から課せられた殺人的な訓練にも耐え抜いてきた実績を誇ります。
その結果として分解したミサイルを再結合させた後に爆発させながら、今度はその威力を分解させながら自らにダメージが及ばぬようにするような絶技も見事にこなしているのです。
さらには王宮守護星との模擬戦でも圧倒的な勝利を修めていることが判明します。
ほぼ完全に仮面卿オンの操り人形と化してしまっているキッシングの能力や実力は本物でありながら、現時点で圧倒的に足りないものとは、やはり「実戦経験の少なさ」が挙げられます。
それ故に「アリスリーゼをも超える才能」をまだ開花させられておらず、この「ボルテックス任務」以降の再登場は少しお預け状態となってしまいます。しかし彼女もまた帝国によって「ネビュリス皇庁」が襲撃された時に再登場を果たすと同時にイスカと戦った頃とは比べものにならない実力を発揮していくようになるのです。
アリスリーゼの詳細は以下の記事をご覧ください。
キッシングが迎える今後の展開
ここからは、キッシングが今後の展開を迎えながら強くなっていく場面に迫りたいと思います。
「ボルテックス任務」を経て大きくレベルアップ?
「ネビュリス皇庁」襲撃の中で再登場を果たしたキッシングは帝国側の「使徒聖」第3席の座に君臨している冥との交戦状態に入ります。
その戦闘中には毎秒40発で発射されてくる超高速の弾丸の全てを同じ数の細い棘を出しては狙撃してしまう芸当まで見せてくれます。
これだけでもイスカと戦った時とは比べものにならない程にレベルアップしたと言えるでしょう!
しかし、そこでも「実戦経験の少なさ」による弱点まではカバーしきれず、冥から放たれた「暴風荒廃の王」による一斉射撃まで防ぐことは出来ずに負傷します。
二度目の敗北から得るものとは・・・?
冥との交戦中に大きなレベルアップを見せつけてくれものの「実戦経験の少なさ」による弱点までは補いきれなかったキッシングは、ここでも“敗北”の結果で終わります。
しかし、この時に負わされた手傷がキッカケとなる形で自分も含める形での「星霊使いへの憎悪」を抱くようになるのです。
これは人ではあれば誰もが一度は経験することになる「敗北による悔しさ」と同じであり、キッシング自身はこの戦闘を通じてイスカ戦の時には抱けなかった「悔しさ」という感情と経験を初めて持つことになります。
仮面卿オンからの特訓では「星霊術の強さ」を高めることばかりであり、おそらく「精神面の修行」までは受けることが出来ずにいたのではないでしょうか。
しかし、これはキッシングへの特訓を担当した仮面卿オンの責任とだけで括ることは出来ません。
この冥との戦闘で抱いた「悔しさ」というのは日頃の訓練や模擬戦だけで養うことは難しく敵との実戦を経てこそ、初めて身につけられるものでしょう。
この辺りは90年代まで連載(および放送)されていたスポーツ漫画と似たようなテイストのようにも感じられますが「負けないと強くなれない」というものですね。
この時のキッシングの場合は初めて抱いた悔しさから、すぐに「憎しみ」へと変わってしまい、この場で本気になって帝国側を殲滅してやろうと動こうとしますが、仮面卿オンからの指示によってやむなく撤退していくのです。
まとめ
今回は仮面卿オンと同じく、第4話から初登場したキッシング・ゾア・ネビュリス9世のキャラクター性や能力を紹介しながら今後の成長していく展開にも迫ってみました。
- ゾア家の息女にして”秘蔵っ子”という立ち位置で登場した。
- 眼帯をつけた黒髪の少女であり、年齢は13〜14歳程で「ぬいぐるみが好き」という年相応な好みも持つ。
- 基本的には無口で感情にも乏しいが、イスカや冥との実戦による敗北を経ることで「悔しさ」や「憎しみ」の感情も抱くようになる。
- 「棘」の星霊を宿して産み出された無数の棘は刺した敵を全て分解して消去できるだけでなく、その分解させたものを結合させてしまうことも可能である。
- 仮面卿オンからは「アリスリーゼすら超える才能の持ち主」とまで言われている上に恐ろしいまでの星霊能力を持つものの、現時点ではまだ自分の能力を完全に使いこなせていない状態である。
「棘」を駆使した恐ろしい能力自体は申し分ないキッシング・・・あとはまだまだ不足している“感情”や“実戦経験”を更に積ませることによって、本当に「アリスリーゼすら超えた星霊使い」に化けていきそうなキャラクターですね。
本作品のアニメ動画や見逃し配信は以下の記事をご覧ください。
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